有希・マヌエラ・ヤンケ

 有希・マヌエラ・ヤンケ(Yuki Manuela Janke、1986年9月29日 – )は、ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト。

■略 歴

 ドイツ人の父アンスガー・ヤンケ(ミュンヘン国立音楽大学ピアノ科教授)とピアニストである日本人の母の音楽家の家庭に生まれる。3歳からヴァイオリンとピアノを始めた。9歳の時、ドイツでソリストとしてデビュー。現在はザルツブルクのモーツァルテウム国立音楽大学に在籍し、イゴール・オジム教授に師事。

 ドイツのストゥディエンシュティフトゥング・デス・ドイチェン・フォルケス、及びドイツ・ムジークレーベン財団の給費生。
長姉の歩・マノン・ヤンケ(1980年 – )はピアニスト、長兄のアドリアン・ヤンケ(1981年 – )はチェリスト、次兄のアンドレアス・純・ヤンケ(1983年 – )はヴァイオリニスト(チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の第一コンサートマスター[2])で、この3人と共にヤンケ・ピアノ・カルテット(Das Janke-Klavierquartett)を結成している。
2006年7月CDデビュー。
2012年8月よりドレスデン・シュターツカペレの第一コンサートマスター(コンサート・ミストレス)に就任した。本オーケストラにおいて女性がコンサート・マスターに就くのは史上初となる。

■コンクール歴

2001年
ルードヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクール
2002年
ブラームス国際音楽コンクール優勝
2004年
パガニーニ国際コンクール最高位(第1位なしの第2位)
ポスタッキーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝
マルトー国際ヴァイオリン・コンクール優勝
仙台国際音楽コンクール第6位
2005年
ロン・ティボー国際コンクール第6位
2006年
レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール第2位
2007年
チャイコフスキー国際コンクール第3位
パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝
■使用楽器
日本音楽財団より貸与されている1736年製ストラディヴァリウス「ムンツ」