2014年6月アーカイブ

今年は、ゴーヤの設置をしました。パルシステムでゴーヤセットを購入後、ポットにいけました。 支柱が台風で壊れないよう下2本の足にピンをうちアルミ線で固定しさらに中間部は物干竿に水平に棒をかけアルミ線で固定しました。なかなかいい調子で、7月半ばには、ゴーヤが五、六本 実が大きくなって、さっそくゴーヤを調理しおいしく食べました。出来過ぎのため親類にも配布しました。
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arakawa02.jpg

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2013. 6.19頃

コーヤの成長


この写真はマル平のものです。

2013.7.1頃

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2013.7.10収穫
ushiku_02.jpg2013,7.20暑くて葉っぱがでれでれ気味

usiku00.jpg2013.7.28

usiku08.jpg2013.7.28天辺までつるが伸びした。
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我が家の造園計画

全体的な状況 2013.5.7現在

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非常に土壌が堅く、外周60?、深さ50?掘るのも大変

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シンボルツリー
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サルビアほかお花植えも終了





金属屋根材には、鋼板類と銅板、アルミ、ステンレス等の非鉄金属があります。一般に鋼板類は強度を持ち非鉄金属は耐食性に優れています。軽量・防水性・不燃性・加工性に優れ、さまざまな屋根勾配、屋根形状に対応できる自由度の高い材料です。特に屋根が軽量であることは耐震性能上有利になります。建築基準法で は、壁量の計算を行う際の係数が、瓦葺き等の重たい材料で葺いた屋根と金属、スレート等の軽い材料で葺いた建物とで異なります。同じ壁量であれば軽い屋根 のほうが、地震力に強くなります。素材の弱点は、熱伝導率が大きいこと、雨音がうるさいなど断熱性、遮音性の上で配慮が必要になる点です。一般的には薄い 材料のために防錆、防食にも注意を要します。特に海沿いの地域では一般に寿命が短くなります

はてなブックマーク - 金属屋根 Metal Roofing

金属屋根

金属屋根メンテナンス表

金属系屋根

 継ぎ目の無い長尺ものは雨仕舞いが良い反面、熱膨張による変形や強風の吹き上げに弱くなります。 また、金属なるがゆえの「電食」という性質を知っておくことは重要です。これは釘などの副資材が屋根材と材質が異なる場合、水を介して接触すると一方の金 属が腐食することを言います。一方の金属が陽極、他方が陰極と電池のような状態となり、陽極の金属の腐食が促進されます。「電食」を避けるために屋根材と 同じ素材の釘などを使う必要があります。 また、温度による伸縮が著しい金属の宿命で継ぎ目に遊びを設けなければならず、「雨水の遮断」という目的と矛盾します。

一般に屋根材として使われている金属素材を以下にまとめました。


メッキ鋼板
溶融亜鉛メッキ鋼板(亜鉛鉄板)(JIS-G3302)
ブリキ(JIS-G3303)
溶融亜鉛5%アルミ合金メッキ鋼板(ガルファン)(JIS-G3317)
溶融55%アルミ亜鉛合金メッキ鋼板(ガルバリウム鋼板)
溶融アルミメッキ鋼板(JIS-G3314)


塗覆装鋼板
塗装溶融亜鉛メッキ鋼板(カラー鉄板)(JIS-G3312)
塗装溶融亜鉛5%アルミ合金メッキ鋼板(カラーガルファン)(JIS-G3318)
塗装溶融55%アルミ亜鉛合金メッキ鋼板(カラーガルバリウム鋼板)
ポリ塩化ビニル被覆金属板(塩ビ鋼板)(JIS-K6744)
フッ素樹脂鋼板(JIS-G3312)


合金板
冷間圧延ステンレス鋼板(ステンレス鋼板)(JIS-G4305)
塗装ステンレス鋼板(JIS-G3320)
高耐候性圧延鋼板(耐候性鋼板)(JIS-G3125)


被膜及び断熱鋼板
耐酸被膜鋼板(複合材)
断熱亜鉛鉄板(複合材)


非鉄金属
銅板(塗装銅板)(JIS-G3100)
アルミ合金板(JIS-H4000)
カラーアルミ板(JIS-H4001)
亜鉛合金板(JIS-H4321)
鉛板(ドイツやスペインの製品が輸入されています)
チタニウム板(JIS-H4600)


最近性能のよい遮熱塗料が開発され、カラー鉄板のほとんどにこの「遮熱塗料」が施工されるようになりました。私は屋根面を熱くしてそこで外気を暖め る「外気導入型パッシブソーラーシステム」の研究開発に携わり、そのような仕組みの建物を設計していますが、現場では、陽が当たると熱くなる屋根材の入手 が困難になってきています。

パッシブソーラー

太陽熱の集熱には「非遮熱タイプの黒色」の屋根鋼板が有利になります。
たとえば、JFT鋼板株式会社、JFTカラーGLつやけし、496Z(ピッチブラック)411Z
(スチールブラック)、取扱商社は、片山鉄建株式會社になります。
一般には屋根面で集熱をしない限り加熱する屋根は夏の室内を暑くするので遮熱塗料を選択することがお勧めです。最近では遮熱塗料鋼板が一般的になってきているので、むしろ集熱面の施工時に「非遮熱タイプの鋼板」を確実に選択することのほうに注意を要します。

お手入れ

塗装ガルバリウム鋼板のような素材は、色褪せが気にならなければ基本的にはメンテナンスの必要はありません。しかし、納まりの関係上シーリングを 使っている部分については、5年〜7年毎のメンテナンスか必要になります。素材の寿命には、基材となるバッキングプレートの耐久性が問題になりますが、一 般的には耐候性塗料による被膜で保護されています。塗料の耐久性と空気質等の環境により異なりますが、見た目の美しさを維持するのであれば10年毎程度で 塗り替えを行う必要があります。イニシャルコストが高くなりますが、銅板や鉛板のように素材のまま施工される屋根は、緑青や硫化によって保護膜となる酸化 被膜が形成されるため長寿命になります。
屋根は大事に至る前に台風や大雨のあと破損がないか点検する必要があります。地上から安全に屋根を確認することができれば、自分で点検することができますが、屋根に上がることはとても危険なので必ず専門家に依頼して点検を行うことをお勧めします。

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本実加工とは、つまり、板材の長手方向(縦方向)及び板の側面(横方向)にも凹凸の実加工が施され、板と板がしっかりと組み合い、継ぎ手が反り、ねじれの防止に役立ち、継ぎ目を綺麗に、美しく魅せます。
■参考に、内装板材(床・内壁用)の加工方法の、本実(ほんざね)・相じゃくり加工説明
本実(ほんざね)加工

相決り(あいじゃくり)加工

◆エンドマッチ処理とは、内装板材や床フローリングの長手方向の継手
 (板巾の狭い方)の実加工のことです。

エンドマッチ部分

3?目透かし・面取り・超仕上げ/サンダー仕上げ

桧羽目板:超仕上げ 超仕上げは、光沢がでます。
本実:3?目透かし・面取り加工 桧羽目板:サンダー仕上げ サンダー仕上げは、やさしい感じです。

木材加工

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■本実(ほんざね)・相じゃくり加工
 床板材(フローリング)&壁板材(パネリング)を製作する加工です。

 

吉野杉・桧フローリング&パネリングの種類 ←詳細ページ

 

 床板材(フローリング)&壁板材(パネリング)を製作する加工です
 専門の加工機械(モルダー)で、1?以下の精度から削りだし、プレナー(かんな)仕上げを施してあります。

加工可能寸法

W 75??150?以内
T 12??40?以内


■エンドマッチ加工
 フローリング等の縦の両端部分も本実加工して、繋ぎ目を美しくします。

加工可能寸法
W150?以下  T17?前後


■超仕上げ加工&サンダー仕上げ加工
 フローリングやパネリングをモルダーにて製造した時点で、すでに化粧面にはモルダーによりプレナー(カンナ)仕上げが施されていますが、さらにハイクオリティーな仕上げを施す加工です。 施工する場所によって、化粧性を高くしたいと希望される場合、例えば、玄関ホールや客間の人目につきやすい場所などに、超カンナ仕上げやサンダー仕上げを施した物を用いると、確実に美しさが増すので効果的です。
超仕上げ」 と 「サンダー仕上げ」の詳細ページへ → "仕上げ加工"
超仕上げ(かんな)加工
 モルダーによりプレナー済み製品の化粧面を、さらに一枚刃のかんなをかけて、さらなる光沢をもたせ高級感を高めます。
超仕上げ加工寸法 W300?以下
サンダー仕上げ加工
 モルダーによりプレナー済み製品の化粧面に、細かい粒子のサンドペーパーを施し、超仕上げとは対照的にツヤを消し、柔らかい雰囲気に仕上げます。 また、ワックスなど仕上げ塗料の塗装ノリを良くする効果もあります。
サンダー仕上げ可能寸法 W500?以下


■節埋め加工
節埋め例  加工材の原板の死節・抜節等を、桧の枝から作成した「節核」で圧封し、化粧面を違和感なく美しい仕上げにします。

節埋め加工可能な一個範囲
直径25?以下


節埋め加工についての詳細 → "節埋め加工"


■四面プレナー加工&三面プレナー加工
 角材の四面を同時にプレナー(かんな)を施し、±0.5?の精度で寸法を合わせて美しい製品を仕上げます。
加工可能寸法
W500?以下  T240?以下

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本日は、キッチンカウンターと、キッチン収納について

抽斗の深さを確認いただきたく、図面を送らせていただきました。

奥行きについては、作ることのできる最大寸法で製作いたしますが、深さについては今お持ちで収納される予定のものなどで

御確認いただけますでしょうか。

こちらの寸法でよろしければ、これを最低寸法として製作させていただきます。

また、昨日お電話で確認いただきましたキッチン収納のコンセント位置の図面も合わせてお送りいたします。

111111 抽斗深さ確認用.pdf

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2011.11.10メール進捗状況報告より

田中様

お世話になっております。

冷え込んできて、体調を崩されている方も多いようですが、

お元気でお過ごしでしょうか。

早速ですが、11/8の日に定例会を行ってきましたので、

工事進捗状況について御報告させていただきます。

現在、現場は外部足場も外れ、内部は間仕切り壁の設置がほぼ終わり、

家具工事に取り掛かっているところです。

玄関・ワークスペース・寝室収納の枠組みはほぼ出来上がっています。

大工さんも2人?3人体制で製作していただいています。

今後は、キッチンの造作に入ります。

写真を添付させていただきますので、ご確認ください。

そこで、御検討いただきたいことがあるのですが、

東京電力との契約アンペア数ですが、

50Aでよろしいでしょうか。

電気屋さんの見解ですと、IHヒーターやエコキュートが

なければ50Aで十分だろうということでした。

よろしくお願いいたします。


写真貼付

R0010264.JPG

R0010266.JPG

R0010269.JPG

R0010272.JPG

R0010276.JPG
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田中様

お世話になっております。

早速ですが、トイレ建具寸法について

御確認いただきたく、メールさせていただきました。

トイレの両側面に建具を設置することに

なりました際にも少しお話させていただいたかと

思いますが、車いすの使用を考えた際には

建具の有効開口寸法を800mm通常確保します。

そこで、800mmを確保しますと、

トイレの縦手摺が設置できなくなります。

(設置はできるのですが、トイレ先端から

200mm程度離れていなければ、縦手摺としては

実際には使いづらくなります。)

そこで、手摺を横手摺にして

建具の有効寸法を確保するということで

よろしいでしょうか。

111101 トイレ枠廻り詳細図(1).pdf

横手摺高さについては、座面より250mm程度が

一般的です。

よろしくご検討ください。

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飯田貴之建築設計事務所

300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見5104-3

TELFAX   029-887-5332

      飯塚 祥子

E-MAIL   iitsuka@iida-studio.com

URL   http://iida-studio.com

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2011.10.28 進捗状況をお知らせします

田中様 お世話になっております。

いよいよ秋も深まって参りましたが、お元気でお過ごしでしょうか。早速ですが、昨日現場定例会を行いましたので、進捗状況をお知らせします。

外壁工事は、袖壁・破風部分の板金工事、軒天井の塗装も終わりまして、ほぼ終了に近い状態です。1日には足場も撤去する予定です。まだ、足場がかかっているため、写真では

お分かりいただけないかもしれませんが、スッキリとした、落ち着いた外観に仕上っています。

内部木工事は、断熱材の施工・床張り工事がほぼ終了しまして、今後壁ボード張り、家具工事に移っていくところです。

今後、内部の木製建具の製作にも取りかかるということで、今回の定例会では、中村監督、大工さん、電気屋さん、建具屋さんと打合せを行ってきました。

内部工事は、細かい部分の打合せが必要になってきますが、中村監督と密に連絡をとりながら、進めて参ります。

また、遅くなってしまい申し訳ありませんが、本日、外構図を送付させていただきました。合わせて、玄関の床板張り方向を訂正しました平面図もお送りします。

お手数ですが、押印いただきまして御返送いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

飯田貴之建築設計事務所

300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見5104-3 TELFAX   029-887-5332 飯塚 祥子

E-MAIL iitsuka@iida-studio.com URL http://iida-studio.com

110929 進捗報告

先日、現場で打合せを行いました。

現在、大引、根太などを施工し、来週からサッシ取り付けを

行うとの報告を受けております。

現場の状況写真を添付致します。

IMG_4582.jpg


IMG_4583.jpg


IMG_4586.jpg


IMG_4592.jpg

根太とは (ねだ)

根太とは、家の一階部分の床をはるために必要となる下地。根太は大引(おおびき)の上に垂直に取り付けられ、床にかかる荷重を分散して大引や束に伝える働きがある部材です。


ただし充分な厚みがある構造用合板を床板に使う場合、大引の上に直接合板を貼り、根太を使用しない工法もあります。最近では根太を使用しない家の割合が増えてきているようです。

110929 進捗報告

先日、現場で打合せを行いました。

現在、大引、根太などを施工し、来週からサッシ取り付けを

行うとの報告を受けております。

現場の状況写真を添付致します。

IMG_4582.jpg


IMG_4583.jpg


IMG_4586.jpg


IMG_4592.jpg

根太とは (ねだ)

根太とは、家の一階部分の床をはるために必要となる下地。根太は大引(おおびき)の上に垂直に取り付けられ、床にかかる荷重を分散して大引や束に伝える働きがある部材です。


ただし充分な厚みがある構造用合板を床板に使う場合、大引の上に直接合板を貼り、根太を使用しない工法もあります。最近では根太を使用しない家の割合が増えてきているようです。

2011.8.4 12:45撮影 公喜工業 岡田工務店 土浦市荒川沖242-15の敷地にて

地盤改良が無事行われた。

鋼管杭 杭軸部径 114.3? =鋼管径(鋼管周長?0.359m)

地盤改良の方法は、鋼管杭による工事である。抗耐力許容支持力計算による結果によると13KN/? 基礎設置面積74.52?による設計仕様である。基礎地盤における総長期許容支持力

一本当りの支持力

34.13KN×29本=989.87KN/74.52?=13.28KN/?

よって設計地耐力は 13KN/?をクリヤーしている。













こんにちは、飯田です。
110802土浦2・地鎮祭
「土浦の家2」地鎮祭を行いました。

こちらは60代のご夫妻が住む小規模な平屋。
延床面積に対して基礎面積や屋根面積の比率が大きく、さらに中庭をつくるようにL字型にしているので、外壁面積が大きい。坪単価でみると同規模の2階建ての家よりも割高な工事費となっています。それでも、これから豊かな環境でゆっくり生活できるように大きな変更をせずに当初の計画どおり進めています。

最初の工事見積もりでは金額があわなく、工務店さんと施主のTさんには努力して頂きました。また、説明不足な点があったことを反省しております。

参考にこれから家づくりをする方に簡単にご説明いたします。
工事に関しては、工務店さんが工程スケジュール、工事の詳細などを施工確認などをする「管理」を行い、僕ら監理者が行う「監理」は図面通りに行われているかと、サンプリングによる確認をすることなっていきます。

例えば、
・配筋の全箇所のチェック
・電気工事の全箇所の配線チェック
・エアコンの接続の全箇所の配線配管チェック
・工程スケジュール調整
上記などは施工者による「管理」

・配筋が図面通りかサンプリングによるチェック
・電気器具が図面通りか、メーカー承認図など工務店から提出された図面のチェック
・エアコンの位置、筋かいなどの構造との干渉などがないか等のサンプリングによるチェック
・施工者に是正を求めても行われない場合の発注者(施主)への報告
上記などは設計者による「監理」

設計者が行う「監理」だと毎日進められる細かい接続部分などを確認することが出来ないので、
工務店さんや各職人さんに責任をもって業務を行ってもらう。ことになります。
ということで、やっぱりしっかりした工務店さんが安心できます。

設計:飯田貴之建築設計事務所(担当:飯田貴之、飯塚祥子)
施工:岡田工務店(中村監督)

プレカットとは、一般的には在来木造住宅の柱・梁等構造材の継手・仕口加工を工場で機械加工を行ったものをいいます。


 この他に、羽柄材プレカット、造作材プレカット、階段材プレカット、2×4プレカットなど現場施行の前工程で工場での機械加工を行ったものを指す場合もありますが、加工内容は部位によって大きく異なります。


 プレカットとよばれる軸組加工機械が誕生してから約25年になります。15年前までのプレカット工場といえば住宅会社の生産施設、つまり内製工場的なも
のが多く、プレカット部材を利用するのは一部の特定企業に限られており、一般の大工・工務店はプレカットに強い抵抗を示していました。

 しかし、手軽に利用できるようになり、使ってみるとメリットの方が大きいと評価される様になりました。

 そのメリットは、プレカット加工の正確さ、精度の高さ、手っとり速さ、端材が発生しないこと、手間・時間の圧縮につながることです。


 こうしたプレカットの普及を促進したのは、加工ラインの自動化によるもので、コンピューターによりCAD・CAMが連動する高性能ラインが開発され自動
加工が可能となり、ラインへ木材投入さえしておけば24時間の連続稼動も可能となって生産能力も飛躍的に高まりました。

 これらのメリットに加え老齢化による熟練技術大工の不足などにより、木造住宅のプレカットによる加工比率も年々高まってきました。













【CAD】(Computer Aided Design)
 コンピューターおよびその周辺機器を用いた設計行為。


 設計における作業部分にあっては、そのほとんどを行うことも可能となっています。ディスプレイ上では、2次元や3次元のシュミレーションを容易に行うこ
とも可能です。作図機能が中心の汎用CADや、間取りや初期前提条件の入力で、自動的にある程度までの図面を作製できる専用CADがあります。特に木製の
場合、構成要素の多くを部品化できるため、設計から積算まで連動した専用CADが高性能化しています。



【CAM】(Computer Aided Manufacturing)

 CADによる設計データを生産工程に活用して、精度の高い製品の製造と、生産性の向上をはかるシステムです。一般には[CAD・CAM]と一体にも呼ばれます。

 木造住宅にあっても、在来工法や枠組壁工法、パネル工法などでCAD・CAMによるプレカット化が進んでいます。



乾燥材の使用で加工精度(+-0.1mmの誤差)が高く、築時の材の狂いがなくなります。継手、仕口、形状により手加工部材よりも最大で1.5倍の強度が実証されています。(愛知県工業技術センター)


【横架材】・土台・大引・梁桁・胴差・母屋・棟木
【柱材】・通し柱・管柱・化粧柱・束

【梁丸太】

【羽柄材】・間柱・筋違い・垂木・山木・谷木木口加工 等

【合板】



120坪の構造材の加工が一日で出来上がりますので、上棟の作業の省力化により、工期の短縮がはかれる。


建築現場へ梱包の上、指定日に配達いたします。






■柱材加工機
通し柱、管柱、化粧柱、束の加工を行います。
■横架材加工機
土台、大引、梁桁、胴差、母屋、棟木のを加工を行います。
■羽柄材加工機
間柱、筋違い、垂木、山木、谷木木口加工を行います。
■梁丸太加工機 ■自動四面鉋盤



2011.7.23田中邸地鎮祭&岡田工務店工事中

台風6号の南下とともに無事地鎮祭を終えることができました。これもひとえに飯田設計事務所・岡田工務店の皆様方のご協力の賜物です。
大変ありがとうございました。

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震震源域には茨城県沖も含まれ、この地震による多数の余震が発生している。本震発生直後の同日15時15分34秒頃には茨城県沖を震源とするモーメントマグニチュード(Mw)7.7、気象庁マグニチュード(Mj)7.4の地震があり、茨城県鉾田市で最大震度6強を観測するなど北海道から関西地方まで広い範囲で揺れが観測された。津波も発生したと考えられるが、本震による津波との区別が難しい。

各地の震度は次の通り。

震度都道府県震度観測点
6強 茨城県 鉾田市
6弱 茨城県 神栖市
5強 茨城県 水戸市 日立市 常陸太田市 笠間市 茨城町 東海村 那珂市 城里町 小美玉市 土浦市 取手市鹿嶋市 潮来市 稲敷市 筑西市 行方市 つくばみらい市
栃木県 真岡市
千葉県 銚子市 東金市 旭市 多古町 匝瑳市 香取市 成田市
5弱 茨城県 高萩市 笠間市 ひたちなか市 大洗町 常陸大宮市 古河市 石岡市 結城市 龍ケ崎市 下妻市取手市 牛久市 つくば市 美浦村 阿見町 河内町 八千代町 守谷市 利根町 坂東市 筑西市かすみがうら市 桜川市 常総市
栃木県 大田原市 那須町 小山市 真岡市 茂木町 市貝町 芳賀町 高根沢町 那須烏山市 下野市
千葉県 神崎町 東庄町 大網白里町 九十九里町 芝山町 一宮町 長生村 白子町 香取市 横芝光町 山武市 千葉市中央区 千葉市若葉区 成田市 佐倉市 市原市 浦安市 八街市 印西市 栄町 富里市 いすみ市
福島県 白河市 鏡石町
埼玉県 加須市 川口市 春日部市 草加市 八潮市 吉川市 宮代町
東京都 江戸川区
神奈川県 二宮町

震度都道府県市区町村
7 宮城県 栗原市(計測震度6.67)
6強 宮城県 涌谷町 登米市 美里町 大崎市 名取市 蔵王町 川崎町 山元町 仙台市宮城野区 石巻市 塩竈市 東松島市 大衡村
福島県 白河市 須賀川市 国見町 天栄村 鏡石町 楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町 浪江町 新地町
茨城県 鉾田市 日立市 高萩市 小美玉市 那珂市 笠間市 筑西市 常陸大宮市
栃木県 大田原市 宇都宮市 真岡市 市貝町 高根沢町
6弱 岩手県 大船渡市 釜石市 滝沢村 矢巾町 花巻市 一関市 藤沢町 奥州市
宮城県 気仙沼市 南三陸町 白石市 角田市 岩沼市 大河原町 亘理町 仙台市青葉区 仙台市若林区 仙台市泉区 松島町 利府町 大和町 大郷町 富谷町
福島県 福島市 郡山市 二本松市 桑折町 国見町 川俣町 西郷村 中島村 矢吹町 棚倉町玉川村 浅川町 小野町 田村市 本宮市 伊達市 いわき市[注 2] 相馬市 広野町 川内村 飯舘村 南相馬市 猪苗代町
茨城県 水戸市 北茨城市 ひたちなか市 茨城町 東海村 常陸太田市 土浦市 石岡市 守谷市取手市 つくば市 鹿嶋市 潮来市 美浦村 坂東市 稲敷市 かすみがうら市 行方市桜川市 常総市 つくばみらい市 城里町
栃木県 那須町 那須塩原市 芳賀町[注 3] 那須烏山市 那珂川町
群馬県 桐生市
埼玉県 宮代町
千葉県 成田市 印西市 浦安市[注 4]

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震震源域には茨城県沖も含まれ、この地震による多数の余震が発生している。本震発生直後の同日15時15分34秒頃には茨城県沖を震源とするモーメントマグニチュード(Mw)7.7、気象庁マグニチュード(Mj)7.4の地震があり、茨城県鉾田市で最大震度6強を観測するなど北海道から関西地方まで広い範囲で揺れが観測された。津波も発生したと考えられるが、本震による津波との区別が難しい。

各地の震度は次の通り。

震度都道府県震度観測点
6強 茨城県 鉾田市
6弱 茨城県 神栖市
5強 茨城県 水戸市 日立市 常陸太田市 笠間市 茨城町 東海村 那珂市 城里町 小美玉市 土浦市 取手市鹿嶋市 潮来市 稲敷市 筑西市 行方市 つくばみらい市
栃木県 真岡市
千葉県 銚子市 東金市 旭市 多古町 匝瑳市 香取市 成田市
5弱 茨城県 高萩市 笠間市 ひたちなか市 大洗町 常陸大宮市 古河市 石岡市 結城市 龍ケ崎市 下妻市取手市 牛久市 つくば市 美浦村 阿見町 河内町 八千代町 守谷市 利根町 坂東市 筑西市かすみがうら市 桜川市 常総市
栃木県 大田原市 那須町 小山市 真岡市 茂木町 市貝町 芳賀町 高根沢町 那須烏山市 下野市
千葉県 神崎町 東庄町 大網白里町 九十九里町 芝山町 一宮町 長生村 白子町 香取市 横芝光町 山武市 千葉市中央区 千葉市若葉区 成田市 佐倉市 市原市 浦安市 八街市 印西市 栄町 富里市 いすみ市
福島県 白河市 鏡石町
埼玉県 加須市 川口市 春日部市 草加市 八潮市 吉川市 宮代町
東京都 江戸川区
神奈川県 二宮町

震度都道府県市区町村
7 宮城県 栗原市(計測震度6.67)
6強 宮城県 涌谷町 登米市 美里町 大崎市 名取市 蔵王町 川崎町 山元町 仙台市宮城野区 石巻市 塩竈市 東松島市 大衡村
福島県 白河市 須賀川市 国見町 天栄村 鏡石町 楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町 浪江町 新地町
茨城県 鉾田市 日立市 高萩市 小美玉市 那珂市 笠間市 筑西市 常陸大宮市
栃木県 大田原市 宇都宮市 真岡市 市貝町 高根沢町
6弱 岩手県 大船渡市 釜石市 滝沢村 矢巾町 花巻市 一関市 藤沢町 奥州市
宮城県 気仙沼市 南三陸町 白石市 角田市 岩沼市 大河原町 亘理町 仙台市青葉区 仙台市若林区 仙台市泉区 松島町 利府町 大和町 大郷町 富谷町
福島県 福島市 郡山市 二本松市 桑折町 国見町 川俣町 西郷村 中島村 矢吹町 棚倉町玉川村 浅川町 小野町 田村市 本宮市 伊達市 いわき市[注 2] 相馬市 広野町 川内村 飯舘村 南相馬市 猪苗代町
茨城県 水戸市 北茨城市 ひたちなか市 茨城町 東海村 常陸太田市 土浦市 石岡市 守谷市取手市 つくば市 鹿嶋市 潮来市 美浦村 坂東市 稲敷市 かすみがうら市 行方市桜川市 常総市 つくばみらい市 城里町
栃木県 那須町 那須塩原市 芳賀町[注 3] 那須烏山市 那珂川町
群馬県 桐生市
埼玉県 宮代町
千葉県 成田市 印西市 浦安市[注 4]

桜川と霞ヶ浦*


分類: 〔98/12〕土浦・桜川と宍塚大池 地域: 土浦市
(登録日: 1999/05/17 更新日: 2011/02/21)

土浦入と桜川


縄文時代、土浦の現在の低地が海であったことは、周辺の台地に数多くの貝塚が存在する事実によっても知られています。霞ヶ浦の土浦入に注ぐ桜川は、この低地のほぼ中央を流れる最も大きな河川です。土浦の低地を囲む筑波山地、稲敷台地、新治台地などからの湧き水がこの川に注ぎ、さらには霞ヶ浦の土浦入に注いでいます。宍塚大池の水もこの桜川を経由して霞ヶ浦に注いでいます。

V字型をなす霞ヶ浦には、二つの上流域があり、いずれも大きな入り江となっています。一つは土浦入、もう一つは高浜入です。この二つの上流域にはいくつかの共通点があります。

  • いずれも比較的大きな河川が入り江に注いでいる。土浦入には桜川、高浜入には恋瀬川。
  • 河川の下流域は比較的広大な低地である。
  • 河口周辺は近世から近代にかけて干拓された土地である。
  • 地盤が軟弱なこともあり、これらの低地は田圃として利用されるだけで、古来からの集落が少ない。
恋瀬川下流域は、既に『マッピング霞ヶ浦*』で採り上げましたが、桜川についてはあまり紹介する機会がなかったため、この企画で採り上げることにしました。
 

桜川の河川付け替え


過去に桜川下流の河川付け替えが行われたことは、あまり知られていない事実です。土浦城の城主だった土浦郷の若泉三郎という豪族が、土浦の水害対策として1459年から3年間をかけて筑波川(現在の桜川)の大規模な河川付け替え工事を行ったと伝えられています(永山正著『土浦の歴史』、東洋書院、1982年による)。現在は埋め立てられた旧川口川がその当時の桜川の旧川筋になります。銭亀橋は、その河川付け替え後の100年以上を経過した1613年(慶長18年)、水戸街道に沿って桜川に架けられました。しかし、そのさらに下流となる本流は現在の川筋とは異なっていたようです。

「幕末の土浦附近谷原図を見ると、桜川という名称はない。銭亀橋下流をずっとたどると、川口から三百九十一間の処で二つの流れに分かれている。現在桜川とよんでいる方の流れは、太郎兵衛川で桜川本流は右に流れ、八郎兵衛谷原と山口谷原の間で中須にぶつかり、二つに分かれて霞ヶ浦に入っている。」
(保立俊一著『水郷つちうら回想』「旧桜川について」、筑波書林、1994年、pp.28-29)
 

現在の桜川の姿


人為的に姿を変えてきたのが霞ヶ浦*という湖の特徴であることは、別のページでも述べました。これと同じく、人為的に姿を変えてきた川・桜川にもスポットを当ててみようというのが、この企画の狙いの一つです。桜川の下流には、現在、備前川の川筋が並行して通っています。桜川河口周辺が霞ヶ浦湖岸の低湿地だった頃の面影は、現在の川の風景からもうかがうことができます。
 

関連企画「〔99/01〕土浦・水郷都市の面影をたどる」


土浦の城下は水が要塞となる一方で、長い間に渡って水害という問題を残してきました。これは、霞ヶ浦の流域の一部でもある低湿地に形成された町の宿命でもあったわけです。この地域の中心都市として、また東京のベッドタウンとして都市開発の進んだ土浦の中にあって、今でも桜川流域には集落がまばらにしかありません。この田園風景を見れば、現在の土浦市街の場所が都市の立地にかなっていなかったことは明白です。自然条件に逆らって形成された都市、しかし舟運によって繁栄を手に入れた都市という土浦の問題は、桜川とその流域の低地を観察することによっても検証できるのではないだろうかというのが、ここでの関心事です。これと関連したテーマは、別の企画「〔99/01〕土浦・水郷都市の面影をたどる」でも採り上げました。
 



茨城県の地震災害の歴史




発震年月日 北緯 東経 マグニチュード 被害摘要
1987.12.17 35.22 140.39 6.7 神栖町・東村で負傷者各1名、水戸市・取手市・桜川村で石塀・ブロック塀倒壊、東村・新利根村・桜川村・河内村などで家屋の一部破損1055棟、取手市・牛久市・鹿島町・東村で水道管破損。
1983.2.27 35.56 140.09 6 龍ヶ崎市でけが人1名、藤代町で屋根瓦が割れたり落ちたりした。江戸崎町で石塀が倒壊、茎崎町でもブロック塀倒れる。取手市・牛久市・藤代町・龍ヶ崎市で水道管破裂。
1982.7.23 36.11 140.57 7 窓ガラスの破損(東海村・那珂町)、住家の屋根・壁の一部破損(大洗町)、日立市・大洗町・鹿島町で津波を観測。
1982.3.7 36.28 140.39 5.5 水戸市三の丸の県庁舎で窓ガラス90枚割れる。東海村役場でも窓ガラス10枚割れる。水戸市南町の工芸品店で水差しが割れ、日立市弁天町でも飲食店のモルタル壁はがれる。
1974.8.4 36.01 139.55 5.8 ショック死、東京・茨城で各1名。傷者埼玉8人、東京9人、千葉・茨城各1人。震央付近で屋根瓦の落ちた家10数軒。
1938.11.5 37.2 141.11 7.5 福島県で死者1、住家全潰4を含む被害、茨城・宮城でも僅少被害、茨城の田中・祝では津波を観測。
1938.9.22 36.24 141.01 6.5 鹿島灘の地震。水戸は震度5となり僅少被害。
1938.5.23 36.39 141.35 7 小名浜・福島・郡山・白河・若松に被害あり、福島県で被害のあった家屋250、煙突の倒折7、橋梁堤防の被害6、水道管破損2、茨城県では煙突5本折損し、磯原で土蔵の倒壊1、小名浜に震後22分で小津波。
1931.9.21 36.09 139.14 6.9 埼玉県中部の地震。笠原・深谷・鴻巣・吹上付近の被害大、土砂噴出多し。茨城県の被害は負傷1、非住家全潰2、半壊1、煙突倒壊1。
1930.6.1 36.34 140.37 6.5 那珂川下流域の地震。水戸で煉瓦塀倒れ、久慈で崖崩れ1、倉庫傾斜1、煙突倒壊1、鉾田で石垣崩れ、石岡では土蔵に亀裂、真壁・土浦で壁の剥落、神社の燈籠の頭が落ちた。
1923.9.1 35.1 139.5 7.9 いわゆる関東大震災で全壊128266、焼失447128、津波による流失868、死者99331、負傷103733、行方不明43476。茨城県の被害は死者5名、負傷40名、全壊棟数517、半倒壊数630。
1923.1.14 36.1 139.9 6.1 震災は水海道付近。東京で、傷1、家屋小破数軒。
1922.5.9 36 140 6.1 土浦で電話線切断3、館野の高層気象台で壁に亀裂を生ず。
1921.12.8 36 140.2 7 葉県印旛沼で土蔵破損数カ所。道路に亀裂。茨城県龍ヶ崎市で墓石倒れる。栃木県芳賀郡で石塀つぶれる。河内郡で壁や瓦の落下あり。
1897.1.17 36.2 139.9 5.6 利根川中流域で障壁に多少の亀裂、結城郡宗道寺村で土蔵壁に亀裂が生じた。茨城県南西部で震度大。
1896.1.9 36.5 141 7.3 水戸付近から久慈・那珂両川の沿岸において家屋・土蔵の小破あり。猪苗代湖でも小被害。弱い津波あり。(周期8分)
1895.1.18 36.1 140.4 7.2 "被災範囲広く、やや深い地震か?被害のひどかったのは茨城県鹿島・新治・那珂・行方の各郡と水戸。東京の下町にも被害、このほか千葉で松戸・銚子で被害、佐原で倒壊家屋1、茨城県での被害は圧死4、負傷34、破損した官公署41、全壊家屋53、破損家屋1190、破損土蔵375、塀破倒76、煙突崩壊33、亀裂地49、陥落地3、橋梁落下2、泥土を噴射したところも多かった。"
1855.11.11 36.65 139.8 M=6.9±0.1 江戸の下町とくに本所・深川・浅草・下谷・小川町・曲輪内で被害大きく、山の手は比較的少なかったが、土蔵の全きものは一つもなかった。民家倒壊14346、土蔵倒壊1404、死者は1万余。布佐、布川で破損家あり。"
1677.11.4 35.5 142 M≒8.0 上旬より地震しばしばあり。磐城から房総にかけて津波襲来。小名浜・神白・永崎で溺死80余。水戸領内で潰家189、溺死36、舟破損又は流失353。房総で倒家233余、溺死246余。奥州岩沼領で流家490余、死123。八丈島や尾張も津波に襲われたという。
1420.9.7 常陸多賀郡、河原子および相賀に津波寄すること4時間に9回。地震記事なし。
818 36.037.0 139.0140.0 M≧7.5 相模・武蔵・下総・常陸・上野・下野等、山崩れ谷埋まること数里。百姓の圧死者多数。
799.9.18 常陸・鹿島・那珂・久慈・多賀の5郡に津波、早朝より夕刻まで約15回。波は平常の汀線より1町(約110m)の内陸に達し、平常の汀線より20余町(約2.2?)の沖まで水が引いた。

