辻彩奈(Vn)

■辻 彩奈(つじ・あやな) 

 1997年岐阜県生まれ。2016年18歳にてモントリオール国際音楽コンクール第1位、併せて5つの特別賞(バッハ賞、パガニーニ賞、カナダ人作品賞、ソナタ賞、セミファイナルベストリサイタル賞)を受賞。3歳よりスズキメソードにてヴァイオリンを始め、10歳時にスズキテンチルドレンに選ばれ、東京、名古屋、松本にて独奏を実施。2009年には全日本学生音楽コンクール小学校の部にて全国第1位、東儀賞、兎束賞を受賞。その他国内外のコンクールで優勝や入賞の実績を持つ。

 11歳にて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演後、多くの国内外のオーケストラと共演。これまでに、モントリオール交響楽団、チェコフィルハーモニー室内合奏団、セジョン・ソロイスツ(韓国)、シュトゥットガルトゾリステン、チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、中部フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、セントラル愛知交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、京都市交響楽団などと共演している。

 また室内楽においては、12歳にて初リサイタルを行って以降、宗次ホール、サラマンカホール、紀尾井ホールにてリサイタルを実施。チェロの堤剛、ピアノの江口玲、伊藤恵の各氏らとの共演を行っている。2017年「岐阜県芸術文化奨励」、2018年「第28回出光音楽賞」を受賞。

 これまでに小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されているJoannes Baptista Guadagnini 1748である。2018年、モントリオール国際音楽コンクールの模様を収録したメジャー・デビューCD「LIVE IN MONTREAL」をワーナークラシックス日本人初のセンター契約第一弾アーティストとしてリリース。2019-2020シーズンには、ジョナサン・ノット指揮/スイス・ロマンド管弦楽団との共演がジュネーブおよび日本ツアーにて予定されている。

現在、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。