アリス=紗良・オット(アリス=さら・オット、Alice-Sara Ott、1988年8月 – )は、ドイツ・ミュンヘン出身のピアニスト。主にドイツ語圏を中心とした地域におけるコンクールの優勝経験をもつ。オーストリアのザルツブルクにあるモーツァルテウム音楽大学でカール=ハインツ・ケマリンクに師事。日本語、ドイツ語、英語を流暢に話すことが出来る。妹のモナ=飛鳥・オットもピアニスト。
父親がドイツ人で母親が日本人のハーフ。
1995年 ドイツ連邦青少年音楽コンクール優勝。
1997年 スタインウェイ国際コンクール優勝。
1998年 イタリア・リゲティ国際コンクール優勝。
1999年 ハンブルク・スタインウェイコンクール優勝および特別観客賞受賞。
2000年 グロートリアン・シュタインヴェークピアノコンクール優勝。
2001年 カール・ラングピアノコンクール優勝。
2002年 カール・ラングピアノコンクール優勝。
2003年 リンダウ・ロータリー・ヤング・ミュージックコンクール優勝、ケーテン・バッハ・青少年コンクール優勝および市長特別賞受賞。バイロイト音楽祭に招かれ、ワーグナー愛用のピアノを使用してリサイタルを開催。
2004年 イタリア・シルヴィオ・ベンガーリ・コンクール優勝(史上最高得点)、中村紘子の招きにより日本でのデビューを果たす。ドイツのramレーベルよりCDデビュー。
2005年 ヨーロッパピアノ指導者連盟コンクール優勝。
2008年 ドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶ。
2010年 「クラシック・エコー・アワード2010」にてヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。