地震の多い、あいまいな日本の中のつくばと私

平野 聡
0) はじめに
 日本は地震が多く、いつどこで大地震が起きても不思議ではないと言われています。また、活断層は日本中にあり、誰もが活断層の上で生活しているのだという雑誌記事もありました。筑波の地はどうなのか?? 地震に強いのか? あるいは、危ないのか?先日、工技院の地質調査所でつくばの地質を研究している専門家から話を聞く機会がありました。 それを元にこの報告を行うことにします。 もちろん、ここに述べるのは私の理解で、聞いた通りではありません。不正確な記述があったら私の理解不足です。指摘して下さい。これを読んで興味を持った人は、工技院の地質調査所の「地質標本館」(入場無料)に行ってみるとよいと思います。学園都市のボーリングで出てきた地層のサンプルや、この辺が海だった頃の貝の化石の層などもあって楽しめます。 1) 台地の位置つくば市と筑波研究学園都市は「筑波稲敷台地」という台地の上にあります。この台地は筑波山の南に広がっていて、東は土浦市や新治村との境界になる桜川、西は小貝川、南は霞ヶ浦に囲まれています。 筑波山 鬼 小 台 桜 怒 貝 地 川 川 川 霞ヶ浦
2) 晴れた日には
 筑波山が見える地図を見るとよく分かりますが、筑波山は福島県の阿武隈山地から続く山波の南の端にあります。この阿武隈山地は日本でも地震が少ないところのひとつです。硬い地盤で地質が安定しているからです。 筑波山も花崗岩などの硬い岩盤でできています。筑波山の麓には石屋がたくさんありますね。この花崗岩の硬い岩盤は筑波稲敷台地の下にもぐり込んで、台地の下に横たわっています。どのくらい深くのことろにもぐり込んでいるかというと、大穂のあたりで350メートルくらい、学園の中心部で600メートルくらいの深さだと推定されています。筑波稲敷台地はこの安定した地盤の上に乗っています。
3) 地層の表層学園都市の建設にあたって、
 たくさんのボーリング調査が行われました。高層の建築物は杭を支持層(硬い地層)まで打ち込んで基礎にしなければならないからです。
 1988年までに約500本のボーリング調査が行われたそうです。地質調査所は地質図の精度を高めるために、建築用のボーリングから得られたサンプルだけではなく、独自のボーリング調査も行いました。関東平野はご存知のように富士山の噴火で降った灰がつもった関東ローム層で覆われています。東京のでは関東ローム層の厚さは数百メートルもあります。この辺では2メートルくらいの厚さしかありません。
  この層は2万年前から5万年前にかけて積もりました。その下の地層は、古代の鬼怒川(古鬼怒川)が流れて作った砂と泥の地層です。 この層は厚さが5メートルくらいあって、常総層と呼ばれています。6万年から12万年前にできました。(ちなみに、数万年前というと旧石器時代ですが、日本にも旧石器時代人はいました。)砂の層と泥の層は深さの方向だけでなく、水平方向にも交互に広がっています。 例えば、台地を深さ5メートルのところで切って見ると、マーブルケーキの断面のように砂が多い所と泥が多い所とが重なりあって縞模様になっています。
 ですから、10メートル離れた隣の建物でも、地面の下の様子は違ってきます。筑波大のあたりから学園の中心部にかけて古代の谷がありました。その谷の上に立つ建物は支持層になる固い層まで深めの杭を打つ必要がありました。他にもところどころに谷の痕がありますが、総じて局所的なものです。谷の深さは所によって違いますが、たとえば30メートルくらいです。今は土で覆われています。
4) 盛り上がっているのは山、
 沈んでいるのは海常総層の下は海でした。その下は陸でした。その下は海でした。台地はずっと海と陸を交互に繰り返したようです。海だった時も深さはそれほどでもないので、海の時にできた層には泥の中に海の貝の化石がたくさん含まれています。これは地質標本館で見ることができます。びっくりするほどたくさんの、しかも15センチもある大きな貝がびっしり含まれています。氷河期の層からは、標高1500メートルの冷涼な気候に相当するくらい低い気温で育つ貝の化石が見つかっています。
5) 活断層の上で寝るの常総層も
 その下の層も、陸になってから年月が経っているので水は抜けており、硬くなっています。台地の上では地盤が広域に渡って液状化するようなことはありません。(ただし、人工的に盛り土をしたような所はあり得ます。)大いに気になるところの「活断層」も見つかっていません。神戸の地震は活断層が動いたことによって起きた震源の浅い直下型地震でした。つくばにはそういう活断層はないので、震源の浅い直下型地震は起きそうもありません。近くにある断層というと、鬼怒川のあたりには大きな断層があります。ここは、上で述べた筑波山の固い岩盤が関東平野の真中方向に向かって急激に落ち込んでいる(もぐり込んでいる)ところです。この辺から急激に落ち込んで、一気に3000メートルくらいまでもぐります。この辺は地質が不安定なので地震が起きることがあります。
6) プレートテクトニクス理論と
 茨城県民地面というのはマグマの上に浮いている浮き島です。浮き島はプレートと呼ばれ、いつも移動しています。大きく日本列島を見ると、日本の南側から動いてくるフィリピンプレートと、東から動いてくる太平洋プレートが、日本列島を載せているユーラシアプレート(アメリカンプレート?)の下にもぐり込んでいる構造をしています。このプレートがズるっと動くと地震が起きるわけですが、あいにく、フィリピンプレートと太平洋プレートがぶつかっているのが、つくばの下あたりです。
  1921年には土浦地震という大きな地震があって被害が出ました。竜ヶ崎地震というのもありました。プレートはなにしろ大きいので、本当の所は、つくばの真下というより、「茨城県南部もプレートがぶつかっているところの一部」といった方が正確です。ですから、茨城県南部を震源とする地震は大小たくさん起きています。
  特徴的なのは、震源が深いことで、30Km とか50Kmくらいのところを中心にして分布しています。これくらい深いと、地震の波が伝わってくるうちにエネルギーが分散するので、マグニチュードの割に震度は小さくなります。(東京、つくば間は50Km)恐いのは海溝型(?)の巨大地震です。 関東大震災の時には横浜方面が震源だったわけですが、この辺も震度6という強烈な揺れに襲われました。水平面にそって地震波が伝わる場合、波の伝わり方は共振などもあって一様ではありません。震源は遠くても強い揺れになることがあります。次の関東大震災の時にはこの辺も相当な揺れになる可能性が高いです。
7) あいまいなまとめ以上をまとめるとこうなります。
* つくばの地質は地震に対しては良好である。首都圏では最善。
* 活断層による浅い震源の地震はない。
* 震源の深い地震はよく起きている。
* 関東大震災のときは強く揺れるであろう。

 大気中の二酸化炭素,メタン,フロンなどは,太陽光線は通すが地表から放出される赤外線(熱線)を吸収して地球外へ熱を逃がさない,という温室効果を持っています.人間活動は石油や石炭を燃やすことなどによって大気中の二酸化炭素を増やしており,産業革命以降その増加は加速的になっています(53).おそらくこれが主因となって地球気温は上昇しており,20世紀に入ってから全地球の平均気温はおよそ0.6℃上昇しました.温暖化がさらに進むと,2100年には1990年に比べ平均気温が1.8?5.8℃上昇すると予測されています(国連が組織したグループIPCCの報告).二酸化炭素排出シナリオによって予測値にはこのような大きな幅があります.気温上昇は大陸で大きく,また,北半球の高緯度でより大きいとされています.

 この地球温暖化は,気象の変動幅を大きくする,異常気象を増加させその発生地域を変える,海面を上昇させる,気候帯・植生帯を移動させるなどによって,自然災害を激しくすると予想されます.まず,地球気温上昇およびそれに伴う海面水温上昇は,大気中の水蒸気量を多くし,対流活動を活発にし,熱帯低気圧の発達を促して,豪雨の強度と頻度を大きくします.現在すでに豪雨の発生回数はかなり多くなってきています(54).21世紀中の気温上昇が3℃という予測シナリオの場合,日本の夏季における豪雨日数は,21世紀半ばには現在の2倍に,世紀末には3倍になると予測されています(図55).これは洪水災害および土砂災害を激しくします.



 台風は,発生数は多くはならないものの,中心気圧はより低くなって風速と雨量が増大すると予想されます.温暖化は気候帯を高緯度に移動させるので,夏の太平洋高気圧は北に張り出して台風のコースを変えます.このため強い台風が来襲する地域が変化します.ときには日本列島から全くそれ恵みの雨が降らなくて,干ばつになることもあります.水不足は天然のダムとなる山地積雪の減少によっても引き起こされます.

 気象変化の地域ごと年ごとの違いは大きくなります.平年なみの雨の降り方をすることは少なくなり,極端に少なかったり,集中豪雨となったり,長雨になったりすることが増えます.これまで雨が少なかったところで豪雨が増えると,水害の規模はより大きくなります.大陸では気温上昇は大きく,乾燥化・砂漠化が進み,水資源不足が深刻になると予想されます.

 地球気温の上昇は,海水を膨張させ大陸氷床や山岳氷河を融かして,海面を上昇させます.21世紀末までの上昇量は,主として海水膨張により0.3?1mと予測されています.南極には全部融けると海面を65m上昇させる大量の氷がありますが,南極大陸はあまりにも低温なので,これの融解による海面上昇はさしあたりないと考えられます.

 この海面上昇は海岸低地の標高を低くし防潮施設の機能を低下させて,高潮の危険を大きくします.海面が1m上昇すると,平均満潮位以下の土地は現在の850平方kmから2350平方kmへと増加します.岩石海岸(磯浜)では海岸侵食が激しくなります.21世紀中の海面上昇が2mになるという予測もありますが,その場合には龍ヶ崎近くまで霞ヶ浦が拡大することになるでしょう(図56).

 平均気温が1℃上昇すると等温線は約150km北上し,これに伴って植生の生育適地も移動します.21世紀末までに平均気温が3℃上昇するとした場合,森林たとえば落葉広葉樹林(ブナが代表種)の生育に適した温度条件の南限は,年4kmほどの速度で北上することになります.一方,種子を飛ばすなどして樹木が移動していく速度は年数百m以内なので,気候変化に追随できず森林荒廃が生じます.これにより山地の雨水貯留能力が低下して洪水流量が増大し,侵食や崩壊による土砂流出が多くなります.気温上昇はまた,森林火災を起きやすくします.

 現在の地球平均気温はおよそ15℃ですが,もし温室効果が全くなかったとしたら平均気温はマイナス18℃になると計算され,水はほとんど凍りついてしまいます.したがって人間などの生物が現在の状態で生存できるのは,二酸化炭素など温室効果ガスがあるお蔭なのです.しかし,生物はその時々の気候条件に適合した状態で存在しているので,その変化は様々な障害をもたらし,それが急速であれば人間にとっては災害と受けとめられることになります.

  竜巻は激しく回転しながら高速で移動する縦長の大気の渦です.発達した積乱雲の底からロート状に下がってきて,地表に接した部分で猛烈な風によるきわめて局地的な破壊作用を加えます.風速が直接に観測されたことはありませんが,最大で 100m/秒程度と推定されています.寿命 (継続時間)はほぼ数分程度です.回転するロート内では気圧低下により気温が下がるので,水蒸気が凝結して細かい水滴となって白く見えます.同種の激しい突風には,ダウンバーストと呼ばれるものがあります.これは発達した積乱雲から冷たい空気が吹き降りてくる現象で,竜巻のような渦巻ではありませんが,きわめて局地的な強風であることに変わりはありません.

 日本における竜巻の発生は年平均約17個です.その大部分は沿岸部で発生します.唯一内陸部で多いのは関東平野です(図30).広い平野では地表の起伏による抵抗がないので,発生しやすくまた邪魔されずに進行できるのです.茨城県では竜巻・ダウンバーストが年平均0.6個,その他の突風を含めると年平均およそ2個発生しています.その大部分は県の西部および南東部(鹿行地域)です.
 



  アメリカにおけるトルネードとは違い,日本のたつ巻の勢力は弱いので,被害は多くはありません.死者数はアメリカで年平均100人近くにもなるのに対し,日本では年平均0.5人程度です.竜巻の被害では建物損壊数に比較して死者数が少ないという特徴があります.建物は倒されるのではなくて屋根や2階が吹き上げられて飛散するためか,死者はあまり生じません.茨城における大きな局地突風災害には,1962年の東村における竜巻,1969年の猿島における竜巻,1990年の下館におけるダウンバーストがあります(図31).猿島竜巻は栃木県に入って消滅したあとすぐに再発生し,宇都宮南方まで50kmという平均的竜巻の10倍ほどの長距離を進行しました.竜巻による被害域の幅は平均100mほどと狭いのに対し,ダウンバーストは広い範囲に及びます.下館の被害域の最大幅は3kmに達しました.関東地方で発生した最も強い竜巻は,1990年の千葉県茂原におけるもので,猿島竜巻などより1ランク上(F3)の「猛烈な竜巻」に分類される規模でした.F3のスケールの竜巻は,列車を転覆させ樹をねじ切り引き抜く力があります.


 竜巻は,上空が非常に低温で重くて上下の対流が生じやすいという不安定成層の大気があり,それをゆっくりと水平方向に回転させる力が作用する,という2つの条件が組み合わさると発生します.風が上空に行くにつれ強くなり,またその風向が変わっていくという状態にあると,大気の回転が生じます.竜巻が発生した時の気象状況で多いのは,低気圧・前線の通過時および台風接近時です(図32).前線は冷たい大気と暖かい大気の境界で,気温および風向の急変を伴っているので,回転力を生み出します.台風接近時には,その進行前方の右側で竜巻の発生が多くみられます.北海道・網走の南方,佐呂間における2006年竜巻では,竜巻内部の低い気圧による吸い上げの力に対して弱いというプレハブの仮設事務所2階に,多数の人が集まっていたという悪い条件が重なっていたので,死者9名という大きな人的被害が生じました.


  2008年3月からは「竜巻注意情報」が発表されるようになりました.これは,発達した積乱雲が接近してきており,およそ1時間以内に竜巻のような突風が起こるおそれがある場合に,県単位で地方気象台から発表されます.茨城県では,2008年に7回発表され,うち1回は実際に竜巻が発生(土浦市・つくば市),2009年には4回発表され,うち1回は実際に発生(土浦市,龍ヶ崎市・利根町)しました.2009年の被害は負傷6,住家全壊1,同半壊16などかなりの大きさでした.
竜巻の被害域は非常に狭いので,注意情報が出されても実際に竜巻に襲われる確率は極めて小さいのですが,発達した積乱雲がやってくれば強い風が吹くのはまちがいありませんので,屋外活動や高所作業などを中止するといった対応を行う必要があります.
 

 プレートの運動が主な原動力となって地殻中にひずみが蓄積され,それが限度を超えると断層が生じて地震が発生します.断層による岩盤や地層のずれが地表に達すると,特有な断層地形が出現します.台地や扇状地など平坦であるはずの面上に連続的な崖がある,山の尾根の先端が切られたような状態で直線的に連なる,というのがその代表的な地形です(22).

 断層は岩盤・地層中の弱い箇所であって,ひずみの再蓄積により繰り返しずれを起こして地震を発生させます.このずれがつくられて数十万年もたっていない新しい地形や地層で生じていると,断層活動が現在も継続していると判断され,活断層と呼ばれます.震源が深くて断層のずれが地表にまで達しない場合には,活動的な断層が存在することを地形から知ることは不可能で,地下の地質構造を人工地震波などで探査して推定するということになります.

関東平野の地下では頻繁にかなり大きな地震が発生しています.すなわち,活(動中の)断層が非常に多数存在しています.しかし深いところで起こっているので,断層ずれが地表までは達しないので活断層として把握されません.関東平野の地下には南からフィリピン海プレートが潜り込み,その上面付近で大きな地震が起こっています.その深さは50?70kmです.地震の規模(M)は最大で7.0程度ですが,この規模の地震では断層の長さが30kmほどなので,地表にまでは届きません.また,平野中央部では軟らかい地層が厚いので,断層は地割れ群となって地表近くでは消失してしまうことが考えられます.このため平野内に活断層はほぼありません(図23).

図の75km圏内には3本の伏在断層があるとされていますが,これらの推定根拠はあまり確かなものではありません.伏在断層は地上からの探査をとくに詳細に行ってその存在を推定したものです.?の荒川断層はその存在がほぼ否定されています.?の東京湾北縁断層については,その陸上の連続する崖は明らかに海の侵食によるものです.?の立川断層は活断層であることが確実とランクづけされてはいますが,発掘(トレンチ)調査をしても断層による地層のずれは見出されていません.
  内陸にある活断層が活動して地震を起こすのは数千年?1万年に1回の頻度です.これまでに起こった内陸の地震で既存の活断層に関係づけられないものが半数あります.活断層がとくに多いのは中部内陸から近畿にかけての地域ですが,最近300年ぐらいの期間ではこの地域で地震がとくに多いという傾向はみられません.

1995年の兵庫県南部地震では,淡路島の野島断層が活動して地表に連続ずれを起こしたことで有名になりましたが,この野島断層付近の震度は6弱で,震度7域(全壊率30%以上)はこれから外れ,震源からかなり離れたところに出現しました(図24).断層山地の典型ともいえる六甲山地では地下で六甲断層系が活動したことが知られていますが,この断層付近の震度はやはり6弱で,震度7は地下地質構造を反映して六甲南麓に帯状に現れました.

活断層の活動による地震では震源が浅いので震度は大きくなりますが,断層に近いほど震動が強くなるわけではなく,地盤・地質構造がより大きく震動強さを決めます.地表の情報から活断層と認定できるのは,地下に多数ある活動的な断層の一部です.立地の局地的地盤条件は無視して,活断層があるかないかを詮索しすぎるのは(例えば原発),対応の基本から外れます.

 桜川が霞ヶ浦に流れこむ河口域は,ほぼ標高2m以下という低い湖岸低地(三角州)で,地形からみるかぎりでは地盤は良くないと判断されてもおかしくありません.しかし,軟らかい沖積層の厚さは数m程度と薄く,その下には地層の硬さを示すN値が30を超えるという硬い砂礫層(土浦礫層)があります(図8).この砂礫層は約2万年前に鬼怒川が日光山地などから運びだしてきたものです.鬼怒川は小貝川近くをほぼ平行して流れており,下館の北方付近で現在の小貝川低地に向け流路をとっていたときがあります.
 筑波山の西方において,筑波台地北部が比高10mほどの崖を境にし幅3?4kmほどが一段低くなっています.この低位の台地面は北北西に伸びて小貝川低地につながっています.小貝川は上流に山地を持たない平地河川で礫を運び出さないので,2万年前ごろには鬼怒川がこの低位台地を斜めに切って流れ,現在の桜川に流入していたと考えられます.2万年前には海面が現在より100m以上低かったので,それに応じ河床勾配は大きくて運搬力が増していたので,大きな礫も下流まで運ばれてきていました.低位台地面や桜川低地にはこの砂利の採取場が10箇所ほどあります.
 沖積層は1.8万年前の氷河期ピーク時(海面最低時)以降に堆積した地層なので,約2万年前の土浦礫層よりも上にある厚さ数m程度が沖積層になります.ほぼ粘土・シルトの地層で砂の層は多くありません(シルトは粒径が粘土と砂の中間).N値は非常に小さくて軟弱な地層ですが厚さが薄いので,とりたてて悪い地盤ではありません.沖積層が薄いのは桜川の搬出土砂量が少なかったためで,これは霞ヶ浦が埋め立てられずに現在も潟湖として残っていることにもつながっています.
 この低地では,マグニチュード7クラスの関東平野南部直下の地震が起こった場合,最大震度6弱が想定されています.砂層はあっても薄いので,液状化が起こってもそれによる地盤変形は小さいでしょう.桜川低地を横断して砂洲が伸びており,かつての水戸街道はこの上を通じ,古い町並みを連ねていました.砂州と言っても比高は最大1mほど,砂層の厚さは数10cm程度です.ほぼ常磐線の東側(霞ヶ浦寄り)は三角州に分類される地形で,地盤は多少悪くなります.




 一方,台地を刻む谷の底には非常に軟弱な有機質土が堆積しており,花室川では厚さが10mもあります(図9).このような谷底では局地的に震動が大きく増幅されます.これは周辺台地面から主にローム(粘土)が運ばれ堆積したものであり,谷底の湿地に生えた植物が分解されずに混じっているので,きわめて軟弱です.なおE地点付近からは氷河期に大陸から移動してきていたナウマン象の化石が発掘されています.
 1923年関東震災時の土浦における被害は,レンガ造りの建物や塀が多少壊れた程度でした.ただし,土浦駅と荒川沖駅の間において常磐線旅客列車が脱線し,56人が死傷しています.1895年の霞ヶ浦付近の地震(M7.2)では,土浦での被害は報告されていませんが,石岡では家屋倒壊などかなりの被害が生じました.

 斜面の地層はその傾斜の方向に絶えず引っ張られています.その力は斜面傾斜に比例し急なほど大きくなります.一方,地層はそれに抵抗する力を働かせて安定を保っています.この抵抗力には土がくっつき合う力(粘着力)と上に載る地層の重さに比例する摩擦力とがあります.大雨や地震により,地層内のある面において下に引っ張る力が抵抗する力を上回ると,この面で地層が断ち切られて,上の地層が一体となって滑り落ちます.大雨による斜面崩壊では,地中に浸透した雨水が摩擦力を低下させることが,崩壊発生の最大の原因です.地震ではその加速度が引っ張る力を大きくすることが主原因です.どちらの場合にも,外からは容易にはわからない一般に複雑な地層内部の状態が大きく関係します.

 斜面崩壊の危険を示すものに,急傾斜地崩壊危険箇所の指定があります.この指定の条件は,傾斜角30°以上,高さ5m以上で,住家5戸以上に危険が及ぶおそれがある,などです.この最後の被災条件をはずした実際の崩壊危険箇所は,行政指定の箇所数よりもずっと多くなることを忘れてはなりません.ここでは捉えやすい地形条件だけが採用されており,複雑で多様な地層条件は対象外になっていますが,実際にはこれの方が重要です.
 常陸台地南部(筑波・稲敷・新治・石岡・取手の各台地)には,約350の土砂災害危険箇所(急傾斜地の崩壊により被害が出ると予想される区域に1戸以上の人家がある箇所)が摘出されています(茨城県調査,未指定箇所も含む,2010年現在).いずれも利根川・小貝川などの大きな川や霞ヶ浦・牛久沼に直接に面する台地側面および台地内の谷の下流端にあって,台地面と低地との比高が大きくなっているところです(図18).急傾斜地(崖)の高さはあまり高くなく,ほぼ15m以内です.土砂災害防止法(2000年制定)では,急傾斜地の下端からの距離がその高さの2倍までの範囲内および急傾斜地の上端から10mの範囲内が土砂災害危険区域とされています.この台地域では急傾斜地の上方の台地端にある人家が危険区域にあるとして摘出されているのが過半数を占めていますが,この場合には危険はかなり小さいと考えられます.なお,2000年以前における急傾斜地崩壊危険個所は40ほどでした.

 台地構成層は、上から厚さ1?3mのローム層,0.5?2mの常総粘土層,最大で5mほどの龍ヶ崎砂礫層(層厚の場所による変化大),最下部の成田層(海成の砂層)からなります(図19).すべて未固結の地層ですが,龍ヶ崎層中にみられる鉄集積層や常総粘土層では,かなりの硬さ(難透水性)を示します.ロームや粘土はくっつき合っていますが,砂はばらばらになります.異なった強度や透水性をもつ地層で構成される崖・斜面は一般に不安定です.これらの自然の堆積層の表面を,風化によってできた表層土が多少とも覆っています.その厚さは薄く10?20cmぐらいまでです.この表層土が滑り落ちるのが最もよく起こるタイプの斜面崩壊です.

 切り立った崖のようなところは除き,この地域の大部分の斜面は表土層に覆われ,樹木や竹林が茂っています.その根は主として表土層中にありそれを繋ぎとめる働きもしていますが,強風や地震で揺すられて加わる力がある限度を超えると,根系の底面がすべり面となって崩壊を起こす可能性があります.ほぼ同じ地層構成を示す利根川対岸の下総台地北縁では、1971年台風25号の大雨により多数の斜面崩壊が発生しました.密生した樹木が強風で揺すられ表層土と共に落下して破壊作用を大きくしました.千葉県全体の死者は56人でした.24時間で100mmというかなり強い雨が降り,ついで1時間に40?50mmの強雨が3?4時間続いたところで崩壊が発生しました.雨の強さがこのように推移するときには警戒しなければなりません.1987年の千葉県東方沖地震でも下総台地北面で多少の崖崩れがありました.
  台地の地層が露出する急な崖では,粘着性のない龍ヶ崎砂礫層中の砂質部が剥がれ落ちて窪み,その上部がオーバーハング状になっています(写真2).樹木はそこに覆いかぶさるようになっているので不安定です.落下した砂や風化土は崖下に堆積して傾斜角35°ほどの斜面(崖錐)をつくっています.この崖錐が大きいところはこれまでに崖の崩落が著しかったことを示します.一般に古い集落の背後には樹木・竹林の密生した急斜面が多くみられます.崖くずれの土砂が到達するのは,崖の基部からの距離が崖の高さと同じぐらいの範囲内ですから,この範囲外の少しでも離れたところに居住することが望まれます. 

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霞ヶ浦・桜川の治水と洪水の歴史

 霞ヶ浦は,海面が現在よりも高かった縄文前期に陸地内に深く入り込んだ入海が内陸に閉じこめられた潟起源の浅い湖沼です.出口は利根川・鬼怒川の運搬土砂および鹿島砂丘によって閉ざされ複雑な水路をとっています(図15).このため排水能力不足および利根川からの逆流による洪水がたびたび発生しました.この対策として,1921年に横利根川に閘門を設けて利根川からの逆流を防ぐようにしました.また,排水河道の北利根川・常陸利根川を掘り下げ幅を広げて洪水の疎通を良くしました.しかしこれによって海水が逆流し霞ヶ浦沿岸で塩害が生じるようになったので,利根川との合流点に常陸川水門を1967年に完成させ,湖水位調節および逆流防止を行うようにしました.現在では,霞ヶ浦の計画高水位をT.P.2.0m(東京湾平均海面を基準とした標高.)とし,高さ2.1mの湖岸堤防が設けられています.
 霞ヶ浦の既往最高水位は1938年の2.5mで,このときには霞ヶ浦流域全体で死者25人,家屋流失・全潰180棟などの被害が生じました.これは総雨量700mmに達する梅雨前線豪雨によるもので,浸水は茨城南部低地の全域に及びました. 


 霞ヶ浦に流入する最大河川の桜川の河口部に土浦の市街があります.土浦は,低湿地に水壕を幾重にもめぐらして防御する平城として築造された土浦城の城下町であり,水に弱い生い立ちの街です.城の東には比高1mほどの砂州が南北に連なり,古い町並みをのせています.水戸街道は鉤形に屈曲しながら砂州上を通じています.この砂州は霞ヶ浦の増水から城を守る役目をもっていました.しかし一方これは内水の湛水を助長します.
 城の築造が始まった室町時代には桜川は城の北側を流れていました.明治の地形図にはその旧流路がみられます(図16).1893年に開通した常磐線は湖岸沿いに通し,盛土路盤に水防堤の役割をも持たせました.市街地の標高はほぼ2m以下と低く,江戸時代以来幾度も水害を被ってきました.とくに1938年6月末の洪水は激しいもので,桜川は 破堤して土浦町の最大浸水深は3.1mに達し,死者6,住家全半壊61,浸水4311などの大きな被害が生じました.1941年には利根川の洪水が霞ヶ浦に逆流してきて湖水位が2.1mに上昇し,住家4,340戸が浸水しました.



 桜川の河川改修は,計画流量毎秒1,000立方m,霞ヶ浦計画水位2.0mに基づいて実施され,河口から10kmの区間では築堤が完了しています.その上流部では,河道部が低地面よりもかなり低くなっているということもあって,連続した堤防がつくられていません(図17).筑波山塊からの土砂供給が少なくて,河流が低地面を侵食する状態にあることをこれは示しています.1986年には台風10号の大雨により,桜川中流部では全面的な浸水が生じましたが,この侵食河道部では,無堤部もあるにもかかわらず,浸水は河道付近に限られました.なおこのとき河口部では,桜川水位は警戒水位に達しませんでした.
 平野の地盤高分布をみて,河道部がより高いという天井川の状態にあるか,あるいは侵食性であるかを知っておくことは,危険域の判定に役立ちます.小貝川は氾濫が広く平野内に及ぶという堆積性(天井川的)の河川です.


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防災コラム「自然災害に備える」

茨城南部を主なモデル地域として

 地震や洪水など自然災害の危険度とそれを決める地域の地形・地盤条件や社会環境,災害の起こりかたと対応のしかた,災害に関する最近のトピックス,各種の防災情報,教訓となる国内外の災害例などについて,図・写真を使い簡潔に解説します.茨城南部をモデル地域としていますが,特定の地域に関わらない一般的な項目も多く含めています

左側のメニュからご覧になりたい項目を選んで下さい.

公開日 2010年6月10日
最終更新日2011年3月31日
内容などについての問合せ先:
 水谷武司
(独立行政法人防災科学技術研究所客員研究員
元千葉大学理学部地球科学科教授)

龍ヶ崎市松葉6-10-8Tel: 0297-66-6712

災害の一般的な知識については下記のサイト(防災科学技術研究所ホームページ)
を参照して下さい.

特設サイト2011年東日本大震災・津波災害

 徳川幕府は1600年代前半から、新田開発・洪水防御・舟運などのために、利根川など関東平野の河川の流路を大きく付替える大土木工事を行いました.利根川はかつて南へ流れ東京湾に流入していたのですが、平野中央にある分水界の台地を関宿において開削して、東に流れる常陸川に接続させるという河道付替え工事を1621年から実施しました(図8).これによって流域面積は大きく変わり、旧常陸川は旧利根川や渡良瀬川などが流す大流量の洪水を引き受けることになりました.

1629年には水海道の南において鬼怒川と小貝川を分離し、台地を4km開削して鬼怒川を利根川(旧常陸川)に合流させる工事を行いました.また、1630年には戸田井と羽根野の間で取手台地を開削し、押付にて小貝川を利根川に合流させました(図9).これらの河道付替えによりこれまで放置されていた鬼怒川・小貝川低湿地の利用が可能になり、灌漑用に福岡堰・岡堰・豊田堰の三大堰などを設けて、新田が開発されることとなりました.

 もともと常陸川は取手台地のすぐ南を流れていたのですが、1630年に我孫子台地東端を布川と布佐の間において開削して、流路を南に移しました.現在もここは川幅が著しく狭い狭さく部になっています.新利根川は1660年ごろ開削が始められた人工河川で、かつてその上流部は利根川に接続していました.1922年には高須における小貝川の曲流部がショートカットされました.明治・大正期の地形図にはこれらの河道変遷の痕跡が認められます.

  鬼怒川・小貝川の低地の幅は常陸川の低地に比べ広くて、ここを大流量の川が流れ関東平野東部の主河道であったことが分かります.鬼怒川と分離されている現在の小貝川は、上流に山地を持たない平地河川であり、農業用水の取水用河川となっています.大きな流路変更が行われた河川において氾濫が生じた場合、一般に洪水の主流は自然地形の傾斜方向に向かっていた元の流路をたどって流れ下ります.

 1742年(寛保2年)以降、小貝川における堤防決壊による洪水は14回(決壊箇所数18)起こったという記録があります(図10).このうち右岸側(藤代側)は1950年の1回だけで、低地面の傾斜方向に(かつて鬼怒川が流れていた方向に)洪水が向かう傾向が非常に強いことが分かります.高須の曲流部がショートカットされる以前には、決壊はこの曲流部付近と利根川合流点付近で多く生じています.豊田では5回も決壊が起こりました.

 合流点の上流では本流の高水位の影響をうけて決壊が生じやすいので、小貝川流域では雨が少なくても利根川上流山地内で大雨が降ると、小貝川が洪水になります.布川の狭さく部は合流点付近での利根川水位をより高くします.1935年9月には利根川からの逆流によって高須橋下流で左岸堤防が破堤し、東村までの百数十平方km(1981年洪水の5倍程度)が浸水を被りました.

 平野部で大雨が降ると小貝川自体の流量が大きくなって氾濫が生じます.1938年6月の洪水はこのタイプで、佐貫駅の近くで破堤して140平方kmが浸水しました.石下町豊田などで破堤氾濫が生じた1986年8月の洪水もこのタイプです.1950年のように藤代側に氾濫すると小貝川堤防により流下が妨げられるので、堤防際から上流方向へと流入量と地形に応じて浸水域が広がり滞留します.

  関東平野の台地は火山灰の風化土層である関東ローム層によって厚く覆われています.この大部分は、およそ2万年?9万年前の期間における富士山と箱根山の度重なる噴火の火山灰が飛来して堆積したものです.龍ケ崎北部台地ではローム層の厚さは2?3mあり、噴火の度に地面は火山灰に覆われたことでしょう.ローム層下部には厚さ8cmほどの黄橙色の層が挟まっています.これは約6万年前における箱根山の1回の巨大噴火による降下軽石が粘土化したもので、東京軽石層と呼ばれています.噴火当時には隙間の多い軽石であってその堆積の厚さは10cmを超え、地表の植物はほとんど埋まってしまったでしょう.このように火山から遠く離れてはいても、偏西風の風下である火山東側では噴火の危険が広く及びます.なお、この6万年前の箱根山噴火の火砕流は60km離れた横浜にまで達しています.
 関東平野周辺には活火山が12ほどあります(図21).最も活動的なランクAは浅間山と伊豆大島、次いで活動的なランクBは那須岳、草津白根山、榛名山、富士山、箱根山、伊豆東部火山群(大室山など)です.茨城南部に影響を与えるおそれの大きい火山は、位置関係および活動度からみて富士山と浅間山、次いで草津白根山で、これらは150kmほどの距離にあります.富士山は1707年(宝永4年)に大噴火し、茨城南部では厚さ1cmほどの火山灰が降りました.浅間山は1783年(天明3年)に大噴火し、茨城南部にも降灰がありました.このとき生じた泥流は利根川を流れ下り、泥水や漂流物は河口にまで達しました.北関東では北方にある火山の噴火の影響を受けます.鹿沼土と呼ばれているのは、4.5万年前の赤城山噴火による火山礫や軽石です.

 火山灰の降灰とその堆積は、建物倒壊、植物の倒伏・枯死、視程悪化・交通マヒ、環境汚染、水質汚濁、健康障害など、多種類の被害・混乱・障害を引き起こします.噴火の後に雨が降ると火山灰は固着して、被害が著しくなります.首都圏に2?3cmの降灰があると、交通途絶や停電などにより大混乱が生ずると懸念されています.

 火山噴火により生ずる最も危険な現象は火砕流です.その大規模なものは火口から噴き上がった多量の火砕物が失速落下して生ずる噴煙柱崩壊型の火砕流です.巨大規模になると火砕流は火口から100kmを超える遠方にまで達し、その周辺には多量の火山灰・軽石が降下します.巨大火砕流噴火は広い火砕流台地と大カルデラをつくります.この地形は九州と北海道に多くみられます(図22).約7万年前の阿蘇山噴火は特に巨大で、火砕流は180kmの遠方にまで達し、その火山灰が北海道にて10cmを超える厚さに堆積している場所が認められています.九州で巨大火砕流噴火が生ずると、風下にあたる関東地方にも大量の降灰が生ずる恐れがあります.

 噴火の規模は噴出物の量で表されます.7万年前の阿蘇山噴火は約600立方km、有史時代最大の噴火である1815年のインドネシア・タンボラ火山の噴火は175立方km、64万年前のアメリカ・イエローストーンの噴火は超巨大で1000立方kmでした.巨大噴火が生ずるのは稀であり、巨大地震の頻度の1/10以下ですが、エネルギーの規模は1000倍以上にもなり、全世界に大きな被害をもたらします.

地形や地盤条件など地域の土地環境は、そこで起こるおそれのある災害の種類と危険の程度をほぼ決めています.沖積層のような軟弱な地盤では、地震波がいわば詰め込まれるような状態になるので、揺れが増幅されて震度が大きくなります.地表近くにある砂層が地下水で満たされていると、地震により液状化が生じて地盤が変形し破壊されます.水は低きにつくという言葉どおりに、洪水は地形に支配されて流れ低いところに氾濫します.土砂の崩壊を発生させる基本要因は地表の傾斜です.地域の土地環境を知ることは防災対策の基礎であり、それに基づいて住居の構造や強度、住み方などを決め、避難などの災害時対応を準備しておく必要があります.

 この地域は、広い常陸台地の最も南部にあたる稲敷台地と利根川・小貝川が流れる低地(龍ケ崎南部低地)とからなります(図1).台地を構成するのはかなり締まった砂質層で、表面にロームを載せています.低地は鬼怒川などが運んできた軟弱な沖積層からなり、台地を削り込んでつくった谷地形を埋めています.このような地形と表層の地層の形成は十数万年前以降のことです

十数万年前の地球は温暖で海面は現在よりも高かったので低地には海が侵入し、関東平野は東に向け開く湾となっていました.この浅い内湾を周辺山地からの土砂が埋め立てた堆積面(浅海底およびデルタ)が台地の原形で、形成当初はほぼ東南に緩く傾く平坦な地形でした.温暖のピークは12.5万年前にあり、その後気候は寒冷化に向かい、大陸氷河の成長による海水量の減少によって、次第に海面は低下しました.最も気温が低くなったのは1.8万年前で、このときの海面は現在よりも130mほど低い位置にありました.

この海面低下により海抜高を増したデルタ面上を流れる河川は、侵食力を増してデルタ面を削り込みました.流量の大きい鬼怒川は60?70mほど削り込み、また流路を大きく蛇行させて台地側面を侵食し谷幅を広げました.この侵食が及ばなかった範囲が現在の台地面です.なお、関東平野中央部の沈降により利根川はある時期から南に向かって流れるようになったので、平野東半部を流れる最大の川は鬼怒川となりました.流量の小さい小河川(小野川など台地内の川)は幅狭く浅い谷をつくっただけでした.

