ローランド・ペンティネン

ローランド・ペンティネン(Roland Peter Pöntinen, 1963年5月4日 ストックホルム – )は、スウェーデンのピアニスト父親はレニングラード(現サンクトペテルブルク)近郊イングリアの出身のフィン語話者で、ソ連からの亡命者であった。
アドルフ・フレドリク音楽学校に学び、ストックホルム・スウェーデン王立音楽院にてアラン・グンナル・ハルハーゲンに師事。その後インディアナ大学ブルーミントン校に留学し、メナヘム・プレスラーやジェルジー・シェボク、エリザーベト・レオンスカヤに師事する。

 1981年にストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演してデビューを果たし、その後欧米や韓国、南米、オーストラリアやニュージーランドの主要なオーケストラと共演してきた。また、チョン・ミョンフンやラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ、エサ=ペッカ・サロネン、ユッカ=ペッカ・サラステ、レイフ・セーゲルスタム、レイフ・セーゲルスタム、エフゲニー・スヴェトラーノフ、フランツ・ウェルザー=メスト、デーヴィッド・ジンマンら著名な指揮者とも共演している。また、ロンドンのプロムスに出演した際には、グリーグとリゲティのピアノ協奏曲を演奏した。室内楽奏者としては、今井信子やカン・ドンスク、クリスティアン・リンドベルイらと共演してきた。
レパートリーは幅広く、ソリストとしてショパン、サティ、スクリャービン、ラフマニノフ、シェーンベルク、ベルク、プーランクを、室内楽奏者としてシューマン、ブラームス、グリーグ、ヤナーチェク、シェーンベルク、ヴェーベルン、ヒンデミット、ショスタコーヴィチ、ジョリヴェ、トゥービン、シュニトケの作品を含めており、録音数も非常に多い。