■メンバー
ピエール・コロンベ (Pierre Colombet) 第1ヴァイオリン
ガブリエル・ル・マガデュール (Gabriel Le Magadure) 第2ヴァイオリン
ラファエル・メルラン (Raphaël Merlin) チェロ
ヴァイオリンの2人はブローニュ=ビヤンクール地方音楽院でジャズ・ドラム専攻。チェロはジャズ・ピアノ専攻。
これまで、イザイ弦楽四重奏団、ガボール・タカーチ、エバーハルト・フェルツ、ジェルジ・クルタークらに師事した。
■元メンバー
マチュー・ヘルツォク (Mathieu Herzog)ヴィオラ
カルテット創立時のメンバー。ブローニュ=ビヤンクール地方音楽院でジャズ・ヴォーカルを専攻した。2014年5月3日、フェイスブックの公式アカウントにて、指揮活動に挑戦したいとの理由から脱退が発表された[1]。脱退発表時の段階で、その後任者や選考するのかどうかも未定。
■概要
2004年に超難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、併せて聴衆賞、2つのベスト・パフォーマンス賞、カール・クリンガー財団賞を受賞し話題をさらった。音楽に対する柔軟な姿勢が国際的な評価を得ている。これまでに数々の世界中の有名ホールで演奏をこなしており、2006年、2007年にラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにおいて来日した。
幅広い音楽性で知られ、新しい発見や即興的な志向を持ち、洗練されたダイナミックな音楽性と冒険的で創造的なアプローチを特徴とする。それによって古典派音楽の作品、現代作品そしてジャズにまでも取り組む。クラシックだけでなく、ジャズや現代作品のライブ、ポップアーティストとの競演も行う。モーツァルトの音楽に傾注しているようで、第1ヴァイオリンのコロンブは、
「『Fiction』の後に、四重奏のルーツに戻った、真に古典的で、核となる音楽を選択するのはとても良い考えだと私たちは感じました。少し以前に他のレーベルにハイドンを録音をしましたが、今、モーツァルトに取り組まなければと感じたのです。確かに、長きにわたってモーツァルトを演奏してきていますが、ここ1、2年でその音楽をやる必要を更に更に感じていたのです。その音楽はとても豊かで微妙な難しさに満ち、完全に無駄な装飾をもたずにしかも天才的な驚くべき音楽です。」と語っている。