寒冷化初期の8?9万年前ごろに鬼怒川などが運搬した砂礫が、関東平野の南東部に最大5m程度の厚さで堆積しました.これは龍ケ崎砂礫層と名づけられています.この最上部は火山灰質の常総粘土層です.さらにこの上に2?6万年前に古箱根火山から飛んできた火山灰の風化土層(ローム層)が厚さ2m程度堆積しています.

  1.8万年前以降気候は急速に温暖化して海面は上昇しました.縄文前期にあたる6千年前には海面は現在よりも数m高くなり、氷河期に削り込まれた谷には海水が侵入しました.こうして関東平野には多数の細長い入海が出現し、鬼怒川の谷では下妻の南方まで海でした.龍ケ崎の台地は、ほぼ島状になった下総台地との間に広がる内湾に突き出す岬でした(図2).この入海を埋め立てた地層が沖積層です.したがって沖積層は1.8万年前よりも新しい地層で、まだ全く固まっておらず軟弱です.厚さはその場所での谷の削り込みの深さによって決められています.龍ケ崎の南部低地ではこの厚さは最大30?40m程度です.

河川低地は洪水・土砂の氾濫の繰り返しによってつくられてきたものです.龍ケ崎南部低地の表面には比高1m前後の低い自然堤防が形成されています.自然堤防は河道から溢れ出した洪水が運ぶ土砂が堆積してできた堤防状の高まりで、主として河道沿いに発達します.牛久沼の排水河川であった江川沿いには自然堤防がほぼ連続しており、最近では鬼怒川本流がここを流れていたことを示しています.6千年前における海面上昇時の入海の名残りが牛久沼・手賀沼・印旛沼などであり、鬼怒川などの運搬土砂によって谷の出口が塞がれたところに形成されたものです.低地の標高は3?6mで、台地面との比高は15?20m程度です

 地震波の伝わる速度は岩石・地層の硬さによって決まり、軟らかい地層では硬い岩盤に比べ1/30程度にも遅くなります.地下岩盤から伝わってくる地震波は地表の軟弱地層中で速度を大きく低下させるので、引き続き到達してくる波がこの地層中にいわば詰め込まれ重なり合うような状態が生じて、地震の揺れが強くなります.

軟らかい地層の代表的なものに沖積層が挙げられます.これは河流や海流が運んだ砂や泥からなり、堆積して間もないので(最大で1.8万年程度)、まだ締まっていなくて軟弱です.河川の低地はこの沖積層からなります.その厚さはその河が氷河期に陸地を削りこんだ深さによってほぼ決まります.


震動の増幅には共振現象によるものもあります.物体はすべて、地層も建物も非常に揺れやすい固有の周期を持っています.地震波にはいろいろな周期の波が重なっていますが、
0.5?1.0秒ほどの波が最も多いのが通常です.厚い砂泥質の沖積層の固有周期はほぼこれに一致するので、共振により震動が大きく増幅されます.

地震の揺れの強さは、最大加速度、最大速度、気象庁の震度などで表されます.最大加速度でみてみると、硬い岩盤よりなる山地に比べ沖積層よりなる河川・海岸の低地では
2倍程度(震度では1?1.5大)に、かなり締まった砂質層よりなる洪積台地では1.5倍程度(震度では0.5程度大)になっています.1923年関東地震のときの東京における家屋倒壊率から推定される震度は、武蔵野台地(稲敷台地と同じローム台地)で5強程度、沖積層の厚い荒川低地中央部では6強?7という違いがありました

龍ケ崎南部の低地には厚さ30mを超える沖積層が分布します(図3).これは氷河期に鬼怒川が削り込んだ谷を埋めた地層です.橋や道路などの大きな構造物の建造にあたっては、軟弱な沖積層の厚さが30m以上を最も悪い第3種地盤に分類して耐震設計を行っています.

地層の構成はボーリングにより調べられますが、一般にボーリングの数は少なくまた偏って分布しているので、地形なども手がかりにして推定します.地層の硬さや締まりの程度を示す値にN値があり、これによって地盤の良し悪しなどを簡易に判定できます.この値は地層を抜き取るサンプラーを一定深さ打ち込むのに要する打撃回数で、0は打ち込む必要のないほど軟弱であることなどを示します(図4)

牛久沼の南方には、N値がおよそ5未満の地層が厚さ30mを超えるというボーリングが多数あります.沖積層の底面は氷河期の河床面であり凹凸はあまりないはずなので、沖積層厚30mの等深線は龍ケ崎南部から小貝川を越えて藤代方面に連続していると推定されます.埋没谷の中心はほぼ低地中央部を通っており、その深さは最大で40m以上です.

関東鉄道龍ケ崎線のあたりから台地際までの間には地下に卓状の地形いわゆる埋没段丘が存在し、沖積層は薄くなっています.龍ケ崎中心市街はこの埋没地形の境界付近にあります.台地際には表層が有機質土である非常に軟弱な地層が分布しており、台地際は河川の堆積作用から取り残されて沼沢地が多数出現したと考えられます.表層が非常に軟弱なところも最も悪い第3種地盤に分類されます.

台地内の谷底の沖積層は厚さ数m程度で、砂質・泥質とさまざまであり、局地的に泥炭のような有機質土が分布します.台地面の表層にはN値が10未満のかなり軟らかいローム層と常総粘土層が厚さ数mあり、関東平野以外の他地域の洪積台地に比べ地震時の震度を少し大きくしています.

液状化の可能性のある砂質層は、低地内の全域にわたって多かれ少なかれ分布します.一般に自然堤防は砂質ですが、この地域の自然堤防の規模は小さくて特に砂質というわけではありません.1987年の千葉県東方沖地震では、15kmほど離れた東町や利根川対岸の千葉県側低地で液状化が生じています.

液状化は地下水で隙間が満たされた締まりの緩い(N値がほぼ10未満の)砂の層で生じます.締まりが緩いと砂粒子はお互いに角を突っ張りあって全体を支えています.地震により繰り返し揺すられるとこの突っ張りあいがはずれ、圧力を高めた水の中に砂粒子が浮いた状態になります.これが液状化です.圧力を高めた水が砂と共に地上に噴き出すと、地層の中身が抜け出たたことになり亀裂・陥没・流動などの地盤変形が生じます.

大火災や津波がない場合、地震による死者の大部分は建物の倒壊により生じほとんど即死の状態です.火災も建物の倒壊によって起こります.住む家が存在するか否かは地震後の生活に決定的な影響を与えます.被災者の救援・収容対策にも大きく影響します.地盤条件に応じて建物を耐震的にし壊れないようにすることが地震対策の基本です.

 地震は断層によって生じます.断層とは岩盤がある面を境にしてずれる現象です.地殻中にひずみが蓄積されて岩盤の強度を超えると断層破壊が生じて、ひずみのエネルギーが地震波として放出されるのです.地殻中にひずみを蓄積させる主力はプレートの運動です.プレートとは地球表面を厚さ100kmほどで覆う岩板で、十数枚ほど存在します.これらがお互いに押し合ったりずれ合ったりする境界で大きなひずみが生じて強い地震が頻発します.

関東地方の地下には、大陸のプレートの下に東から太平洋プレートが沈み込み、さらに南方からフィリピン海プレートが太平洋プレートの上に潜り込んでいて、世界でも有数な地震頻発地帯になっています.太平洋プレートが沈み込むところが日本海溝、フィリピン海プレートが沈み込むところが相模トラフ・南海トラフで、これらはいわば巨大活断層です.

茨城南部に影響を与える地震には、(1)関東平野南部の地下で起こる直下型地震、(2)日本海溝の陸側の鹿島灘・福島沖で起こるプレート境界地震、(3)相模トラフで起こるプレート境界地震があります(図5).なお、この地域には活断層の存在は認められていません.

最も頻繁に起こっているのが(1)です.これは主として、フィリピン海プレートと太平洋プレートとが接触している付近で起こっています.接触面は地下50?70kmぐらいのところにあるので、震源の深さもそれくらいです(図6).マグニチュード(M)は一般に5以下、せいぜい6クラスであり、震源がかなり深いため、地表での震度は5強までです.ただし震源が浅いと、1855年安政江戸地震(M6.9、死者4,700)のように局地的に大きな被害が生ずる可能性はあります.1921年のM7.0 の地震は龍ケ崎地震と名づけられていますが、実際の震央は阿見付近で深さは60kmでした.このMは被害の分布範囲などから推定したもので、実際はこれより0.5ほど小さいとしたほうが良いようです.

 一般に、震度5強以上の強震域は震源断層からの距離がM7で30km程度、M8で100km程度です.震度5強では建物倒壊などの被害はわずかです.なお、1998年から震度は密に配置した震度計により決められることになり、震度5強以上など強い地震の回数がそれ以前に比べ数倍にも増加しています.

(2)は日本海溝での沈み込みによる地震で、ここはM8クラスの巨大地震が起こる場所ですが、これまでのところ最大のMは7.5です.震源からの距離は100km以上になるので、茨城南部での震度は5を超えることはないでしょう.同じ日本海溝沿いでも宮城・三陸沖ではM8の地震がたびたび発生しています.地震波は日本海溝に沿って南に伝わりやすいので、三陸?福島沖の地震でも茨城南部における震動はかなり強くなりますが、被害をもたらすほどにはなりません.

(3)は相模湾?房総南方沖で起こるM8の地震で、1923年関東地震、1703年元禄地震はこれです.相模湾域では85年前の関東地震によってひずみが解消されているので、ここ100?200年ぐらいは大きな地震は起こらないと考えられています.関東地震のときの茨城南部における被害はわずかで、龍ケ崎では被害規模から震度5強と推定されます.しかし関東平野の基盤が深い埼玉東部低地では、茨城南部よりも遠いところにおいても大きな被害が生じました.たとえば震央から90km離れた幸手では住家全壊率が30%近くで、震度6強以上の揺れでした.

海溝型の地震や内陸活断層の活動による地震の発生確率と、それらが起こった場合のそれぞれの地点における震度をマグニチュード・震源距離・地盤条件などから求めて、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図が日本全域について作成されています(図7).茨城南部ではこの確率は15%程度になっています.ただし、南関東におけるM7クラスの地震の頻度とその影響域をやや大きめにとっているように見受けられます.

鋼管杭と柱状杭の違い





HySPEED ハイスピード工法・天然砕石パイル工法

軟弱地盤を補強する 柱状地盤改良工法 動画CM



湿式柱状改良.avi



鋼管杭の工事の例

鋼管アンテナ設置事例 田中邸

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メール2011.7.23ー6.01

F110719 本日電話で確認した内容について

田中様11/07/10 8:51

田中様

お世話になっております。

本日電話で確認した内容をまとめましたので、添付致します。

ご確認お願い致します。

また、多少の雨天でも地鎮祭を行う予定であることを、岡田工務店の中村さんに

確認致しました。

21日、天気が良くなることを祈っております。

それでは、宜しくお願い致します。

110719 議事録(土浦・田中邸).pdf

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

メール情報連絡 田中様 2011.7.11

お世話になっております。7.11(月)確認申請が無事におりました。工事はいつでも着工可能です。

確認申請料11,000円を立替させて頂きましたので、21日の地鎮祭の際に精算をお願い致します。さて、一昨日メールさせて頂いた通り、本日岡田工務店さんと打合せを行いました。追加で外構・地盤改良工事の見積もりが提出されました。その中で、ご相談したい内容が2つあります。

1) 地盤改良工事について提出された見積書によると

・外構工事443,370円

・地盤改良工事2,173,670円(認定工法)

・地盤改良工事617,630円(認定なし)となっております。

地盤改良については、国土交通大臣認定の工法が確かなので、これまでは認定工法を考えておりましたが、多額のコストがかかるので岡田工務店さんから認定を受けていない鋼管工法による提案を受けました。これについても地盤保証(ハウスワランティ)がとれるとのことです。如何でしょうか?保証内容については岡田工務店さんより詳細を頂けるように手配しております。

2)防虫防蟻塗装について

柱、間柱、筋かい、土台をヒノキやその他蟻や腐食につよい材種で施工すると防虫防蟻塗装をしなくてもよいという基準があります。今回提案をうけた防虫防蟻塗装は

・木炭水性塗料(スーパーカーボンコート)165,600円となっております。

柱、間柱、筋かいを杉からヒノキに変更すると差額が111,660円増額となります。防虫防蟻塗装をせずに、柱、間柱、筋かいをヒノキにすると53,940円安くなります。これについては如何でしょうか?

見積書を本日郵送するとのことでしたので、明日か明後日には田中様の所へ届くと思われます。内容を確認して頂いてからで構いませんので、ご相談させて下さい。まずは、メールで報告とご相談させて頂きました。

-------------------------------------------------------------------------------田中利重様 11/07/11 17:54

いつもお世話になっております。

お礼のメールを頂きましてありがとございます。土浦市は、梅雨が明け猛暑日が続いております。来週の木曜日も良い天候に恵まれそうですね。

7月21日午後2:30に現場にてお待ちしておりますので今後共、宜しくお願い致します。

株式会社岡田工務店 担当:岡田桂一

---------------------------FW: お見積り書の提出【岡田工務店】-----田中様11/07/10 8:51

お世話になっております。

昨日、岡田工務店さんより見積書データを頂きました。

下記の岡田さんからのメールの通り、地盤改良については

後日、追加で提出されます。

内容を未確認のままですが、先ずは転送させて頂きます。

土浦の家2 再 見積もり.pdf

-------------------------------------------------------110708 見積書について-田中様11/07/08 15:59

お世話になっております。湿気が体にまとわりつくような季節となっておりますが、三春町は如何ですか?エアコンを設置していない当事務所では窓をあけ扇風機で、何とか過ごしていますので最近の断熱材は流石だなと感心しております。

見積もりの件ですが、岡田工務店さんに確認したところ、明日中に見積書を提出頂けるとのことです。まずはデータで頂くので、受け取り次第、転送させて頂きます。内容については、週明け確認し、13日(火)に岡田工務店さんと見積内容の確認打合せを行う段取りとなっております。それでは、今後とも宜しくお願い致します。

飯田貴之建築設計事務所

----------------------------------------------------------------------------------飯田貴之建築設計事務所 様


お世話になっています。
その後、岡田工務店から減額調整後の見積書の連絡はありましたでしょうか。
減額調整の進捗状況の連絡をお願いします。別件で塗装工事の内容についてご確認下さい。
以前メールでいただいた減額・変更(決定・確認事項)

塗装01.pdf 塗装02.pdf 塗装03.pdf

記入日:2011年 6月24日より 田中

-------------------------------------------------畳資料検討のお願い11/06/29 0:30

何時もお世話になっています畳について調査してみました。
参考に添付します。減額調整に影響するのであれば 赤枠の一畳の縁ありでよいかと思います。ご確認願います。
土浦の家2   タタミ.pdf

--------------------------畳の見積りを送らせて頂きます【岡田工務店】-田中利重様11/06/28 20:13

いつも大変お世話になっております。本日、質問がありました畳のお見積りを先に提出させて頂きます。この見積り書は、同時に飯田先生にも送らせて頂きました。

飯田先生と再度ご検討して頂き、ご連絡頂けますようお願い致します。それでは今後共よろしくお願い致します。

最後に、田中様のコメントがきっかけでブログを再開する事が出来ました。本当に有難うございます。

株式会社岡田工務店

------------------------------------RE: 20110627: 減額調整について田中様

お世話になっております。メールありがとうございました。内容確認させていただきました。下記内容含めまして、外構も合わせて岡田工務店さんに見積依頼いたします。また、何かございましたらご連絡ください。よろしくお願いいたします。

飯塚 祥子

--------------------------------------------------------------------20110627: 減額調整について

飯田貴之建築設計事務所 様

先日、岡田工務店での見積検討ではお世話になりました。
また、検討後の修正記録及びアプローチ・駐車場の図面確認致しました。その後、資料精査致しまして下記項目について減額を含めて再検討いただければと思います。
後ほど電話確認致します。

再検討項目

1. 畳の件について
 岡田工務店見積(一畳縁なし)の確認
 ダイケン畳「健やかくん2000SS」スタンダードタイプ
 を比較検討の上、安価を優先とする。
2. トイレ便器品番変更
 TOTO 新ピュアレストQR
便器CS2208#NW1
タンクSH220BA#NW1
ウォシュレットF1 TCF4411E #NW1
3. 24H換気扇 岡田工務店見積どおりとする
三菱電気(VD-10ZLC9-S) 騒音値SPL/19-27db
 ----参照------
 (更級製作所では、ファンのベヤリングの性能や
 静音性(2段階方式27-36dB)が劣るが価格は安価3500~5000円前後である。
 電話およびメールにて確認済)
4.アプローチ・駐車場の図面にについては特にありません。
以上、早急に臨機応変「ホウレンソウ」の対応お願いします。

----------------------------------------------------110624 外構の御提案-田中様

お世話になっております。

昨日のお打ち合わせの際にお話しさせていただきました外構のスケッチを送付いたします。内容をご確認いただき、よろしければ岡田さんに再度見積を依頼したいと思います。

よろしくお願いいたします。

110624 外構図(提案).pdf

飯塚 祥子

---------------------コメント頂きまして有難うございます【岡田桂一】田中利重様11/06/24 13:52

いつも大変お世話になっています。

先日は、お打合せさせて頂きまして有難うございます。田中様の夢のマイホーム建設の為、全社一丸となって精一杯努めさせて頂きますので宜しくお願い致します。

今回メールをさせて頂いたのは、コメントにあったURLにできなかったものですからメールを致しました。もし、宜しければブログPASSを教えて頂けると幸いです。ご都合が悪い場合は、気兼ねなく教えてください。それではお返事お待ちしております。今後共、何卒宜しくお願い致します。

株式会社岡田工務店

----------------------------------------110624 昨日のお打ち合わせ事項田中様

お世話になっております。

昨日はありがとうございました。昨日のお打ち合わせ事項(決定・確認事項)についてまとめましたものを送付させていただきます。

内容をご確認いただきまして、何かございましたらご連絡ください。よろしくお願いいたします。

100624 田中様邸VE案(決定事項).pdf

飯塚 祥子

-----------------------------------------------2011.6.22変更点確認メール飯田貴之建築設計事務所

何時もお世話になっています 減額変更点の中で、疑問なった項目ありましたので ご確認願います。 - アルミサッシ工事 AW-1、AW- 4、AW-6 内倒し窓 規格品 16503に変更 -

内倒し窓は現在我が家にも一カ所ありますが雨天時 に雨が振り込む恐れがありあまりあけられない短所あり。 できればメーカー品質は問わず変更価格程度のもので 最初のプラン通りにして欲しい。 安価なトイレの品番の選択をしていますので 奥ゆきの長さは何センチまで可能か 知りたい。 タンクレストイレでないとだめなのか 確認したい ご確認メールお願いします。

--------------------Re: 110621 減額変更案、見積書の件 飯田貴之建築設計事務所

岡田工務店から提出された見積書と減額・変更 案を検 討しました。
減額案について不明な点がありますので
電話にて削除案の調整をお願いします。

23日岡田工務店との打ち合せ後はどうなりますか。

早急に工務店側の見積額を削除調整し、
図面の最終承諾の打ち合せが必要と考えています。

検討した削除案を添付しました。ご確認下さい。

110621 第1回減額変更案(土浦・田中邸).pdf

--------------------------------------110621 減額変更案、見積書の件田中様

お世話になっております。岡田工務店さんから提出された見積書と、岡田工務店と弊社の減額・変更案をあわせた提案を送付致しますので、ご確認下さい。

田中利重様外部収納及び外構工事110618.pdf

ハウスワランティとは

お施主様へさらなる安心・安全をご提供するために
一般社団法人 住宅構造・基礎・地盤保証支援機構が設立されました。



地盤保証制度の安全性をより高め、
住宅事業者様とお施主様の"信頼づくり"をサポートいたします。


お施主様にとって、住宅は家族の暮らしを守るものであり、大切な財産です。
その財産を守る基盤となるのは、安心の地盤保証制度の確立に他なりません。


ハウスワランティ(正式名称:一般社団法人 住宅構造・基礎・地盤保証支援機構)は、
地盤保証事業をより強固な形にしていくため、新たに一般社団法人として設立されました。


これによって、これまで単独で行われてきた保証制度より、さらに安全性が高まり、
お施主様には大きな安心感をもたらすことができるでしょう。


私たちはこの活動を通して、住宅事業者様のさらなる発展と共に、
我が国に良質な住環境を構築していくことを目指して力を注いで参ります。

住宅総合サポート

住宅総合サポート

地盤保証システム

地盤保証内容
ハウスワランティの地盤保証システムは、建築基準法に準じた地盤調査の結果を 第三者であるハウスワランティが評価し、適切な基礎仕様をご提案すると共に、 不同沈下に対する責任を保証します。

基礎仕様の選定に責任を持てますか?
建築基準法では、主に不同沈下対策として地盤調査の結果に応じた基礎仕様選定を義務づけていますが、調査の数値だけで地盤状態を判断することは危険。良好に見えても事故の可能性は否定できませんし、「基礎杭」を必要とされる数値でも、すべてに必要とは限りません。

建築基準法の抜粋
建築基準法の抜粋

地盤改良工事の必要性は誰が判断しますか?
地盤事故に対する責任を地盤調査会社に求めた場合、高い確率で改良工事の判定が出るでしょう。また、改良工事を主業務にしている会社に調査を委託しても同様です。第三者の立場による適切な判定が望ましいのではないでしょうか。

地盤保証システムの基本的な流れ

お施主様の財産を守るため、第三者的な立場で地盤業務をその責任まで含めて請負うことがハウスワランティの地盤保証システムです。

調査案
不同沈下の危険性は、地盤調査によって得られた数値 データだけでは判断できません。ハウスワランティでは、 数値はもちろん立地条件・周辺環境・土質なども踏まえ、 多方面からの調査を提携調査会社に委託します。
地盤調査方法
※さらに、平板載荷試験、ボーリング試験も承ります。
「低コスト」と「高い安全性」を両立
地盤調査に高いコストをかければ、不同沈下の可能性を深く探る事ができるでしょう。しかしそれでは、一般の住宅にとってはあまりに大きな負担となってしまうため、ハウスワランティでは簡易的でコストの低い地盤調査方法を採用しています。
ただし、あくまでも簡易的な地盤調査方法のため、地盤事故の可能性をゼロにすることはできません。そのゼロになら ない部分を補うために保証があります。 地盤保証のエキスパートとして蓄積された長年のノウハウと、 過去の事例に裏付けられた経験による精度の高い解析により、地盤事故をゼロに近づけます。
解析・提案
各調査データを総合的に解析し、該当建物と地盤にとって最適な基礎仕様をご提案いたします。提案に従った基礎仕様の施工が 地盤保証の条件となります。
「第三者」が改良工事の必要性を判断
地盤調査と改良工事を請負う会社を切り離し、 調査データを第三者的な立場で解析・判定す ることで、本当に改良工事が必要かどうか分からないグレーゾーンを客観的に判断。これにより、改良工事を施さなくても安全性を確保できる物件の比率が格段に増えます。「第三者」が改良工事の必要性を判断
(必要な場合のみ)
対策
解析の結果、軟弱地盤など不同沈下の危険性が認められた場合、基礎の補強工事や地盤改良工事を施します。
この場合も過剰品質にならない適切な工事をご提案いたします。
新しいエコ工法なら、環境に優しい
地盤改良工事の方法も進化を遂げています。ハウス ワランティは従来の工法に加え環境に優しい、エコ工法を推奨いたします。
環境に優しい新しいエコ工法
保証
保証期間
対象建物引渡し日より10年間。(特約により20年間)

保証額
ひとつの事故に対し最高5,000万円まで。

免責条項
免責金額0円、免責期間なし。

保証内容
建物の不同沈下に対し、その修繕に必要な全ての費用を保証します。

改良工事

Foundation Improvement Work
支持杭
鋼管杭は支持杭として最も優れており、確実な支持性能を期待できます。方法には直接打込み式、圧入式、埋込み式などがありますが、最近では回転圧入式が多く採用されています。
無振動、低騒音で施工できるので都市部や隣接家屋がある土地などでは非常に有効です。
支持杭
『特徴』
支持杭
工期が短く、振動や騒音がほとんどでません。
支持杭
杭の長さは地盤深度によって、自由に設定できます。
支持杭
地下水の影響をほとんど受けずに、作業が可能です。
支持杭
圧入式、埋込み式、回転圧入式などにより、削孔による排土が少ないので、残土の処分に手間がかかりません。
『工事状況』
支持杭


柱状改良工事
軟弱地盤や盛土、埋立地等の敷地に円柱状の穴をあけ、そこに特種撹拌装置によってセメン卜系固化材と水を混合して作った固化材ミルクを注入し、土壌と混合撹伴して、杭状の柱体を作成します。
柱状改良工事
『特徴』
柱状改良工事
工期が短く、振動や騒音がほどんと出ません。
柱状改良工事
施術機械が小型なため、狭い土地でも容易に作業を行えます。
柱状改良工事
比較的、施工費用が安価で行えます。
柱状改良工事
軟弱土をそのまま利用しますので、土の入れ替えが不要です。
『工事状況』
支持杭


表層改良工事
比較的層厚の薄い軟弱地盤に、軽量の構造物を建設する際に用いる工法です。一定の深さまで掘削しセメント系固化材を混合撹梓し、薄層転圧を繰り返して軟弱土を固化し、良貭土に改良します。
表層改良工事
『特徴』
表層改良工事
工期が短く、戸建住宅であれば1日?2日で作業可能です。
表層改良工事
N値に換算して地盤強度を確認できます。
表層改良工事
土質によって固化材の量を調整し、最適な強度に改良できます。
表層改良工事
土質に合った固化材を選定し、最適な良貭土に改良できます。
『工事状況』
表層改良工事

住宅杭事業のご紹介

House Spile Work
住宅杭事業

常時3000トンもの在庫を取り揃え、臨戦体制にあります。
お客様の必要とされるものを、高品質、短納期、豊富なサイズでご提供いたします。

戸建て用鋼管杭
お客様の必要な時に、ぴったりのサイズをご提供できるよう、常に豊富なサイズを取り揃えております。
『特徴』
戸建て用鋼管杭
強度、耐震性に優れた信頼性の高い日鉄鋼管株式会社の鋼管を使用しております。

戸建て用鋼管杭
加工から溶接、配達まで全て自社で行っています。間に入る人手や外注費用がかかりませんので、コストを抑え、高品質な製品をお届けできます。

戸建て用鋼管杭
お客様のご希望の長さ、形に切断、溶接などの加工も承っております。
戸建て用鋼管杭


一般鋼材全般
H形鋼、丸鋼、平鋼、角鋼、山形鋼、その他 住宅用鋼材各種扱っております。
一般鋼材全般
『鋼管』
『角型鋼管』
『H鋼管』
『アングル』
一般鋼材全般
『チャンネル』
『平鋼』
『丸鋼』
『角鋼』


住宅用固化材
弊社では摩擦杭 ( 湿式柱状杭 ) や表層改良に使用するセメント系固化材を提供いたしております。土質等により種類が異なりますので、ご相談ください。
住宅用固化材
『特徴』
住宅用固化材
多種多様な土質に対応できるよう、豊富な種類を取り揃えております。

住宅用固化材
あらゆる土質の軟弱土を固化し、丈夫で良質な土に改良する固化材です。

住宅用固化材
環境に配慮し、施工による土壌や地下水の汚染はありませんので、安心してお使いいただけます。

液状活性炭塗布

2010 年 11 月 30 日 火曜日

現在新築中の建物に防蟻、調湿効果のある液状活性炭を桧の柱、間柱、筋交いとベタ基礎コンクリートに塗布しました。

防蟻の薬剤は使いたくなくまた5年で再塗布しないと保証されないという事も聞くので液状炭を塗っています。
しかしあくまで防蟻であって殺虫ではありません。
15年前に布基礎で建て粉炭の入った袋を敷いていた住宅ではシロアリに床板を食害された事があったり、土の上の炭袋の下は湿っていた経験を踏まえて現在はベタ基礎に液状活性炭を塗布しています。

blog101130

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液状炭塗布した土台入れ

2010 年 11 月 25 日 木曜日

鉄筋のかぶりを多くするため15cm幅の基礎に調湿、防蟻性を考えた液状活性炭を塗布したシロアリに退避性のある米ヒバの12cm角の土台と換気用ゴム基礎パッキンを入れています。

いよいよ上棟です。

この後コンクリート基礎やGLから1.5mまでの柱、間柱等にも液状活性炭を塗布します。

blog101124-1

土台に液状炭塗布

blog101124-2

土台入れ

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土台入れ

2010 年 8 月 13 日 金曜日

増築工事の土台を入れを行いました。

ひばの土台に液状活性炭を塗布し、ゴム基礎パッキンを入れて土台入れをしています。

blog100819

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無垢フローリングは手入れが大変だと言われます。
汚れるし、傷付くしと散々な言われ方をされる事があります。
少しでも無垢材について理解していただければと思います。
剣栂(地栂)フローリングにOIL塗装をしてみました。
木目のよく詰まった剣栂(地栂)フローリングの節無し部分にOIL塗装を施してみます。
さて、どんな表情を浮かべてくれる事でしょう。
現在、無垢フローリングのほとんどがサンダー仕上げです。
無塗装品は削り粉が表面に残っていて白くなりがちです。
また、人工乾燥されていますので人間で言う乾燥肌に近い状態になっています。
そこにOILで若干の潤いを与えると、本来持つ木の美しさが甦ります。
業界人以外はこんなに木の表情が変わるとは予想出来ない方がほとんどです。




自然健康塗料リボスアルドボス 塗装方法




自然塗料リボス タヤエクステリア




カルデットの塗り方







リボス塗装の方法


ワックス

4件の商品がございます。
BIVOS No.375 ビボス

BIVOS No.375 ビボス

販売価格(税抜): 4,160?37,600
BIVOS ビボス No.375 0.75リットル/2.5リットル

内装木部のワックス
リボス仕上のフローリングなど
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GLEIVO No.315 グレイボ

GLEIVO No.315 グレイボ

販売価格(税抜): 5,120?36,800
GLEIVO グレイボ No.315 1.0リットル/2.5リットル/10リットル

内装木部のワックス
白木の柱・家具・板壁・天井板など
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GLANOS No.559 グラノス

GLANOS No.559 グラノス

販売価格(税抜): 3,488?31,040
GLANOS グラノス No.559 1リットル

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【2本セット】GLANOS No.559 グラノス

【2本セット】GLANOS No.559 グラノス

販売価格(税抜): 6,700
GLANOS グラノス No.599 1リットル

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グラノス2本で通常¥7,324を¥6,700円
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杉の美しい化粧垂木と屋根の面剛性を持たせるために用いたラーチ合板(インテリアラーチ)は、インテリアからはそのままの美しい木目を活かした天井となります。無垢の木は時と共にその色味を増し、自然素材ならではの味を出してゆきます。




ラーチ合板を張り終わると、その上にフェノールフォーム断熱材を中垂木と交互にセットしてゆく。

Aegisphoto5.jpg

Aegisphoto6.jpg
 
dscn7641 (1)

天井もラーチ合板なので今度は9ミリのラーチ合板の中からより分けていく。9ミリは12ミリよりも状態はよくない。いったんアウトになったものも敗者復活したりする。
 
dscn7643.jpg
 
節 なしのものはほとんどなかった。死に節がないもの、1つか2つ死に節があっても木目の素直なもの、色むらがないもので選んでみた。インテリアラーチと呼べ るものは100枚に1枚程度なのではないだろうか。手間がかかるがそんなに価格を上げるわけにもいかないだろうから、販売を中止するのも納得。
 
皆さんおつかれさまでした。

dscn7645.jpg

鋼管柱状地盤改良

小口径鋼管杭 施工例 B様邸 新築工事

こちらの物件は、岡山市中心部の氾濫平野に位置する古くからの造成宅地で、解体跡地でしたが、 地盤調査を実施した結果、深度 約 8.0m 以浅に 0.5 ? 1.0kN 自沈を主体とする軟らかい層が分布しているため、 古い地盤ではありますが、上載荷重により不同沈下の発生可能性のある、不安定な地盤であると判断いたしました。

このため、小口径鋼管杭により地耐力の向上を図り、建物の長期安定を図る施工工事を実施いたしました。

施工データ
工法:
小口径鋼管杭
施工杭径:
114.30mm
改良長さ:
9.00m
改良本数:
34本(スパイラル)
施工日数:
2日
  • 1. 施工前全景
  • 2. 材料検収
  • 3. 1本目の
    回転圧入状況
  • 4. 本溶接状況
  • 5. 2本目の
    回転圧入状況
  • 6. 残尺測定
  • 7. 杭頭処理状況
  • 8. 施工後全景

屋外木部 その2

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屋外用塗料の耐候性は
どの位あるのか?

【実際に試験してみました!】

〜屋外木部編〜

 

試験は、木(ホワイトウッド)に屋外木部用塗料を塗装し、太陽の当たる場所に放置して、半年後・1年後の耐候性を見てみようというモノです。

 

【下の様に塗り板を作成して】

↓ ↓ ↓ ↓

【片面をアルミホイルで覆い】
 

↓ ↓ ↓ ↓

【この様に仕上げて】

■半年後・1年後にアルミホイル部分を剥がして、太陽光の当たっていた部分と当たっていない部分でどれだけ劣化が進んでいるか?耐候性のcheckをしてみようと思います。

↓ ↓ ↓ ↓

【我が家の車庫の屋根にしばらく放置】

(屋根も塗装しないとなぁ・・・)

↓ ↓ ↓ ↓

【塗装前の状態です】
(着色塗料)

 

↓ ↓ ↓ ↓

半 年 後

 ↓ ↓ ↓ ↓

【着色仕上げ】
着色仕上げは、9種類の塗料で実験をしました。
中でも、下写真の5種類が色の変色が少なかったです。

 

【透明仕上げ】
透明系の塗料は、下写真のシッケンズが一番耐候性が良好でした。
どの塗料も、2回塗りでは木の劣化が激しかったです。
透明系は、少々面倒ですが3回塗りがBestのようです。

↓ ↓ ↓ ↓

さらに さらに!

上記塗料の今後を1年後に掲載予定。

とっ!

思っておりましたが、新たに別の塗料も加えて、実験板を再作成いたしました!

続きは、≪こちら≫
ご覧ください!

リボス自然健康塗料
























ワックス一覧
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自然塗料一覧



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室内用 クリア仕上げ
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室内・屋外用 
カラー仕上げ
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●価 格 ¥31,752


        (税込)



№266 アルドボス
内装用オイルペイント

●容 量 0.75リットル
●価 格 ¥3,780


       (税込


●容 量 2.5リットル
●価 格 ¥10,080


        (税込)
●容 量 10リットル
●価 格 ¥32,928


        (税込



№270 カルデット
内・外装用オイルペイント

●容 量 0.75リットル
●価 格 ¥4,368

         (税込)


●カラー 標準14色


●容 量 2.5リットル
●価 格 ¥11,676


        (税込)

●カラー 標準14色
●容 量 10リットル
●価 格 ¥38,892


        (税込



№279 タヤ
外装用オイルペイント

●容 量 0.75リットル

●価 格 ¥4,368


       (税込)

●カラー 標準12色


●容 量 2.5リットル
●価 格 ¥11,676

          (税込)


●カラー 標準12色
●容 量 10リットル
●価 格 ¥38,892


        (税込

ツヤを出したい 室内の壁に デュブロンの着色剤 オイルペイント用薄め液


№244 クノス
ツヤ出しオイルペイント

●容 量 0.75リットル

●価 格 ¥5,040


       (税込)


●容 量 2.5リットル
●価 格 ¥13,776

         (税込)


№400 デュブロン
室内用水性ペイント

 
●容 量 5リットル

●価 格 ¥10,248

            (税込)
●容 量 10リットル
●価 格 ¥18,816


          (税込)


№410 ウラ
着色エマルジョン
●容 量 0.375?  
●価 格 ¥2,352

        (税込)

●容 量 2.5? 

