アントワン・タメスティ(ヴィオラ)

maxresdefault WTCC_Grand Prix de Pau_SEAT Magazine maxresdefault (1) maxresdefault Tamestit

 Antoine Tamestit, viola モーリス・ヴュー(2000年パリ)、ウィリアム・プリムローズ(2001年シカゴ)、ヤング・コンサート・アーティスト国際コンクール(2003年NY)、ARDミュンヘン国際コンクール(2004年)の4つの国際コンクールで1位受賞。滅多にヴィオラ部門優勝者が出ないミュンヘン・コンクールでは併せて聴衆賞と2つの特別賞も受賞。

2004年、BBCラジオ3新時代のアーティスト、2006年、 Borletti-Buitoni 信託賞受賞。2007年フランス Victoires de la Musique により“今年の新星”に選ばれ、2008年ドイツ放送奨励賞及びクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞受賞。2007/08シーズンにはムーティ指揮ウィーン・フィルと共演(ルツェルン音楽祭)し、この成功により2011年再びウィーン・フィルと共演(指揮:フランツ・ウェルザー=メスト)。ウィーン・フィルにソリストとして繰り返し招かれたヴィオラはユーリー・バシュメット以来の快挙であった。

 1979年生まれ。パリ国立高等音楽院でジャン・スレム、イエール大学でジェシー・レヴァインと東京クヮルテット、ベルリンでタベア・ツィンマーマンに師事。

 

 世界各地のオーケストラと共演し、パーヴォ・ヤルヴィ、準メルクル、マレク・ヤノフスキほかの指揮者達から絶賛を博している。ドイツ人ピアニスト、マルクス・ハドゥラとコンセルトヘボウ、ムジークフェライン、カーネギー・ホール、ウィグモア・ホール、メガロン・アテネ、ブリュッセルのパレ・デ・ボーザール、ストックホルム・コンサートホール、バーデン・バーデン祝祭劇場を始めとする世界各地の著名ホールでリサイタルを行い、エコー賞新星紹介シリーズでパリ・シテ・ドゥ・ラ・ムジークでも演奏会を行っている。2006年11月にはリンカーン・センター(NY)に於いて同センターが主催する初のヴィオラ・リサイタルを行った。

  多数発売されているCDの中には、アンブロージー・レーベルでの無伴奏CD(バッハ&リゲティ)、D. キタエンコ指揮ワルシャワ・フィルとのシュニトケのヴィオラ協奏曲。ヴァージン・クラシック・レーベルでのルイ・ラングレ指揮スコットランド室内管、ルノー・カプソンとのモーツァルトの協奏交響曲。ペンタトン・レーベルでのクリスチャン・テッツラフ、マリー=エリザベス・ヘッカー、アロイス・ポッシュ、マルティン・ヘルムヒェンとのシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」などがある。ナイーヴ・レーベルからはコンスタントにソロCD録音が予定されており、シューベルト(アルペジオーネ・ソナタ&歌曲)に続き、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」が発売されている。演奏活動の傍ら、ケルン音楽大学教授として教育活動も行っている。Habisreutinger財団より貸与されている1672年製ストラディヴァリを使用。