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宮城県図書館
■宮城県図書館 建築家原広司設計の文化センターとしての図書館
仙台市の泉区にある大きな図書館、宮城県図書館。南面に拡がる緑を建物に導くように、大きなガラス開口部があり、どこからでもその緑が鑑賞できて森の中にいるような感じ。そして閲覧室は閉じられた空間ながら
、
宇宙船のようなキューブに囲まれた本と向かい合う空間。
宙を舞うキューブ。
■設計者:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
所在地:宮城県仙台市泉区紫山1-1
竣工日:1998年3月
原広司代表作の京都駅と同じ時期に創られている作品。
この宮城県図書館の印象は素晴らしく細部まで良く作り込まれているという印象を受ける。小さい住宅でさえ細部までは設計者が関与することは並み大抵ではないのにこの大きな建築物に対して行なったのだから敬意に値する。
外観印象は仙台市泉の山林にポッカリと浮かんだ宇宙船のような印象だ。シルバーと緑・・通常考えると相反するように思う。アプローチには、原広司のあの特徴あるデザインの照明、ベンチと屋根など配してある。原広司さんといえば集落というくらい有名ですがこの図書館にも谷間を作っている。また随所に外部と同じデザインのアイテムが配置されて統一感がとても心地好い。
後ろの駐車場側の立面。 上部は、ミラーガラス。これだけ長い立面をどうのように設計するか、あっさりとガラスの単純な構成でまとめている。
長い立面でしかもボリュームがある。相当な圧迫感はありますが、こうしてミラーガラスにしていることで、随分それが薄れていいる。
足もと廻り。とても長い外部廊下が続きます。
大きなガラスからは、森の緑が見える。
模型を見ると、原氏のコンセプトが一目でわかる。 南の高低差のある森に対して低層部は、ガラスとオープンな広場で緑や、自然の土地形態に沿わせ、その森の上にはキューブの筒が伸びていく未来を象徴するようなデザイン。
ここはエントランス。この広々感が感じられる。 正面の階段は、子供図書室への階段
大きなガラス開口部
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