●価 格 ¥8,064

        (税込)


№222 スバロス
薄め液・洗浄液
●容 量 1リットル
●価 格 ¥2,436

          (税込)






用途から選ぶ




用 途 着色したい クリアーに仕上げたい
針葉樹
クリアーに仕上げたい
広葉樹
無垢のフローリングに塗装したい NO,270
カルデット




NO,264
メルドス




NO,266
アルドボス




ウッドデッキやログハウス等の外部の木に塗装したい NO,279
タヤ




NO,270
カルデット クリア




部屋の壁や天井の無垢の木に塗装したい NO,270
カルデット




NO,264
メルドス




NO,266
アルドボス




無垢の木でできた家具などに塗装したい NO,270
カルデット




NO,264
メルドス




NO,266
アルドボス




ツヤのある仕上げにしたい
NO,244
クノス




室内の壁に塗装したい NO,400
デュブロン




有機溶剤:イソアリファーテ 一級建築士事務所 蒔田英彦建築事務所

「イソアリファーテ」はドイツの塗料メーカー「リボス」も溶剤として使用しています。 石油由来の溶剤ですが、柑橘系などの天然油にもアレルギーを誘発してしまう可能性がある
こと,厳しいと言われているアメリカ合衆国のFDA(Food & Drug Administation=食品医薬局)
基準をパスしていること。

ドイツの「エコテスト機関」(ドイツの中立的立場の2大消費者保護組織 1985年に設立された営利企業形態の出版社)にも認められていること等から溶剤として「安全」として使用されています。アメリカでは野菜の洗浄、果物や野菜のコーティング
ワインやビネガー製造等にも使用されています。化粧品、医薬品等の伸展剤としても使用されて
います。アウロやオスモは又違った溶剤を使用していますが、この3社が使用している溶剤であれば、データもありますし、安全という本筋から逸脱していないというのが今のところの私の見解です。
但し、アレルギー誘発がゼロということはないので、十分注意しないといけないと思います。因みにワックス作業時にその場にいたのですが、自分は少し調子が悪くなりました。 ただ荏胡麻油の主原料の塗装作業時も同じですが・・・換気と、休憩が必要ということです。 

特に自分の場合は。 リボスはアレルギー対応の自然塗料です 
多くの自然塗料に使用されている溶剤(主成分を溶かす液体)は天然成分ではありますが、アレルギーを引起す可能性があります。
天然なものであっても人間を死に至らしめたり、湿疹を起こす
ことは誰でも知っていることです。(毒キノコ・漆など)
リボスは「健康に害のある成分は、天然物でも使用しない」というコンセプトを貫き、
アレルギーに対応した塗料の開発に成功しました。
リボスは"自然塗料"をアレルギーに対応した"自然健康塗料"へと進化・向上させたのです。 
リボス社とは?

リボスは改正建築基準法におけるシックハウス対策商品として、最高レベルの「4スター」を取得。
さらに全ての商品が
使用面積制限を受けることのない「告示対象外商品」に認定されています。

8,000円以上お買い上げの方は、送料・代引き手数料が無料!   

ISO認定書・技術資料はこちら...

リボス自然塗料 商品比較一覧

ユーザー価格表

木部用オイル

アルドボス

商品番号
:266
価格
:0.75L:4,725円、2.5L:12,600円、10L:41,160円

室内のフローリングや腰壁に人気のあるオイルフィニッシュです。
クリアで自然の木目を引き立てる仕上がりです。木の呼吸を妨げません。
汗・唾液に対する色彩堅牢性についてのドイツ工業規格(DIN 53 160)に適合。
幼児用木材玩具としての安全規格(DIN EN 71 Part3)に適合。

カルデット

商品番号
:270
価格
:0.75L:5,460円、2.5L:14,595円、10L:48,615円

リボス自然健康塗料270カルデットは室内・屋外のあらゆる木部に使用できるオイルステインです。
木目をきれいに見せ、カラフルでマットな仕上がり、木の吸放湿を妨げずに堅く、強くします。
室内なら2?4年、屋外では3?5年に一度の塗り替えで高い撥水効果を保ちます。

タヤエクステリア

商品番号
:279
価格
:0.75L:5,460円、2.5L:14,595円、10L:48,615円

屋外の木部に最適な、日本の環境に合わせて開発した塗料です。有機栽培の亜麻仁油が木材を保護し、天然顔料を多く配合していますので、紫外線カット効果と防水性が優れています。耐候性がとても高いので、屋外の使用におすすめですが、もちろん内装にもお使いいただけます。
カルデットと比較して色が濃くつきますので、インテリアのアクセントや古材風の色味を出したいときにもどうぞ。
他のリボスオイルと同様に塗りやすく、手軽に自然で味わいのある仕上がりに!

クノス

商品番号
:244
価格
:0.75L: 6,300円、2.5L: 17,220円、10L: 56,280円

内装に使える、木部用のクリアオイルです。ほのかなツヤがあり、木の呼吸を妨げない薄い塗膜をつくります。撥水効果が高いので、キッチンや水まわりに最適な塗料です。

デュブノ

商品番号
:261
価格
:0.75L: 3,675円、2.5L: 8,925円、10L: 30,240円

木に深く浸透する下塗りオイルです。カルデット(No.270)やタヤエクステリア(No.279)などの着色オイルの前に塗ると、均一に美しく仕上がります。吸い込みムラが起きやすい木材や、目が粗い木材の吸い込み止めなどに最適です。

スバロス

商品番号
:222
価格
:1L: 3,045円、5L: 11,655円

リボスオイル製品の希釈、または道具洗浄にお使えいただけます。アロマティック含有率0.01%、心地よい香りです。

ドノス

商品番号
:221
価格
:0.75L:2,415円、2.5L: 7,140円、10L: 22,785円

≪ドノスはお取り寄せに4週間ほどお時間をいただきます≫
高い対候性・撥水性で優れた防腐効果を発揮する、良く伸びる浸透性対候オイル。
木本来の吸放湿機能を保ち、撥水性も高いので、優れた防腐効果を発揮します。旧い木材にも良く浸透し、丈夫に保ちます。非常に良く伸び、とても経済的です。

バスコ

商品番号
:740
価格
:0.05L:672円、1L:8,715円、2.5L:20,370円、10L:68,670円

≪バスコはお取り寄せに2ヶ月ほどお時間をいただきます≫
新しい家具や建材からでるいやなにおいや、化学物質でせきが止まらない、体調が悪くなる、そんなときに古くから家具などに使われる天然のシェラック(ラッ クカイガラ虫が分泌する天然の樹脂)が主成分のバスコ シェラック塗料を塗るだけで、においや化学物質を封じ込めします。
押入れのベニア部分、家具の裏板ベニア部分などにも塗るだけで、バスコは優れたホルムアルデヒド抑制作用を発揮します。
施工上の注意:アルコール成分ですので、塗装作業中は換気を良くし、火気を近づけないようにしてください。引火の可能性があります。

ワックス

グレイボ

商品番号
:315
価格
:1L: 6,720円、 2.5L: 14,805円、10L: 48,300円

液体の蜜蝋ワックスです。快い香りでシルクのような光沢が出て、静電気を防止するので防塵効果があります。

ビボス

商品番号
:375
価格
:0.75L: 5,460円 2.5L:15,330円

オイル塗装した部分にオイル再塗装と蜜蝋ワックスがけがこれひとつでできます。防水性と静電気防止効果の両方を発揮します。

グラノス

商品番号
:559
価格
:0.25L: 1,627円、0.4L: 2,100円、1L: 4,578円

リボスの100%天然成分のワックスクリーナー
これ1本で、汚れ落としとナチュラルなツヤだしができる優れモノ。水で薄めて雑巾がけの要領で手軽に使えるので、気になるところをサッとひとふき。床や 家具のお手入れにおすすめです。木の呼吸を妨げないので乾燥が速く、嫌なにおいもありません。じゃがいもやココナッツからできた天然成分のクリーナーです ので、テーブルや赤ちゃんがいるご家庭の床にもぜひお使い下さい。かわいい箱に入っていますので、プレゼントにも嬉しい製品です。1本からご購入いただけ ます。
250ml:家庭用希釈ポンプ付
400ml:詰め替え用
1L:業務用サンプル付

壁・天井用塗料

デュブロン

商品番号
:400
価格
:1L: 3,360円、5L: 12,810円、10L: 23,520円

石膏ボードや紙壁紙など室内壁、天井に100%天然の水性塗料です。呼吸し、静電気を防ぐ、快適な室内環境をつくるだけでなく、何度も上から塗ることで手軽にメンテナンスができます。
チョークが主成分で、質感のある塗料なので漆喰との相性が良いため、壁と天井で組み合わせたり、天然鉱物顔料410ウラを混ぜて漆喰の上塗りをして模様替えしたり、工夫次第で多様に楽しめる塗料です。

ウラ

商品番号
:410
価格
:0.125L: 2,100円、0.375L: 2,940円、2.5L: 10,080円

デュブロン、カルクウォールに混ぜて柔らかい色調をつくる天然鉱物顔料です。調合する比率で濃淡をつけることができ、全10色からお選びいただけます。

グラバ

商品番号
:408
価格
:2.5L: 7,665円、10L: 28,560円

吸い込みの良い下地にデュブロン(No.400)を塗装する際に、前処理として使う天然素材のシーラーです。深く浸透し、壁の通気性を保ちます。

オイルペイント

ビンド

商品番号
:629
価格
:0.75L: 7,770円、2.5L: 23,520円

≪ビンドはお取り寄せに4週間ほどお時間をいただきます≫
木部・金属部用のナチュラルオイルペイントです。塗りつぶしの仕上がりで、枠回り・鉄扉などにお奨めです。オイルペイントなのに匂いがとてもマイルドです。

アメロス

商品番号
:674
価格
:0.75L: 8,400円、2.5L: 22,000円、5L: 40,800

木部用のナチュラルオイルペイントです。カントリーテイストで温かみのある風合いに仕上がります。光沢がある塗りつぶしの仕上がりで、家具や外壁、木柵に奨めです。8色からお選びいただけます。


VD-10ZLC9-S


形名:VD-10ZLC9-S


世界初!!ハイブリッドナノコーティング採用で羽根汚れを10年ガード!


拡大画像
希望小売価格:\18,375 (税抜 \17,500)
発売日:2010年06月01日

●ハイブリッドナノコーティング採用
●デルタシロッコファン採用
●高効率小型モーター採用


換気扇(ロスナイ) > 24時間換気機能付換気扇 > ダクト用換気扇(住宅用) > 普及価格タイプ

仕様表 VD-10ZLC9-S [50Hz]


送 風 量(m3/h) 55
90
標準 90
90
機外静圧(Pa) 0
羽根径Φ(mm) 100
騒 音 値SPL(db) 標準 27
27
19
27
外形寸法 W(mm) 250
外形寸法 D(mm) 322
外形寸法 H(mm) 199
製品重量(kg) 1.40
相(φ) 1
電 圧(V) 100
消費電力(W) 7.20
標準 7.20
3.50
7.20
EAダクト口(mm) 接続口サイズ(径) 100

VD-10ZLC7-S

形名:VD-10ZLC7-S


ダクト用換気扇に24時間換気機能を搭載し、小風量による24時間換気でより静かに快適な換気を実現!


拡大画像
希望小売価格:\17,850 (税抜 \17,000)
発売日:2007年06月16日

●省電力設計の高効率モーター採用
●ワンタッチ式速結端子カバーを採用
●高密閉シャッターが外気の侵入を低減
この商品は生産終了品です。
現行品はこちらです → VD-10ZLC9-S
現行品と同時に比較

ご案内の形名でも設置条件や商品仕様の変更により切替えが出来ない場合があります。
仕様書等で仕様・寸法・配管位置等をご確認ください。
仕様表 | 別売部品 | 補修用性能部品の保有期間

換気扇(ロスナイ) > 24時間換気機能付換気扇 > ダクト用換気扇(住宅用) > 普及価格タイプ

仕様表 VD-10ZLC7-S [50Hz]


送 風 量(m3/h) 85
50
標準 85
機外静圧(Pa) 0
羽根径Φ(mm) 100
騒 音 値SPL(db) 22
標準 27.50
27.50
外形寸法 W(mm) 250
外形寸法 D(mm) 322
外形寸法 H(mm) 199
製品重量(kg) 1.50
相(φ) 1
電 圧(V) 100
消費電力(W) 4.50
標準 8.40
8.40
EAダクト口(mm) 接続口サイズ(径) 100

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製品カタログ|ダクト用換気扇(浴室・居室・トイレ・洗面所)

最少限の仕入れ部材で効率的な設計プランをご提案します。
図面をFAXでお送り下さい。

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用途

浴室・居室・トイレ・洗面所

特徴

  • 24時間常時換気対応可能
  • 風逆流防止シャッター付
  • スライド脱着付
  • 適合パイプ内径:φ100
  • 埋込寸法180×180mm
  • 1ケース入数6台入

※日本電興(株)社製です。


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用途

浴室・居室・トイレ・洗面所

特徴

  • 風逆流防止シャッター付
  • スライド脱着式
  • 適合パイプ内径:φ100

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用途

台所・居室

特徴

  • 風逆流防止シャッター付
  • スライド脱着式
  • 適合パイプ内径:φ100・φ150
技術データ 技術情報のダウンロードをご希望の方は、資料請求をお願いいたします。
ダウンロードに必要なID・パスワードを発行いたします。

※日本電興(株)社製です。

1室天井埋込型換気扇 □175 ベーシックタイプ


VF-C17KC1

本体希望標準価格: \13,200 (税込み\13,860)
VF-C17KC1の写真
主な特長

各居室につけた自然給気口より、室内に新鮮な空気を常時取り入れます。
トイレ・洗面所・階段・ホールに付けた排気ファンや天井埋込換気扇により、
室内の汚れた空気を常時排出します。
上記は第3種モデルプランです。

24時間換気に対応する抜群の耐久性
湿気に強いプラスチックグリルを採用し、24時間換気に故障しらずの耐久性で対応します。
外壁に面していないトイレや浴室・洗面所に設置して、室内の汚れた空気を効率よく排出します。
シロッコファンを採用しており、安定風量の提供、静音化を実現。
お家のインテリア性を保持。
ダクト施工の為、お家のインテリア性を保持できます。
取付枠寸法が□175mm
取付枠寸法が□175mmの天井埋込型換気扇。
音が気にならない静音設計。
30dBの静音設計の為、音が気になりません。
主な仕様
商品名 VF-C17KC1
パネル色調
本体寸法(W×D×H) 236×236×183mm
取付枠寸法 175×175mm
電源接続 速結端子
定格電圧(V) 100
定格周波数(Hz) 50 60
最大消費電力(W) 7 8
風量(?/h) 70 68
P-Q特性曲線図参照
騒音値(dB) 30 30
質量(kg) 1.5
関連情報
[印刷用ページ]
[製品仕様書及び承認図]
[P-Q特性曲線図]
[取扱説明書]
[外形寸法図]
[結線図]
[施工説明書]
[商品同梱品]
[本体写真ダウンロード]
[関連部材](メンテナンス中)
Acrobat ReadeダウンロードPDFファイルをご覧になる場合は、Adobe社のAcrobat Readerが必要になります。
ダウンロード可能情報(exeファイル)は、自己解凍型ですので、解凍ソフトを予め準備する必要はありません。
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お客様アンケート

住環境機器消耗品のご購入
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Contents
































第107回 24時間換気システムの普及で求められるベアリング技術

24提供:パナソニック 2003年7月1日に国土交通省によりシックハウス対策に係る建築基準法が改正されたことで、住宅には原則として常時作動する機械換気設備の設置が義務づけられるようになっているが、近年ファンモータおよびベアリングに対して24時間作動に伴う静音化や省電力化などの要求が強まってきている。

 改正建築基準法(令第20条の8)では、内装の仕上げなどにホルムアルデヒド発散建築材料を使用しない場合であっても、家具などからもホルムアルデヒドが発散されるため、居室を有する全ての建築物に機械換気設備の設置が原則義務付けられており、この機械換気設備は原則として24時間作動で居室の空気を強制的に新鮮な外気と交換することを目的として設置される。給気と排気の両方をファンで行う「第一種機械換気方式」や排気のみをファンで機械的に行い、その結果生じる内外の気圧差を利用して給気口から給気することで換気を行う「第三種機械換気方式」などがあるが、いずれにしてもファンが常時回転しているため、建築物への換気設備の導入が進む中で、ファンモータ用軸受には居住空間における静音化と省電力化が求められてきていた。

 こうした要求に対したとえばパナソニックの24時間換気システムの一つである天井埋め込み型換気扇を見ると、20 dB 未満の低騒音で消費電力を最大で3?5割低減するブラシレスDCモータを採用している(平成20年度省エネ大賞資源エネルギー庁長官賞受賞)。

ntn提供:NTN これらファンモータにおける静音化のニーズに対しNTNでは先ごろ、信頼性、静粛性に優れ、転がり軸受との互換性がある「動圧軸受ユニット」を開発した。現在、家庭用換気設備向けにサンプル提出を進めており、2011年度中の市場投入を目指す計画だ。

 NTNではすでに、焼結含油軸受の内径面に動圧溝を形成した動圧ベアファイト(焼結金属製動圧軸受)が2001年以降からHDD向けにスピンドルモータ・ファンモータなどで採用され、実績を残している。動圧軸受は軸と軸受が油膜を介して非接触で回転するため、静粛性に優れているものの、転がり軸受とは寸法や使用条件が異なることから、これまで転がり軸受から動圧軸受への置き換えには制約があった。一方で、改正建築基準法による全建築物への24時間換気システムの設置義務付けで家庭用換気扇の需要も増えているが、リビングルーム、寝室などにも取り付けられることから、特に静粛性に対する要求が高くなってきている。

 そこでNTNでは、この動圧軸受の静粛性という特徴を生かしつつ市場ニーズに応えるため、小型換気扇など、軸受荷重が比較的小さく荷重変動が少ない用途向けに、転がり軸受と同寸法で互換性のある動圧軸受ユニットを開発した。動圧ベアファイトを軸受部に採用し、優れた静粛性に加えて転がり軸受同等のトルクを維持したほか、ハウジングとの組み合わせでユニット化したシンプルな設計としている。

 一方、静粛性を阻害する要因として、フィルタが捕獲した埃などがファンモータ、さらには軸受内部などにはいることで、異音を発生させるという問題があった。

nsk提供:日本精工 これに対し日本精工(NSK)では、室内換気システム、分煙機用ファン、天井埋込型換気扇向けなど需要が増えている室内換気システムの軸受として、低トルク化による省エネ化や塵埃環境での防塵性能向上による静音化に貢献する「低トルク高防塵シール付き深溝玉軸受」を開発、サンプル出荷を開始した。NSKでは本製品の売上として2013年度に1億円の売上を目指す。

 室内換気システムは24時間稼動するため、軸受には低トルク化による省エネ性能が求められる一方、室内換気システムは夜間に寝室で稼動しており、異音の発生原因となる塵埃の軸受内部への侵入を防止するため、軸受には高防塵性能も求められる。

 NSKではこれらにニーズに対し、様々な使用環境に合わせ2種類のシール付き軸受を開発した。

?接触タイプ
 低トルク化のため、解析技術によりシールリップ剛性を最適化しシール接触圧力を標準品に対し約3割低減。シール接触による高防塵性能を損なわずに従来比で約3割摩擦損失を低減することでモータ消費電力を低減している。

?非接触タイプ
 防塵性能向上のため、シールと内輪の非接触シール部を延長、径方向すき間だけでなく、軸方向すき間も極小化するため、ゴムシールを採用。非接触シールによる低トルク性能を損なわずに防塵性を向上、静音性能を約2倍向上している。

jtekt提供:ジェイテクト さらにジェイテクトでは先ごろ、24時間運転でのファンモータ用軸受の電食による音響寿命を含めた長寿命化を図るべく、「長寿命電食防止軸受」を開発している。電食とは、軸受の損傷形態の一つで、モータ回転時に軸受の内外輪間に電位差が発生し、内外輪転走面と転動体の間で、グリースの油膜を介して電流が流れることにより、軸受内部が損傷し、音響寿命に至る現象。

 開発品では転動体にセラミックスを使用することにより内外輪転走面と転動体の間に電流が流れることを防止、グリースの長寿命化と電食防止を実現したほか、耐熱温度140℃の高温対応のゴム材質を用いたシールのリップ形状を最適化し、ゴムシールと内輪の接触を極軽接触とし、低トルク化を実現した。さらに、エステル油+エーテル油の基油にリチウム石けん増ちょう剤を配合した長寿命グリースを開発した。これにより雰囲気温60℃でのファンモータ寿命100,00時間以上の長寿命化を達成している。

 すでにエアコンやHDDなど電機分野で鍛えられてきたわが国の軸受の静音化技術、省エネ技術は世界に誇る技術の一つだ。建築物での24時間換気システムの導入が進む中、静音化や省電力化を追求するファンモータ用軸受の開発はますます進みそうだ。





製品紹介インデックス

和紙おもてだからできる畳のラインナップ。

シーンに合わせたさまざまな畳のかたちをご紹介いたします。

畳おもて

畳床

置き畳など

田中様

お世話になっております。

岡田工務店さんから提出された見積書と、岡田工務店と弊社の減額・変更案を

あわせた提案を送付致しますので、ご確認下さい。

110621 第1回減額変更案(土浦・田中邸)-1.pdf

110621 第1回減額変更案(土浦・田中邸).pdf田中利重様外部収納及び外構工事110618.pdf田中利重様本体110618-1.pdf

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飯田貴之建築設計事務所

〒300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見5104-3

TEL・FAX   029-887-5332

E-MAIL   front@iida-studio.com

URL   http://iida-studio.com

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荒川沖土地の雑草のある風景2011.6.20

Image0551.jpg

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2011.5.9実施設計図面検討後修正案

修正案項目
1. 現況図に雨水貯留浸透施設の平面概略図を明示すると

 よいのではないか。

 敷地配置図は以前お渡ししましたが念のため添付しました。
 
 排水枡の位置および排水経路が不明なため確認したい。  

 101.pdf
(1面は給排水計画図 2面は雨水貯留浸透施設の構造図データ)
 図面番号A-007
2. キッチン収納(断面図2)2口コンセントを下の位置へ修正
 
 102.pdf(図面ぬ-断面2) 図面番号A-030
3. 建具番号(1/AD)浴室TOTO専用ガラス開き戸+FIXのFIX窓の透明フロート 
 ガラスの種類を打ち合せではFIXの部分だけ不透明フロートガラスとし 
 たが確認したい。
103.pdf 図面番号A-024
4.ダイニング(3/AW)の引き違い戸の目隠しの種類 打ち合せでは、ロール

 カーテンにするとした。 図面番号A-016, A-023, A-024
5.玄関収納(2/WD)両方に洋服を掛けるハンガーパイプを設置して、
 
 中段の棚板を
造作なし」とする。 図面番号A-015, A-027
6.押し入れ内の枕棚は不要としたい。図面番号A-030
7.洗面脱衣室のコンセントの位置を手前に移動できるか。
 
 尚、4口でなく2口としたい。 
図面番号A-33
8.洗濯機置き場の洗濯機用水栓の高さ位置を教えてほしい。
 洗濯機を買い替える予定あり。
9.ADSLから光通信に変更したい。(テレビ・電話・バソコン用工事)
 
 

さらに詳しく 大串貝塚と巨人伝説

 今から、一万年以上も前、人々が狩猟や採集を中心とした生活を行っていた縄文時代には、温暖化の影響で、海岸線は、今よりもずっと内陸部まで入り込み、県南部の霞ヶ浦の一帯などは海の一部でした。このころの人々が採集した貝や魚、動物の骨などを捨てた跡である貝塚が、茨城県では、およそ300か所も発見されています。那珂川の下流部、水戸市のあたりでも、国の史跡として指定されている大串(おおぐし)貝塚などが見つかっています。奈良時代に記された『常陸国風土記(ひたちのくにふどき)』には、すでにこの大串貝塚のことが記録されています。

 縄文時代前期前半の貝塚と海岸線

 「平津(ひらつ)の駅家(うまや)の西、十二里に岡あり。名を大櫛(おおぐし)という。上古(いにしえ)に人あり。体は極めて長大(たけたか)く、身は丘壟(おか)の上に居ながら、手は海浜の蜃(うむぎ:巨大な蛤のこと)を摎(くじ)りぬ。其の食(くら)いし貝、積聚(つも)りて岡となりき。時の人、大朽(おおくち)の義を取りて、今は大櫛(おおくし)の岡という。」

 『常陸国風土記』が書かれた奈良時代には、海岸線も現在とほとんど同じ位置になっていました。海岸からこれだけ離れたところで海の貝が大量に見つかるということを、このころの人々は、巨人が食べた貝が積もって岡になったと説明したのでしょう。地名に関しても、「貝がたくさん朽ちている(大朽)」ことから「大櫛(おおくし)」と呼ばれるようになったと書かれています。

 その他にも、那珂川流域では、水戸市の千波湖(せんばこ)のあたりの柳崎(やなぎさき)貝塚や、ひたちなか市の遠原(とおばら)貝塚などの貝塚が見つかっており、かつてはこの辺りまで海岸線となっていたのだと考えられます。

ピクチャ 6.png

県南西部のやや深い場所(深さ30?50km)や深い場所(深さ50?70km)では、定常的に地震活動が活発です。被害地震としては、県内で4名の死者を出した1895年の霞ケ浦付近の地震(M7.2)や、1921年の竜ケ崎付近の地震(M7.0)、1930年の那珂川下流域の地震(M6.5、深さ約30km)、1983年の茨城県南部の地震(M6.0、深さ約70km)、2005年の茨城県南部の地震(M5.3、深さ46km)などが知られています。これらは、関東地方の下に沈み込んだフィリピン海プレートや太平洋プレートに関係する地震活動であり、このタイプの地震活動としては、この地域が関東地方の中で最も活発です。最近数十年間では、M7程度の地震の発生は知られていませんが、M5?6の地震は、数年に1回の割合で発生しており、局所的に若干の被害が生じたことがあります。
 相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生した地震では、例えば、1923年の関東地震(M7.9)では、県南部を中心に強い揺れが生じ、県内で死者・行方不明者5名などの被害が生じました。
 関東地方東方沖合から福島県沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震としては、明治以降では、1909年の房総半島南東沖の地震(1日にM6.7とM7.5の2つの地震が発生)、1938年の塩屋崎沖の地震(M7.0)、同年の福島県東方沖の地震(M7.5)などが知られていますが、M8を越えるような巨大地震の発生は知られていません。また、これらの地震による大きな被害は知られていません。1938年の福島県東方沖地震では県内で最大88cmの津波が検潮儀によって観測されましたが、この津波による被害はありませんでした。ただし、歴史の資料によると、1677年にはM8程度の規模で房総半島東方沖に発生したと考えられる地震により、県内では津波によって溺死者36名などの被害が生じたことがあります。
 相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生した地震では、例えば、1923年の関東地震(M7.9)では、県南部を中心に強い揺れが生じ、県内で死者・行方不明者5名などの被害が生じました。
 1987年の千葉県東方沖の地震(M6.7)など周辺地域で発生する地震や、三陸沖や東海沖などの太平洋側沖合で発生するプレート境界付近の地震によっても被害を受けたことがあります。さらに、外国の地震によっても津波被害を受けることがあり、例えば、1960年の「チリ地震津波」では、県内に2?3m津波が襲来し、船舶などに被害が生じました。
 県内では、確実に活断層であるとされるものは知られていません。また、県内に被害を及ぼす可能性のある海溝型地震には、茨城県沖で発生する地震三陸沖北部から房総沖の海溝寄りの領域で発生する地震及び南関東で発生するM7程度の地震があります


下記の「政策提言」は、東日本大震災以前に執筆したものです。

このような「政策提言」等を、昨年段階から各方面に働きかけていた矢先に (例えば、下記のように、国土交通省系の雑誌「建築技術」で、昨年段階で「東日本の地震活動度が異常である」ことを報告しています)、地震が発生しました。本来このような「政策提言」は大地震に備えるものであり、大地震発生までに実現していなければ意味のないもので、失われた多くの人命と、発生した甚大な被害を思えば、非常に痛恨事であります。

 「建築技術」2010年1月号特別記事 「震度6弱以上の地震発生確率の驚異的上昇とその建物被害」
 「建築技術」2010年4月号特別記事 「大きな節目の年、耐震基準の引き上げへ」
   この特別記事では、昨年段階で「東日本の地震活動度が異常である」ことを説明しています。
   それを受けて、昨年末から「耐震基準」改正について、以下のように連載していました。
 「建築技術」2011年1月号連載 1 「『耐震基準』を歴史的視点から見直す」
 「建築技術」2011年2月号連載 2 「『耐震基準』改定は喫緊の課題」
 「建築技術」2011年3月号連載 3 「『豊かな時代』にふさわしい『耐震基準』のために」
 「建築技術」2011年4月号連載 4 「足元固定構法から足元フリー構法への歴史的転換」
 「建築技術」2011年5月号連載 5 「地震国日本の有史以来の「悲願」実現と「日本復活」への処方箋」


西暦800年代後半の「大地震活動期」ともいえる状況になってきましたが、今後、日本の中枢を襲うであろう、東海地震、東南海地震、南海地震、関東地震、またこれらの地震前に発生する内陸直下地震(首都直下地震は関東地震の前に発生)のためにも、以下の「政策提言」は、今度こそ、これらの地震発生前に実現されなければならないものです。


※ブラウザの Safari では、帯グラフの文字(震度、galの表示)ずれを起します。
この内容は、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」以前に執筆したものです。



日本復活のための

政 策 提 言


耐震基準の重大問題から


有史以来の「悲願」達成、夢の実現
地震被害0に向けての国づくり

内需拡大政策から
日本(経済)の復活へ




「政策提言 要約版」 「政策提言 簡約版」 「耐震基準の歴史的大改定へ」
「建築技術」2010年1月号「特別記事」 「建築技術」2010年4月号「特別記事」
「建築技術」2011年1月号から「建築基準法の抜本的見直しのために」連載
「大きな節目の年,耐震基準の引上げへ」) 



(主要8ヶ国(G8)+中国+インドのGDPグラフ 1985年? 世界銀行資料)
 ⇒ 「日本復活のために」

バブル崩壊後の「空白の15年間」(現在も続いているが)が、余りにひどい状況である。
まったく停滞している。このままでは日本の未来は無い。

この政策提言に、「日本復活」という思いを込めた。
このまま放っておいては日本は立ち直れる可能性は無く、日本経済は没落し、貧しい住宅、それも地震に対して半分程度の、耐力不足の住宅、建物だけが残る。悲惨な未来像である。
今回のチャンスを逃すと、明日の日本は無いと考えられる。
 



250万アクセス突破
( I AU HP)

 この政策提言の実行によって、有史以来の、日本の「悲願」である「地震に強い日本」が実現し、30年程度という長期間にわたる持続的成長が可能になる。成熟期の最後に残された最大の「経済成長政策」といってもよい。また、我が国が最も世界から求められている政策でもある。

 このようなことを実行しなければならないのは、耐震基準における重大問題が発生したからである。

 建築基準法通りの建物が、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は、長期間にわたって震度6強?7程度とされてきたが、現行震度階(1996年気象庁震度階改定)では、震度6弱程度だったことが判明した


 ★1996年気象庁震度階改定による旧・新震度階の加速度比較
震度
5弱
5強
6弱
6強
震度階(gal)
25?80
80?250
250?400
400?
改定震度階(gal)※1
25?80
80?140
140?250
250?450
450?800
800?
改定震度階(gal)※2
  ?100
100?240
240?520
520?830
830?1500
1500?


         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0  80   250   400gal 



震度階
1996年以前


         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0  80 140 250    450      800gal



改定震度階
※1

5弱
5強
6弱
6強

         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0 100  240     520      830         
      1500gal 


改定震度階
※2

5弱
5強
6弱
6強


 損傷限界:建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じない限界
 安全限界:建築物が倒壊・崩壊等しない限界

 ※1 周期約0.6秒で数秒間継続した場合の加速度。そのため、実際の加速度は、※2のように大きくなる。
 ※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。
 ※なお、グラフの色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定



 ★震度7の新旧震度階比較 (震度7:倒壊等が生じない「安全限界」の本来の基準震度)
震度
加速度(gal)
速度(kine)
震度階
400?
40?
改定震度階※2
1500?
100?



 以上のように、1996年気象庁震度階の改定により、長年、300?400gal を、震度6強?7程度(旧震度階) としてきた建築基準法の「安全限界」は、1996年以降、震度6弱程度に引き下げられていた
 また、超高層建築物も、以下のように、「安全限界(レベル2)」は震度6弱程度である。

 ★超高層建築物の動的解析によく使用する地震動とその計測震度
 ※なお、震度の色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定


             (損傷限界)   (安全限界) 
            震度4?5弱   震度6弱 
   地動加速度:0gal 80?100gal    300?400gal程度 

  



基準法通り建物


 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■



 実際の地震でも、新耐震基準の建物が、震度6弱から全壊(下記グラフ参照)している。



【1982年以降建物全壊率-計測震度/出典:中央防災会議+気象庁



 しかるに、中央防災会議の発表では、東海地震だけでなく、東南海地震、南海地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震でも、広域で震度6弱以上(下地図の黄・橙・赤色地域)が予測されている。また、その「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率も、昨年の政府地震調査委員会の発表で驚異的に上昇し、関東・東海・近畿地方の多くの市区町村で50%を超えた(下表参照)。





30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる都道府県
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
地方
都道府県
2009年
(県内最大値(役場))
2008年
(2009年同地点の値)
北海道
北海道
63.89%
20.21%
東北
宮城県
58.36%
 6.45%
関東
茨城県
78.13%
12.50%
埼玉県
65.39%
27.34%
千葉県
77.03%
17.85%
東京都
67.93%
29.20%
神奈川県
88.71%
73.41%
甲信
山梨県
89.88%
86.41%
長野県
60.31%
47.18%
東海
岐阜県
73.37%
29.68%
静岡県
96.44%
92.84%
愛知県
94.57%
85.46%
三重県
87.09%
73.37%
近畿
滋賀県
51.66%
 7.09%
京都府
61.40%
29.93%
大阪府
68.79%
28.55%
兵庫県
52.30%
26.28%
奈良県
73.63%
46.54%
和歌山県
86.80%
80.14%
四国
徳島県
68.93%
54.61%
香川県
54.33%
23.69%
愛媛県
65.00%
40.20%
高知県
65.09%
59.18%
九州
大分県
55.59%
 8.73%
宮崎県(参考)
49.27%
17.72%


※県内の県庁及び各市区町村役場(周辺)での最大地震発生確率で、県内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)




30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる4大都市(役場単位)
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
4大都市
場所
2009年
2008年
東京都区内 大田区役所
67.93%
29.20%
  江戸川区役所
66.27%
30.94%
  葛飾区役所
64.31%
29.78%
  荒川区役所
63.55%
14.27%
  江東区役所
62.25%
40.17%
  足立区役所
61.75%
13.06%
  港区役所
61.32%
27.15%
  中央区役所
61.20%
24.76%
横浜市 港北区役所
71.41%
30.48%
  栄区役所
69.00%
15.85%
  神奈川区役所
68.23%
29.62%
  鶴見区役所
67.82%
32.82%
  西区役所
67.66%
45.92%
  横浜市役所
66.73%
32.87%
  中区役所
66.73%
32.68%
  南区役所
55.96%
32.88%
  磯子区役所
55.22%
27.71%
名古屋 南区役所
88.11%
67.52%
  天白区役所
84.57%
44.74%
  中村区役所
82.78%
64.48%
  中川区役所
81.40%
48.92%
  港区役所
77.57%
53.46%
  西区役所
77.17%
58.03%
  北区役所
72.33%
55.52%
  熱田区役所
53.50%
47.36%
  緑区役所
50.67%
60.03%
  中区役所
50.01%
39.36%
大阪市 平野区役所
68.79%
28.55%
  鶴見区役所
68.61%
24.98%
  城東区役所
68.56%
30.19%
  都島区役所
68.52%
29.55%
  東成区役所
68.06%
25.73%
  旭区役所
65.80%
23.05%
  東淀川区役所
64.60%
21.84%
  住之江区役所
63.66%
26.75%
  西区役所
60.89%
23.52%
  大阪市役所
59.73%
23.04%
  福島区役所
59.04%
22.33%
  淀川区役所
57.65%
21.43%
  大正区役所
56.87%
24.31%
  西淀川区役所
56.14%
20.84%
  港区役所
55.06%
23.21%
  此花区役所
52.66%
22.00%


※各市区役場(周辺)での最大地震発生確率で、市区内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)



 このような重大問題が発生している。

 2010年は、市街地建築物法公布(1920年)から90年、建築基準法公布(1950年)から60年、新耐震基準施行(1981年)から来年で30年、阪神・淡路大震災(1995年)から15年と、大きな節目の年である。
 上記の「安全限界」の問題が連動するのは標準せん断力係数=0.2であり、その概念自体は、関東大震災直後の1924年の「市街地建築物法施行規則改正」以来一貫してきたもので、あと4年で90年となる。現在、国の水準から考えると、見直すべき時期にきている。

 「耐震基準における重大問題」が発生した、このタイミングに、地震被害を根絶する国づくりという、有史以来の「悲願」達成を目標に掲げ、第二の建国といってもよい歴史的大事業を実行すべきであろう。
 そして、この大事業のおかげで、25?30年間は、建設ラッシュとなり、大きな内需拡大につながり、現在の経済不況から脱出できるだけでなく、25?30年間という持続的経済成長が見込める。

★有史以来の「悲願」である「地震に強い日本」の実現、歴史的大事業
 この事業は、地震被害を根絶する国づくりという、有史以来の「悲願」達成であり、第二の建国といってもよい歴史的大事業になる。有史以来の、この国の夢の実現である。
 そして、我が国は「地震被害を0にできる技術」をすでに持っている。

★過去最大にして非常に長期間にわたる「経済成長政策」
 耐震性アップを行わねばならないその戸数が、既存建物5000万戸以上という、あまりに多い戸数のために、非常に長期間にわたる。「国民の命」と直結する問題ゆえに、最優先的に行わねばならない。そのため、過去最大にして非常に長期間にわたり、成熟期の最後に残された最大の「経済成長政策」といってもよいものである。

★建設、未曾有の事態から、現在最も待ち望まれている経済政策
 国土交通省が2010年1月に発表した建築着工統計によると、2009年の新設住宅着工戸数は前年比27.9%減の78万8410戸となった。1968年に100万戸を超えてから初めての100万戸割れであり、45年前の水準にまで落ち込んでいる。まさに未曾有の事態であり、今現在においても、最も求められている経済政策といってもよい。

 機は熟した。あとは実行あるのみである。



■耐震基準 (現行の耐震基準(新耐震基準)は昭和56年6月から適用)


中規模の地震(震度5強程度)に対しては、ほとんど損傷を生じず
極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強から震度7程度)に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じない

ことを目標としている。 ⇒ 国土交通省のQ&A



【参考】 「気象庁震度階級関連解説表」における「震度7」の解説

 2009年3月31日に改定になった「気象庁震度階級関連解説表」でも、
木造建物で、「耐震性が高い」(昭和57年以降の「新耐震」を想定)ものは、
震度7」の解説において、

「壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。まれに傾くことがある。」

となっている。 ⇒ 説明




 それが現実には、

現行耐震基準の、木造、鉄骨造、RC造の建物が、実大実験で、震度6強の地震動で倒壊
実際の地震でも、新耐震基準の木造の建物が、震度6弱から全壊下記グラフ参照

している。




 しかるに、構造設計者は、このような、よくわからない状況下で、建築確認申請時に、「構造安全証明書」に押印させられて、建物の構造の安全性に関する責任を取らされている。
 一体、国の「耐震基準」が正しいのか、実際の実大実験、地震被害のデータが正しいのか。あまりに食い違いすぎている原因を明らかにすることが、本書執筆のきっかけであった。

■耐震基準の問題の骨子1


 この政策提言のベースとなる話は、日本の全ての建物、全ての国民の命に関わる国の「建築耐震基準の問題」の話である。


 建築関係の多くの方々から、

「耐震基準は、ずっとおかしいと思っていた。」
「他の領域に比べて、大きく時代に遅れてしまっている。」

という言葉をいただいた。


 建築基準法通りに作った建物が、震度6強の地震波で、実大実験で倒壊するたびに、研究者は、顔面蒼白になっていた。
 阪神・淡路大震災でのJR鷹取波などは、震動台上で体験すると、これでは、もつわけはないと納得できる。 それまでの 50kineクラスの地震波(現行基準では 40kine)に比べて、150kineクラスの地震波は全く水準の違うものだ。それでも現行の気象庁震度階では震度7にはならない。( kine=cm/秒 ⇒ 「全壊率の指標」 )

 建築基準法通りの建物が「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」というような観念が、このJR鷹取波を観測した阪神・淡路大震災後においても、どうして形成されてしまったのか。実大実験を重ねるごとに、不思議さを感じていた。

 このような震動台上での体験から、今この時期に(被害地震が頻発し、地震活動期に入らんとしている状況下で)、国民の生命と財産を守る「耐震基準」をきちんとしておかないと、大変なことになる、手遅れになってしまう、という思いで、今回、この内容をまとめた。


 この「建築耐震基準の問題」の話は、非常に単純な話である。
1996年に、気象庁が、前年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の現地調査の結果を見て、震度7の説明文の内容とほぼ一致するように、すなわち、家屋の倒壊が30%以上になるように、震度6と7との境界加速度(400gal)を大きく引き上げる震度階改定を行った(800?1500gal)。 ⇒ 説明1 
 その時点で(それ以降も)耐震基準の改定を行わなかったので、上記の「耐震基準」と矛盾することになってしまった。

 その結果、

現行耐震基準の、木造、鉄骨造、RC造の建物が、実大実験で、震度6強の地震動で倒壊
実際の地震でも、新耐震基準の木造の建物が、震度6弱から全壊(下記グラフ参照)

している。


【1982年以降建物全壊率-計測震度 】

 青▲は1995 年兵庫県南部地震の西宮市のプロット、
 黒●▲は、平成15年の宮城県北部の地震、平成16年(2004 年)新潟県中越地震、平成17年
 の福岡県西方沖の地震、平成19年(2007 年)能登半島地震、平成19年(2007 年)新潟県中
 越沖地震、平成20年(2008 年)岩手・宮城内陸地震、平成20年の岩手県沿岸北部の地震

 出典は、気象庁「震度に関する検討会 報告書」(平成21年3月) 第1章の 1 - 22頁
 震度階級と計測震度との関係:波形記録有無含む全データは第3回検討会資料2-2 20頁より
 震度6弱:計測震度5.5?6.0  震度6強:計測震度6.0?6.5  震度7:計測震度6.5?



