永井 一正(ながい かずまさ、1929年4月20日 – )は日本を代表するグラフィックデザイナーの一人。兵庫県出身(生まれは大阪府)。独自の形態による動物やパターンを利用したポスターが特徴とされる。
デザインに対する想い
良質なデザインは人間の五感、つまり視覚・触覚・嗅覚・味覚・聴覚が統合し、ある目的をもった「かたち」に収斂したもののように思う。これはデザインをする側も、それを受け使う側にも共通した感覚が自然に存在するからだと思う。宇宙の中から奇跡的に地球ができ、微生物が生まれ、そして生き物たちのひとつとして人間が誕生した。そこには何か宇宙の法則、摂理があり、それが地球の生態系としてあらゆる自然・生物に共通しているように思う。それはとても神秘的で不思議で美しい。デザイナーはそれぞれ何かをデザインする時に、自然にすでに存在している法則をみつけ、それを「かたち」にしていくことだと思う。コストや機能と同時に美しく魅力的でなければ摂理から生まれた結晶とはいえない。それぞれの役割を認識した上で、自然に共通した感覚を大切にしていきたい。
デザインの発想について
1.動植物から発想したデザイン
2.グラーデーションを生かしたグラフィクデザイン
3.円と直線の画面構成によるグラフィックデザイン
4.生活に生かしたグラフィックデザイン