構成領域は、広く造形に共通する基礎的で重要な問題を専門的に研究することを通して、高度の造形的能力をもつ造形家、教育者、研究者を育てることを目標としている。
現代造形において「形」や「色」、「テクスチュア」のほか「光」や「運動」の特性および造形的可能性について研究を深めることは極めて大切なことである。さらに、造形における発想法、視覚言語の体系化、材料における触覚、知覚、ストラクチャー等に関する研究、形態の機構学的アプローチや色彩の心理学的アプローチ等、造形にとって共通する重要な研究課題は、多岐にわたっている。
本領域では、平面、色彩、光、CG、立体および運動の構成について演習・実験を中心に、構成学に関する理論等の教育が行われている。更に、構成学に関する海外の文献に接する機会をつくるための洋書購読の演習も設定されている。