 建築基準法の耐震基準を「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」とするなら、耐震基準の「安全限界」の加速度(300?400gal)も、同等に改定すべきである、ということである。


 特に、

頻発する被害地震
30年以内 震度6弱以上の地震発生確率の異常な高さ
100kine以上・1000gal以上の地震動多数観測 (4000gal観測も)

のことを考えると、耐震基準の見直しは急務である。 ( 重力加速度1G=981gal )


 既に民間でも動き出しつつある。

「民間独自の耐震基準づくり」 (150kine 1500gal基準)

それに対し、現行耐震基準は、40kine 400galである。あまりに大きく隔たっている。

■耐震基準の問題の骨子2


  建築基準法の耐震基準を「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」とする場合、標準せん断力係数をどの程度上げざるを得なくなるか、を考えてみる。


■「加速度基準」で考えて

 建築基準法通りの建物が倒壊等の被害を生じない、「安全限界」の加速度は、300?400gal である。その震度は、長年にわたって震度6強?7程度とされてきたが、1996年の気象庁震度階改定により、震度6弱程度に引き下げられている。

 【1996年気象庁震度階改定による旧・新震度階の加速度比較】
震度
5弱
5強
6弱
6強
震度階(gal)
  
25?80
80?250
250?400
400?
改定震度階(gal)
※1
25?80
80?140
140?250
250?450
450?800
800?
改定震度階(gal)
※2
  ?100
100?240
240?520
520?830
830?1500
1500?

 ※1 周期約0.6秒で数秒間継続した場合の加速度。そのため、実際の加速度は※2のように大きくなる。
 ※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。


 上表からわかるように、「加速度」で考えて、
震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標
とする限りは、1996年の気象庁震度階改定で、2倍以上差が生じているので、2倍以上、標準せん断力係数を上げざるを得なくなる。

 ⇒ 詳細


■実効入力地震動からみても

 「震度を知る?基礎知識とその活用」(監修気象庁)212頁の記載に従えば、
1996年に気象庁は、前年の兵庫県南部地震の現地調査の結果を見て、震度6と7との境界加速度(400gal)を大きく引き上げる震度階改定を行った。

 この説明に従えば、
1948年の福井地震の被災状況をみて、1949年に、家屋の倒壊が30%以上となる(震度7相当の)地震加速度を400galとし、
1995年の阪神大震災の被災状況をみて、1996年に、家屋の倒壊が30%以上となる(震度7相当の)地震加速度を、800gal(河角式の通り)まで引上げているので、
1996年改定段階で、実質2倍に引き上げたことになる。
(1981年に建築基準法改正で、在来木造の必要壁量を1950年段階の約2倍に上げているので、この話は対応する。)

1949年に、実効的なものとして、400galとし、
1996年に、実効的なものとして(継続時間=「建物への作用時間」を考慮して)、800galとしたわけである。

1997年版「建築物の構造規定」、2001年版、2007年版の「建築物の構造関係技術基準解説書」の説明に従えば、「実効入力地震動」に相当し、

実効入力地震動 400gal ⇒ 地表面地震動 800gal
実効入力地震動 800gal ⇒ 地表面地震動 1500gal(内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より)

というようになる。

 このように「実効入力地震動(加速度)」で考えてみても、
震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標
とする限りは、1996年の気象庁震度階改定で、2倍程度差が生じているので、2倍程度、標準せん断力係数を上げざるを得なくなる。

 ⇒ 詳細


■「速度基準」で考えてみても

 本論全体は、現行の気象庁震度階の震度計算における「加速度基準」に従って論を進めているが、現行の気象庁震度階には、後述のような問題があるので、中央防災会議の全壊率テーブル等にしたがって、震度を「速度」で換算して考えてみた。その場合でも同様の結果となった。全壊率は、「加速度」よりも「速度」の方が、より相関していることは、「全壊率の指標」の通りである。

 内閣府の「地震被害想定支援マニュアル」から、

震度
5弱
5強
6弱
6強
最大速度(kine)
4?10
10?20
20?40
40?60
60?100
100?
となる。

現行建築基準法の「耐震基準」の、倒壊等の被害を生じない「安全限界」の地震動の速度は、40kineである。この表 から見ても、現行「耐震基準」は、「5強?6弱」である。これは時刻歴応答解析結果と合致する。

 ※出典:
 ・「設計用入力地震動強さとそのレベルの設定?確率論から考えても」渡部丹 37-3、145頁、公共建築、1995年
 ・「設計用模擬地震動に関する研究」渡部丹 建築研究報告No.92,March1981,建設省建築研究所


それに対して、
震度7は、100kine以上である。

  このように「速度」で考えても、
震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標
とする限りは、1996年の気象庁震度階改定で、2倍以上差が生じているので、2倍以上、標準せん断力係数を上げざるを得なくなる。

 この「速度基準」での説明の方が、気象庁の現行震度階の「加速度基準」による問題に煩わされずに、現行建築基準法の「耐震基準」の問題を明瞭にすることができる。

 ⇒ 詳細


■以上のことから

 建築基準法の耐震基準を「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」とする限りは、2倍程度、標準せん断力係数を上げざるを得なくなるのである。

 ⇒ 詳細

■極めて心配な問題 (施主・設計者・建設会社の立場から見て)


1.国の「耐震基準(新耐震基準)」は、
「中規模の地震(震度5強程度)に対しては、ほとんど損傷を生じず、極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強から震度7程度)に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないことを目標としています。」 ⇒ 国土交通省のQ&A

2.実際は、
震度6弱程度で安全限界に達し、最悪、震度6弱から全壊の可能性がある。 ⇒ 説明1 




★極めて心配な問題 1
 昨年の政府地震調査委員会の発表では、その震度6弱以上の地震の30年以内発生確率が驚異的に上昇し、関東・東海・近畿の多くの市区町村で50%を超えている。 ⇒ 説明1 




★極めて心配な問題 2
 こういう状況であるが、
 国は、いまだに、この「耐震基準」を改訂していないので、
 施主は「震度6強から震度7程度」では大丈夫と思い、「震度6強から震度7程度」の地震がくれば、倒壊した建物の下敷きになって大怪我をしたり、命を失う可能性もある。
 その場合、設計事務所、工務店・建設会社等は、施主側から、国の「震度6強から震度7程度では倒壊等は生じない」という耐震基準に違反しているとして、訴訟を起される可能性が高い。 ⇒ 説明




★極めて心配な問題 3
 さらに、国の耐震基準の「震度5強程度に対しては、ほとんど損傷を生じず」も、動的解析によれば、震度4?5弱という結果になっている。 ⇒ 説明

 この場合も、
 施主からみると、「震度5強程度に対しては、ほとんど損傷を生じず」と思い込み、震度4?5弱地震で損傷してしまうと、想定外の大きな損害となり、資産価値が大きく低下することになる。
 設計事務所、工務店・建設会社等は、国の耐震基準が「震度5強程度まで損傷が生じない」となっているので、施主から訴えられる可能性がある。訴訟の数としては、こちらの方が圧倒的に多いかもしれない。



 以上の話は、1996年に問題が起こっているので、それ以降の全ての建物が対象の話である。



■成熟期の最後に残された最大且つ持続的な景気・経済対策


★過去最大にして 非常に長期間にわたる「景気・経済対策」
 耐震性アップを行わねばならないその戸数が、既存建物5000万戸以上という、あまりに多い戸数のために、非常に長期間にわたるが、「国民の命」と直結する問題ゆえに、最優先的に行わねばならない。そのため、過去最大にして非常に長期間にわたり、成熟期の最後に残された最大の「経済成長政策」といってもよいものである。
 法的、税制上の優遇、誘導策を講ずれば、30年程度と長期間にわたり持続的経済成長が遂げられる政策になる。その期間は、戦後復興期+高度成長期以上のものとなる。
 住宅は内需拡大の最大のものである。非常に裾野が広く、乗数効果が高い。
 まだこの国には家計部門の金融資産1452兆円(2010年3月末)があり(蓄えがある段階にやらねば手遅れになる)、それが世に出まわりはじめれば、経済活性化のきっかけになる。
 そして、30年以上という長期間にわたる持続的経済成長が見込めるので、将来に対する不安を一掃でき、これをきっかけにして本格的経済成長が始まる。

★有史以来の「悲願」である「地震に強い日本」の実現、歴史的大事業
 地震被害を根絶する国づくりという、有史以来の「悲願」達成であり、第二の建国といってもよい歴史的大事業になる。有史以来の、この国の夢の実現である。
 そして、我が国は「地震被害を0にできる技術」をすでに持っている。

★世界の国々から最も求められている大事業
 この「地震に強い日本」へと向かう大事業は、我が国が世界経済の重要な役割を担っているため、世界経済の安定という視点からも、世界の国々から最も求められているものである。
 そして、これは、次の日本の発展ために、生活基盤だけでなく、産業基盤の整備、「地震に強い日本」を形成し、世界経済の安定、そして、世界平和に貢献する。

★建設、未曾有の事態から、現在最も待ち望まれている経済政策
 国土交通省が2010年1月に発表した建築着工統計によると、2009年の新設住宅着工戸数は前年比27.9%減の78万戸台となった。1968年に100万戸を超えてから初めての100万戸割れであり、45年前の水準にまで落ち込んでいる。また、国土交通省の2010年度の建設投資の見通しも、1977年度以来の、33年ぶりの低水準としている。まさに未曾有の事態である。
 そのため、この経済政策は、今現在において、最も待ち望まれている経済政策といってもよいものである。

 ⇒ 詳細



■「建築基準法の見直しに関する検討会」座長と関係委員、及び
日本建築学会、日本建築構造技術者協会、日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会の各会長への送付内容(要旨)について



今回の「耐震基準の重大問題」について、既にご報告しております。
この問題を、国民の視点、建設会社・設計者の視点で、もう一度まとめてみました。

国民の視点で考えれば
「国民は、自分の命を守れない状態に置かれている」ことです。
今回の「耐震基準の重大問題」の事実の公表が絶対必要です。

★建設会社・設計者の視点で考えれば
気になる問題としましては、下記 2.に書いていますが、
下記 1.のことを国民(施主)に説明したとしても、
建設会社・設計者の責任という観点で考えれば、まだ十分ではないと思われます。
なぜなら、
国の「耐震基準」の震度階が、いまだ訂正されておらず、「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」となっていますので、
震度6強から震度7程度の地震で倒壊した場合、
建設会社・設計者の責任にされる可能性が十分にあり、紛争になることは目に見えています。
(構造設計者の場合は、建築確認申請時に「構造安全証明書」に押印させられていることもありますので、責任はさらに重大です。)
これは、心配なことです。

国民(施主・使用者)の立場に立っても、「耐震基準」の誤った情報のために自分達の命さえ守れない状態にあり、建設会社・設計者の立場に立っても、国の「耐震基準」の震度階の訂正を、一刻も早くしてもらわなければ、ということです。

★さらに、問題なのは、今回の「耐震基準の重大問題」が、いまだ、「建築基準法の見直しに関する検討会」では、取上げられていないことです。
今回の「耐震基準の重大問題」は、「国民の生命と財産」に直結する重大問題です。
「建築基準法の見直しに関する検討会」は、耐震偽装問題から始まっていますが、これは、さらに、大元の問題であり、見過ごすことができない重大問題です。


以下に、国民への説明内容をまとめてみました。
まずは、事実のみの発表だと思います。
国民に事実をまず知ってもらい、国民の論議を待って「耐震基準」の引上げを考えても良いのではないかとも思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.国民への説明内容

 「国民は、自分の命を守れない状態に置かれています」
 事実の公表が絶対必要です。
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◆国民の視点で考えて、
日本の建物の安全を規定している「耐震基準」が、以下のように大きく違っています。
そのため、現在、国民は、自分の命を守れない状態に置かれています。
事実が公表されていないゆえの大問題です。

国民への説明内容を整理しますと、

◆現行の「耐震基準」の国交省説明は、
「(震度6強から震度7程度)に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じない」
  http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071208_2_.html#10 (国交省)
の震度は、1996年改定前の「旧震度階」に基づくもので、それが、現行の改定震度階(「新震度階」)と混同されています。しかも、その旧と新の震度階の差が非常に大きい。

◆「新震度階」に基づけば、例えば、内閣府「地震被害想定支援マニュアル」の説明では、
  http://www.bousai.go.jp/manual/v-4.htm
震度6強-7の境界加速度は、1500galとなっています。
それに対して、現行の「耐震基準」の、「倒壊等の被害を生じない」水準の「極めて稀にしか発生しない大規模の地震」の加速度は、300gal?400gal程度であり、現行の震度階での震度6強-7の境界加速度(1500gal=内閣府)との差が、あまりにも大きく拡がっています。
つまり、「加速度」基準で見ると、「耐震基準」での震度6強-震度7と、現行の震度階での震度6強-7とでは、4倍程度の差がついています。

◆基準法レベルと震度6強との比較
また、全壊との関係の相関性が高い、「速度」基準で見ても、「基準法レベル」と「震度6強-7の地震動」とに、非常に大きな開きが出ています。
以下のように、「基準法レベル」と、本来は「耐震基準」では耐えられるはずの「震度6強-7の地震動」とに3倍程度の差がついています。

                     南北     東西      東西南北合成
 基準法二次設計(5強6弱) 40kine  40kine  56kine※
 JMA神戸(6強 (6.3))   75kine  90kine 105kine
 JR鷹取 (6強 (6.4))  121kine 125kine 156kine


※基準法二次設計レベルの40kineは、渡部丹著「設計用入力地震動強さとそのレベルの設定?確率論から考えても」37-3、145頁、公共建築、1995年、 東西南北合成は40kine×√2としました。

以上のことだけでも、最低限、国民に説明すべきでしょう。

またさらに、
◆全閣僚が委員の政府の中央防災会議の発表では、「新耐震」の建物でも「震度6弱から全壊が始まる」となっています。
  http://www.iau.jp/pdf/m-zenkairitukeisokushindo2.pdf (このグラフは中央防災会議+気象庁)

◆政府の地震調査委員会の発表では、その「震度6弱」以上の30年以内地震の発生確率が、関東・東海・近畿・四国地方の多くの市区町村で50%を超えています。
  http://www.iau.jp/pdf/m-JISHINCHOSAIINKAI01.pdf (政府の地震調査委員会からの資料)

◆実大実験の結果を見ても、
建築基準法通り(またそれ以上の)、木造、鉄骨造、RC造の建物が、実大実験で、震度6強の地震動で倒壊しています。
  http://www.iau.jp/m-taishinkijunkaitei.htm#13 (木造、鉄骨造、RC造の倒壊のまとめ)
木造に関しては、
★2004年に(財)建材試験センターが行った実大実験、現行の建築基準法通り(耐震等級1)の木造住宅が、震度6強の地震動(JMA神戸波 NS818gal、3方向100%加振)で倒壊しました。
  http://www.asahi.com/special/051118/TKY200611230297.html
  http://www.jtccm.or.jp/library/jtccm/news/kentikugakai/22003.pdf
★昨年2009年10月27日に(独)防災科学技術研究所などが行った実大実験、建築基準法の1.46倍の耐力で耐震等級3に近い木造住宅が、震度6強の地震動で倒壊しました。
  http://sumai.nikkei.co.jp/news/latestnews/index.cfm?i=2009102711008p2(日経新聞)
  http://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/wmv/20091027.wmv (倒壊映像)

も補足されればと思います。「耐震基準」に関しての国民の論議のためには必要だと思います。

※速度単位、加速度単位につきまして、
速度単位 : kine=cm/秒、100kine=1m/秒
※加速度単位: gal=cm/秒2、981gal=1G(重力加速度)、400gal≒0.4G、1500gal≒1.5G
です。



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2.気になる問題 (建設会社・設計者の視点で)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上のことを国民(施主)に説明したとしても、

現行の「耐震基準」の
「中規模の地震(震度5強程度)に対しては、ほとんど損傷を生じず、極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強から震度7程度)に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じない」
  http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071208_2_.html#10 (国交省)
の気象庁震度階は、1996年改訂前の旧震度階に基づくもので、

それを改めて、現行の気象庁震度階に基づけば、
「中規模の地震(震度5弱程度)に対しては、ほとんど損傷を生じず、極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6弱程度)に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じない」
となるでしょうが、

しかし、いまだ、国の「耐震基準」の震度階が訂正されていませんので、
震度6強で倒壊した場合、
国の「耐震基準」は「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」となっていますので、建設会社・設計者の責任(構造設計者は、建築確認申請時に「構造安全証明書」に押印させられている)にされる可能性があり、紛争になることは目に見えています。


以下、「全壊が始まる地震発生確率の驚異的上昇」に関してです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.補足 全壊が始まる地震発生確率の驚異的上昇
  ※この項目のみ全員には送られていません。
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次に、建物の全壊が始まる震度6弱以上の地震の30年以内の発生確率が、日本の中枢地帯の関東・東海・近畿地方の400以上の市区町村で50%を超えてしまっているという大問題があります。
  http://www.iau.jp/pdf/m-JISHINCHOSAIINKAI01.pdf (政府地震調査委員会資料、50%以上市区町村)
東京都区内・横浜市・名古屋市・大阪市だけを取り出しても、
           2009年 2008年
 東京都大田区役所  67.93% 29.20% 
 東京都江戸川区役所 66.27% 30.94% 
 東京都葛飾区役所  64.31% 29.78% 
 東京都荒川区役所  63.55% 14.27% 
 東京都江東区役所  62.25% 40.17% 
 東京都足立区役所  61.75% 13.06% 
 東京都港区役所   61.32% 27.15% 
 東京都中央区役所  61.20% 24.76% 

 横浜市港北区役所  71.41% 30.48% 
 横浜市栄区役所   69.00% 15.85% 
 横浜市神奈川区役所 68.23% 29.62% 
 横浜市鶴見区役所  67.82% 32.82% 
 横浜市西区役所   67.66% 45.92% 
 横浜市役所     66.73% 32.87% 
 横浜市中区役所   66.73% 32.68% 
 横浜市南区役所   55.96% 32.88% 
 横浜市磯子区役所  55.22% 27.71% 

 名古屋市南区役所  88.11% 67.52% 
 名古屋市天白区役所 84.57% 44.74% 
 名古屋市中村区役所 82.78% 64.48% 
 名古屋市中川区役所 81.40% 48.92% 
 名古屋市港区役所  77.57% 53.46% 
 名古屋市西区役所  77.17% 58.03% 
 名古屋市北区役所  72.33% 55.52% 
 名古屋市熱田区役所 53.50% 47.36% 
 名古屋市緑区役所  50.67% 60.03% 
 名古屋市中区役所  50.01% 39.36% 

 大阪市平野区役所  68.79% 28.55% 
 大阪市鶴見区役所  68.61% 24.98% 
 大阪市城東区役所  68.56% 30.19% 
 大阪市都島区役所  68.52% 29.55% 
 大阪市東成区役所  68.06% 25.73% 
 大阪市旭区役所   65.80% 23.05% 
 大阪市東淀川区役所 64.60% 21.84% 
 大阪市住之江区役所 63.66% 26.75% 
 大阪市西区役所   60.89% 23.52% 
 大阪市役所     59.73% 23.04% 
 大阪市福島区役所  59.04% 22.33% 
 大阪市淀川区役所  57.65% 21.43% 
 大阪市大正区役所  56.87% 24.31% 
 大阪市西淀川区役所 56.14% 20.84% 
 大阪市港区役所   55.06% 23.21% 
 大阪市此花区役所  52.66% 22.00% 


となります。2008年に比べて2009年が驚異的に上昇をしています。まさに、非常事態といってよいものです。「耐震基準の重大問題」についての事実の公表と「耐震対策」は、急を要するということです。

■日本建築構造技術者協会会長への質問状(要旨)


社団法人日本建築構造技術者協会
会長殿

5月17日以降、連絡させて頂いております。
気になったことをご質問させていただきます。

1.国土交通省の「耐震基準」通りに、
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071208_2_.html#10 (国交省)
「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」と施主に説明している構造設計者も多いと聞いておりますが、そのような場合に、「震度6強から震度7程度」の地震で倒壊した場合、日本建築構造技術者協会の会員を代表するお立場で、「影響が無い」と、お考えなのでしょうか。

2.また、この「耐震基準」の震度記述に関して、「間違い無し」「訂正不要」と、日本建築構造技術者協会の会員を代表するお立場で、考えておられるのでしょうか。

ご回答を頂ければと思います。

国民は、「耐震基準」に対する正しい情報を知らず、
建築基準法通りに建てれば、
「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」
と思い、
1日に住宅だけでも2000戸以上建て続けています。相当な投資額です。

この事態に対して、良識を疑いかねない、国民から見た場合、決して許されない不謹慎な発言も聞こえてきています。
こういう事態こそ、姉歯事件による社会的信頼を回復するために、日本建築構造技術者協会の会長として、「良識」を示される、最も良い機会だと思います。







(目次)




■はじめに




■耐震基準における重大問題の発生

 要約

 建築基準法通りの建物が、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は、長期間にわたって震度6強?7程度とされてきたが、現行震度階(1996年気象庁震度階改定)では、震度6弱程度だったことが判明した


 ★1996年気象庁震度階改定による旧・新震度階の加速度比較
震度
5弱
5強
6弱
6強
震度階(gal)
25?80
80?250
250?400
400?
改定震度階(gal)※1
25?80
80?140
140?250
250?450
450?800
800?
改定震度階(gal)※2
  ?100
100?240
240?520
520?830
830?1500
1500?


         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0  80   250   400gal 



震度階
1996年以前


         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0  80 140 250    450      800gal



改定震度階
※1

5弱
5強
6弱
6強

         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0 100  240     520      830         
      1500gal 


改定震度階
※2

5弱
5強
6弱
6強


 損傷限界:建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じない限界
 安全限界:建築物が倒壊・崩壊等しない限界

 ※1 周期約0.6秒で数秒間継続した場合の加速度。そのため、実際の加速度は、※2のように大きくなる。
 ※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。
 ※なお、グラフの色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定



 ★震度7の新旧震度階比較 (震度7:倒壊等が生じない「安全限界」の本来の基準震度)
震度
加速度(gal)
速度(kine)
震度階
400?
40?
改定震度階※2
1500?
100?



 以上のように、1996年気象庁震度階の改定により、長年、300?400gal を、震度6強?7程度(旧震度階) としてきた建築基準法の「安全限界」は、1996年以降、震度6弱程度に引き下げられていた
 また、超高層建築物も、以下のように、「安全限界(レベル2)」は震度6弱程度である。

 ★超高層建築物の動的解析によく使用する地震動とその計測震度
 ※なお、震度の色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定


             (損傷限界)   (安全限界) 
            震度4?5弱   震度6弱 
   地動加速度:0gal 80?100gal    300?400gal程度 

  



基準法通り建物


 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■



 実際の地震でも、新耐震基準の建物が、震度6弱から全壊(下記グラフ参照)している。



【1982年以降建物全壊率-計測震度/出典:中央防災会議+気象庁



 しかるに、中央防災会議の発表では、東海地震だけでなく、東南海地震、南海地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震でも、広域で震度6弱以上が予測されている。また、その「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率も、昨年の政府地震調査委員会の発表で驚異的に上昇し、関東・東海・近畿地方の多くの市区町村で50%を超えた次章参照)。
 このような重大問題が発生している。


現行の耐震基準
実大実験において耐震等級1(建築基準法通り)・耐震等級2の建物が震度6強で倒壊
倒壊の原因
現行震度階では、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は震度6弱程度と判明
震度7の新旧震度階比較 (震度7:倒壊等が生じない「安全限界」の本来の基準震度)
現行震度階での、損傷限界・安全限界に至る地震動の震度算出
損傷限界・安全限界に至る地震動の震度算出方法
実際の地震でも「震度6弱から全壊」=新耐震で全壊被害があった地震から
「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率驚異的上昇
変位の大きな地震の増加とその破壊力
【参考】 加速度(震度)が小さくて地震被害の大きい地震、加速度(震度)が大きくても地震被害の少ない地震
耐力として余裕があるか
「相互作用」で補完する説明にも限界
国の耐震基準の基本的考え方
【参考】 100kine以上・1000gal以上の地震動多数観測 (4000gal観測も)
実効入力地震動からみても
震度を「速度」で換算して考えてみても
震度6強?震度7程度でも倒壊しないためには「耐震基準」を改定すべきである

【参考】 「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」について
【参考】 住宅局建築指導課監修「建築物の構造関係技術基準解説書」等
【参考】「設計用地震力の評価」について/住宅局建築指導課監修「建築物の構造関係技術基準解説書」等から
【参考】 震度=加速度基準での混乱
【参考】 「気象庁震度階級関連解説表」の震度7解説の問題
【参考】 気象庁計測震度計算プログラムのローカットフィルターの問題点について
【参考】 周期1.6秒を超えると、震度7の地震動が、震度6強(6弱)にランクダウン
【参考】 中央防災会議の全壊率について (気象庁計測震度計算プログラムのローカットフィルター無考慮のため、全壊率は上がることになる)
【参考】 阪神・淡路大震災建物被害率について
【参考】 新耐震(1982年以降)の木造全壊率について (改定震度階でみると)
【参考】 「全壊」と「倒壊」について
【参考】 「耐震性不十分な戸数」について




■地震非常事態というべき状況

 要約

 建築基準法通りの建物が、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は震度6弱程度だったことが判明した


 しかるに、中央防災会議の発表では、東海地震だけでなく、東南海地震、南海地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震でも、広域で震度6弱以上(下地図の黄・橙・赤色地域)が予測されている。また、その「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率も、昨年の政府地震調査委員会の発表で驚異的に上昇し、関東・東海・近畿地方の多くの市区町村で50%を超えた(下表参照)。





30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる都道府県
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
地方
都道府県
2009年
(県内最大値(役場))
2008年
(2009年同地点の値)
北海道
北海道
63.89%
20.21%
東北
宮城県
58.36%
 6.45%
関東
茨城県
78.13%
12.50%
埼玉県
65.39%
27.34%
千葉県
77.03%
17.85%
東京都
67.93%
29.20%
神奈川県
88.71%
73.41%
甲信
山梨県
89.88%
86.41%
長野県
60.31%
47.18%
東海
岐阜県
73.37%
29.68%
静岡県
96.44%
92.84%
愛知県
94.57%
85.46%
三重県
87.09%
73.37%
近畿
滋賀県
51.66%
 7.09%
京都府
61.40%
29.93%
大阪府
68.79%
28.55%
兵庫県
52.30%
26.28%
奈良県
73.63%
46.54%
和歌山県
86.80%
80.14%
四国
徳島県
68.93%
54.61%
香川県
54.33%
23.69%
愛媛県
65.00%
40.20%
高知県
65.09%
59.18%
九州
大分県
55.59%
 8.73%
宮崎県(参考)
49.27%
17.72%


※県内の県庁及び各市区町村役場(周辺)での最大地震発生確率で、県内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)



この10年間での地震死亡者約75万人/自然災害死亡者のうちの約7割
頻発する地震
地震活動期
30年以内 震度6弱以上の地震発生確率の異常な高さ
政府中央防災会議の地震被害想定
東海地震 過去30年で最も危険な状態

【参考】 震度別地震回数表からの比較について




■100kine・1000gal以上多数観測の時代

 要約

 地震防災対策として、地震静穏期・活動期関係なく、本来は、
直下型地震対策
海溝型巨大地震対策
の両方を行う必要がある。

特に、地震活動期に入った場合は、「直下型地震対策」にもウェイトをおく必要がある。
というのは、下記のように、直下型地震は、海溝型地震に比べて、地表面加速度が大きいからである。1000gal以上(100kine以上)が多く観測されている

直下型地震を含めた地震防災対策を考えた場合、「震度6強?7程度」の加速度として、
内閣府防災部門 「地震被害想定支援マニュアル
震度6強と7の境界加速度の 1500gal は納得できるところである (なお、建築基準法の安全限界加速度は 300?400gal である)。


100kine以上・1000gal以上の地震動多数観測 (4000gal観測も)
全壊率の指標 ( 加速度+変位 ⇒ 「速度」)
「民間独自の耐震基準づくり」 (150kine 1500gal基準も)
土木においても建築の耐震基準の2倍 (C0=2.0相当)
防災対策=直下型地震+海溝型巨大地震対策




■大きな節目の年、耐震基準(安全・損傷限界)引上げへ

 要約

 現行の建築基準法通りの建物の「安全限界」は震度6弱程度であるから、「震度6弱」から危険水位、「震度6強」では「安全限界」を超え、(建築物が倒壊・崩壊等しないという)安全が保証されない状態になっている
 しかるに、政府地震調査委員会の発表では、「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率が驚異的上昇関東・東海・近畿の多くの市区町村で50%を超え、中央防災会議の発表では、関東・東海・近畿の広域で震度6強以上を予測している

 2010年は、市街地建築物法公布(1920年)から90年、建築基準法公布(1950年)から60年、新耐震基準施行(1981年)から来年で30年、阪神・淡路大震災(1995年)から15年と、大きな節目の年である。
 上記の「安全限界」の問題が連動するのは「標準せん断力係数=0.2」であり、その概念自体は、関東大震災直後の1924年の「市街地建築物法施行規則改正」以来一貫してきたもので、あと4年で90年となる。現在、国の水準から考えると、この「標準せん断力係数=0.2」を大幅にアップすべき段階にきている。そして、この改定は、地震列島日本にとって、有史以来の、地震被害根絶という「悲願」達成につながるものにすべきである。

【現行耐震基準における耐震等級+新耐震等級の比較】


            震度4?5弱  震度6弱 
   地動加速度:0gal 80?100gal   300?400gal程度 

  


耐震・制震住宅
(耐震等級1)
 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■


            震度5弱        震度6弱?6強 
   地動加速度:0gal  100?125gal     375?500gal程度

 


耐震・制震住宅
(耐震等級2)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■


            震度5弱           震度6強 
   地動加速度:0gal  120?150gal       450?600gal程度

 


耐震・制震住宅
(耐震等級3)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■


             震度5弱?5強        震度6強 
   地動加速度:0gal   140?175gal        525?700gal程度

 


耐震・制震住宅
(新耐震等級4)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■


              震度5弱?5強          震度6強 
   地動加速度:0gal    160?200gal         600?800gal程度

 


耐震・制震住宅
(新耐震等級5)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■


                                                            震度7 
   地動加速度:0gal                                             約2400gal
 

免震住宅
(良い免震)
上部構造:耐震等級1

無損傷
損傷の
可能性


大きな節目の年
現行の建築基準法の損傷限界・安全限界について
震度6強?震度7程度でも倒壊しないための「耐震基準」改定の目安
安全限界・損傷限界の引上げへ
耐震基準引上げの機会は今しか無い
「暫定措置」案
地震静穏期と地震活動期の建築基準法

【参考】 標準せん断力係数C0=0.2について
【参考】地震活動期の建築基準法の耐震基準案




■有史以来の「悲願」達成、夢の実現へ

 要約

 有史以来の「悲願」達成と言った場合、地震によって二度と壊滅的にならない国づくり、さらに進んで地震被害を0にする国づくりである。

 江戸時代以降をみても、
 1703年元禄地震(関東地震)M7.9?8.2、1707年宝永地震(東海・東南海・南海地震)M8.6 が、繁栄を極めた元禄文化を終わらせ、
 弘化・嘉永・安政年間の大地震の連続、すなわち、1854年11月4日安政東海地震M8.4、1854年11月5日安政南海地震M8.4、1855年10月2日安政江戸地震M7.0?7.1 など、1847年善光寺地震M7.4 から1859年までの13年間に及ぶ地震の連続が、徳川幕府の終末を早めさせ、
 1923年の関東大震災M7.9 が大正デモクラシーを終焉させ、第二次世界大戦に至るまでその国家的大負債を解消できなかったという歴史がある。
 この歴史的繰り返しに今こそストップをかけなければいけない。

 未だに政府中央防災会議の地震被害想定発表のたびに、数万人の死者、100万棟近い全壊棟数が新聞紙面に踊っているのは、世界で1・2位を争う先進国としては、「国民の命を守るための政治」を国政の基本としている国としては、まことに恥ずかしい話である。
 それを脱却できる、地震被害を0にできる技術をもちながら実行に移さないのは、極めて怠慢と世界からそしられてもおかしくない話である。
 今こそ、このタイミングに、地震被害を根絶する国づくりという、有史以来の「悲願」達成を目標に掲げ、第二の建国といってもよい歴史的大事業を実行すべきであろう。
 そして、この大事業のおかげで、25?30年間は、建設ラッシュとなり、大きな内需拡大につながり、現在の経済不況から脱出できるだけでなく、25?30年間という持続的経済成長が見込める。

★有史以来の「悲願」である「地震に強い日本」の実現、歴史的大事業
 この事業は、地震被害を根絶する国づくりという、有史以来の「悲願」達成であり、第二の建国といってもよい歴史的大事業になる。有史以来の、この国の夢の実現である。
 そして、我が国は「地震被害を0にできる技術」をすでに持っている。

