中谷剛(アウシュビッツ博物館ガイド)

 中谷 剛(なかたに たけし、1966年 – )は、ポーランドのオシフィエンチムに在る世界遺産のアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所内アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館の最初で唯一の外国人公式ガイド、通訳・翻訳家(日本語・ポーランド語)。神戸市生まれで、親の転勤で栃木県足利市で子ども時代を過ごす。学生時代の1980年、初めてポーランドに旅行。3年間の会社勤めを経て、退職。再びポーランドに赴き、1991年よりポーランドに移住、1997年博物館公式ガイド資格を取得。2008年現在、ポーランド共和国オシフィエンチム市在住。


■荻上チキ・Session-22 特集

 ▶︎中谷剛さんインタビュー

『耳で聴くアウシュヴィッツ強制収容所・ツアー』 荻上チキ渾身の取材報告  中谷剛×荻上チキ

■テーマ「『耳で聴くアウシュヴィッツ強制収容所・ツアー』アウシュヴィッツ唯一の日本人公式ガイド、中谷剛さんの解説を交えた荻上チキ渾身の取材報告

①34分

②32分



■アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所とは、

 ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に国家を挙げて推進した人種差別による絶滅政策 (ホロコースト) および強制労働により、最大級の犠牲者を出した強制収容所である。収容された90%がユダヤ人(アシュケナジム)であった。

アシュケナジム(アシュケナージム、Ashkenazim [ˌaʃkəˈnazim], אשכנזים)とは、ユダヤ系のディアスポラのうちドイツ語圏や東欧諸国などに定住した人々、およびその子孫を指す。

 アウシュヴィッツ第一強制収容所は、ドイツ占領地のポーランド南部オシフィエンチム市(ドイツ語名アウシュヴィッツ)に、アウシュヴィッツ第二強制収容所は隣接するブジェジンカ村(ドイツ語名ビルケナウ)につくられた。周辺には同様の施設が多数建設されている。ユネスコの世界遺産委員会は、二度と同じような過ちが起こらないようにとの願いを込めて、1979年に世界遺産リスト登録した。公式な分類ではないが、日本ではいわゆる「負の世界遺産」に分類されることがしばしばである。一部現存する施設は「ポーランド国立オシフィエンチム博物館」が管理・公開している。