「道の駅」龍ケ崎市構想

 ■19年茨城国体前に牛久沼畔も候補

「道の駅」の候補地=龍ケ崎市ホームページから

 地域資源を複合的に有効活用し、まちの活性化と知名度アップを実現しようと、龍ケ崎市は、道の駅=メモ参照=の整備に向けて「龍ケ崎市道の駅基本構想」を策定した。2019年に開催される茨城国体前の開業を目標にしている。

同構想によると、道路利用者や市民がさまざまな地域資源に触れ、安らげる場として「心に爽やかな風が吹き渡る龍ケ崎での安らぎとにぎわいの場づくり」を整備コンセプトに設定。休憩機能▽情報発信機能▽地域連携機能を持たせる。

注目される設置箇所については、道路利用者の休憩施設となり得る、市の地域資源の有効活用が可能、ふるさと龍ケ崎戦略プランとの整合性の視点で選定に当たった。

その結果、候補地として挙げられたのは、①牛久沼に面した国道6号沿い(旧京成バラ園跡地付近)②国道6号東側に位置する市道佐貫3号線計画地付近(旧日立ライティング龍ケ崎工場)③国道6号と竜ヶ崎ニュータウンを結ぶ県道243号沿線(八代庄兵衛新田線馬場台付近)の3カ所。

候補地ごとに課題の整理を進めたところ、②は、接続道路(市道佐貫3号)の延伸に時間を要し、開業目標までに開通しないことが予想されることなどから、適地性は低いと判断。①と③には、一定程度の適地性はあるとしたうえで、交通量の状況や地域資源を活用する点から②に比べ、①の適地性がより高いとし、今後、総合的な視点から候補地の絞り込みを行うとしている。

市は16年度に基本計画、候補地調査、17年度に基本・実施設計、18年度から建設工事というスケジュールを示している。