奇抜な木製品

■中西洋人

 美しい木目のある木地を探すのが普通だが、木肌にシミがあったり穴があいていたり、ヒビがある木地をもとに、自然の生命力ある作品を制作している。

■藤本健

 摺漆仕上げ・灰による摺り込みと糠磨き仕上げ・生漆に錫粉と豆腐を混ぜた混合物による塗りもの

■矢野義憲

      

■盛永省治

 木工作家 盛永省治さんのウッドボウル。こちらの素材はタブになります。
鹿児島にて、木工旋盤で木を削り形作るウッドターニングという手法で、最も美しい木の表情を探し出し作品を作り続けています。やわらかな造形の曲線と木目の生み出す曲線。二つの曲線が見事に融合して、鑑賞に値する一つの美しいオブジェになっています。木には、それぞれの癖があり、一つ一つ個性があり、“癖を見極め、個性を活かす”作品作りをしています。

■新宮州三

「刳(く)りもの」にこだわりを持ち続けている作家。自分自身の手の感覚だけを頼りに、道具を使いこなしながら、美しいカタチに整えていく。時には大雑把に荒々しく刳って、力強いうつわが生まれる。アフリカの古いものからインスピレーションをもらい、これからの作品にどう反映されるのか。