ボリス・ギルトブルグ(pn)

■ボリス・ギルトブルグ Boris Giltburg

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 1984年モスクワに生まれ、5歳の時に母の元でピアノを学ぶ。テル・アヴィヴで幼少期を過ごし、アリエ・ヴァルディに師事。数多くの国際コンクールで賞を獲得しており、中でも2002年サンタンデール国際コンクールでは第1位と聴衆賞を、2011年のルービンシュタイン国際ピアノコンクールでは第2位とベスト・コンチェルト賞を受賞。2013年ブリュッセルで開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで第1位を獲得し、これまでのキャリアがさらに大きく開かれ、世界各国で演奏活動を行っている。また、2013年クラシック・ブリット・アワードにノミネートされた。

 2007年、フィルハーモニア管弦楽団との共演で絶賛を博し、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールには毎年招かれている。2010年にはBBCスコティッシュ交響楽団との共演でBBCプロムスでのデビューを飾った。昨シーズンは、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団との共演でアムステルダムのコンセルトヘボウにデビュー、またロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と初共演し、その他数多くのイギリスのオーケストラと共演を重ねた。イギリスのオーケストラには何度も登場しているほか、これまでに、ベルリン・ドイツ交響楽団、フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、デンマーク放送交響楽団、プラハ交響楽団等と共演している。2013年秋、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団との共演で、ウィーンのムジークフェラインにデビューを果たした。

 2005年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と初共演し、主要なオーケストラへの客演や、イスラエルでのリサイタル・シリーズに出演。10代ですでにイスラエル室内管弦楽団とアメリカ・ツアーを行い、2007年にはインディアナポリス交響楽団との共演で北米へデビュー。2014年にシアトル交響楽団と共演し、2015年にはボルティモア交響楽団への客演が予定されている。2005年にはプラハ交響楽団のソリストとして日本デビュー、2007年には中国での初ツアーを行い、2013年に中国国家大劇院でリサイタルを開催した。2010年には香港フィルハーモニー管弦楽団と共演し、南アメリカには、2002年より数回にわたりツアーを行っている。

 2012年、オーキッド・クラシックスより『プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番、第7番、第8番』をリリース。グラモフォン・エディターズ・チョイスを受賞し、「プロコフィエフの3つの戦争ソナタは、たゆみない正当性を保った高名な演奏であり、リヒテルやギレリスさえも凌駕する。」と評された。2013年10月、オーキッド・クラシックスより『ロマンティック・ソナタ集~ラフマニノフ、グリーグ、リスト』をリリースし、BBCミュージック・マガジンで「ホロヴィッツに相通ずるものがある」等と絶賛されている。2014年、ナクソスと専属契約を結び、2015年2月にシューマンの作品集、2枚目にはベートーヴェンのソナタのリリースが予定されている。