★過去最大にして非常に長期間にわたる「経済成長政策」
 耐震性アップを行わねばならないその戸数が、既存建物5000万戸以上という、あまりに多い戸数のために、非常に長期間にわたる。「国民の命」と直結する問題ゆえに、最優先的に行わねばならない。そのため、過去最大にして非常に長期間にわたり、成熟期の最後に残された最大の「経済成長政策」といってもよいものである。

★建設、未曾有の事態から、現在最も待ち望まれている経済政策
 国土交通省が2010年1月に発表した建築着工統計によると、2009年の新設住宅着工戸数は前年比27.9%減の78万8410戸となった。1968年に100万戸を超えてから初めての100万戸割れであり、45年前の水準にまで落ち込んでいる。まさに未曾有の事態であり、今現在においても、最も求められている経済政策といってもよい。


国家にとって必要不可欠な基盤づくり、「国民の命を守る」基盤づくり
第二の建国/日本の再生/地震被害を根絶する国づくり
未曾有の建設ラッシュが25?30年続く、持続的経済成長
有史以来の「悲願」達成
地震被害を0にできる技術
日本復活のために




■姉歯事件以降の問題・混乱も解決へ

 要約

 今回の話は、実は姉歯事件から始まっている。
 建築基準法の半分の耐力で、なぜ「震度5強で倒壊の恐れがある」のかという疑問から始まっている。
 そして、今回の問題の大きさは、姉歯事件など比ではなかった。
 姉歯事件さえも、この問題の中で起こったといっても良い。
 そのため、これを解決しなければ、現在の建築全体に起こっている未曾有の危機も解決しない。
 というより、これを解決すれば、現在の起こっている大問題も解決するだけでなく、この国の有史以来の「悲願」も実現するのである。


姉歯事件の問題
建築全体が瀕死の状態から、建築文化の再生・復活へ
創作的時間の回復/国全体の建築・都市の文化的豊かさへ

【参考】「最高裁が震度6強以上の地震で倒壊・崩壊する恐れ」について




■最後に、歴史から見て、足元フリー構法について

 要約

 現行の建築基準法の耐震基準 (安全限界の地震動入力加速度 300?400gal に耐えられる構造) のままで、震度6強?7の地震でも倒壊しない方法があるとするなら、それは「足元フリー構法」である。

 歴史を見ると、1920年以前には、そのことは知られていたようである。

 日本列島のように大地震多発地帯で、特に地震活動期に入った場合、「足元固定(緊結)構法=耐震構法」、すなわち、「地震力の頭打しない構法」は、不経済なだけでなく危険でもある。
 地震入力の頭打ち効果」「地震応答低減効果」のある「足元フリー構法」が、地震列島日本が、長い歳月の末にようやくたどり着いた、最終的な構法である。建築基準法の想定以上の地震でも「倒壊・全壊」を防げる可能性のあるものである。現状の耐震基準における重大問題の発生から、耐震基準引上げを考えた場合、特に地震活動期に入り、地震の加速度が観測される度に上がっている状況からも、非常に着目すべき構法である。
 そして現代の「免震」はその発展形である。建物の「倒壊・崩壊防止」はいうまでもないが、より大きな地震での「無損傷」をめざした構法である。

 
地震入力
上階応答
大地震動時※
足元
フリー
プレ免震の時代
頭打ち
1倍に近づく
(免震時)
大地震動を超えても
「崩壊・倒壊」防止も
足元
固定
耐震の時代
際限なく入る
戸建:1.5?3倍
高層:数倍  
大地震動を超えると
「倒壊・崩壊」可能性
足元
フリー
免震の時代
頭打ち
(100gal以下も)
約1倍
(免震時)
無損傷
          ※建築基準法上の「最大級の地震動」で、建物への入力加速度300?400gal程度
            建築基準法通りの耐震基準の建物の場合。




 普通の日本造り家屋は、弱小なる地震動のときは、土台石より辷り動かさるゝこと無ければ、地面に固定せるが如くに振動すれども、 大地震となりて震動激烈なるときは、水平地震力強くして、木造家屋の下底と土台石との間に存する摩軋に超過することあるべく、斯かる場合には家屋は土台石より離れて多少移動すべく、即ち実際に地震の激動の幾分を遮断するの効果あるなり、木造家屋は、その柱が挫折する事なければ、決して全体として転倒せざれば、少しく注意して構造するに於ては、如何なる大地震に際するも倒るゝこと無かるべきなり、明治二十四年の濃尾地震、同二十七年の庄内地震の如き、大地震の震央地にても、存立せる農家ありき


現行の耐震基準(地震入力 300?400gal)のままでよい方法、足元フリー構法
足元フリー/固定での「建築構造歴史」
「足元フリー構法」と「安全限界加速度=300?400gal」との整合性
中村達太郎 曽禰達蔵 片山東熊 辰野金吾著「木造日本風住家改良構造仕様」1896年
大森房吉著「臺灣地震調査」震災豫防調査會報告1906年
「足元フリー」と「足元固定(緊結)」の比較
「プレ免震」と「免震」の比較

【参考】 足元フリー/固定での、建築構造の歴史
【参考】 足元フリー構法について
【参考】 足元フリー構法に関する重要文献での記載内容





■はじめに

 この政策提言の実行によって、有史以来の、日本の「悲願」である「地震に強い日本」が実現し、30年程度という長期間にわたる持続的成長が可能になる。成熟期の最後に残された最大の「経済成長政策」といってもよい。また、我が国が最も世界から求められている政策でもある。

 このようなことを実行しなければならないのは、耐震基準における重大問題が発生したからである。

 建築基準法通りの建物が、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は、長期間にわたって震度6強?7程度とされてきたが、現行震度階(1996年気象庁震度階改定)では、震度6弱程度だったことが判明した
 しかるに、中央防災会議の発表では、東海地震だけでなく、東南海地震、南海地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震でも、広域で震度6弱以上が予測されている。またその「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率も、昨年の政府地震調査委員会の発表で驚異的に上昇し、関東・東海・近畿の多くの市区町村で50%を超えた

 2010年は、市街地建築物法公布(1920年)から90年、建築基準法公布(1950年)から60年、新耐震基準施行(1981年)から来年で30年、阪神・淡路大震災(1995年)から15年と、大きな節目の年である。
 上記の「安全限界」の問題が連動するのは標準せん断力係数=0.2であり、この耐震基準自体は、関東大震災直後の1924年の「市街地建築物法施行規則改正」以来一貫してきたもので、あと4年で90年となる。現在、国の水準から考えると、大きく見直すべき時期にきている。
 この問題の解決は、地震列島日本にとって、地震被害の根絶という、有史以来の「悲願」達成となる。

★過去最大にして 非常に長期間にわたる「経済成長政策」
 耐震性アップを行わねばならないその戸数が、既存建物5000万戸以上という、あまりに多い戸数のために、非常に長期間にわたるが、「国民の命」と直結する問題ゆえに、最優先的に行わねばならない。そのため、過去最大にして非常に長期間にわたり、成熟期の最後に残された最大の「経済成長政策」といってもよいものである。
 法的、税制上の優遇、誘導策を講ずれば、30年程度と長期間にわたり持続的経済成長が遂げられる政策になる。その期間は、戦後復興期以上のものとなる。
 住宅は内需拡大の最大のものである。非常に裾野が広い。
 まだこの国には家計部門の金融資産1452兆円(2010年3月末)があり(蓄えがある段階にやらねば手遅れになる)、それが世に出まわりはじめれば、経済活性化のきっかけになる。
 そして、30年程度という長期間にわたる持続的経済成長が見込めるので、将来に対する不安を一掃でき、これをきっかけにして本格的経済成長が始まる。

★有史以来の「悲願」である「地震に強い日本」の実現、歴史的大事業
 地震被害を根絶する国づくりという、有史以来の「悲願」達成であり、第二の建国といってもよい歴史的大事業になる。有史以来の、この国の夢の実現である。
 そして、我が国は「地震被害を0にできる技術」をすでに持っている。

★世界の国々から最も求められている大事業
 この「地震に強い日本」へと向かう大事業は、我が国が世界経済の重要な役割を担っているため、世界経済の安定という視点からも、世界の国々から最も求められているものである。
 そして、これは、次の日本の発展ために、生活基盤だけでなく、「地震に強い」産業基盤の整備になる。

★建設、未曾有の事態から、現在最も待ち望まれている経済政策
 国土交通省が2010年1月に発表した建築着工統計によると、2009年の新設住宅着工戸数は前年比27.9%減の78万戸台となった。1968年に100万戸を超えてから初めての100万戸割れであり、45年前の水準にまで落ち込んでいる。また、国土交通省の2010年度の建設投資の見通しも、1977年度以来の、33年ぶりの低水準としている。まさに未曾有の事態である。
 そのため、この経済政策は、今現在において、最も待ち望まれている経済政策といってもよいものである。

 そして、その問題を解決する技術もすでに完成している。
 機は熟した。あとは実行あるのみである。


【地震被害を0にできる技術】


 以下の耐震と免震の比較(2階建て戸建住宅の場合)でわかるように、
 「耐震」は、地震入力の大きさに従い、際限なく地震力が入り、2階・屋根(R)階の応答加速度はさらに増幅する。
 「免震」は、「地震入力の頭打ち効果」「地震応答低減効果」の2重の低減効果が得られ、地震入力の大きさによらず、1階・2階・屋根(R)階の応答加速度は、ほぼ一定値が得られる。「免震」の方が、断然有利である。
 ⇒ 詳細参照


             震度4?5弱   震度6弱 
   地動加速度:0gal  80?100gal    300?400gal程度 

 

耐震建物
(基準法通り)
(足元固定) 

無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■
(地震力が際限なく入る)■■■■■■■■


           震度4?5弱※4  震度6弱※4
   地動加速度:0gal 80?100gal※1 300?400gal程度※1

 


足元フリー建物
(プレ免震)
摩擦係数0.3?0.4
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
免震スタートして倒壊・崩壊免れる可能性も
(地震入力の頭打ち効果・地震応答低減効果)


                                                                震度7 
   地動加速度:0gal                                                 約2400gal

 

免震建物
(良い免震)
上部構造:耐震等級1

無損傷
損傷の
可能性


地震入力
上階応答
大地震動時※
足元
固定
耐震
際限なく入る
戸建:1.5?3倍
高層:数倍  
大地震動を超えると
「倒壊・崩壊」可能性
足元
フリー
プレ免震
頭打ち
1倍に近づく
(免震時)
大地震動を超えても
「崩壊・倒壊」防止も
免震
頭打ち
(100gal以下も)
約1倍
(免震時)
無損傷




 以上のことは、
 現在の「建築基準法」の前身である「市街地建築物法」(1920年)成立期までの下記文献、
中村達太郎 曽禰達蔵 片山東熊 辰野金吾著「木造日本風住家改良構造仕様」1896年
大森房吉著「臺灣地震調査」震災豫防調査會報告1906年
を見ると、
ある一定以上の地震力では、「足元フリー構法 」しか方法がないことを
日本最大の直下型地震である濃尾地震M8(1891年)と同時代の、大森房吉、中村達太郎、曽禰達蔵、片山東熊、辰野金吾たちは知っていた(辰野金吾は東京駅設計者、片山東熊は赤坂離宮設計者、曽禰達蔵は丸の内の三菱オフィス街の設計者であり、日本を代表する建築家達であり、大森房吉は日本の地震学の父と言われている)。

 しかし、濃尾地震を直接には知らない、次の世代から、現在の建築仕様の「足元固定(緊結)」が始まり、1920年の市街地建築物法で、まず大都市に、そして1950年の建築基準法で、全国に「足元固定(緊結)」が適用された。
  しかし、その市街地建築物法施行直後の関東大震災以降は、東海地方?関東地方が地震静穏期に入ったので、それほど問題にならなかった。

 しかし、現在の、直下型地震の頻発、地震活動期への移行を考えると、 今回のタイミングを逸してならない。
 大地震が迫るこのタイミングに、「足元フリー構法」を考慮した、建築基準法の耐震基準と耐震仕様の大改定をすべきである。






■耐震基準における重大問題の発生

 要約

 建築基準法通りの建物が、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は、長期間にわたって震度6強?7程度とされてきたが、現行震度階(1996年気象庁震度階改定)では、震度6弱程度だったことが判明した


 ★1996年気象庁震度階改定による旧・新震度階の加速度比較
震度
5弱
5強
6弱
6強
震度階(gal)
25?80
80?250
250?400
400?
改定震度階(gal)※1
25?80
80?140
140?250
250?450
450?800
800?
改定震度階(gal)※2
  ?100
100?240
240?520
520?830
830?1500
1500?


         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0  80   250   400gal 



震度階
1996年以前


         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0  80 140 250    450      800gal



改定震度階
※1

5弱
5強
6弱
6強

         損傷限界     安全限界
            ▼          ▼
  地動加速度  0 100  240     520      830         
      1500gal 


改定震度階
※2

5弱
5強
6弱
6強


 損傷限界:建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じない限界
 安全限界:建築物が倒壊・崩壊等しない限界

 ※1 周期約0.6秒で数秒間継続した場合の加速度。そのため、実際の加速度は、※2のように大きくなる。
 ※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。
 ※なお、グラフの色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定



 ★震度7の新旧震度階比較 (震度7:倒壊等が生じない「安全限界」の本来の基準震度)
震度
加速度(gal)
速度(kine)
震度階
400?
40?
改定震度階※2
1500?
100?



 以上のように、1996年気象庁震度階の改定により、長年、300?400gal を、震度6強?7程度(旧震度階) としてきた建築基準法の「安全限界」は、1996年以降、震度6弱程度に引き下げられていた
 また、超高層建築物も、以下のように、「安全限界(レベル2)」は震度6弱程度である。

 ★超高層建築物の動的解析によく使用する地震動とその計測震度
 ※なお、震度の色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定


             (損傷限界)   (安全限界) 
            震度4?5弱   震度6弱 
   地動加速度:0gal 80?100gal    300?400gal程度 

  



基準法通り建物


 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■



 実際の地震でも、新耐震基準の建物が、震度6弱から全壊(下記グラフ参照)している。



【1982年以降建物全壊率-計測震度/出典:中央防災会議+気象庁



 しかるに、中央防災会議の発表では、東海地震だけでなく、東南海地震、南海地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震でも、広域で震度6弱以上が予測されている。また、その「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率も、昨年の政府地震調査委員会の発表で驚異的に上昇し、関東・東海・近畿地方の多くの市区町村で50%を超えた次章参照)。
 このような重大問題が発生している。



■現行の耐震基準

 現行の建築基準法の耐震基準(新耐震基準)は昭和56年6月から適用され、以下の通りである。

中規模の地震(震度5強程度)に対しては、ほとんど損傷を生じず
極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強から震度7程度)に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じない

ことを目標としている。 ⇒ 国土交通省のQ&A



■実大実験において耐震等級1(建築基準法通り)・2の建物が震度6強で倒壊

 以上のように、現行建築基準法の耐震基準では、「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」としているが、耐震等級1(建築基準法通り)・耐震等級2の建物が、「震度6強」地震動を使った実物大実験で、倒壊した。それも、2009年10月27日に(独)防災科学技術研究所などが行った実物大実験では、耐震等級3に近い、建築基準法の1.44倍の耐力をもつ木造住宅が、震度6強で倒壊した。

木造

★耐震等級1の木造が実験で倒壊
 2004年に、(財)建材試験センターが行った実大実験において、現行の建築基準法通りの木造住宅が、震度6強の地震動(JMA神戸波 NS818gal、3方向100%加振)で倒壊した。
 同実験の論文(2005年日本建築学会大会発表論文 講演番号22003)にも、「建築基準法や品確法の等級1を満たした建物であっても、(中略)兵庫県南部地震のような大地震時に倒壊する危険性を有していることがわかった。 」と記載されている。 → 朝日新聞記事 2006年11月24日

★耐震等級2の木造も実験で倒壊
 2009年10月27日に(独)防災科学技術研究所などが行った、耐震等級2で建築基準法の1.46倍の耐力をもつ木造住宅が、震度6強の地震動で倒壊した。 → 神戸新聞記事 実験説明 倒壊ビデオ 3階建て木造軸組構法の設計法検証事業の報告



鉄骨造

★基準法通りの鉄骨が実験で倒壊
 2007年9月に(独)防災科学技術研究所が、実大4階建鉄骨造建物の震動台実験を実施した。 試験体は、現行の建築基準法で定められる最低限の安全性を満足するよう設計され、鉄骨の構造骨組だけでなく、コンクリートの床・軽量コンクリートの外壁・アルミサッシ・ガラス窓・石膏ボードの間仕切壁・天井など、非構造体と呼ばれる部材も含めて、建物としての主要な要素を全て再現した((独)防災科学技術研究所の説明)。震度6強の地震動で倒壊した(倒壊ビデオ、倒壊保護措置付)。



鉄筋コンクリート造

★基準法通りの鉄筋コンクリート造が実験で倒壊
 2006年1月に(独)防災科学技術研究所が、実大6層鉄筋コンクリート建物の震動台実験を実施した。 試験体は、縦12m、横17m、高さ16mの6層構造で、70年代のやや古い設計であるが、ただし、建築基準法の現行規定を概ね満足するレベルのものである。震度6強(JMA Kobe波)の地震動で倒壊した(実験説明 倒壊ビデオ、倒壊保護措置付)。



 以上のように、建築基準法通り、もしくはそれ以上の設計での、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造が、ことごとく、震度6強の地震動で倒壊した。



■倒壊の原因

 1996年に、気象庁が、前年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の現地調査の結果を見て、震度7の説明文の内容とほぼ一致するように※a、すなわち、家屋の倒壊が30%以上になるように※a2、震度6と7との境界加速度(400gal)を大きく引き上げる震度階改定を行った(800?1500gal※b)。 ⇒ 説明
 その時点で(それ以降も)耐震基準の改定を行わなかったので、
 現行の「耐震基準」の「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」と完全に矛盾することになってしまった。

 【気象庁の震度階改定

 
震度6-7境界加速度
震度7の家屋倒壊率※a2
建築基準法の対応
1949年当初


400gal※c

1948年福井地震
の被災状況から※a2
30%以上
1981年の建築基準法改正で、在来木造の必要壁量を、1950年頃当時の約2倍に上げている。このことの辻褄が合う。
1996年改定


800gal※b

1995年兵庫県南部地震
の被災状況から※a
30%以上




※a 「震度を知る?基礎知識とその活用」(監修:気象庁、発行:?ぎょうせい、平成8年9月30日初版発行、平成9年4月15日第3版発行)の212頁、「兵庫県南部地震の現地調査の結果、(中略)震度7を計測震度6.5以上と定義すれば、対応する現象が現在の震度7の説明文の内容とほぼ一致すると考えられる。」と記載。

※a2 「対応する現象が現在の震度7の説明文の内容」については、同書「震度を知る?基礎知識とその活用」の8頁、「昭和24(1949)年?平成8(1996年)地震津波業務規則 別表第4付表」の「階級?」の説明「激震。家屋の倒壊が30パーセント以上に及び」とある。

※b 800galといっても、800galが数秒間継続という条件がつくので、実質の加速度は大きくなり、内閣府の「地震被害想定支援マニュアル」では、震度6強と7の境界加速度を1500gal程度となる。

※c 宇佐美龍夫編著「地震工学」市谷出版社14頁 表1・1 気象庁震度階級表「気象庁震度階級(1949)」に記載。 杉山英男著「地震と木造住宅」丸善 1996年 194頁 「1949年(中略)改訂当初は各震度に相当する加速度が記載されていた」と記載。




■現行震度階では、倒壊等の被害を生じない「安全限界」は震度6弱程度と判明

 現行建築基準法の耐震基準の「安全限界」では、「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」としているにも関わらず、耐震等級1・2の建物、それも耐震等級3に近い建物が、震度6強で倒壊した理由は、以上のように、1996年に気象庁が、1949年以来約50年ぶりに震度階を大改定していたからである
 以下に、1996年改定以前と改定後の比較を示す。

震度階(1991年までの時期、目安として明記)】
 震度4:25?80gal、震度5:80?250gal、震度6:250?400gal、震度7:400gal以上

改定震度階(1996年改定、周期約0.6秒※Bで下記加速度が数秒間継続した場合)】
 震度4:25?80gal、震度5弱:80?140gal、震度5強:140?250gal、震度6弱:250?450gal、震度6強:450?800gal、震度7:800gal以上(この値をめざしたフィルター設計のため誤差がある※C気象庁「震度と加速度」図3参照)

 このように、1996年の震度階改定で、阪神・淡路大震災での被害状況も勘案し震度6と7の境界加速度が400galから2倍の800galに引上げられているが、但し、800galといっても、800galが数秒間継続という条件がつくので、実質の加速度は大きくなり、内閣府の「地震被害想定支援マニュアル」では、震度6強と7の境界加速度を1500gal程度(下記表参照)としており、3.75倍程度に引上げられている

※「震度を知る?基礎知識とその活用」(監修:気象庁、発行:?ぎょうせい、平成8年9月30日初版発行、平成9年4月15日第3版発行)212頁。

 【内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より】

震度
5弱
5強
6弱
6強
最大速度(kine)
4?10
10?20
20?40
40?60
60?100
100?
最大加速度(gal)
        100       240        520       830  1100  1500




 加速度と震度階を整理すると以下のようになる。

震度
5弱
5強
6弱
6強
震度階(gal)
25?80
80?250
250?400
400?
改定震度階(gal)※1
25?80
80?140
140?250
250?450
450?800
800?
改定震度階(gal)※2
  ?100
100?240
240?520
520?830
830?1500
1500?


 ※1 周期約0.6秒で数秒間継続した場合の加速度。そのため、実際の加速度は、※2のように大きくなる。
 ※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。

 そのため、長年、300?400galを、震度6強?7程度※Aとしてきた建築基準法の「安全限界」は、1996年以降では、震度6弱程度に引き下げられていたのである。なお「安全限界」とは、建築物が倒壊・崩壊等しない限界のことで、これを超えると倒壊・崩壊が始まる。



          損傷限界     安全限界
             ▼          ▼
  地動加速度  0  80   250   400gal 



震度階
1996年以前


          損傷限界     安全限界
             ▼          ▼
  地動加速度  0  80 140 250    450       800gal



改定震度階
※1

5弱
5強
6弱
6強


          損傷限界     安全限界
             ▼          ▼
  地動加速度  0 100  240     520       830         
       1500gal 



改定震度階
※2

5弱
5強
6弱
6強





損傷限界:建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じない限界
安全限界:建築物が倒壊・崩壊等しない限界

※1 周期約0.6秒で数秒間継続した場合の加速度。そのため、実際の加速度は、※2のように大きくなる。
※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。
※なお、グラフの色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定




■震度7の新旧震度階比較 (震度7:倒壊等が生じない「安全限界」の本来の基準震度)

 現行建築基準法の耐震基準の「安全限界」では、「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」としている。以下に、震度7の、気象庁震度階1996年改定以前と改定後の比較を示す。

 【震度7の新旧比較

震度
加速度(gal)
速度(kine)
震度階※1
400?
40?
改定震度階※2
1500?
100?


※1 速度は、下記説明   の通り、基準となる周期Tは、T≒0.6秒であり、ω=2π/T≒10 なので、加速度の1/10が速度となる。
※2 内閣府「地震被害想定支援マニュアル」より。


 この差は非常に大きく、後述のような「建物と地盤の相互作用」で埋められるものでは無い



■現行震度階での、損傷限界・安全限界に至る地震動の震度算出

 ここで建築基準法の「損傷限界」また「安全限界」の震度を詳細に検討してみる。
 「損傷限界」とは、建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じない限界のことであり、これを超えると、建物の損傷が始まり、「安全限界」とは、前述の通り、建築物が倒壊・崩壊等しない限界のことで、これを超えると、倒壊・崩壊が始まる、というものである(下記、2007年版国土交通省住宅局建築指導課監修『建築物の構造関係技術基準解説書』53頁)。

 2007年版の国土交通省住宅局建築指導課監修『建築物の構造関係技術基準解説書』では、
安全限界」に対応する「最大級の(極めて稀に発生する)地震動」に関しては、従来記載されていた「震度6強?7程度」の記載が抹消(49頁2001年版の48頁には「震度6強?7程度」と記載)されており、「標準せん断力係数1.0以上又はこれに相当する加速度応答スペクトルに基づく地震力」となっており、時刻歴応答解析から逆算して求めるしか方法がなくなった。
損傷限界」に対応する「中程度の(稀に発生する)地震動」に関しても、同様で、従来記載されていた「震度5強程度」の記載が抹消(49頁2001年版の48頁には「震度5強程度」と記載)されており、「標準せん断力係数0.2以上又はこれに相当する加速度応答スペクトルに基づく地震力」となっており、時刻歴応答解析から逆算して求めるしか方法がなくなった。

 そこで、時刻歴応答解析を行った結果、固有周期0.15秒?0.8秒減衰定数5%の範囲に入る一般建物では、以下の通りであり、やはり、「安全限界」は、震度6弱程度であった

建物に最不利入力時=安全側
損傷限界」(標準せん断力係数0.2)に至る「中程度の地震動」: 震度4?5弱  (計測震度3.9?4.5)
安全限界」(標準せん断力係数1.0)に至る「最大級の地震動」: 震度5強?6弱(計測震度5.4?5.9)

建物に最有利入力時=危険側
損傷限界」(標準せん断力係数0.2)に至る「中程度の地震動」: 震度4?5弱  (計測震度4.3?4.7)
安全限界」(標準せん断力係数1.0)に至る「最大級の地震動」: 震度6弱?6強(計測震度5.7?6.1)

 ここで、
建物に最不利入力時=安全側」とは、建物が耐えられる地震力が計算上最も小さくなる(安全側の)場合で、建物のXまたはY方向の水平1成分のみ地震入力した場合である。
建物に最有利入力時=危険側」とは、建物が耐えられる地震力が計算上最も大きくなる(危険側の)場合である。 すなわち、同じ大きさの地震力を水平2成分で入力想定の場合で、そのため基準法上、XY方向別々計算のため入力加速度を上記「最不利入力時」に比べ1.41倍大きくでき、加えて、上下動入力も想定のため(基準法上計算しないので)上下動入力加速度分を大きくできる場合である。 上下動は水平2成分合成1G時に0.3G(平12建告2009号水準)となるような比率で地震継続全時間での入力を想定した。 なお、構造計算ではこのような「危険側」となる計算は許されていない

 耐震等級1・2・3ごとの「安全限界」「損傷限界」の震度算出は、下記の震度算出方法を参照。

 さらに、「超高層建築物」に関しての設計用地震動の震度も、以下に示す。
 「建築物が倒壊、崩壊等しないこと」を要求(平成12年告示第1461号)されている「極めて稀に発生する地震動」(=レベル2)は、すなわち、「安全限界」は、同様に、震度6弱程度である。 ⇒ 【参考】「民間独自の耐震基準づくり」(150kine 1500gal基準も)

 【超高層建築物の動的解析によく使用する地震動とその計測震度】

 ※なお、震度の色は中央防災会議の被害想定の震度分布図に合わせた。⇒「政府中央防災会議の地震被害想定


 以上のことから、「建築基準法通りの建物」を、大略イメージ化すれば、以下のとおりである。
・「無損傷」と「小?大破壊に至る可能性」の境界加速度:「80?100gal」、
・「小?大破壊に至る可能性」と「倒壊・崩壊の可能性」の境界加速度:「300?400gal程度」
は、『2007年度版 建築物の構造関係技術基準解説書』『1997年度版 建築物の構造規定』(国土交通省(建設省)住宅局建築指導課他監修)に記載の「最大級の地震動(大地震動)=300?400gal」「中地震動=80?100gal」に則っている。また、震度は、上述の通りである。


             (損傷限界)   (安全限界) 
            震度4?5弱   震度6弱 
   地動加速度:0gal  80?100gal    300?400gal程度 

  



基準法通り建物


 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■





■損傷限界・安全限界に至る地震動の震度算出方法

 最後に、上述の損傷限界・安全限界※Cに至る地震動の震度の算出方法を説明する。
?建物は、固有周期 0.15秒、0.3秒、0.6秒、0.8秒、減衰定数 5%の範囲のものとし、1質点モデルとした。
?模擬地震波(建築基準法施行令第88条、第82条の5第三・五号、平成12年建設省告示1457号の加速度応答スペクトルに基づく)を、工学的基盤、第1種地盤、第2種地盤ごとに、10波(ランダム位相)ずつ作成した。
?上記地盤ごとに作成した10波ごとに、どの程度の増幅(低減)率の地震波が、建物応答で
・損傷限界(C0=0.2 ⇒196.2gal)、
・安全限界(C0=1.0 ⇒981gal)
に至るかを時刻歴応答解析で求めた。
?その地震波ごとに、その解析結果から計測震度、震度を求めた。
?以上の計算を、建物にとって「安全側」と「危険側」の2つの場合について行った。

詳細結果は、下記から参照可能である。 耐震等級2・3の場合も掲載している。

建築基準法施行令第88条、第82条の5第三・五号に基づく地震力×1.0 倍(耐震等級1)の場合 [PDF形式:55kb]
建築基準法施行令第88条、第82条の5第三・五号に基づく地震力×1.25倍(耐震等級2)の場合 [PDF形式:55kb]
建築基準法施行令第88条、第82条の5第三・五号に基づく地震力×1.5 倍(耐震等級3)の場合 [PDF形式:55kb]



【ここまでの共通の※】

※A 「約300gal?400gal程度で、震度6強?7程度」の記載について
・1997年版の建設省住宅局建築指導課等監修「建築物の構造規定」においても、従来通り「約300galから400gal程度で、気象庁震度階の震度6強?7程度」(17頁)と記載。 ⇒ 【参考】 1997年版「建築物の構造規定」
・2001年版の国土交通省住宅局建築指導課等編集「建築物の構造関係技術基準解説書」でも、「極めて稀に発生する荷重・外力」として「震度6強?7程度」(48頁) と記載。 ⇒ 【参考】 2001年版「建築物の構造関係技術基準解説書」


※B 新耐震(1981年)では、80galで 8kine(一次設計)、400galで 40kine(ニ次設計)が設計用入力地震動の基準的なもので、ω=10 であり T=2π/ω≒0.6秒 となる。 この設計用入力地震動の周期と合致するので、「目安として」は妥当なものと考えられる。
新耐震(1981年)においては、80galで 8kine(一次設計)、400galで 40kine(ニ次設計)が設計用入力地震動という記載に関しては、
・渡部丹著「設計用入力地震動強さとそのレベルの設定?確率論から考えても」37-3、145頁、公共建築、1995年
・渡部丹著「設計用模擬地震動に関する研究」 建築研究報告No.92,March1981,建設省建築研究所
を参照。
この周期0.6秒を例に挙げたのは、旧震度階との継続性を維持した周期(約0.6秒)に着目するのが、わかりやすいためである。 さらに言えば、旧震度階では、震度6と7の境界加速度(400gal)は、「河角の式(I=2×log(a)+0.7)」に基づいておらず、1996年震度階改定時に、河角の式(最終的には定数項が違う修正式)に基づいた結果、旧と新の震度階の、震度6と7の境界加速度に大きなずれが生じた


※C フィルター設計と「河角の式(I=2×log(a)+0.7)/河角の修正式(I=2×log(a)+0.94)」の定数 07、0.94 について、少し詳しく説明する。
気象庁「震度と加速度」図3グラフについては、気象庁にヒアリングして同グラフを作成した。
グラフの作成手順は、
(1)震度階毎の計測震度の境界値から、河角の修正式で加速度を算出
(2)周期毎に、計測震度算出で使用する、ハイカットフィルター、ローカットフィルター、周期の効果を表すフィルターによる低減値をそれぞれ算出し、それらを乗じて低減係数を算出
(3)(1)と(2)を乗じて、各震度階に対応する加速度を周期毎に算出し、グラフを作成
となる。
旧震度階算出方法と、現行の震度階算出方法との関係を調べるため、加速度a[gal]について河角の式で算出した震度と、加速度b[gal]について河角の修正式で算出した震度が等しいとすると、
I=2×log(a)+0.7=2×log(b)+0.94
が成り立つ。 これより log(a/b)=0.12であり、a/b≒1.318となる。
つまり、現行の震度階算出方法で旧震度階算出方法と同じ震度を得るには、加速度に b/a≒1/1.318=0.759倍の差がある。
ここで、上記グラフで周期0.588秒(上記グラフエクセル中の「表」参照)のところを見ると、3種類のフィルターによる低減係数が0.759となっており、このように、周期約0.6秒付近(0.588秒)で、旧震度階算出方法と、現行の震度階算出方法とが一致するように、フィルター設計していることが分かる。


※D 「安全限界」の地震動の震度算出方法の動的解析に関して
住宅局建築指導課等監修「建築物の構造規定(1997年版)」の説明によると、

8.2.5 保有水平耐力 (1)保有水平耐力と必要保有水平耐力
 (前略、以下、140頁記載)
この尺度として考えられるものが、以下に示す考え方である。大きな地震動を受けた場合の建築物の挙動についてはN.M.Newmarkの研究以来一般に次のことが認められている。完全弾塑性復元力特性をもつ一質点系構造物が地震動を受けた場合、弾塑性応答と弾性応答との関係は地震による入力エネルギーが同量であるため図8.2-5に示す力?変形曲線の囲む面積が同じになる。
 これを建築物の耐震性とあわせて考えれば次のようになる。建築物が地震により崩壊しないためには、地震動に対して構造体が弾性状態にとどまるか、塑性状態に入っても構造体の抵抗力が急激に減ずることなく変形し得る必要があるということになる。
 つまり、図8.2-5で与えられる面積は地震時に建築物に入力し得るエネルギーの大きさを表すことになる。このように考えて、図8.2-5のOAのような力?変形関係をもつ建築物と、OCDのような力?変形関係をもつ建築物の耐震性が△OABと□(台形)OCDEの面積が等しければ同じであると評価するのである。
 建築物に要求すべき最終的な水平方向の抵抗力を必要保有水平耐力というとき、図8.2-5に示されるA点の耐力がQudで表される。その大きさは、弾性応答1Gの水平力である。

以上から、「安全限界」の、応答1Gの水平力(加速度)計算も、弾性応答を行うということである。
(要するに、「弾塑性応答」で計算すれば、1Gまで応答値は達しないが、「ねばり」を期待できるので、エネルギー的に等価になるように「弾性応答」で換算すれば、1G相当になるという考え方である。)




■実際の地震でも「震度6弱から全壊」=新耐震で全壊被害があった地震から

 2003年7月26日宮城県北部の地震以降に、1982年以降の木造(「新耐震」)の全壊被害があった地域の観測点での地震動を下表に掲載する。震度6弱から全壊が始まっている


【新耐震で全壊被害があった最近の地震動】

 加速度以外の速度、変位のデータが無いものは、時刻歴データを公表していないためである。
 全壊棟数の出典は、気象庁「震度に関する検討会 報告書」(平成21年3月)の第1章

 さらに、上記の2003年7月26日宮城県北部の地震以降の地震被害と、1995年兵庫県南部地震の西宮市での地震被害とを足し合わせて、「新耐震木造全壊率と計測震度との関係」を下図に掲載する。
 震度6弱から全壊が始まっているのが、より明瞭になる。

 震度階級と計測震度との関係は以下の通りである。
 震度6弱:計測震度5.5?6.0  震度6強:計測震度6.0?6.5  震度7:計測震度6.5?


