HARTUNG′ Hans 1904(明治37)年ドイツ、ライプツィヒに生まれる。ライブツイヒ大学で哲学と美術史を学んだ後、同地とドレスデンの美術学校に通う。1932(昭和7)年パリに移住し、第二次世界大戦が勃発すると外国人部隊に入ってドイツ軍と戦う。1946(昭和21)年フランス国籍を取得、まもなく流動的な線を主体にした抽象絵画で注目を集める。1951(昭和216年)ミシェル・タビュが企画した「激情の対決」展に出品し、アンフォルメルを代表する美術家となる。1960(昭和40)年第30回ヴェネツィア・ビエンナーレで国際絵画賞を受賞。1977(昭和52)年フランス学士院のアカデミー・ボザール会員となる。