対話型アート鑑賞

■楽しく学べる対話型アート鑑賞】セザンヌ入門

〜自然を円錐と円筒と球体でとらえること〜

詳細

今年1年の感謝の気持ちを込めて無料イベントを開催します。

ユニークな「絵画鑑賞のオンライン講座」です。

 美術の歴史的流れや、作品にまつわるエピソードまで聞きながら、講師、参加者と一緒に対話しながら絵画を鑑賞します。
 みんなで絵を話すシーンが増えたら、きっと世界は素敵になる♪ 人の感想を聞くだけでも、今までにない刺激や発見がありますよ。
初めての参加も大丈夫。自宅にいながら、みんなで複数の作品を見て、絵画を楽しみましょう!

今回は、「近代絵画の父」セザンヌの入門講座を行います。

セザンヌの色から、マティスの色彩表現が生まれ、形からピカソのキュービスムが出現したとも言われます。
セザンヌは20世紀美術の2大巨匠の源泉でもあるわけです。すごい画家なんですね!

ところで、セザンヌは1839年生まれです。1840年生まれのモネや、1841年生まれのルノワールとまったく同世代です。
にもかかわらず、美術史的には《ポスト印象派》の画家として、ゴッホやゴーギャンと同じに分類されます。
セザンヌの偉大さは、印象派によって大革新された近代絵画の、大きな流れのあとにあるということのようです。


 事実、印象派によって切り開かれた近代絵画の奔流は、セザンヌという偉大なフィルターを通すことによって、20世紀美術、現代美術へと発展していくことができたのです。

 ということは、セザンヌを理解すれば、近・現代美術の多様な表現の鑑賞のためのオールマイティな鍵を手に入れることになります。この入門講座で彼の作品を鑑賞しながらそれを探って行きましょう!


 講座は2部構成です。まず、セザンヌの代表作1点をVTS(Visual Thinking Strategies)というメソッドで鑑賞し、作品や画家に対する理解を深めます。VTSは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された手法で、1枚の絵をグループの対話を通して鑑賞します。最近では、ビジネスや敎育の分野でも大変注目されています。

 次に、セザンヌの初期から晩年まで、画風の変遷がわかる作品を20〜30点鑑賞します。当時の写真やエピソードをご紹介しつつ、みなさんの感想をヒントにして、セザンヌ・ワールドへの扉を開きます。

対象者と魅力
▼こんな方におすすめです
・絵画鑑賞に興味がある方、始めたい方
・絵画やアートに興味がある方、誰かと語りたい方
・感性を育みたい方
・対話型鑑賞やVTSに興味がある方

▼こんなことが体験できます
・みんなで絵を見て対話するだけで、とても楽しい
・人の感想を聞くだけでも、今までにない刺激や発見がある
・絵画の魅力が理解できる、感じられる
・自分の感性、美意識に気づける

▼内容を振り返るテキスト
・画家の基礎情報
・紹介する全作品とリスト
・鑑賞を深める工夫
・鑑賞オススメポイント

テキストのイメージ(サンプルです



タイムテーブル(予定です)
20:25ー20:30 Peatixログイン状態でZoomでログイン
20:30-20:40 イントロダクション
20:40-21:10 代表作をVTSで鑑賞
21:10-21:55 年代順に作品を見て話す
21:55-22:00 感想の共有

ファシリテータ・講師
中尾陽一(なかおよういち):展覧会プロデューサー


<経歴>
早稲田大学大学院修士課程修了(西洋美術史学専攻)
早稲田大学絵画会を創設し、在学中より白日会に出品。4年間のフランス留学を経て帰国し、英仏語による交渉力、インターナショナルなネットワークを武器に、美術館向け展覧会のプロデューサーとして50本以上の国際展を日本および海外で企画する。
企画した主な展覧会:モディリアーニ展、ユトリロ展、フジタ展、マチス展、ブラック展、ミロ展、ルオー展、クールベ展、シスレー展、ルドン展、ボナール展、デュフィ展、ラファエル前派展、ビアズリー展、スコットランド・ナショナルギャラリー展、ロー・コレクション西洋絵画の500年展、ヴェネツィア派展、アンディ・ウォーホル&ロイ・リキテンスタイン展、ホックニー展、キース・ヘリング展、ロバート・メイプルソープ展など。

絵画鑑賞講座をリアル、オンラインで200回以上開催。
品川区小学校図工教諭美術部会、日本青年会議所、上智大学学生センター、キリンアカデミアで講演・講座の実施。千葉経済大学短期大学部と共同で授業開発、葛飾区小学校図工の授業へのコンサルテーション実施。

オススメのポイント
<オンラインのイメージ>

<過去の受講者感想より>
・感性のまま自由に発言できるので、とてもうれしくて楽しい。
・すごくおもしろかった!じっくり絵を見る機会なかなかないし、いろんな人の考えを聞くこともないので。
・他者の考えと自分の考えの共通点や違いを経て、自分の考えが固まってくる気がした。
・あっという間の90分でした。作家は知っていたが、今まで見たことがない絵を見ることで、新しい発見があった。
・お気に入りの一枚に出逢えてとても嬉しかったです!
・そもそも美術館に足を運ばなくても見られるのがありがたい。家でも絵画鑑賞ができて助かる。
・意外にも、PC、タブレットで鑑賞できるほど絵が見えた。

参加方法
・申し込み時に利用したアカウントからPeatixにログインして、本イベントの「イベントに参加」をクリックします。
・イベント視聴ページが開いたら、「イベントに参加」をクリックしてください。
【オンラインイベントに参加する】

注意事項

・最少催行人数を5名(かつしゃべって参加3名)とします(イベント1週間前の12:00時点)。5名に達しない場合、キャンセル対応を実施します。
・ファシリテータは、しゃべって参加の方に対しPeatix登録時の姓で呼びかけます。呼びかけ方を変えたい方は、事前でもその場でも良いので、お知らせください。
・Zoom(ウェブ会議ツール)で開催するので、準備お願いします。画面が大きいPCや、タブレットでの参加が望ましいです。
・「しゃべって参加」チケットの方々とファシリテータが対話しながら進めます。しゃべって参加の方は、静かな場所で参加をお願いします。
・「しゃべらないで参加」の方々で、Zoomのチャット機能を使って発見や気づきのシェアや対話ができます。もちろんチャットしないでもOKです。
・講座は録画します。内部でのみ使用するので安心してください。

主催者
浅野始
絵画鑑賞プロデューサ。対話型鑑賞、アート作品を通した対話による鑑賞のおもしろさに出会い、オンラインでサービス提供中。質問、相談があればこちらまでどうぞ。コミュニティへの絵画鑑賞提供、企業研修、ファシリテータ養成講座など柔軟に対応できます。
vtsplatform@gmail.com
質問、相談、講座の依頼などこちらまでどうぞ。
vtsplatform@gmail.com

関連情報
大人の対話型鑑賞はこちら【対話型鑑賞のプラットフォーム】
親子の対話型鑑賞はこちら【親子で絵を観て話そう! オンライン親子対話型鑑賞】