アートと地域

2013年7月7日(日)

アートと地域を考えるシンポジウム

アーカスプロジェクト20周年記念事業

  • 日時7月7日(日) 13:00〜17:00(12:00受付開始)
  • 会場つくば国際会議場中ホール300(茨城県つくば市竹園2-20-3)アクセス
  • 駐車場有料 ※ 当日は混雑が予想されますので公共交通機関にてご来場いただきますようご協力をよろしくお願いいたします
  • 講演者・パネリスト日比野克彦、山出淳也、ティファニー・チュン、浅井俊裕、眞島竜男、綿江彰禅、会田真一、菅野幸子、南條史生
  • 入場料無料
  • 申込事前申込み制(定員300名)※申し込み方法については下記参照
  • お問い合わせTEL 029-301-2735(茨城県地域計画課) TEL 0297-46-2600(アーカススタジオMEC)Eメールはこちら
  • 関連企画アーカスプロジェクト20周年記念展示「アーカススタジオ406」
  • 主催茨城県、(財)自治総合センター
  • 共催守谷市
  • 後援総務省

アーカスプロジェクトは1994年にプレ事業として開始して以来、今年で20年目を迎えます。「芸術・文化による地域振興」を理念に掲げ、アートを活用した地域交流により多様な文化の形成を図ることを目的として、地域に密着した活動を行ってきました。
この活動の節目となる20周年を記念し、「アートプロジェクトは地域のために何ができるのか」をテーマに、地域とアートの関わりについて考えるシンポジウ ムを開催します。国内外で活躍するアーティストや団体、芸術・文化関係者による講演や事例発表、パネルディスカッションを通じて、これからの地域振興にお いてアートが担う役割について議論を展開していきます。

【プログラム】
12:00|受付開始
13:00|開会 主催者挨拶
13:10|来賓挨拶 近藤誠一(文化庁長官)
13:15|基調講演
「HIBINO + HOSPITAL Vol.63」

日比野克彦
(東京藝術大学教授、アーティスト)

14:00|基調報告1
「アーティストを惹きつける魅力的な地域とは。BEPPU PROJECT」

山出 淳也
(NPO法人 BEPPU PROJECT代表理事、1996年度アーカス招聘アーティスト)

15:00|基調報告2
「アーカスでの経験とその後の芸術活動」
“an artistic approach to re-mapping & archiving collective histories and cultural memories”

ティファニー・チュン
(2006年度アーカス招聘アーティスト)

15:30|事例発表
「水戸芸術館と地域との取り組み」

浅井俊裕
(水戸芸術館現代美術センター 芸術監督)

15:45|パネルディスカッション
「アート・プロジェクトは地域のために何ができるのか」

パネリスト
南條史生
(森美術館館長、アーカスプロジェクトアドバイザー)
日比野克彦
(東京藝術大学教授、アーティスト)
眞島竜男
(2000年度アーカス招聘アーティスト)
綿江彰禅
(野村総合研究所 主任コンサルタント)
会田真一
(守谷市長)
モデレーター
菅野幸子
(国際交流基金 プログラム・コーディネーター)
17:00|閉会

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///来賓・講演者・パネリスト紹介///

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近藤 誠一 Seiichi KONDOH
文化庁長官。1946年生まれ、東京大学教養学部教養学科イギリス科卒業。1972年外務省入省。経済局審議官、OECD(経済協力開発機構)事務次長、 広報文化交流部長等を経て、2006年から2008年までユネスコ日本政府代表部特命全権大使。その後、駐デンマーク特命全権大使を経て、2010年、外 務省出身で初めて文化庁長官に起用される。

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日比野 克彦
Katsuhiko HIBINO

東京藝術大学先端芸術表現科教授、アーティスト。1958年岐阜県生まれ、東京藝術大学大学院修了。日本サッカー協会理事。様々な地域の人々と共同制作を 行いながら、受取り手の感受する力に焦点を当てたアートプロジェクトを展開し、社会で芸術が機能する仕組みを創出する。1999年からアーカスプロジェク トにてワークショップシリーズ「HIBINO+HOSPITAL」、2003年越後妻有大地の芸術祭にて「明後日新聞社」、「明後日朝顔プロジェクト」を 開始・継続。2012年「種は船~航海プロジェクト」を実施。「マッチフラッグプロジェクト」(2010~)は来年のW杯に向けワークショップを実施・継 続中。2013年7月20日から10月6日まで川崎市岡本太郎美術館にて企画展「Hibino on side off side 日比野克彦」を開催。他、瀬戸内国際芸術祭2013「海底探査船美術館プロジェクト『一昨日丸』」や、横須賀美術館での展示を予定。

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山出 淳也
Jun’ya YAMAIDE

NPO法人BEPPU PROJECT 代表理事、アーティスト。1970年大分生まれ。PS1インターナショナルスタジオプログラム参加(2000-1)。文化庁在外研修員としてパリに滞在 (2002-4)。アーティストとして参加した主な展覧会として「台北ビエンナーレ」台北市立美術館(台湾/2000-1)、「GIFT OF HOPE」東京都現代美術館(2000-1)、「Exposition collective」Palais de Tokyo(フランス/2002)など多数。帰国後、地域や多様な団体との連携による国際展開催を目指して、2005年にBEPPU PROJECTを立ち上げ現在にいたる。平成20年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(芸術振興部門)、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合プロデューサー(2009/2012)、国東半島アー トプロジェクト 総合ディレクター(2012/2013)。

