「私はひざまずいた女性のかたちと『祈る人』という観念を追及し、ようやくそれに到達した。私自身の道を見出して、救われた思いだった。正確な(対象)の 模倣は屍体をうむだけである。私のこの作品を抽象ということは馬鹿げている。それがいかに抽象的な性格をもっていようとも、それはきわめてリアルなのだ。 リアリティというのは外形ではなく観念のことであり、事物の本質のことなのである」 Brancusi, in Claire Gilles Guilbert, “Propos de Brancusi,”Prisme des arts 12(December 1957)