情報システムⅡ
情報システムⅡ 通信授業2-1
課題 プログラムの必然性について
○コンピュータの必要性とはどういうことか。
コンピュータのハードウエアに仕事をせるのはプログラムが必要である。
それは汎用性と自動化が不可欠である。膨大なデータ処理はとても人下手の仕事では時間と労力から不可能となっている。すべてデータの読みとりとデータ処理が機械ができれば一番である。データの読みとりから解析、演算計算、アルゴリズムでのプログラムを読みとらせることで瞬時に結果が得られることで目的を達成することができる。しかも、誰でも、いつでもユーザーすべてのものが共通の運営管理できること自動化が可能であることが要求される。このことを可能にするマシンがコンピュ
ータでありそのハードウエアの基本になるプログラムこそシステムソフトウエアである。
○汎用性とはどういうことか。
一例を挙げれば、Linuxというシステムは,大学及び研究機関の計算機の利用者コミュニティの中で生まれ,インターネットに象徴される新しい情報通信メディアによって結びつき,ボランティアの開発
者(ハッオープンソースの定義)は、コンピュータユーザのいわば権利章典である。様々な権利を定義
し、ソフトウェアのライセンスが、オープンソースのライセンスとして認められるのに必要とされる条件を明確にしている。我われが、ユーザとして当然持つべき権利について理解を深めれば深めるほど、オープンソースでないプログラムは、オープンソースプログラムカー)たちによって爆発的に成長を遂げたソフトウェアである。
彼らは,「取り引きと搾取」という古い近代産業社会の論理ではなく,「説得と誘導」という新しい情報産業社会の論理で活動しているという。オープンソースの定義」は、コンピュータユーザのいわば権利章典である。様々な権利を定義し、ソフトウェアのライセンスが、オープンソースのライセンスとして認められるのに必要とされる条件を明確にしている。ソースコードを入手する権利のあるオープンソースでは、ユーザが自分でプログラムをサポートすることもできる。競合企業が、サポートサービスを提供してビジネスすることもできる。
科学の世界では、再現性がなければどんなものも正当なものとして認められないからである。再現性の証明には、仮説、実験条件、その結果についての情報源の公開が不可欠である。発見のプロセスには何通りもの経路があり、科学的発見は何の脈絡もなく起こることもある。しかし最終的には、発見のプロセスは情報共有されなければならない。それにより、一人の研究者ができなかったことに別の研究者が挑戦できる。
誰かのアイデアに別の人が手を加えて発展させることもできる。リチャード・ストルーマンは、GNU
というプロジェクトを考案した。彼は人類共通の財産としてGPL方式をとった。知的所有権のあり方
を再考させる理想的な考え方でありコピーレフトと呼ばれる。
○プログラムの必要性・可能性のためにはどうあればよいか。
情報を公開するメリットはOSや基本ソフトウエアのソースコードを公開するオープンにしソフト研究
者たちとともに改良していくというコミュニティな集団が生まれてきている。大多数のコンピューター
ユーザーに人類共通の知的財産を獲得していく基本的な考え方としてコピーライト(著作権)という知的所有権を認める法律を逆手にとって、後続の開発者にコピーレフトとしての保証をさせていく仕組みが必要となっていることは事実である。
また、坂村健率いるTRONプロジェクトは20年間組み込みコンピュータシステム分野での世界貢献を目指し、研究・開発しその成果を世界にオープンにしている。今や世界に認められ組み込みコンピュータの標準となっている。その技術のロイヤリティを一切取らずオープンアーキテクチャーとして世界に公開している。
色々な分野の規格化を行っているISO、ANSI、JISなどの機関があるが、われわれはそれによ
ってかなり助かっている。考えてみればパソコンOSの規格化がISOなどの話題に上らないのは不思
議だ。これからソフトウエアの部品化がどんどん進むはずだし、インターフェイスが規格化されるだけ
でも、ユーザーには相当のメリットになるはずだ。とりあえず、ジュニア級、フェザー級からヘビー級
まで数種類の機能別OS規格があり、ユーザーはOSを買う場合その規格を見て自分に合ったOSかどうかを選ぶことができる。
ユーザーインターフェイスは共通化され、どのOSを買ってもほとんど同じ操作感を得られる。部品や、ネットワークとのインターフェイスは完全に規格化され、どのメーカーの部品でも接続可能になる。といったあんばいにはならないだろうか。こうすれば、ユーザーのメリットもさることながら、どのメーカーにも参入機会がうまれ、自由競争が促されるはずだ。したがって、次の話題であるOS価格にもつながってくる。
新たなユビキタス・コンピューティングの時代が到来し、多国間の技術が協力して多様なシステムが競い妥協を重ね一つの大きな協調システムを築きあげてこそ21世紀型のモデルが生まれこそ世界に貢献するものといえる。
参考出典 http://layer-8.com/document/opensource/introduction/introduction.html
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