Sawaishi Elementary School Career Edducation goes here
「キャリア」とは、もともとは、ラテン語の「馬車のわだち」のことで、「生涯にわたって遂行するさまざまな立場や役割の連鎖およびその過程における自己と働くこととの関係付けや価値付けの累積」ととらえられています。「キャリア教育」とは、「児童生徒一人一人のキャリア発達を支援し、それぞれにふさわしいキャリアを形成していくために必要な意欲や態度を育てる教育」ととらえ、端的には「児童生徒一人一人の勤労観・職業観を育てる教育」と定義している。キャリア教育は,一人一人のキャリア発達や個としての自立を促す視点から、従来の教育の在り方を幅広く見直し、改革していくための理念と方向性を示すもの
キャリア教育は、キャリアが子どもたちの発達段階やその発達課題の達成と深くかかわりながら段階を追って発達していくことを踏まえ、子どもたちの全人的な成長・発達を促す視点に立った取組を積極的に進める
1.児童一人一人のキャリア発達支援 2.働くことの関心・意欲の高揚と学習意欲向上
3.社会人・将来の職業人としての資質や能力の向上 4.自立意識の涵養と豊かな人間性の育成
■キャリヤ教育が求められる背景とは?
@就職・就業をめぐる課題
○新規学卒者に対する求人の激減 ○求職希望と求人希望との不適合が拡大
A若者自身の資質等をめぐる課題
○勤労観,職業観の未熟さ ○職業人としての基礎的資質・能力の低下
B子どもたちの成長・発達上の課題
○身体的な早熟傾向に比して,精神的・社会的自立が遅れる傾向
○生産活動や社会性等における未熟さ???
C高学歴社会におけるモラトリアム傾向
○?若者が職業について考えたり,職業の選択・決定を先送りにするモラトリアム傾向の高まり
○進路意識や目的意識が希薄なまま「とりあえず」進学したりする若者の増加
※引用 福島県のキャリア教育より
■人間関係形成能力の向上
・他者の個性を尊重し、自己の個性を発揮しながら、さまざまな人々とコミュニケーションを図り、協力・共同して物事に取り組む。
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■情報活用能力の向上
○学ぶこと、働くことの意義や役割およびその多様性を理解し、幅広く情報を活用して、自己の進路や生き方の選択に生かす。 |
■ 将来設計能力の向上
○夢や希望をもって将来の生き方や生活を考え、社会の現実を踏まえながら、前向きに自己の将来を設計する。
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■ 意思決定能力の向上
○自らの意思と責任でよりよい選択・決定を行うとともに、その過程での課題や葛藤に積極的に取り組み克服する。
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■キャリア発達にかかわる諸能力の向上1
■人間関係形成能力
<自他の理解能力>
自己理解を深め、他者の多様な個性を理解し、互いに認め合うことを大切にして行動していく能力
○低学年 友達と仲良く遊び、助け合う。
○中学年 友達のよいところを認め、励ましあう。
○高学年 話し合いなどに積極的に参加し異なる意見も理解しようとする。
<コミュニケーション能力>
多様な集団組織の中で、コミュニケーションや豊かな人間関係を気づきながら自己の成長を果たしていく能力
○低学年 あいさつや返事をする。
○中学年 自分の意見や気持ちをわかりやすく表現する。。
○高学年 異年齢集団活動に進んで参加し、役割と責任を果たそうとする。
■情報活用能力
<情報収集・探索能力>
進路や職業に関するさまざまな情報を収集・探索するとともに、必要な情報を選択・活用し、自己の進路や行き方を考えていく能力
○低学年 身近で働く人々の様子がわかり、興味・関心をもつ。
○中学年 いろいろな職業や生き方があることがわかる。
○高学年 身近な産業・職業の様子やその変化がわかる。
<職業理解能力>
さまざまな体験などを通して、学校で学ぶことと社会・職業生活との関連や今しなければならないことなどを理解していく能力
○低学年 係りや当番の活動に取り組み、その大切さがわかる。
○中学年 働くことの大切さがわかる。
○高学年 施設・職場見学をなどを通し、働くことの大切さや苦労がわかる。
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■キャリア発達にかかわる諸能力の向上2
■将来設計能力
<役割把握・認識能力>
生活・仕事上の多様な役割や意義およびその関連などを理解し、自己の果たすべき役割などについての認識を深めていく能力
○低学年 家の手伝いや割り当てられた仕事・役割の必要性がわかる。
○中学年 日常の生活や学習と将来の生き方との関係に気づく。
○高学年 社会生活には、いろいろな役割があることやその大切さがわかる。
<計画実行能力>
目標とすべき将来の生き方や進路を考え、それを実現するための進路計画を立て、実際の選択行動などで実行していく能力
○低学年 作業の準備や片づけをする。。
○中学年 将来の夢や希望をもつ。
○高学年 将来のことを考える大切さがわかる。
■意思決定能力
<選択能力>
さまざまな選択肢について比較検討したり、葛藤を克服したりして、主体的に判断し、自らにふさわしい選択・決定を行っていく能力
○低学年 自分の好きなもの、大切なものを持つ。
○中学年 自分のやりたいこと、よいと思うことを進んで取り組む。
○高学年 係り活動などで自分のやりたい係、やれそうな係を選ぶ。
<課題解決能力>
意思決定に伴う責任を受け入れ、選択結果に適応するととも進路の実現に向け、自ら課題を設定してその解決に取り組む能力
○低学年 自分のことは自分でやろうとする。
○中学年 自分の仕事に対して責任を感じ、最後までやり通そうとする。
○高学年 将来の夢や希望を持ち、実現をめざして努力しようとする。
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