【1982年以降建物全壊率-計測震度 】

青▲は1995 年兵庫県南部地震の西宮市のプロット、
黒●▲は、平成15年の宮城県北部の地震、平成16年(2004 年)新潟県中越地震、平成17年の福岡県西方沖の地震、平成19年(2007 年)能登半島地震、平成19年(2007 年)新潟県中越沖地震、平成20年(2008 年)岩手・宮城内陸地震、平成20年の岩手県沿岸北部の地震

出典は、気象庁「震度に関する検討会 報告書」(平成21年3月) 第1章の 1 - 22頁 震度階級と計測震度との関係:波形記録有無含む全データは第3回検討会資料2-2 20頁より



■「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率驚異的上昇

 しかるに、以下の章で述べるように、昨年の政府地震調査委員会の発表では、「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率が驚異的に上昇し、関東・東海・近畿の多くの市区町村で50%を超えている(下表参照)。
 中央防災会議の発表でも、東海地震、東南海地震、南海地震、首都直下地震の発生確率は、30年以内に60?70%、50年以内90%である(東海地震はすぐに来てもおかしくない状況)。且つ、関東・東海・近畿の広域で震度6弱以上を予測している(下地図の黄・橙・赤色地域)。
 以上のように、現行の建築基準法通りの建物の「安全限界」は震度6弱程度であるから、「震度6弱」から危険水位、「震度6強」では、「安全限界」を超えており(建築物が倒壊・崩壊しないという)安全が保証されない状態になっている




30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる都道府県
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
地方
都道府県
2009年
(県内最大値(役場))
2008年
(2009年同地点の値)
北海道
北海道
63.89%
20.21%
東北
宮城県
58.36%
 6.45%
関東
茨城県
78.13%
12.50%
埼玉県
65.39%
27.34%
千葉県
77.03%
17.85%
東京都
67.93%
29.20%
神奈川県
88.71%
73.41%
甲信
山梨県
89.88%
86.41%
長野県
60.31%
47.18%
東海
岐阜県
73.37%
29.68%
静岡県
96.44%
92.84%
愛知県
94.57%
85.46%
三重県
87.09%
73.37%
近畿
滋賀県
51.66%
 7.09%
京都府
61.40%
29.93%
大阪府
68.79%
28.55%
兵庫県
52.30%
26.28%
奈良県
73.63%
46.54%
和歌山県
86.80%
80.14%
四国
徳島県
68.93%
54.61%
香川県
54.33%
23.69%
愛媛県
65.00%
40.20%
高知県
65.09%
59.18%
九州
大分県
55.59%
 8.73%
宮崎県(参考)
49.27%
17.72%


※県内の県庁及び各市区町村役場(周辺)での最大地震発生確率で、県内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)



30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる4大都市(役場単位)
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
4大都市
場所
2009年
2008年
東京都区内 大田区役所
67.93%
29.20%
  江戸川区役所
66.27%
30.94%
  葛飾区役所
64.31%
29.78%
  荒川区役所
63.55%
14.27%
  江東区役所
62.25%
40.17%
  足立区役所
61.75%
13.06%
  港区役所
61.32%
27.15%
  中央区役所
61.20%
24.76%
横浜市 港北区役所
71.41%
30.48%
  栄区役所
69.00%
15.85%
  神奈川区役所
68.23%
29.62%
  鶴見区役所
67.82%
32.82%
  西区役所
67.66%
45.92%
  横浜市役所
66.73%
32.87%
  中区役所
66.73%
32.68%
  南区役所
55.96%
32.88%
  磯子区役所
55.22%
27.71%
名古屋 南区役所
88.11%
67.52%
  天白区役所
84.57%
44.74%
  中村区役所
82.78%
64.48%
  中川区役所
81.40%
48.92%
  港区役所
77.57%
53.46%
  西区役所
77.17%
58.03%
  北区役所
72.33%
55.52%
  熱田区役所
53.50%
47.36%
  緑区役所
50.67%
60.03%
  中区役所
50.01%
39.36%
大阪市 平野区役所
68.79%
28.55%
  鶴見区役所
68.61%
24.98%
  城東区役所
68.56%
30.19%
  都島区役所
68.52%
29.55%
  東成区役所
68.06%
25.73%
  旭区役所
65.80%
23.05%
  東淀川区役所
64.60%
21.84%
  住之江区役所
63.66%
26.75%
  西区役所
60.89%
23.52%
  大阪市役所
59.73%
23.04%
  福島区役所
59.04%
22.33%
  淀川区役所
57.65%
21.43%
  大正区役所
56.87%
24.31%
  西淀川区役所
56.14%
20.84%
  港区役所
55.06%
23.21%
  此花区役所
52.66%
22.00%


※各市区役場(周辺)での最大地震発生確率で、市区内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)

 

今後30年以内「震度6弱以上」の地震発生確率50%以上の地域
政府「全国地震動予測地図」大改定  地震「非常事態」の日本列島


 地震発生確率驚異的上昇! ⇒ 印刷用
 政府「全国地震動予測地図」大改定


★今後30年以内で 震度6弱以上の地震の発生確率が50%以上となる都道府県

平成21年7月21日、政府の地震調査委員会は「全国地震動予測地図」を大改定して発表しました。
今後30年以内での、建築基準法通りの耐震・制震住宅が倒壊する可能性のある震度6弱以上の地震の発生確率が、下記のように、全国的に、昨年発表の値に比べて驚異的に上昇、または驚異的な値となっています。
まさに「非常事態」というべき状況です。
詳細は、下記「今後30年以内「震度6弱以上」の地震発生確率50%以上の地域」をご参照下さい。



30年以内で 震度6弱以上の地震の発生確率が50%以上となる都道府県
(2009年基準での2008年との比較)
地方
都道府県
2009年
(県内最大値(役場))
2008年
(2009年同地点の値)
北海道
北海道
63.89%
20.21%
東北
宮城県
58.36%
 6.45%
関東
茨城県
78.13%
12.50%
埼玉県
65.39%
27.34%
千葉県
77.03%
17.85%
東京都
67.93%
29.20%
神奈川県
88.71%
73.41%
甲信
山梨県
89.88%
86.41%
長野県
60.31%
47.18%
東海
岐阜県
73.37%
29.68%
静岡県
96.44%
92.84%
愛知県
94.57%
85.46%
三重県
87.09%
73.37%
近畿
滋賀県
51.66%
 7.09%
京都府
61.40%
29.93%
大阪府
68.79%
28.55%
兵庫県
52.30%
26.28%
奈良県
73.63%
46.54%
和歌山県
86.80%
80.14%
四国
徳島県
68.93%
54.61%
香川県
54.33%
23.69%
愛媛県
65.00%
40.20%
高知県
65.09%
59.18%
九州
大分県
55.59%
 8.73%
宮崎県(参考)
49.27%
17.72%


下記のように建築基準法通りの建物が倒壊・崩壊する可能性のある「震度6弱以上の地震」の発生確率が、30年以内で 50%以上となる都道府県※は、人口合計で 9019万人、日本全人口の 70%以上にもなります。 まさに非常事態です。 ⇒ 県単位人口市区町村単位人口詳細


※県内の県庁及び各市区町村役場(周辺)での最大地震発生確率で、県内の地域でこれ以上になる場合があります。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値です。


★「震度6弱以上の地震」について
下記グラフのように、震度6弱の地震は、旧耐震基準(1981年)、現行建築基準法の耐震等級1、耐震等級2の耐震・制震住宅が倒壊・崩壊する可能性のある地震です。 この程度の地震では、IAU免震住宅は無損傷です


           震度4※4   震度5強※4
   地動加速度:0gal 60gal程度 200gal程度※1※5

 

既存住宅
1981年までの旧耐震
(評点0.6程度の場合)



無損傷
小?
壊に
大破
至る
能性
倒壊・崩壊の可能性

           震度4?5弱※4 震度6弱※4
   地動加速度:0gal 80?100gal※1 300?400gal程度※1

 


耐震・制震住宅
(耐震等級1)
 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
倒壊・崩壊の可能性

           震度5弱※4        震度6弱・6強※4
   地動加速度:0gal 100?125gal※1※5  375?500gal
程度※1※5
 


耐震・制震住宅
(耐震等級2)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
倒壊・崩壊の可能性

            震度5弱※4          震度6強※4
   地動加速度:0gal  120?150gal※1※5   450?600gal
程度※1※5
   ▼  ▼  ▼


耐震・制震住宅
(耐震等級3)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
倒壊・崩壊の可能性

           震度4?5弱※4 震度6弱※4
   地動加速度:0gal 80?100gal※1 300?400gal程度※1

 

免震住宅
(悪い免震)
上部構造:耐震等級1

無損傷
小破壊
に至る
 
中・大破壊して免震スタート■■■■

                                           震度7※4
   地動加速度:0gal                                 
約2400gal※6
   ▼

免震住宅
( AU免震 )
上部構造:耐震等級1

無損傷
損傷の
可能性

 ※1※4※5※6  注参照 → 詳細説明


上記グラフの、耐震・制震免震との大きな差は、建築基準法上での扱いが全く違うからです。
すなわち、
耐震・制震稀に発生する地震動=震度5弱(80?100gal程度)に対して無損傷
      極めて稀に発生する地震動=震度6弱(300?400gal程度)以上では倒壊・崩壊の可能性
免震   極めて稀に発生する地震動=震度6弱(300?400gal程度)に対しても無損傷

だからです


※1996年気象庁震度階改定前 震度4:25?80gal、震度5:80?250gal、震度6:250?400gal、震度7:400gal以上 に比べて、
現行の震度階では、約0.6秒周期が数秒間継続した場合、震度4:25?80gal程度、震度5弱:80?140gal程度、震度5強:140?250gal程度、震度6弱:250?450gal程度、震度6強:450?800gal程度、震度7:800gal程度以上 となっています。
その結果、建築基準法通りの建物の安全限界(これを超えると倒壊・崩壊が始まる)の加速度(約300gal?400gal程度)の震度が、「震度6強?7程度」から「震度6弱程度」に引き下げられたことになります。
そのため驚愕すべき結果になっています。

 ⇒ 解説 詳細解説(1月号「建築技術」の「特別記事、4月号「建築技術」の「特別記事詳細内容)


以上のことから、
現行建築基準法通りの建物では、
下記の震度分布図(政府中央防災会議発表)の
震度6弱地域地域)は、倒壊要注意
震度6強・震度7地域地域・地域)は、倒壊の可能性が極めて高い
ということです。




 今後30年以内「震度6弱以上」の地震発生確率50%以上の地域※

  ※地域とは、県庁及び県内の各市区町村の役場での震度で、県内のそれ以外の地域でこれ以上になる場合
  は含まれていません。
  詳細は、政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会の「全国地震動予測地図」(報告書)
       「全国地震動予測地図」の公表について(PDF 2,532 KB)をご参照下さい。


  以下のPDF版 ⇒ 「30年以内震度6弱以上の地震発生確率(50%以上の地域)」(PDF版)


都道府県
場所
2009年
2008年
北海道 浜中町役場
63.89%
20.21%
北海道 根室市役所
63.19%
62.22%
北海道 白糠町役場
61.44%
34.12%
北海道 厚岸町役場
57.45%
64.97%
北海道 別海町役場
56.32%
24.93%
宮城県 (旧)雄勝町役場
58.36%
6.45%
宮城県 (旧)桃生町役場
57.77%
20.05%
宮城県 (旧)豊里町役場
57.17%
19.76%
宮城県 (旧)登米町役場
53.64%
19.07%
宮城県 (旧)南郷町役場
52.58%
22.67%
宮城県 (旧)米山町役場
51.06%
20.53%
茨城県 神栖市役所
78.13%
12.50%
茨城県 (旧)神栖町役場
78.13%
12.50%
茨城県 (旧)東町役場
69.67%
18.99%
茨城県 (旧)桜川村役場
66.12%
9.60%
茨城県 稲敷市役所
64.37%
31.02%
茨城県 (旧)江戸崎町役場
64.37%
31.02%
茨城県 (旧)藤代町役場
62.84%
20.28%
茨城県 (旧)玉造町役場
57.74%
27.12%
埼玉県 三郷市役所
65.39%
27.34%
埼玉県 八潮市役所
63.55%
20.93%
埼玉県 志木市役所
58.78%
27.67%
埼玉県 さいたま市桜区役所
56.99%
26.34%
埼玉県 富士見市役所
56.60%
27.23%
埼玉県 春日部市役所
52.85%
12.31%
埼玉県 (旧)庄和町役場
51.80%
10.99%
千葉県 (旧)蓮沼村役場
77.03%
17.85%
千葉県 (旧)松尾町役場
76.93%
16.88%
千葉県 (旧)干潟町役場
76.54%
19.98%
千葉県 山武市役所
75.63%
40.99%
千葉県 (旧)成東町役場
75.63%
40.99%
千葉県 東金市役所
73.66%
16.65%
千葉県 大網白里町役場
71.38%
40.23%
千葉県 本埜村役場
69.59%
10.64%
千葉県 白子町役場
68.91%
41.19%
千葉県 市川市役所
66.57%
28.37%
千葉県 長生村役場
64.59%
26.92%
千葉県 船橋市役所
64.48%
22.83%
千葉県 千葉市美浜区役所
63.98%
26.10%
千葉県 千葉市役所
63.86%
27.22%
千葉県 浦安市役所
61.85%
26.95%
千葉県 一宮町役場
58.22%
40.74%
千葉県 千葉市花見川区役所
57.81%
34.37%
千葉県 木更津市役所
54.87%
31.32%
千葉県 松戸市役所
53.48%
28.96%
千葉県 (旧)佐原市役所
53.26%
35.83%
千葉県 香取市役所
53.26%
35.83%
東京都 大田区役所
67.93%
29.20%
東京都 江戸川区役所
66.27%
30.94%
東京都 葛飾区役所
64.31%
29.78%
東京都 荒川区役所
63.55%
14.27%
東京都 江東区役所
62.25%
40.17%
東京都 足立区役所
61.75%
13.06%
東京都 港区役所
61.32%
27.15%
東京都 中央区役所
61.20%
24.76%
神奈川県 小田原市役所
88.71%
73.41%
神奈川県 寒川町役場
78.32%
43.55%
神奈川県 海老名市役所
73.37%
37.32%
神奈川県 厚木市役所
72.89%
34.17%
神奈川県 横浜市港北区役所
71.41%
30.48%
神奈川県 横浜市栄区役所
69.00%
15.85%
神奈川県 川崎市中原区役所
68.80%
19.27%
神奈川県 横浜市神奈川区役所
68.23%
29.62%
神奈川県 川崎市幸区役所
68.15%
31.79%
神奈川県 横浜市鶴見区役所
67.82%
32.82%
神奈川県 川崎市役所
67.70%
37.34%
神奈川県 横浜市西区役所
67.66%
45.92%
神奈川県 川崎市川崎区役所
67.61%
37.38%
神奈川県 横浜市役所
66.73%
32.87%
神奈川県 横浜市中区役所
66.73%
32.68%
神奈川県 南足柄市役所
58.91%
37.53%
神奈川県 真鶴町役場
56.54%
34.76%
神奈川県 横浜市南区役所
55.96%
32.88%
神奈川県 横浜市磯子区役所
55.22%
27.71%
神奈川県 鎌倉市役所
53.52%
38.19%
神奈川県 箱根町役場
51.96%
36.07%
神奈川県 開成町役場
50.89%
50.11%
神奈川県 大井町役場
50.35%
66.76%
山梨県 中央市役所
89.88%
86.41%
山梨県 (旧)田富町役場
89.88%
86.41%
山梨県 (旧)玉穂町役場
89.63%
81.13%
山梨県 (旧)富沢町役場
86.51%
81.16%
山梨県 南部町役場
85.44%
90.40%
山梨県 身延町役場
81.56%
76.24%
山梨県 (旧)河口湖町役場
76.73%
36.81%
山梨県 富士河口湖町役場
76.73%
36.81%
山梨県 (旧)勝山村役場
75.82%
38.31%
山梨県 (旧)下部町役場
74.58%
68.89%
山梨県 (旧)中富町役場
74.42%
67.23%
山梨県 早川町役場
73.76%
74.14%
山梨県 鰍沢町役場
73.52%
63.95%
山梨県 富士吉田市役所
73.21%
34.94%
山梨県 増穂町役場
72.74%
61.66%
山梨県 山中湖村役場
72.03%
28.20%
山梨県 (旧)市川大門町役場
70.77%
59.59%
山梨県 市川三郷町役場
70.77%
59.59%
山梨県 (旧)六郷町役場
70.50%
63.02%
山梨県 (旧)三珠町役場
68.41%
58.00%
山梨県 (旧)甲西町役場
67.84%
56.08%
山梨県 南アルプス市役所
65.41%
52.51%
山梨県 北杜市役所
65.41%
52.51%
山梨県 (旧)櫛形町役場
65.41%
52.51%
山梨県 (旧)若草町役場
65.34%
53.43%
山梨県 西桂町役場
64.42%
29.90%
山梨県 昭和町役場
62.44%
48.53%
山梨県 (旧)白根町役場
59.74%
45.51%
山梨県 甲斐市役所
58.49%
43.53%
山梨県 (旧)竜王町役場
58.49%
43.53%
山梨県 (旧)明野村役場
58.47%
26.82%
山梨県 (旧)豊富村役場
57.78%
68.56%
山梨県 都留市役所
57.09%
26.31%
山梨県 (旧)八田村役場
56.42%
42.53%
山梨県 (旧)長坂町役場
55.63%
25.48%
山梨県 山梨県庁
55.05%
82.25%
山梨県 甲府市役所
55.05%
82.35%
山梨県 (旧)八代町役場
55.01%
42.24%
山梨県 (旧)高根町役場
54.09%
22.51%
山梨県 (旧)双葉町役場
53.82%
40.38%
山梨県 (旧)中道町役場
53.63%
85.86%
山梨県 笛吹市役所
53.40%
40.12%
山梨県 (旧)石和町役場
53.40%
40.12%
山梨県 (旧)敷島町役場
51.58%
38.18%
山梨県 韮崎市役所
51.47%
54.84%
山梨県 (旧)春日居町役場
50.36%
36.32%
長野県 天龍村役場
60.31%
47.18%
長野県 諏訪市役所
58.30%
51.56%
長野県 下諏訪町役場
54.73%
15.96%
長野県 阿南町役場
54.60%
38.87%
岐阜県 (旧)平田町役場
73.37%
29.68%
岐阜県 輪之内町役場
72.50%
27.68%
岐阜県 安八町役場
69.47%
25.27%
岐阜県 (旧)墨俣町役場
67.73%
24.23%
岐阜県 岐南町役場
65.94%
25.32%
岐阜県 瑞穂市役所
65.18%
22.49%
岐阜県 (旧)穂積町役場
65.18%
22.49%
岐阜県 岐阜県庁
64.80%
23.42%
岐阜県 大垣市役所
63.71%
22.24%
岐阜県 (旧)巣南町役場
61.27%
20.66%
岐阜県 海津市役所
60.35%
32.28%
岐阜県 (旧)海津町役場
60.35%
32.28%
岐阜県 羽島市役所
55.74%
23.34%
岐阜県 神戸町役場
55.02%
18.89%
岐阜県 笠松町役場
52.13%
19.90%
岐阜県 (旧)柳津町役場
52.03%
19.90%
静岡県 (旧)浅羽町役場
96.44%
92.84%
静岡県 (旧)福田町役場
96.38%
93.40%
静岡県 新居町役場
96.36%
94.29%
静岡県 袋井市役所
96.26%
88.66%
静岡県 (旧)雄踏町役場
96.19%
95.89%
静岡県 (旧)竜洋町役場
96.18%
93.29%
静岡県 (旧)舞阪町役場
96.18%
95.47%
静岡県 (旧)大須賀町役場
95.82%
85.87%
静岡県 (旧)三ヶ日町役場
95.81%
93.38%
静岡県 (旧)細江町役場
95.77%
93.20%
静岡県 湖西市役所
95.67%
91.50%
静岡県 (旧)大東町役場
95.28%
89.02%
静岡県 御前崎市役所
94.88%
92.07%
静岡県 (旧)浜岡町役場
94.88%
92.07%
静岡県 (旧)小笠町役場
94.72%
91.75%
静岡県 岡部町役場
94.51%
90.10%
静岡県 浜松市役所
94.29%
82.49%
静岡県 (旧)豊田町役場
94.18%
90.91%
静岡県 (旧)相良町役場
94.01%
90.64%
静岡県 牧之原市役所
93.83%
89.88%
静岡県 (旧)榛原町役場
93.83%
89.88%
静岡県 磐田市役所
93.46%
90.88%
静岡県 函南町役場
93.41%
74.39%
静岡県 (旧)韮山町役場
92.72%
73.74%
静岡県 沼津市役所
92.58%
77.78%
静岡県 (旧)浜北市役所
92.53%
87.02%
静岡県 (旧)引佐町役場
92.02%
86.78%
静岡県 焼津市役所
91.20%
90.10%
静岡県 吉田町役場
91.13%
88.34%
静岡県 松崎町役場
91.12%
69.06%
静岡県 大井川町役場
90.73%
87.77%
静岡県 静岡市駿河区役所
90.28%
88.29%
静岡県 静岡市清水区役所
90.16%
89.39%
静岡県 (旧)清水市役所
90.16%
89.39%
静岡県 菊川市役所
89.79%
84.41%
静岡県 (旧)菊川町役場
89.79%
84.41%
静岡県 (旧)蒲原町役場
89.75%
87.66%
静岡県 藤枝市役所
89.70%
85.42%
静岡県 掛川市役所
89.58%
77.18%
静岡県 静岡県庁
89.55%
86.78%
静岡県 静岡市役所
89.55%
86.80%
静岡県 静岡市葵区役所
89.55%
86.80%
静岡県 (旧)静岡市役所
89.55%
86.80%
静岡県 (旧)豊岡村役場
89.53%
81.82%
静岡県 富士市役所
89.33%
86.81%
静岡県 (旧)戸田村役場
89.17%
78.58%
静岡県 森町役場
88.31%
80.53%
静岡県 島田市役所
88.20%
80.99%
静岡県 富士宮市役所
87.94%
82.85%
静岡県 (旧)金谷町役場
87.89%
79.02%
静岡県 (旧)御前崎町役場
87.39%
87.71%
静岡県 芝川町役場
87.11%
86.11%
静岡県 由比町役場
86.51%
85.16%
静岡県 (旧)賀茂村役場
86.39%
62.55%
静岡県 富士川町役場
86.39%
85.52%
静岡県 (旧)天竜市役所
85.11%
55.89%
静岡県 清水町役場
84.67%
77.83%
静岡県 三島市役所
83.74%
61.37%
静岡県 西伊豆町役場
82.89%
74.42%
静岡県 (旧)土肥町役場
82.10%
73.22%
静岡県 長泉町役場
81.99%
57.55%
静岡県 川根町役場
78.70%
68.39%
静岡県 御殿場市役所
76.40%
38.02%
静岡県 裾野市役所
75.92%
51.90%
静岡県 (旧)大仁町役場
74.98%
58.74%
静岡県 南伊豆町役場
71.12%
75.24%
静岡県 伊豆の国市役所
70.74%
54.96%
静岡県 (旧)伊豆長岡町役場
70.74%
54.96%
静岡県 (旧)中川根町役場
68.65%
52.48%
静岡県 川根本町役場
68.65%
52.48%
静岡県 下田市役所
61.51%
47.22%
静岡県 伊豆市役所
58.98%
38.16%
静岡県 (旧)修善寺町役場
58.98%
38.16%
静岡県 河津町役場
58.81%
44.79%
静岡県 東伊豆町役場
58.32%
41.23%
静岡県 (旧)本川根町役場
57.82%
53.64%
静岡県 (旧)水窪町役場
55.67%
39.41%
静岡県 (旧)佐久間町役場
50.39%
42.77%
愛知県 吉良町役場
94.57%
85.46%
愛知県 西尾市役所
94.22%
79.53%
愛知県 御津町役場
93.18%
85.38%
愛知県 一色町役場
92.19%
80.09%
愛知県 豊橋市役所
91.89%
90.09%
愛知県 小坂井町役場
91.20%
89.19%
愛知県 豊川市役所
89.19%
86.49%
愛知県 名古屋市南区役所
88.11%
67.52%
愛知県 幸田町役場
84.82%
75.31%
愛知県 名古屋市天白区役所
84.57%
44.74%
愛知県 田原市役所
84.53%
87.73%
愛知県 (旧)田原町役場
84.53%
87.73%
愛知県 半田市役所
83.59%
83.03%
愛知県 (旧)西枇杷島町役場
83.28%
43.98%
愛知県 常滑市役所
83.20%
68.38%
愛知県 甚目寺町役場
83.13%
42.24%
愛知県 (旧)一宮町役場
83.02%
84.93%
愛知県 名古屋市中村区役所
82.78%
64.48%
愛知県 美和町役場
82.66%
40.28%
愛知県 (旧)佐織町役場
82.57%
38.62%
愛知県 蒲郡市役所
81.72%
85.89%
愛知県 (旧)平和町役場
81.56%
37.18%
愛知県 名古屋市中川区役所
81.40%
48.92%
愛知県 春日町役場
80.83%
39.81%
愛知県 大治町役場
80.23%
44.22%
愛知県 蟹江町役場
80.03%
46.07%
愛知県 豊山町役場
79.83%
41.60%
愛知県 七宝町役場
79.48%
43.67%
愛知県 稲沢市役所
79.37%
34.01%
愛知県 飛島村役場
77.97%
74.60%
愛知県 名古屋市港区役所
77.57%
53.46%
愛知県 碧南市役所
77.21%
70.61%
愛知県 名古屋市西区役所
77.17%
58.03%
愛知県 美浜町役場
76.55%
44.07%
愛知県 (旧)十四山村役場
76.48%
72.68%
愛知県 安城市役所
76.21%
62.58%
愛知県 (旧)赤羽根町役場
75.35%
90.48%
愛知県 津島市役所
75.33%
40.08%
愛知県 弥富市役所
75.01%
69.99%
愛知県 (旧)弥富町役場
75.01%
69.99%
愛知県 新城市役所
74.89%
82.68%
愛知県 清須市役所
74.84%
43.68%
愛知県 (旧)新川町役場
74.84%
43.68%
愛知県 (旧)尾西市役所
74.66%
25.74%
愛知県 愛西市役所
74.59%
41.47%
愛知県 (旧)佐屋町役場
74.59%
41.47%
愛知県 知多市役所
72.73%
71.95%
愛知県 (旧)木曽川町役場
72.47%
22.91%
愛知県 名古屋市北区役所
72.33%
55.52%
愛知県 (旧)清洲町役場
71.79%
39.16%
愛知県 (旧)立田村役場
70.71%
38.58%
愛知県 幡豆町役場
69.71%
42.88%
愛知県 (旧)鳳来町役場
69.04%
66.24%
愛知県 東海市役所
67.25%
24.54%
愛知県 (旧)師勝町役場
67.14%
40.58%
愛知県 北名古屋市役所
67.05%
34.04%
愛知県 (旧)西春町役場
67.05%
34.04%
愛知県 豊明市役所
67.02%
64.34%
愛知県 知立市役所
66.87%
58.61%
愛知県 (旧)祖父江町役場
66.13%
33.26%
愛知県 武豊町役場
66.07%
63.13%
愛知県 (旧)八開村役場
65.98%
34.79%
愛知県 大口町役場
65.63%
17.61%
愛知県 設楽町役場
65.17%
49.32%
愛知県 高浜市役所
64.22%
64.71%
愛知県 南知多町役場
62.79%
49.05%
愛知県 岩倉市役所
62.04%
28.97%
愛知県 刈谷市役所
61.40%
58.17%
愛知県 (旧)作手村役場
59.04%
45.57%
愛知県 (旧)額田町役場
58.87%
64.07%
愛知県 一宮市役所
58.27%
25.35%
愛知県 名古屋市熱田区役所
53.50%
47.36%
愛知県 東郷町役場
53.23%
39.48%
愛知県 阿久比町役場
53.22%
39.40%
愛知県 岡崎市役所
52.43%
63.30%
愛知県 東浦町役場
52.19%
73.47%
愛知県 名古屋市緑区役所
50.67%
60.03%
愛知県 東栄町役場
50.18%
50.71%
愛知県 名古屋市中区役所
50.01%
39.36%
三重県 (旧)磯部町役場
87.09%
73.37%
三重県 (旧)鵜殿村役場
86.72%
83.70%
三重県 紀宝町役場
85.99%
82.17%
三重県 (旧)南勢町役場
85.25%
50.34%
三重県 南伊勢町役場
85.25%
50.34%
三重県 津市役所
85.20%
62.55%
三重県 (旧)香良洲町役場
83.56%
65.74%
三重県 (旧)紀伊長島町役場
83.23%
45.07%
三重県 (旧)三雲町役場
82.60%
66.89%
三重県 熊野市役所
81.56%
62.17%
三重県 (旧)海山町役場
81.12%
73.63%
三重県 紀北町役場
81.12%
73.63%
三重県 (旧)御薗村役場
80.49%
73.90%
三重県 (旧)二見町役場
79.53%
44.91%
三重県 (旧)楠町役場
77.77%
55.20%
三重県 伊勢市役所
77.64%
72.59%
三重県 (旧)志摩町役場
77.02%
74.48%
三重県 御浜町役場
76.48%
80.56%
三重県 四日市市役所
75.69%
51.20%
三重県 (旧)河芸町役場
75.49%
59.59%
三重県 (旧)小俣町役場
72.61%
68.02%
三重県 木曽岬町役場
72.43%
47.92%
三重県 (旧)安濃町役場
70.46%
42.63%
三重県 川越町役場
70.44%
48.70%
三重県 (旧)南島町役場
70.15%
47.29%
三重県 (旧)大王町役場
69.92%
74.39%
三重県 松阪市役所
69.48%
60.04%
三重県 (旧)浜島町役場
69.45%
53.42%
三重県 志摩市役所
69.13%
73.52%
三重県 (旧)阿児町役場
69.13%
73.52%
三重県 朝日町役場
68.68%
49.44%
三重県 明和町役場
68.14%
65.63%
三重県 桑名市役所
67.20%
34.98%
三重県 (旧)長島町役場
64.93%
70.21%
三重県 多気町役場
63.70%
61.23%
三重県 (旧)一志町役場
62.76%
51.48%
三重県 度会町役場
60.29%
65.86%
三重県 玉城町役場
58.59%
63.95%
三重県 (旧)大内山村役場
57.78%
42.49%
三重県 (旧)嬉野町役場
53.04%
56.19%
三重県 (旧)飯高町役場
52.01%
34.02%
三重県 三重県庁
50.92%
47.64%
三重県 大台町役場
50.25%
56.71%
滋賀県 竜王町役場
51.66%
7.09%
京都府 井手町役場
61.40%
29.93%
京都府 京都市伏見区役所
53.03%
20.58%
京都府 八幡市役所
52.98%
21.66%
京都府 大山崎町役場
51.69%
19.58%
大阪府 大阪市平野区役所
68.79%
28.55%
大阪府 大阪市鶴見区役所
68.61%
24.98%
大阪府 大阪市城東区役所
68.56%
30.19%
大阪府 大阪市都島区役所
68.52%
29.55%
大阪府 藤井寺市役所
68.11%
20.43%
大阪府 大阪市東成区役所
68.06%
25.73%
大阪府 八尾市役所
67.34%
21.06%
大阪府 東大阪市役所
67.04%
28.19%
大阪府 門真市役所
66.06%
23.64%
大阪府 大阪市旭区役所
65.80%
23.05%
大阪府 堺市役所
65.33%
23.78%
大阪府 堺市堺区役所
65.33%
23.78%
大阪府 (旧)堺市役所
65.33%
23.78%
大阪府 大阪市東淀川区役所
64.60%
21.84%
大阪府 守口市役所
64.40%
23.02%
大阪府 大東市役所
63.91%
26.23%
大阪府 大阪市住之江区役所
63.66%
26.75%
大阪府 摂津市役所
61.36%
21.15%
大阪府 吹田市役所
61.01%
20.66%
大阪府 大阪市西区役所
60.89%
23.52%
大阪府 寝屋川市役所
60.36%
17.15%
大阪府 大阪市役所
59.73%
23.04%
大阪府 大阪市福島区役所
59.04%
22.33%
大阪府 大阪市淀川区役所
57.65%
21.43%
大阪府 大阪市大正区役所
56.87%
24.31%
大阪府 大阪市西淀川区役所
56.14%
20.84%
大阪府 大阪市港区役所
55.06%
23.21%
大阪府 高槻市役所
54.05%
11.77%
大阪府 大阪市此花区役所
52.66%
22.00%
大阪府 島本町役場
52.17%
19.57%
兵庫県 (旧)南淡町役場
52.30%
26.28%
奈良県 橿原市役所
73.63%
46.54%
奈良県 田原本町役場
73.40%
43.56%
奈良県 広陵町役場
73.30%
42.26%
奈良県 三宅町役場
73.25%
41.39%
奈良県 大和高田市役所
72.64%
43.25%
奈良県 奈良市役所
67.15%
16.02%
奈良県 王寺町役場
66.31%
36.92%
奈良県 三郷町役場
65.36%
5.88%
奈良県 川西町役場
54.92%
40.78%
和歌山県 (旧)古座町役場
86.80%
80.14%
和歌山県 那智勝浦町役場
86.05%
71.93%
和歌山県 新宮市役所
85.63%
83.19%
和歌山県 (旧)串本町役場
85.23%
80.11%
和歌山県 串本町役場
85.23%
80.11%
和歌山県 (旧)南部川村役場
85.00%
64.43%
和歌山県 すさみ町役場
84.50%
63.96%
和歌山県 御坊市役所
83.39%
62.70%
和歌山県 (旧)南部町役場
81.32%
71.75%
和歌山県 みなべ町役場
81.32%
71.75%
和歌山県 太地町役場
81.12%
73.15%
和歌山県 (旧)日置川町役場
80.18%
77.36%
和歌山県 印南町役場
78.84%
58.29%
和歌山県 田辺市役所
78.10%
72.53%
和歌山県 上富田町役場
74.50%
65.72%
和歌山県 (旧)本宮町役場
71.04%
44.15%
和歌山県 有田市役所
69.50%
50.64%
和歌山県 美浜町役場
67.82%
63.09%
和歌山県 日高町役場
67.38%
60.85%
和歌山県 (旧)大塔村役場
66.41%
41.83%
和歌山県 由良町役場
65.93%
58.49%
和歌山県 和歌山県庁
65.47%
32.96%
和歌山県 (旧)中辺路町役場
62.46%
58.27%
和歌山県 湯浅町役場
61.54%
51.56%
和歌山県 広川町役場
61.54%
51.68%
和歌山県 白浜町役場
59.14%
50.67%
和歌山県 (旧)川辺町役場
56.65%
23.64%
和歌山県 日高川町役場
56.65%
23.64%
和歌山県 (旧)下津町役場
56.42%
47.66%
和歌山県 海南市役所
54.91%
56.82%
和歌山県 古座川町役場
54.00%
74.55%
徳島県 阿南市役所
68.93%
54.61%
徳島県 藍住町役場
66.08%
43.17%
徳島県 (旧)由岐町役場
65.34%
57.08%
徳島県 (旧)日和佐町役場
64.73%
35.43%
徳島県 美波町役場
64.73%
35.43%
徳島県 牟岐町役場
63.38%
56.52%
徳島県 小松島市役所
62.94%
50.67%
徳島県 北島町役場
62.67%
43.41%
徳島県 松茂町役場
62.04%
43.00%
徳島県 吉野川市役所
61.45%
40.22%
徳島県 (旧)鴨島町役場
61.45%
40.22%
徳島県 (旧)那賀川町役場
60.95%
53.53%
徳島県 徳島県庁
60.72%
46.81%
徳島県 (旧)海南町役場
60.61%
56.38%
徳島県 (旧)海部町役場
60.61%
56.39%
徳島県 海陽町役場
60.61%
56.38%
徳島県 徳島市役所
59.70%
46.53%
徳島県 (旧)宍喰町役場
59.44%
56.24%
徳島県 (旧)羽ノ浦町役場
57.98%
53.10%
徳島県 (旧)川島町役場
57.28%
39.00%
徳島県 石井町役場
55.17%
42.77%
徳島県 (旧)木頭村役場
53.21%
33.43%
徳島県 (旧)相生町役場
52.88%
45.98%
徳島県 鳴門市役所
50.23%
46.78%
香川県 (旧)山本町役場
54.33%
23.69%
香川県 (旧)三野町役場
54.30%
30.14%
香川県 三木町役場
52.82%
20.02%
愛媛県 松前町役場
65.00%
40.20%
愛媛県 宇和島市役所
64.76%
52.78%
愛媛県 (旧)吉田町役場
64.51%
44.69%
愛媛県 (旧)三瓶町役場
62.69%
18.71%
愛媛県 (旧)津島町役場
61.44%
48.03%
愛媛県 (旧)城辺町役場
59.81%
54.83%
愛媛県 愛南町役場
59.81%
54.83%
愛媛県 (旧)北条市役所
58.59%
28.84%
愛媛県 (旧)川之江市役所
58.02%
40.79%
愛媛県 今治市役所
57.60%
28.62%
愛媛県 (旧)東予市役所
56.07%
37.31%
愛媛県 新居浜市役所
55.69%
38.06%
愛媛県 (旧)御荘町役場
51.89%
60.04%
愛媛県 (旧)丹原町役場
51.77%
27.49%
愛媛県 (旧)保内町役場
51.52%
40.22%
愛媛県 松野町役場
51.20%
35.18%
愛媛県 大洲市役所
50.00%
41.91%
高知県 宿毛市役所
65.09%
59.18%
高知県 (旧)中村市役所
63.61%
55.93%
高知県 四万十市役所
63.61%
55.93%
高知県 高知市役所
62.29%
54.31%
高知県 東洋町役場
62.01%
40.29%
高知県 (旧)大方町役場
61.64%
57.10%
高知県 春野町役場
61.60%
52.77%
高知県 高知県庁
61.29%
54.31%
高知県 奈半利町役場
60.67%
55.71%
高知県 田野町役場
60.61%
55.81%
高知県 室戸市役所
60.57%
54.14%
高知県 (旧)赤岡町役場
60.20%
55.20%
高知県 安芸市役所
60.06%
55.39%
高知県 (旧)佐賀町役場
58.86%
52.89%
高知県 芸西村役場
58.54%
55.18%
高知県 安田町役場
58.43%
52.09%
高知県 中土佐町役場
58.32%
52.30%
高知県 (旧)夜須町役場
57.95%
55.24%
高知県 土佐市役所
57.41%
53.88%
高知県 北川村役場
56.77%
51.72%
高知県 (旧)吉川村役場
56.50%
55.20%
高知県 大月町役場
56.30%
42.38%
高知県 黒潮町役場
56.30%
42.38%
高知県 (旧)伊野町役場
55.45%
50.72%
高知県 いの町役場
55.45%
50.72%
高知県 三原村役場
54.31%
41.78%
高知県 土佐清水市役所
54.10%
44.18%
高知県 日高村役場
54.10%
47.67%
高知県 (旧)香我美町役場
54.08%
51.60%
高知県 (旧)西土佐村役場
53.73%
47.77%
高知県 南国市役所
53.61%
54.91%
高知県 佐川町役場
50.65%
43.55%
大分県 (旧)鶴見町役場
55.59%
8.73%
大分県 佐伯市役所
52.09%
32.54%

