諏訪内 晶子(ヴァイオリン)
諏訪内 晶子(すわない あきこ)は、日本のヴァイオリン奏者である。1989年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第二位受賞。1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクールを優勝。
■人物
東京都出身。1972年生まれ。
■略歴
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コンクール
1981年、全日本学生音楽コンクール(小学校の部、東日本大会)で第1位。
1985年、全日本学生音楽コンクール(中学校の部、全国大会)で第1位。
1987年、日本音楽コンクールで第1位。
1988年、パガニーニ国際コンクールで第2位。
1989年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位。
1990年、チャイコフスキー国際コンクールで第1位(最年少、日本人初、全審査員の一致による優勝)。同時にバッハ作品最優秀演奏者賞とチャイコフスキー作品最優秀演奏者賞を受賞。
■学歴
桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院に留学。またジュリアード音楽院との単位交換制度を実施しているコロンビア大学では政治思想史を学んだ。1995年、ジュリアード音楽院修士課程修了。同院ではドロシー・ディレイに師事した。ベルリン芸術大学でも学んだ。
■使用楽器
世界三大ストラディヴァリウスの一つである「ドルフィン(Dolphin)」(1714年製)を日本音楽財団から長期貸与されている。この楽器はかつてヤッシャ・ハイフェッツが使用していた。
■演奏活動 録音
ユニバーサルミュージック傘下のデッカミュージックグループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでいる。2013年までに13枚のCDをリリースしている。2000年以降の録音では「ドルフィン」を使用。ヨーロッパを演奏活動の拠点としており、録音は主にヨーロッパで行っている。
初演
1999年、サントリーホールでクシシュトフ・ペンデレツキのヴァイオリン協奏曲第2番『メタモルフォーゼン』を作曲者の指揮で日本初演。
2004年、石川県立音楽堂コンサートホールで、ジュリアード音楽院の同期生レーラ・アウエルバッハのヴァイオリン協奏曲第2番(作品77)を世界初演。
2007年、ルツェルン音楽祭でエトヴェシュ・ペーテルのヴァイオリン協奏曲『セヴン』をピエール・ブーレーズの指揮で世界初演。同曲は2008年、作曲者の指揮で日本初演された。
国際音楽祭NIPPON
2013年2月「国際音楽祭NIPPON 2013 横浜&仙台」を企画。芸術監督を務める。[2]
その他[編集]
2011年7月11日所属事務所を通じて、2011年3月に東京国税局に約7000万円の修正申告を行っていたと発表した[3]。申告漏れの総額は約9000万円と報道された[4]。
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