■<除染廃棄物流出>飯舘村の除染袋川に流出 240袋→293袋→395袋
福島・飯舘村で、河川が氾濫し、除染廃棄物を入れた袋が流れ出た問題で、望月環境相が管理方法を見直す考えを示した。
望月環境相は「まずは、おわびを申し上げたいと思います」と述べた。
福島市で取材に応じ、謝罪した望月環境相。この問題は、大雨の影響で飯舘村の河川が氾濫し、仮置き場に運ぶ前に、水田に置いていた「フレコンバッグ」が周辺に流れ出たもの。
中には、除染で刈り取った草などが入っていて、これまでに82袋を発見、37袋を回収しているが、環境省では、流れ出た全体の数を把握できていなかった。
望月環境相は「袋に入れたら、すぐにタグをつけて、どういう状況に置いてあるのかというものを、しっかりと全数管理をできるような形をとっていけば。今回の反省をふまえて、そういったものを改善していきたい」と述べた。
環境省では、現場の状況確認とフレコンバッグの回収を急ぐことにしている。
除染袋 川に流出 飯舘
2015年9月12日 福島民報環境省は11日、大雨の影響で飯舘村の新田川などが氾濫し、東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物の入った除染袋が流出したと発表した。発見した82袋のうち37袋を回収したが、流出した総数は不明。回収した袋は破損しておらず、中身の漏えいは確認されていない。
同省によると、流出したのは約1立方メートルの「フレコンバッグ」と呼ばれる収納袋で、付近の農地除染で刈り取った草などが入っているという。重さは1袋200~300キロ程度。仮置き場に運ぶ前、一時的に新田川近くの水田に置いていた。
11日午前6時ごろ、飯舘村役場から環境省福島環境再生事務所に「冠水している箇所に袋が浮いている」と連絡があった。連絡を受けた除染業者が重機で袋を回収した。
環境省福島環境再生本部の小沢晴司副本部長は「村民の不安が解消されるように、早急に回収を進めていく」と話している。
このほか、飯舘村と川俣町、楢葉町の仮置き場計5カ所で汚染土などの入った袋が水に漬かったが、いずれも中身の漏えいは確認されていないという。( 2015/09/12 09:12 カテゴリー:主要 )
<除染廃棄物の袋>流出確認240個に 福島・飯舘
毎日新聞 9月12日(土)21時27分配信
豪雨で流出した土のう袋=環境省提供東京電力福島第1原発事故の除染による廃棄物を詰めた大型袋(容量1立方メートル)が、大雨で氾濫した福島県飯舘村の河川に流出した問題で、環境省は12日、同村内で238袋、下流の南相馬市原町区で2袋の計240袋を発見したと発表した。南相馬市の2袋は中に何も入っておらず、流失したとみられる。飯舘村では111袋を回収したが、残る127袋は重機や人が近づけない河川の中州や対岸にあり、水位の低下を待って回収する。
中身が入っていなかった2袋について、同省は「いずれも最近刈り取られた草などで放射性物質濃度は比較的低く、周辺環境への影響はほとんどない」と説明している。【大塚卓也】
除染廃棄物入り土のう袋流出 240袋のうち113袋回収 飯舘村
(福島15/09/13)FNNLocal
福島・飯舘村で、除染で出た廃棄物を入れた袋が大雨によって流出した問題で、環境省は、240袋の流出を確認し、113袋を回収した。
この問題は、大雨で飯舘村の河川が氾濫し、除染で出た廃棄物を入れていた袋が流れ出たもの。
環境省によると、12日までに240袋の流出を確認し、113袋を回収し、残りの127袋についても、川の水位などの状況を見ながら、回収を進める方針。また、240袋のうち2袋は、南相馬市原町区で発見され、中身がない状態だったという。
環境省では、中に入っていたのは、最近、刈り取られた草で、放射性物質の濃度は、比較的低いとしている。
除染廃棄物流出 新たに53袋発見・飯舘
2015年9月14日 河北新報東京電力福島第1原発事故で出た除染廃棄物の保管袋が大雨の影響で福島県飯舘村の水田から流出した問題で、環境省は13日、河川の水位低下に伴い新たに53袋が見つかり、流れ出たのは計293袋となったと発表。このうち2袋は廃棄物が漏れ出たとみられる。
環境省によると、293袋のうち290袋は飯舘村内で発見された。ほか3袋は同村の水田から15キロ以上離れた南相馬市原町区の河原で見つかり、うち2袋は中身が入っていない状態だった。1袋は回収作業が難航している。
袋には農地除染で刈り取った草などが入っていた。流出前の重さは一つ200~300キロで、仮置き場に運び出すまで水田に一時的に置かれていた。
大雨で除染ごみの袋が川に流出 福島・飯舘村
大雨で川に流れる 除染廃棄物10数袋が未回収になる
池のように見えるこちらの場所はもともとは田んぼでした。
普段整然と並んでいる除染した廃棄物が入っているフレコンバックも点在しています。
田んぼの水が冠水したことによって、隣の、こちらの川の方から流されてしまった可能性があるということなんです。除染廃棄物の袋が川に流されたのは飯館村の深谷地区などの除染現場です。
田んぼの除染で出た草などを詰めた廃棄物の袋を一時的においていたところ、お雨で川に流されたとみています。
追記ー
飯舘村で大雨により流出した除染廃棄物の袋、半数以上破損 福島
福島・飯舘村で、大雨によって川に流れ出た除染廃棄物の袋は、半数以上が破れていたことがわかった。
環境省の試算によると、流出したのは395袋で、このうち、314袋が発見されたが、163袋は中身がなかったり、袋が破けていたりしたことがわかった。
環境省では、「放射性物質の濃度が低いため、周辺の環境への影響はない」としていて、流出した袋の回収を急いでいる。