食品添加物

体を壊す10大食品添加物」・がんになりたくなければ、これだけは食べるな!

食品添加物、合成洗剤、遺伝子組み換え食品に詳しい、フリーの科学ジャーナリストの渡辺雄二氏の著書・・・。”がんになりたくなければ、これだけは食べるな!”と本の帯に書かれている。

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『体を壊す10大食品添加物』渡邉雄二著・幻冬舎新書
2013年3月30日第1刷発行・780円+税

食品添加物は、食べ物を長持ちさせたり、見た目をよくしたり、カロリーを減らすために使われているが、それらは消費者の体を確実に蝕んでいるという。1人平均・1日22g・・・、1年で約8kg以上の食品添加物を、現代人は摂取している。実に、5kgのコメ袋の1.5倍以上だ・・。

この本ではその中でも、特に危険な食品添加物を取り上げて注意を喚起している。「ただちに影響はない」食品添加物も、何十年にわたって食べ続ければ、臓器を蝕み、免疫力やホルモン分泌に影響を与え、がんの原因になっている・・・。

添加物には、合成添加物と自然添加物があるが、合成添加物のほうが危険度は高い。自然界に全く存在しない化学合成物質はプラスチックと同じようなもの、それは体内に入っても代謝されない。つまり、消化分解されることがなく、腸から吸収されて血液中に入って、体中をぐるぐるめぐる。

その結果、肝臓や腎臓などにダメージを与えたり、免疫を低下させる原因となる。ちなみにこれらは、分解されずに全く代謝されないので、エネルギーとはならずゼロカロリーなのだ。人工甘味料などカロリーゼロとうたっているものには、添加物が使われていることが多い。

<食べてはいけない10大食品添加物>
1.発色剤、・亜硝酸ナトリウム
発色剤・亜硝酸ナトリウムは、発がん性物質に変化する。発色剤(亜硝酸ナトリウム)は、食材の色が黒ずむのを防ぐ。明太子、たらこ、数の子などの塩蔵魚卵類に使われている。亜硝酸ナトリウムは、筋肉色素のミオグロビンと反応して”ニトロソアミン”が発生する。ニトロソアミン類は、酸性の条件下で出来やすいので、胃酸が分泌される胃の中で出来やすくなる。また、ハム、ソーセージの鮮度の良さそうな色にも亜硝酸ナトリウムが使用されている。上記の食材を使用した、コンビニのおにぎり、サンドイッチ、弁当なども食べると危険。ただし、亜硝酸ナトリウムを使用していないものもあるので、表示を確認して購入すれば危険を避けられる。

2.カラメル色素
食品に褐色を付けるために使われる。清涼飲料、炭酸飲料、菓子類、インスタントラーメン、スープ、しょうゆ、カップ麺、蒸し焼きそば、レトルトカレー、のり佃煮、ソース、プリンなど多くの食品に使われている。表示に、「カラメル色素」「着色料(カラメル)」と書かれている。カラメル色素は、カラメルⅠ~カラメルⅣの4種類がある。このうちカラメルⅢとカラメルⅣには、アンモニウム化合物が原料として含まれていて、それが変化して副産物として、4-メチルイミダゾールという物質ができる。それがガンを起こす原因になる。4-メチルイミダゾールの化学構造は人間の遺伝子(DNA)の塩基に似ており、これらの塩基に異常が起こると細胞が突然変異をおこし、ガン化することがわかっている。カラメルⅠ、カラメルⅡについては、それほど問題はないが、食品表示にはそこまでの詳しい表示がないので、なるべく避けることが無難である。

3.合成甘味料(3品)
カロリーオフ飲料に使われている。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK(カリウム)の3品。これらの最大の特徴は、カロリーが少ないかカロリーゼロであること。そのためダイエット中の女性、肥満や糖尿病を気にしている男性をターゲットに販売荒れている。「体に良いと思って飲んでいる人も多い」・・。しかし、アスパルテームは、脳腫瘍、白血病の原因と指摘されている。スクラロース、アセスルファムKは、自然界には全く存在しない化学合成物質で、体内に入ると分解されずに異物となって、体中をグルグルめぐる。肝臓、腎臓、にダメージを与え、免疫を低下させる。アスパルテームはアミノ酸のLーフェニルアラニンとアスパラギン酸、劇物のメチルアルコールを結合させたもので、砂糖の180~220倍の甘味。

スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基を塩素に置き換えたもの。農薬の開発中に発見された。甘さは、砂糖の約600倍。化学構造は悪名高き「有機塩素化合物」の1種で、炭素を含む物質に塩素が結合したもので、これらはほとんど人工的に作られている。農薬のDDTやBHC、カネミ油症事件を起こしたPCB(ポリ塩化ビフェニル)、猛毒ダイオキシンなどは全て、有機塩酸化合物で同じ毒性物質である。

アセスルファムKは、砂糖の200倍の甘みがある。中国でおきた「粉ミルクメラミン・混入事件」のメラミンとアセスルファムには共通点が多い。自然界には全く存在しない人工的な化学合成物質であること。ドーナツ状の化学構造で、消化酵素で分解されないこと。分子量が小さいため腸からそのまま吸収され、肝臓を通過して体内をグルグル廻って腎臓に達すること。

ただし、これらの合成甘味料を使っていない清涼飲料もたくさんある。「ポカリスエット」(大塚製薬)、カルピスウォーター(カルピス)、CCレモン(サントリーフーズ)、オロナミンC(大塚製薬)など。原材料名をよく見て、危険な3品の表示飲料や食品は避けたほうが良い。

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