from New York: 石田徹也 “My Anxious Self” キュレーター: セシリア・アレマーニ @ ガゴシアン・ギャラリー、ニューヨーク (2023年)

19年前に踏切事故で若くして亡くなった日本人作家の個展。私より一年早く産まれた彼は、ほぼ同世代的な東京でのアートシーンが私と被っている。1997年頃にニューヨークデビューを夢見て午前中英会話の勉強をし、午後はひたすら絵を描く。彼の死後、総200点あまりの作品が残される。

当時は村上隆がカイカイキキと銘打って世界的に活躍し始めた頃。彼の、飛びたいのに飛べないオンボロ飛行機と自分の顔が入った自画像の絵の飛行機の翼には、当時村上隆がモチーフにしていた、ドラえもんでもミッキーマウスでもないDOB君のキャラクターが描かれている。

ここに載せた写真は、すべて「好意によりクリエーティブ・コモン・センス」の文脈で、日本美術史の記録の為に発表致します。
Creative Commons Attribution Noncommercial-NoDerivative Works
photos: cccs courtesy creative common sense
作品解説には当時の日本の世の中の不安定な世相や、カワイイ文化についても触れられていた。小さな資料的ブースには長谷川佑子さんが世田谷美術館在籍時にキュレーションした『パラレルヴィジョン』展(1993年)(アウトサイダー・アートの展覧会)のカタログや、友人たちのインタビュービデオが流れていた。

作品はもちろん面白くて好きだが、もし彼が死んでいなかったら自力で50歳でアメリカ大手のガゴシアン・ギャラリーで個展が出来ていただろうか。夢は叶ったが本人はもうこの世にいない。

ここに載せた写真は、すべて「好意によりクリエーティブ・コモン・センス」の文脈で、日本美術史の記録の為に発表致します。
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日本人作家だってアメリカ大手画廊で個展が出