内山節

▶︎なぜ現代の「いのち」は孤独なのか、われわれは何と結ばれて生命を存在させているのか。

 今を生きる私たちの、心の糧となるような活動を目指して始まった、ハヤチネンダの<いのち>の在り処をめぐる旅は、2周年を迎えて、いよいよ内山さんを迎えます。日本人がこれまで<いのち>をどのように捉えてきたのか、一神教も多神教も、仏教も神道も、まずは思い込みを外して、耳を傾けてみてください。私たちのご先祖様が受け入れ、親しんできた思想は、そうだったのか!と新鮮な驚きと学びがあります。本当に興味深い!

▶︎内山 節 (うちやま たかし)哲学者

 1970年代から東京と群馬県上野村の二重生活を続けながら、在野で、存在論、労働論、自然哲学、時間論において独自の思想を展開する。2016年3月まで立教大学21世紀社会デザイン研究科教授。著書に『新・幸福論 近現代の次に来るもの』『森にかよう道』『「里」という思想』『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』『戦争という仕事』『文明の災禍』ほか。2015年冬に『内山節著作集』全15巻が刊行されている。森づくりフォーラム代表理事