腸内環境を良好に保つためには?
動物性脂肪や動物性タンパク質を多量に摂るようないわゆる肉食型の食生活をはじめ、甘いものやスナック菓子、炭酸清涼飲料水などのジャンクフード、スーパーやコンビニ、ファストフード店の化学合成添加物を多種類使用した加工食品などを常食するような食生活では、本来健康に欠かせないビタミンや食物繊維、ミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。仮にこのような食生活を続けていった場合、当然のことながら健康に影響を与えてしまいます。
『スーパーサイズ・ミー』(Super Size me)という映画をご存知でしょうか。2004年に公開された米国のドキュメンタリー映画で、米国に蔓延する肥満という社会問題に対してファストフード業界が及ぼす影響に警鐘を鳴らす意味で、監督(モーガン・スパーロック)自身が一日に3回、30日間、ファストフードだけを食べ続けたらどうなるかを記録したものです。スパーロックは当時33歳、身長188cm、体重84.1kg、体脂肪率11%、BMI指数23.2で、3人の医師からお墨付きをもらう健康体でしたが、30日後、体重は11.1kg増え、体脂肪率は18%になり、BMI指数も27、躁うつ、性欲減退、かなり深刻な肝臓の炎症を起こしたことを記録しています
映画の例は少々極端ですが、このように、乱れた食生活を続けると、肥満という問題を招くだけではなく、栄養分を吸収する腸管にも悪影響を及ぼします。どのようなことかといえば、栄養バランスの悪い食生活を続けると、腸管の善玉菌は減り、悪玉菌が大喜びして多量に繁殖するようになります。悪玉菌が多量に繁殖することにより、腸管内に毒素が発生します。その毒素が、人の健康に悪い影響をあたえて老化を早める原因になってしまうともいわれています。
しかし、いますぐ食生活を見直さなくては!と言っても、忙しい私たちにとって、急に食生活をガラッと変えていくことは難しいことも事実です。下記にふだんの生活の中で取り組めそうなことを列記しましたので、ご参考ください。
また、『乳酸菌生産物質』のサプリメントを取り入れることで、腸の健康を維持することもひとつの方法です。
これを予防するために、生活の中でできることから見直してみましょう。
●まごはやさしい食事に心がける
ま:大豆、あずきなどの豆類。タンパク質、マグネシウムの摂取に
ご:ゴマ、クルミ アーモンドなどのナッツ類。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に
わ:わかめ、昆布、海苔などの海藻類。ヨード、カルシウムの摂取に
や:野菜、根菜類。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に
さ:魚、魚類。タンパク質、オメガ3脂肪、亜鉛の摂取に
し:しいたけ、しめじなどきのこ類。多糖類、食物繊維の摂取に
い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類。食物繊維、炭水化物の摂取に
●化学合成添加物が多種類入っている加工食品をできるだけ避ける
●塩分(ナトリウム塩)の摂りすぎに注意する
●暴飲暴食をしない
●アルコールの大量摂取をしない
●禁煙を心がける
●適度な運動を取り入れる