アントニオ・メネセス

 アントニオ・メネセス(Antonio Meneses, 1957年8月23日 – )はブラジル出身のチェロ奏者。アントニオ・メネーゼスとも表記される。ブラジル、レシフェ生まれ。リオデジャネイロ歌劇場の首席ホルン奏者であった父親の勧めで10歳からチェロを始めた。14歳でリオデジャネイロの交響楽団に入団し、16歳の時、南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い、渡独。デュッセルドルフのロベルト・シューマン大学、シュトゥットガルト音楽演劇大学でヤニグロの指導を受ける。 1977年ミュンヘン国際音楽コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで優勝。

J S Bach – Sonata III – Vivace

J.S.Bach – Sonata II para cello e cravo – 3º mov

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ワシントン・ナショナル交響楽団、NHK交響楽団などの主要オーケストラと共演を重ねている。ヘルベルト・フォン・カラヤン、リッカルド・ムーティ、マリス・ヤンソンス、ネーメ・ヤルヴィ、クラウディオ・アバド、アンドレ・プレヴィン、リッカルド・シャイー、ユーリ・テミルカーノフ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、クルト・マズアなど、名だたる指揮者と共演している。

 また、カザルス音楽祭、ザルツブルク音楽祭、プラハの春音楽祭、モーストリー・モーツァルト、ルツェルン音楽祭などの音楽祭にも多数招かれている。1998年よりボザール・トリオのメンバー。演奏活動に加え、イタリア・シエーナのキジアーナ音楽院での夏期講習、スイスのベルン大学にて後進の指導にもあたっている。
1730年頃にナポリで作られたアレッサンドロ・ガリアーノ(イタリア語版)のチェロを使用している。また一時期、パブロ・カザルスが使用していた1733年マッテオ・ゴフリラー(英語版)製作のチェロを貸与されていた。

Bach: Cello suite no. 1 in G major, BWV 1007 | António Meneses

Antonio Meneses plays Elgar 1/3 : Cello Concerto