ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)Jean-Guihen QUEYRAS

 1967年モントリオール生まれ。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。ロストロポーヴィチ国際コンクールおよびミュンヘン国際音楽コンクールで受賞。レパートリーはバロックから現代まで多岐にわたり、ウィーンのムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのウィグモア、ニューヨークのカーネギーなど、欧米の権威あるコンサートホールの多くでリサイタルを行っている。優れた室内楽奏者としても知られ、2002年にはヴァイオリンのA.ヴァイトハースとD.ゼペック、ヴィオラのT.ツィンマーマンとアルカント・カルテットを結成、〈トッパンホール ニューイヤーコンサート 2012〉に出演した。

 これまでに、ブリテン「無伴奏チェロ組曲」、ハイドン「チェロ協奏曲」、ドヴォルジャーク「チェロ協奏曲」、シューベルト「アルペジオーネ・ソナタ」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」、ドビュッシー&プーランク作品集などのCDをリリース(ハルモニア・ムンディ/キングインターナショナル)。
トッパンホールには01年の日本初リサイタル以来、04年、07年、11年、12年(アルカント・カルテット)と数多く出演している。
使用楽器は1696年ジョフレド・カッパ製(メセナ・ミュジカル・ソシエテ・ジェネラルより貸与)。ドイツ・フライブルク音楽大学教授。