記録媒体の世界史

■紙の誕生と伝播から見る「記録媒体の世界史」~東洋から西洋へ

 東京大学経済学図書館・経済学部資料室、東京大学東アジア藝文書院(EAA)、(一社)読売調査研究機構は、「東京大学経済学図書館創設120年」「アダム・スミス文庫寄贈100年」「東京大学経済学部資料室創設110年」の記念事業として、オンライン連続講座「知の継承(バトン)」を共催で開催します。先人から受け継がれた伝統と蓄積された学術の知を次世代に受け渡す機会とし、その未来について参加者のみなさまと考えていきます。

連続講座のテーマは「記録媒体として紙が果たした役割」。

11月26日(金)に開催する第1回は「紙の誕生と伝播から見る『記録媒体の世界史』~東洋から西洋へ」と題し、東方から西方への紙の伝播・普及の歴史、地域や環境による紙の種類や用途の変化、大航海時代以降の情報の流通を支えた紙の役割などについてお伝えします。

講師は、中国の官僚制度や人事政策の歴史、歴史史料の保存などについて研究を行っている東京大学経済学部資料室講師の小島浩之氏と、日本のキリシタン史や西洋の古典籍・古文書の保存などについて研究を進める東京大学経済学部資料室特任助教の森脇優紀氏が務めます。

※第2回「海を渡った『アダム・スミスの蔵書』~西欧思想の伝播と日本」は、2022年2月7日(月)開催予定です。