ストックホル厶市立図書館

Asplund0df39215ストックホルム市立図書館(Stockholms Stadsbibliotekスウェーデン:ストックホルムstadsbibliotekまたはStadsbiblioteketは)は、スウェーデンのグンナー·アスプルンド建築家によって設計された。建設プロジェクトは1918年に始まり、1928年に建物は一般に公開された。場所は、ストックホルムの2つの大通りの交差点に面して建つ。直方体に円柱が突き刺さる単純な幾何学図形の構成は、敷地が公園であるために、遠くからでも全体の形状がよく見えることを計算され、巨大な円柱の内部は本がぐるりと並んだ開架式の大閲覧室であり、その周囲を諸室が取り囲む配置は、明快な構成であるがゆえに使いやすさを生んでいる。古代エジプトに由来する装飾が施されているが、単純なボリュームの構成は明らかにモダニズムの前夜を告げている。

■グンナー·アスプルンド建築家

Porträtt av arkitekten Gunnar Asplund. 20060204224651 AsplundGunnar_Asplund AsplundGunnar_Asplund_1930

■設計

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■外観

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■吹き抜けの円形ホール吹き抜けの円形ホール21.35.56)

吹き抜けの円形ホール21.35.56) Asplundstadsbibliotek-stockholm Asplundimg_se_y_06@2x AsplundDSC06020

 吹き抜けのエントランスホールは360度本に囲まれた圧巻の大パノラマ! 天井から自然光が差し込み、乳白色の壁のテクスチャーの凹凸が良い感じで、館内はとても明るいです。真ん中にぶら下がった丸い大きな照明は存在感あり。インフォメーションデスクの女性はとてもフレンドリーで、日本よりもずっとオープンな印象を受けました。これぞ、ひらかれた空間。みんなに愛されるわけです。

■美しい本棚 美しい本棚  Asplundtosyokan AsplundIMG_0843 児童図書 21.18.33) Asplundtosyokan

 3階まである円形ホールの書架。壁にぎっしり詰まった書籍は、国別、分野別に分かれていて、1週すると次の階の階段につながっています。もう、ぐるりと一周まわるだけで楽しい。いろんな雑誌で紹介されていたどの写真よりも、生で見たこの図書館は美しかった。だっての本棚が琥珀色に光り輝いているんですよ! ここには、写真では写らない、本が持つ不思議な「力」があふれています。

■勉強部屋と、こども部屋

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 円形ホールの東西南北には、専門書の部屋へとつながる入口があります。勉強部屋にはアスプルンドがデザインした椅子やアートがあり、ここでみんな読書にふけります。うらやましい!奥には「ムーミン」など、童話がいっぱいのこども部屋も。白いガチョウにのった小さな男の子の飾りを見つけ、スタッフに「あれは、ニルス?」と訪ねると「Ja!(そうよ!)」と微笑んでくれました。小さいころ、大好きだったスウェーデンの童話「二ルスのふしぎな旅」は、今も自分にとって大切な本です。