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Tiffany CHUNG
(ティファニー・チュン)

アーティスト。ベトナム・ダナン生まれ、米国・ロサンゼルス/ベトナム・サイゴン在住。カリフォルニア大学サンタバーバラ校大学院修士課程修了。アーカス プロジェクトによるレジデンス(2006)に参加した後、多数の国内外の美術展などで活躍。世界を舞台にデザインと美術との境界線上を表現する。「第3回 福岡アジア美術トリエンナーレ」(2005)、「第3回シンガポール・ビエンナーレ2011」(2011)、「FUKAGAWA Dining Room」深川東京モダン館(off-Nibrollとの共同制作/ 2011)、「第7回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(オーストラリア/ 2012)、「シャルジャ・ビエンナーレ11」(アラブ首長国連邦/2013)などに参加。

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浅井 俊裕 Toshihiro ASAI
水戸芸術館現代美術センター芸術監督。群馬県生まれ。関西学院大学大学院美学科修了後、 開館準備室時代から、学芸員として水戸芸術館現代美術センター勤務。水戸芸術館において、現代美術の企画展のほか、「明後日朝顔プロジェクト」や街なか展 示「コーヒー&アート」の開催など、地域と連携した様々な取り組みを推進する。

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南條 史生 Fumio NANJO
森美術館館長、アーカスプロジェクトアドバイザー。1949年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金、 ICAナゴヤ ディレクター、ナンジョウアンドアソシエイツを経て、開館準備室より森美術館副館長、2006年森美術館館長就任。これまでに、第47回ヴェネツィア・ビ エンナーレ日本館コミッショナー(1997)、横浜トリエンナーレ2001アーティスティック・ディレクター(2001)、第51回ヴェネツィア・ビエン ナーレ金獅子賞審査員(2005)、第1回・第2回シンガポール・ビエンナーレアーティスティック・ディレクター(2006/2008)等を歴任。

///シンポジウムへの参加申込み方法///
FAXまたはEメールにてお申し込みください。

FAXの場合
ちらしPDFをダウンロードし、裏面の申込書に必要事項を記入のうえFAXにてお申し込み下さい。
FAX 送り先:029-301-2739
ちらしのダウンロードはこちらから

Eメールの場合
メール件名に「シンポジウム参加希望」と明記し、お名前、住所、参加人数、電話番号、メールアドレスをご記入のうえ、下記のメールアドレスにお申し込みください。
申込みメールアドレス:
20th@arcus-project.com
///関連企画///
アーカスプロジェクト20周年記念展示
「アーカススタジオ406」
【日時】同日10:00〜17:00
【会場】つくば国際会議場406会議室
【出展団体】
アーカスプロジェクト実行委員会
取手アートプロジェクト実行委員会
NPO法人BEPPU PROJECT
水戸芸術館
森美術館

アーカスプロジェクトのこれまでを振り返る展示や過去の映像作品の上映とともに、県内外のアート団体による活動の紹介などを行います。
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眞島 竜男 Tatsuo MAJIMA
現代美術作家。1970年東京都生まれ。93年ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ美術科卒業。アーカスプロジェクトによるレジデンス(2000)に参 加。ミロのヴィーナス像を「天ぷら」にした作品「衣付きソーセージ(垂涎のための引き揚げ)」や、女装写真の連作「美人丸」、戦前の洋画家たちが語り続け るビデオ作品「日本近代美術/美しき国土」など、独特のナンセンスと、計算されたロジックで創作活動を続ける。主な個展に、「クリテリオム12」水戸芸術 館(1997)。主なグループ展に、「六本木クロッシング2007: 未来への脈動」森美術館(2007)など。

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綿江 彰禅
Akiyoshi WATAE

(株)野村総合研究所公共経営コンサルティング部 主任コンサルタント。1981年福井市生まれ。文化政策、博物館政策、クリエイティブ産業政策、創造都市政策をテーマとしたコンサルティングを手がける。 文化庁、経済産業省クリエイティブ産業課、地方自治体等から数々の事業を受託。アート・フェア東京のアドバイザリー等プロボノ活動も積極的に行う。

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【モデレーター】
菅野 幸子 Sachiko KANNO

国際交流基金情報センター プログラム・コーディネーター。1991年グラスゴー大学美術史学部装飾芸術コースディプロマ課程修了。東京大学大学院後期博士課程在籍(文化経営専 攻)。1994年~現在 国際交流基金勤務「芸術と社会を結ぶ」、「なぜ地域社会にアートは必要か?」、「アーティスト・イン・レジデンス」、「クリエイティブ・シティ~都市の再 生を巡る提案」などの各種シンポジウム、交流プログラムを手がけるとともに、国際文化交流に関わる助言などを行う。専門領域は、国際文化交流、文化政策、 アート・マネージメント。