※ブラウザの Safari では、帯グラフの文字(震度、galの表示)ずれを起します。



耐震等級1(建築基準法通り)・耐震等級2
の建物は震度6弱以上から全壊可能


詳細解説■■



■説明 (建築基準法・品確法上での扱い) ※下記の「耐震等級4・5」は現行規定ではありません。



             震度4?5弱   震度6弱 
   地動加速度:0gal  80?100gal    300?400gal程度 

  


耐震・制震住宅
(耐震等級1)
 
無損傷
小?大
至る
破壊に
可能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■■■



            震度5弱         震度6弱?6強 
   地動加速度:0gal  100?125gal      375?500gal程度

 


耐震・制震住宅
(耐震等級2)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■■



             震度5弱           震度6強 
   地動加速度:0gal   120?150gal       450?600gal程度

 


耐震・制震住宅
(耐震等級3)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■



               震度5弱?5強        震度6強 
   地動加速度:0gal    140?175gal        525?700gal程度

 


耐震・制震住宅
(※耐震等級4)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■■■



              震度5弱?5強            震度6強 
   地動加速度:0gal    160?200gal          600?800gal程度

 


耐震・制震住宅
(※耐震等級5)
 
無損傷
小?大破
壊に至る
能性
   
倒壊・崩壊の可能性■■■



                                                                震度7 
   地動加速度:0gal                                                 約2400gal

 

免震住宅
(良い免震)
上部構造:耐震等級1

無損傷
損傷の
可能性


   上記加速度(地表面から建物入力加速度)に関して、被害地震の加速度(地表面加速度)は下記の通り。
    1995年阪神淡路大震災(全壊約10万棟)の最大加速度: 818gal (神戸海洋気象台観測の南北方向)
    2004年新潟県中越地震(全壊3175棟)の最大加速度: 2036gal (川口町観測の東西方向)



   → 詳細説明


上記グラフの、耐震・制震免震との大きな差は、建築基準法上での扱いが全く違うからです。

すなわち、建築基準法通りでは、
耐震・制震稀に発生する地震動=震度5弱(80?100gal程度)に対して無損傷
      極めて稀に発生する地震動=震度6弱(300?400gal程度)以上では倒壊・崩壊の可能性
免震   極めて稀に発生する地震動=震度6弱(300?400gal程度)に対しても無損傷

だからです。

品確法の耐震等級1・2・3の場合でも、上記加速度に対して
  耐震等級1は、1.00倍 (建築基準法同等)
  耐震等級2は、1.25倍
  耐震等級3は、1.50倍
となるだけです。

無損傷」について、
  耐震等級1、 80?100gal=震度4?5弱 (建築基準法同等)
 耐震等級2、100?125gal=震度5弱
  耐震等級3、120?150gal=震度5弱
まで「無損傷」となり、これを超えると「破壊」が始まります。

倒壊・崩壊の可能性」について、
  耐震等級1、300?400gal=震度6弱 (建築基準法同等)
  耐震等級2、375?500gal=震度6弱?6強
  耐震等級3、450?600gal=震度6強
これを超えると「倒壊・崩壊の可能性」がでてきます。 ⇒ 日本各地の震度6弱以上地震発生確率

建築基準法の耐震基準の「極めて稀に発生する地震動/最大級の地震動/大地震動」=300?400galは、現行の気象庁震度階では震度6弱です。
気象庁の震度階では、約0.6秒周期が数秒間継続した場合※、震度4:25?80gal程度、震度5弱:80?140gal程度、震度5強:140?250gal程度、震度6弱:250?450gal程度、震度6強:450?800gal程度、震度7:800gal程度以上 となっています (気象庁「震度と加速度」)。

※現行建築基準法のベースとなっています新耐震(1981年)では、80galで 8kine(一次設計)、400galで 40kine(ニ次設計)が基準となっていました。 すなわち、ω=10 ⇒ T=2π/ω≒0.6秒 で合致します。
またその当時の気象庁震度階は、震度4:25?80gal、震度5:80?250gal、震度6:250?400gal、震度7:400gal以上 でした(当時、この加速度は気象庁震度階級の説明に記載されていました)。
当時の震度6:250?400galは、数列(震度階算出は「河角の式:震度=2log(加速度)+0.7」に基づく。現在でもその改良式)としておかしく、250?800galが正しいため、現行の震度階級の大改定時にその点も改定したことから、震度6強と震度7との境界値に、大きなずれが生じました。 現行の建築基準法通りの在来木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の建物が、震度6強の地震波で実大実験をしますと、下記のように倒壊するのはそのためです。



■実大実験において耐震等級1(建築基準法通り)・2の建物が震度6強で倒壊

 現行建築基準法の耐震基準では、「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じないことを目標」としていますが、耐震等級1(建築基準法通り)・耐震等級2の建物が、「震度6強」地震動を使った実物大実験で、倒壊しました。それも、2009年10月27日に(独)防災科学技術研究所などが行った実物大実験では、耐震等級3に近い、建築基準法の1.44倍の耐力をもつ木造住宅が、震度6強で倒壊しました。

木造

★耐震等級1の木造が実験で倒壊
 2004年に、(財)建材試験センターが行った実大実験において、現行の建築基準法通りの木造住宅が、震度6強の地震動(JMA神戸波 NS818gal、3方向100%加振)で倒壊しました。
 同実験の論文(2005年日本建築学会大会発表論文 講演番号22003)にも、「建築基準法や品確法の等級1を満たした建物であっても、(中略)兵庫県南部地震のような大地震時に倒壊する危険性を有していることがわかった。 」と記載されています。 → 朝日新聞記事 2006年11月24日

★耐震等級2の木造も実験で倒壊
 2009年10月27日に(独)防災科学技術研究所などが行った、耐震等級2で建築基準法の1.44倍の耐力をもつ木造住宅が、震度6強の地震動で倒壊しました(実験説明 倒壊ビデオ)。 → 神戸新聞記事 関西テレビ倒壊ビデオ



鉄骨造

★基準法通りの鉄骨が実験で倒壊
 2007年9月に(独)防災科学技術研究所が、実大4階建鉄骨造建物の震動台実験を実施しました。 試験体は、現行の建築基準法で定められる最低限の安全性を満足するよう設計され、鉄骨の構造骨組だけでなく、コンクリートの床・軽量コンクリートの外壁・アルミサッシ・ガラス窓・石膏ボードの間仕切壁・天井など、非構造体と呼ばれる部材も含めて、建物としての主要な要素を全て再現した((独)防災科学技術研究所の説明)。 震度6強の地震動で倒壊しました(倒壊ビデオ、倒壊保護措置付)。



鉄筋コンクリート造

★基準法通りの鉄筋コンクリート造が実験で倒壊
 2006年1月に(独)防災科学技術研究所が、実大6層鉄筋コンクリート建物の震動台実験を実施しました。 試験体は、縦12m、横17m、高さ16mの6層構造で、70年代のやや古い設計であるが、ただし、建築基準法の現行規定を概ね満足するレベルのものです。震度6強(JMA Kobe波)の地震動で倒壊しました(実験説明 倒壊ビデオ、倒壊保護措置付)。



 以上のように、建築基準法通り、もしくはそれ以上の設計での、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造が、震度6強の地震動で倒壊しました。



■実際の地震でも「震度6弱から全壊」=新耐震で全壊被害があった地震から

 2003年7月26日宮城県北部の地震以降に、1982年以降の木造(「新耐震」)の全壊被害があった地域の観測点での地震動を下表に掲載します。震度6弱から全壊が始まっています


【新耐震で全壊被害があった最近の地震動】

 加速度以外の速度、変位のデータが無いものは、時刻歴データを公表していないためです。
 全壊棟数の出典は、気象庁「震度に関する検討会 報告書」(平成21年3月)の第1章

 さらに、上記の2003年7月26日宮城県北部の地震以降の地震被害と、1995年兵庫県南部地震の西宮市での地震被害とを足し合わせて、「新耐震木造全壊率と計測震度との関係」を下図に掲載します。
 震度6弱から全壊が始まっていることが、より明瞭になります。

 震度階級と計測震度との関係は以下の通りです。
 震度6弱:計測震度5.5?6.0  震度6強:計測震度6.0?6.5  震度7:計測震度6.5?


【1982年以降建物全壊率-計測震度 】

青▲は1995 年兵庫県南部地震の西宮市のプロット、
黒●▲は、平成15年の宮城県北部の地震、平成16年(2004 年)新潟県中越地震、平成17年の福岡県西方沖の地震、平成19年(2007 年)能登半島地震、平成19年(2007 年)新潟県中越沖地震、平成20年(2008 年)岩手・宮城内陸地震、平成20年の岩手県沿岸北部の地震

出典は、気象庁「震度に関する検討会 報告書」(平成21年3月) 第1章の 1 - 22頁 震度階級と計測震度との関係:波形記録有無含む全データは第3回検討会資料2-2 20頁より



■「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率驚異的上昇

  しかるに、中央防災会議の発表では、東海地震だけでなく、東南海地震、南海地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震でも、広域で震度6弱以上(下地図の黄・橙・赤色地域)が予測されている。また、その「震度6弱以上の地震」の30年以内発生確率も、昨年の政府地震調査委員会の発表で驚異的に上昇し、関東・東海・近畿地方の多くの市区町村で50%を超えた(下表参照)。
 現行の建築基準法通りの建物の「安全限界」は震度6弱程度であるから、「震度6弱」から危険水位、「震度6強」では、「安全限界」を超えており(建築物が倒壊・崩壊しないという)安全が保証されない状態になっている
 このような重大問題が発生している。

  地図をクリックすると、地震被害想定資料が参照可能。





30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる都道府県
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
地方
都道府県
2009年
(県内最大値(役場))
2008年
(2009年同地点の値)
北海道
北海道
63.89%
20.21%
東北
宮城県
58.36%
 6.45%
関東
茨城県
78.13%
12.50%
埼玉県
65.39%
27.34%
千葉県
77.03%
17.85%
東京都
67.93%
29.20%
神奈川県
88.71%
73.41%
甲信
山梨県
89.88%
86.41%
長野県
60.31%
47.18%
東海
岐阜県
73.37%
29.68%
静岡県
96.44%
92.84%
愛知県
94.57%
85.46%
三重県
87.09%
73.37%
近畿
滋賀県
51.66%
 7.09%
京都府
61.40%
29.93%
大阪府
68.79%
28.55%
兵庫県
52.30%
26.28%
奈良県
73.63%
46.54%
和歌山県
86.80%
80.14%
四国
徳島県
68.93%
54.61%
香川県
54.33%
23.69%
愛媛県
65.00%
40.20%
高知県
65.09%
59.18%
九州
大分県
55.59%
 8.73%
宮崎県(参考)
49.27%
17.72%


※県内の県庁及び各市区町村役場(周辺)での最大地震発生確率で、県内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)



30年以内で 震度6弱以上の地震に見舞われる確率が50%以上となる4大都市(役場単位)
(2009年基準での2008年との比較)
政府地震調査委員会
4大都市
場所
2009年
2008年
東京都区内 大田区役所
67.93%
29.20%
  江戸川区役所
66.27%
30.94%
  葛飾区役所
64.31%
29.78%
  荒川区役所
63.55%
14.27%
  江東区役所
62.25%
40.17%
  足立区役所
61.75%
13.06%
  港区役所
61.32%
27.15%
  中央区役所
61.20%
24.76%
横浜市 港北区役所
71.41%
30.48%
  栄区役所
69.00%
15.85%
  神奈川区役所
68.23%
29.62%
  鶴見区役所
67.82%
32.82%
  西区役所
67.66%
45.92%
  横浜市役所
66.73%
32.87%
  中区役所
66.73%
32.68%
  南区役所
55.96%
32.88%
  磯子区役所
55.22%
27.71%
名古屋 南区役所
88.11%
67.52%
  天白区役所
84.57%
44.74%
  中村区役所
82.78%
64.48%
  中川区役所
81.40%
48.92%
  港区役所
77.57%
53.46%
  西区役所
77.17%
58.03%
  北区役所
72.33%
55.52%
  熱田区役所
53.50%
47.36%
  緑区役所
50.67%
60.03%
  中区役所
50.01%
39.36%
大阪市 平野区役所
68.79%
28.55%
  鶴見区役所
68.61%
24.98%
  城東区役所
68.56%
30.19%
  都島区役所
68.52%
29.55%
  東成区役所
68.06%
25.73%
  旭区役所
65.80%
23.05%
  東淀川区役所
64.60%
21.84%
  住之江区役所
63.66%
26.75%
  西区役所
60.89%
23.52%
  大阪市役所
59.73%
23.04%
  福島区役所
59.04%
22.33%
  淀川区役所
57.65%
21.43%
  大正区役所
56.87%
24.31%
  西淀川区役所
56.14%
20.84%
  港区役所
55.06%
23.21%
  此花区役所
52.66%
22.00%


※各市区役場(周辺)での最大地震発生確率で、市区内の地域でこれ以上になる場合がある。 2008年の値は、2009年に最大地震発生確率となる同役場での値である。
 ⇒ 詳細(地震発生確率50%を超える各市区町村)




■詳細解説

【詳細解説】
詳細解説=「大きな節目の年、耐震基準(安全限界・損傷限界)引上げへ」

【「耐震基準の重大問題」の発生】
「建築技術」2010年1月号特別記事「震度6弱以上の地震発生確率の驚異的上昇とその建物被害」【PDF 3.5MB】
「建築技術」2010年4月号特別記事「大きな節目の年、耐震基準の引き上げへ」 【PDF 4.6MB】

【「建築基準法の抜本的見直しのために」/「耐震基準」の歴史から】
「建築技術」2011年1月号連載第1回「『耐震基準』を歴史的視点から見直す」 【PDF 6.5MB】
「建築技術」2011年2月号連載第2回「『耐震基準』改定は喫緊の課題」 【PDF 3.0MB】
「建築技術」2011年3月号連載第3回「『豊かな時代』にふさわしい『耐震基準』のために」 【PDF 5.0MB】
「建築技術」2011年4月号連載第4回「足元固定構法から足元フリー構法への歴史的転換」 【PDF 2.7MB】

★今年は大節目の年
・1920年市街地建築物法施行、
・1950年建築基準法公布、
・1981年建築基準法改正(新耐震基準)施行、
建築の法律は、約30年ごとに大改正をしています。
今年2011年は1981年から数えて30年になります。

連載第1回
以下のように、連載第2?4回で、「耐震基準」の、現状の大きな問題を説明しています。それを要約的に説明したのが、連載第1回です。

連載第2回
1998年法の問題は、阪神・淡路大震災の被災状況から、気象庁が震度階の震度6-7の境界加速度を2倍程度大きく変更したにもかかわらず、「耐震基準」を変えなかったために、震度6強-7程度まで倒壊・崩壊しないという「耐震基準」が、震度6弱程度まで下がった問題です。

連載第3回
1981年法の問題は、地面の加速度(設計用地震動)を、1924年、1950年法の半分以下にした問題です。これは建物の応答値を1924年・1950年法と同じにしたための問題です。それまでは建物の窓が小さく地面と建物とがほぼ同じにように揺れるに対して、建物の窓が大きくなり地面に対して建物の揺れが大きくなったにもかかわらず、建物の応答値を同じにしたために、地面からの建物への入力加速度を下げてしまったという問題です。

連載第4回
1920年、1950年法の問題を取り上げます。この2つの法の問題は、588年から1300年以上続いた「足元フリー構法(礎石建て構法,石場建て構法)」の歴史を断ち切ってしまったことです(現在では、ほとんど建てることが困難になっています)。「足元フリー構法」は、地震力を足元で遮断する「免震」といっても良いものです。そのため地震入力が頭打ちせずに、いくらでも地震力が建物に入ってしまうという問題です。この問題は、1998年法、1981年法に比しても、大きい問題です。
連載第4回でのもうひとつの話は、「免震」にもかかわりますが、「長周期地震の共振問題」から「線形理論」「非線形理論」の話をとりあげます。

【「耐震基準の重大問題の発生」から「政策提言」】
「耐震基準」の重大問題発生 【PDF 0.6MB】
「耐震基準の歴史的大改定へ」 【PDF 2.6MB】
「政策提言 要約版」 【PDF 4.2MB】
「政策提言 簡約版」 【PDF 1.4MB】
「政策提言 詳細版」 【HTML 0.8MB】



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20110228:工務店選択の件について
漸く寒さも和らぎ、春の兆しの感じられる今日この頃です。さて、明日は三月に入る時期になりました。以前お聴きしました業者選択と工務店との面談予定及び実施設計案の建築費の試算工事費見積の件についてその後の進捗状況をお知らせいただければと思い取り急ぎメール致しました。以上、宜しくお願いします。
2011.03.01工務店選択の件について
さて、三月・雛の節句の時期に入りました。以前お聴きしました業者選択と工務店との面談予定及び実施設計案の建築費の試算工事費見積の件についてその後の進捗状況をお知らせいただければと思い取り急ぎメール致しました。
110307 12日の予定について
12日の時間の調整がついたので、お知らせ致します。
13時より14時まで当事務所にて竹屋共栄住宅の小寺監督と顔合わせ。
14時30分より15時30分まで岡田工務店荒川沖にて岡田社長と担当監督と顔合わせ。
1)当日の顔合わせについて
・担当監督のこれまでの施工物件の概要説明
2)工事契約目標
3)4月上旬〜中旬 図面の確認
15時30分過ぎより荒川沖のファミレスにて図面確認 上記を予定しております。
 当日に田中様に準備して頂くものは予定しておりません。
011.3.12打ち合せ確認メール 今朝電話確認ありがとうございました。今後の確認メールです。 各県太平洋沖地震のため異常事態ということで打ち合せの対応として下記の通りのように考えていますので宜しくお願いします。
1.土浦市周辺が平静になり工務店の平常な運営が開始された時点で面会の用意があります。
2.面会日は、平日、土日とも対応します。設計事務所の計画に一任します。
3.面会日は、2社同時でなくてもよいということで対応します。
以上確認のメールを致しましたのでご了承ください。現在、携帯・電話・メールとも正常に機能しています。宜しくお願います。

建築設計事務所の監理とは?

「#10 工務店の選定時期を考える」へ戻る

確認済証が下り、建主と工務店との間で工事請負契約が締結されると、
いよいよ、工事がはじまります。

工事中、僕達建築家は、建主から直接委託された、
建築士法上の工事監理者という立場から、家づくりに関わることになります。
これも、建築家との家づくりと、設計施工一括請負方式の家づくりとの異なる点です。
設計施工一括請負方式の場合は、形式上の工事監理者が、
施工者側で立てられることが一般的だからです。

それでは、この"監理"とはいったいどんなことをするのでしょうか。
これもまた、知られているようで知られていないことが多いかと思います。

工事段階における施工者の役割と、建築家の役割を整理してみましょう。

施工者の役割は、工事発注図書に示される設計意図に従い、
施工上の調整を検討した上で工事工程を組み、各種専門工事業者を手配、
品質管理し、契約に記される期日までに建物を竣工させることです。
これら一連の仕事を、"施工管理"といいます。

一方、建築家の"工事監理"というのは、
工務店の"施工管理"とは、字も意味も異なります。

細かい内容はここでは割愛しますが、
建築家の"工事監理"は、建主から直接委託された第三者の立場から、

?発注図書どおりに工事が行われているかを "確認"すること
?発注図書だけでは網羅しきれない設計意図を施工者に伝達すること

の二つの大きな軸によって成り立っています。

?の確認は、現場での要所確認や検査、書類や写真による報告の確認によって行われます。
公共建築など大きな建物では、現場常駐監理といって、
建築家が現場に常駐してこれらの業務に当たる場合もありますが、
戸建住宅などの小さなプロジェクトでは、
そこまでの予算が、設計監理料として準備されることはまずありませんので、
工程に応じて必要な時期に現場に赴くことになります。

毎日の工事は、工務店によって"施工管理"され、
現場チェックをはじめ元請業者としての自主管理が行なわれているわけですが、
工務店も人間ですから、常に完璧とは限りません。
第三者が現場に赴くことで、彼らが気付かなかった点や、
勘違いして職人に指示していた点などが発見される場合もあります。
建築家の場合、設計者でもあり、計画の内容も熟知しているので、
この"工事監理"が有効に機能するのです。

信頼できるきちんとした工務店に工事を発注していれば、
この現場確認は、工務店の悪意のある手抜き工事を阻止するというような、
ネガティブなものではなく、
間違えや勘違いを極力なくし、より良いものを共に作り上げていく為の、
ポジティブな位置づけとして考えることができるでしょう。

昨今の住宅建設に纏わる様々な問題により、
施工者性悪説が前提に考えられがちな風潮がありますが、
本来は、施工者性善説が成り立たなければ、
良い建物は建てられるものではありません。
建築家が第三者として確認するからといって、
一日中現場に張り付いて逐一業者の行動をチェックすることなどできないわけで、
要所を確認し、あとはそれに準じて行われていることを信じるしかないわけです。
この意味でも、工務店選びはとても重要であると言えます。

このようなプロセスを経て確認された内容は、報告書としてまとめられ、
建主に対してはもちろんのこと、
法定中間検査や完了検査の際に検査機関にも提示されます。

?の設計意図の伝達は、建築家との家づくりの場合、?以上に重要な業務です。
建築家はたくさんの図面を工事発注図書として準備するわけですが、
それらの図面は施工図や加工図とは異なります。
実際に施工を行っていく上で、それらの検討や調整が行なわれる際、
設計者である建築家がその細部の伝達を施工者に行なうのと行なわないのとでは、
最終的に出来上がる建物は全く違ったものに成ってしまう場合もあります。

監理と言うと、現場に行っていればよいと思われる建主も少なくありませんが、
この設計意図の伝達のための工事打ち合わせというのも、
建築家との家づくりの場合はとても比重が高いものです。

「#12 竣工引渡し後から家は育ち始める」へ進む

[マルチメディア]ポートS 特長

宅内LANとテレビ(映像系)をまとめて配線。全品種に光コンセントを内蔵して新登場!

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[マルチメディア]ポートS ギガ
[マルチメディア]ポートS
[マルチメディア]ポートS ギガ

WTJ5166
希望小売価格116,550円
〈税抜111,000円〉
[マルチメディア]ポートS ギガ

[マルチメディア]ポートS

WTJ5186
希望小売価格96,075円
〈税抜91,500円〉
[マルチメディア]ポートS

光コンセントを内蔵。美しく、メンテナンス性もアップ!

全タイプに光コンセントを内蔵。屋外から引き込んだ光ファイバや、ONUからの光コードを簡単・美しく配線できます。宅内外の光配線を切り分けることで、メンテナンス性も向上しました。

光コンセントを内蔵。美しく、メンテナンス性もアップ!
[マルチメディア]ポートSギガがラインナップ!

高速サービスへの対応のニーズにお応えして、ギガ対応(1000Mbps)のスイッチングHUBを新開発。ポート内に組み込みました。

[マルチメディア]ポートSギガがラインナップ!
映像系もまとめて配線!

宅内LANに必要なスイッチングHUBとともに、ブースタ(分配器内蔵)などの映像系機器もコンパクトに収納。配線がシンプルにできます。

映像系もまとめて配線!
施主様で、簡単接続!

ONU/ADSLモデムやルータなどのさまざまなネットワーク機器を接続するための端子を前面に配置。わかりやすくラベル表示しています。

施主様で、簡単接続!

こんなにすっきり、見た目も美しく。おすすめ設置場所

ウォークインクローゼット

●ウォークインクローゼット

収納戸

●収納戸

ONUやルータをマルチメディアポートSの近くに置いて、各部屋へ配線します。

光コンセントについて

光コンセントについて

[マルチメディア]ポートSと[マルチメディア]ポートの使い分けは?

[マルチメディア]ポートSと[マルチメディア]ポートの違いについて

収納などに設置したいなら[マルチメディア]ポートS

モデムやルータなどを、パネル前面に接続できます。
([マルチメディア]コンセント側に接続することも可能です)

壁面などに設置したいなら[マルチメディア]ポート

モデムやルータなど、[マルチメディア]コンセント側に接続します。

マルチメディアポートS  2F物入れ(2) [LAN]


LAN回線やデジタルTV回線、電話回線のハブとして
パナソニック電工のマルチメディアポートS WTJ5146 
を使います。


----------------------------
2009/01/03 追記

パナソニック電工から、光コンセント
ギガ対応(1000Mbps)のスイッチングHUB
を内蔵したマルチメディアポートSが
2008年末に発表されていることに気がつき、
ダイワハウスさんに変更をお願いしています。
(他の仕様は旧タイプと同様)

WTJ5166
希望小売価格116,550円〈税抜111,000円〉
マルチメディアポートS ギガ
http://denko.panasonic.biz/Ebox/multimedia/multimediaports.html
----------------------------



WTJ5146-11C-AA-.jpg

WTJ5146-19C-AA-.jpg


----------------------------

設置場所は、2Fの物入れ(2)の中です。

DSC05901.JPG


2008/12/21作成図面
2Fの物入れ(2)にLANポート3つ追加

DSC06035.jpg


参考:LANポート追加前
DSC05916.jpg

----------------------------

マルチ収納(150cm)の上が開いていて、
そこにこんなイメージで設置予定です。
multimediaports_14.jpg


----------------------------


NTTのフレッツ光を導入します。
光回線(FTTH)を使った光電話も導入します。


NTTからは3つの装置をレンタルします。
hikari8.JPG


NTTからの装置はこのように配線します。
hikari1.JPG


マルチメディアポートS はここにきます。
hikari6.JPG


----------------------------

施主側で用意しておくのが、
LANケーブルと
hikari7.JPG


コンセント3ヵ所
(そのため、物いれには計4ヵ所のコンセントを装備しています)
hikari4.JPG


----------------------------

マルチメディアポートS から送る
各部屋への情報の割り当てについては、
関連エントリーで説明しています。


関連エントリー:
マルチメディアコンセント WTF34145WK 8ヵ所
http://xevoanddaiwafan.blog.so-net.ne.jp/M001

multimediaports2_07.jpg

----------------------------

我が家のマルチメディアポート

私が今の家を建てたのは2002年である。それまでは借家住まいだったのだが、それなりに歳もとったので一発奮起した。

買ったのは建売ではなく建築条件付土地というものであった。建築条件付土地というのは、家を建てる業者が決まっているという条件の下で土地を買う契約形態だ。
建売などを作って売っている地方工務店(の一部)は、良い土地が仕入れられれば、建売で売り出す前に(または、売り出し準備と並行して)、まずは建築条件付土地として売り出す。建築条件付土地の方が、建売と違って売れ残りリスクがないからである。それで一定期間売れない場合は、建売に方針変更するのだ。
買い手から見て建築条件付土地のメリットは、間取りや仕様・デザインなどを好きに選択できるということだ。(もちろん、その工務店の技量とセンスの範囲内でということになるが・・・)

基本的に、間取りや住宅設備の仕様は妻に任せたのであるが、私はとりあえず宅内LAN配線だけはやっておこうと思った。それまでの借家では、ダイヤルQ2のプロバイダを利用していたが、引越しを機会にADSLを導入することも決めていた。

宅内LANの情報はwebなどで集め、とりあえず、全居室へCD管によるスター配線をすることにした。問題は肝心のスター配線の中心部分をどうするかだ。
当時、構成部材は個別に探せばそれなりに見つかりそうであったが、システム的に売り出していたのは、私の知る限り、松下電工(今のパナソニック電工、以下、電工と記す)のマルチメディアポートだけであった。

配線計画(マルチメディア対応配線システム) | マルチメディアポートhttp://denko.panasonic.biz/Ebox/multimedia/m_port.html

値段は高いのだが、収まりの良さに惹かれて、これを採用することにした。

工務店が電気関連工事を依頼している電気工事屋に機器番号と設置仕様を説明したところ、見積もりは工事費込みで 20万弱であった。不思議なもので、家の各種仕様決めの時であったので、高いと思わず(金銭感覚が麻痺しています coldsweats01 )発注した。それで、できたのが以下である。

設置当初(宅内配線のみ済みで外部未接続)

 マルチメディアポートの中(カバーをはずしたところ)
 Multimediap1

 右半分の拡大写真
 Multimediap2

 各部屋に設置した情報コンセント(右上が電話、右下がLAN)
 Multimediap5

現在(ADSL利用中)

 マルチメディアポートの中
 Multimediap3

 右半分の拡大写真(中央がスイッチングHUB)
 Multimediap4

左の黒い箱は、富士通アクセスの ADSLモデム FA11-W5、その右から順に、TVブースタ分配器、LAN端子台×2、スイッチングHUB、電話線端子台×2となっている。

電話線にアルミ箔を巻いているのは、2年前に Nifty(Acca12M) から So-net(Acca12M) に変えたときに、IP電話の通話品質がかなり悪化したので、苦し紛れにやった対策の跡。この効果は全くなく、結局速度調整でやっとまともに使える状態になった。

私は、ADSLモデムをマルチメディアポート内に設置しているが、これは電工の推奨ではない。電工の標準設置方法は、マルチメディアポートから一旦1つの部屋(コンセント)まで電話線を出し、そこでADSLモデムにつないで、そこからLAN信号をマルチメディアポートのHUBに戻して各部屋に分配する方法だ。(下に貼ったイラストの右半分を参照)
しかし、これだと、マルチメディアポートで集中管理している意味が半減するため、当初から今のやり方で計画し、そのためにフリースペースが一番大きくなるように最大サイズのボックスを選択した。設置当初はモデムの排熱が気になったが、予想以上に熱は出ず、未だに中の機器が故障したことはない。(後述する1機種を除いては・・・)

現在、電工は、マルチメディアポートに加え、新たにマルチメディアポートSを売り出している。マルチメディアポートSでは、最初から モデム類と同じ場所に置く(内蔵ではない)ことを想定して設計されている。
なお、どうみても不要と思えるLAN端子台はマルチメディアポートSでは廃止されている。

以下は、電工のHPにある2つの機器の設置例である。

Multimededia

さて、これから話は 「問題の」スイッチングHUB の話に移る。

スイッチングHUBはちょうど設置するタイミングで発売された100Mまで対応した最新型であった。
設置当初と現在のスイッチングHUBの写真をよく比べて見ると、少し違っているのに気付くだろうか? 実は、今のスイッチングHUBは3代目である。初代の型番は WTJ8401、3代目の型番は WTJ8401K で、よく見ると後者にだけ右側の突起部の上下に廃熱用のスリットが入っている。

私の場合、まず、設置後3年程度で電源ランプが点かず通信できない状態になった。保証期間も切れていたので、自分ではずし、説明書に載っていたサービス窓口会社(電工ではない)に電話したが、この機種は「個人からの直接の修理依頼は受け付けない」ということで、やむなく近所のNationalのお店へ持っていった。修理期間が3週間程度、修理代は約1万円であった。
修理戻り品は、渡したものと明らかな別物(新品ではなさそう)だったが、残念ながらスリットが入っていたかは記憶がない。とりあえず自分で設置して3年程度使用したところで、再び故障した。また、1万円取られるのはつらいので、市販の2-3000円のスイッチングHUBに変えようかなと思っていたところ、web上で耳寄りな情報を目にした。

このスイッチングHUBは熱対策ができておらず、数年で故障する事例が多発しており、電工に電話すれば無償で交換してくれるというものであった。

※当時、誰かのブログにこの故障報告のコメントが大量にぶら下がっていて私も書き込んだのであるが、今、それを探しても見つからない。何故なんだ sign02

早速、電工のお客様窓口に直接電話。折り返し、地区のサービス担当(別会社?)から電話がかかってきて、数日後に交換に来ると言う。とりあえず「故障事例は多数あるらしいので製品に問題あるのでは?」というジャブを打っておいたせいか、当日は妻が対応したのだが、修理代のことは触れずに帰ったとのこと。とりあえずは助かった。
製品に問題があるとは言え、保証期間を過ぎた製品を訪問修理で無償交換するスタンスはなかなかのものだと思う。この点は、電工が、家電メーカーというよりも住宅設備メーカーであることからきているのだと思う。
自分の体験でも、自宅に設置した電工の住宅部材に異変が見られたときにHPのお問合せ欄に書き込んだことがあるが、すぐに様子を見に来てくれた。(この件は私の完全な誤解であった smile
以上、とりあえず、電工を「よいしょ」してみたが、やはり WTJ8401 の件では、保証期間程度は乗り切れるとは言え、公表/リコールもののような気がする。実は私的には代替の WTJ8401K も結構ヤバイのではないかと内心疑っているのだが・・・

ということで、現在、3代目の WTJ8401K が動いているのだが、既に1ポートはお亡くなりになっている。果たして、今年の夏は乗り切れるのか? 続報を待て! といった感じであるが、さすがに今度故障した場合は、市販のHUBを買い、LAN端子台もはずしてHUBに直接接続しようかと思っている。(ちなみに、今であれば、HUBは サイズ・ポートの向き・価格面で PLANEX の FX-08Miniが良さげな気がする。)
いかん、早くもLAN用の圧着工具が欲しくなってきた・・・ coldsweats01

ところで、今、電工のHPを見ると、スイッチングHUBが代替わりしようとしているようだ。

まず、知らないうちに、ギガビット対応が発売されていた。WTJ8501 定価36,750

また、「問題」の WTJ8401K は 2009年9月生産終了予定で、同じ「10/100MスイッチングHUB」の「省エネタイプ」 WTJ84019(定価15,540) が 同月に発売予定らしい。

「省エネタイプ」って・・・・・

【2009年11月8日追記】
プロバイダを変えたことによって、マルチメディアポート内のモデムも変更。
興味ある方は「So-net から 2年ぶりに nifty へ戻ってみた」を参照。

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コメント

とし様
初めまして。
4年前に新築した際、松下のマルチメディアポートを設置しました。
昨日午後、急にネット接続が出来なくなり、PCの故障か、コンセントやコードに不具合が生じたのかと、半日あたふたしましたが、原因が分かりませんでした。
今日、おおもとのマルチメディアポート本体を見てみると電源ランプが点いていませんでした。
松下のお客様相談室に電話をすると、修理の手配をしてくれることになりました。
しかし、数年で故障するものだろうかと思い、検索し、このHPを見つけました。
再度、お客様相談室に電話して、同様の故障であれば、同じように無償交換の対象にして欲しいと伝えました。
このHPを見つけられて良かったです。
このように、関連するものが多く、原因がすぐ特定できない故障は本当に困ります。
私たちは、とし様のように知識が豊富ではないので、なおさらうろたえました。
松下は、電話の際に、多く寄せられている故障であり、同種のものであればその原因と無償交換する旨を言うべきでしたし、また、この不具合を公表するべきだと思います。

投稿: 遊才 | 2009年8月14日 (金) 18時48分

遊才様

Toshiです。

書きこみいただき、ありがとうございます。
私の記事が少しでもお役に立ったとのことで、うれしく思います。
また、遊才様のように、それを書き込んでいただくと励みにもなります。

電工のHUBの件は、私と遊才様の事例で考えると3-4年くらいはもつようですので、電工としては故障率の高さは認識しているものの、とりあえず事を荒立てずに嵐が過ぎ去るのを待つということではないかと思います。
今後、修理を依頼すると、シラッと「省エネタイプ」に切り替わって戻ってくるような気がします。
※あくまでも推測です・・・・もし、この記事だけがある日消えていたら、電工から圧力がかかったと思ってください(笑)

投稿: Toshi | 2009年8月15日 (土) 11時20分

初めまして。
拙宅も5年前になりますか、某ハウスメーカー新築時に宅内LAN用でマルチメディアスイッチングハブを入れました。
まさに WT-J8401Kです。
半年前位前からADSLモデム直結のPCでは問題ない物の、ハブ経由では不調が続き、つい先日あえなくストップしてしまいました。
ほかの要因(モデムやモデムに接続しているハブ)の不調かと思っていたのですが本HPにて疑問氷塊霧が晴れた思いです。有り難う御座います。

故障の連絡は松下電工のお客様相談室に直接されたのですね。私も早速連絡してみます。(それとも省エネタイプが出てからの方がよいでしょうかね?)
そのほか何か注意点等ありましたら、ご教示いただけないでしょうか?勝手なお願いですが宜しくお願いいたします。

投稿: chin | 2009年8月18日 (火) 01時42分

はじめまして。

只今マルチメディアポート修理が完了したところです。

不安定な状態が数日続き、モデムが原因かと
(一度ケーブル抜き差しで復旧したので)
テプコに電話で相談、モデム動作は確認できたもののテプコの技術班が翌日来訪、30分程度の確認作業の結果
、マルチメディアポートを経由しなければ正常につながる為、施工会社に要依頼と診断されました。
カブトムシが一匹脱走していたので、自分ではそのせいだとビクビクでした。

4年前新築と同時に導入したので、住宅メーカーに連絡→松下から工事日相談の連絡が来ました。
(お盆を挟んだので不通期間は2週間・・・)

我が家のものがたまたま「はずれ」なのかと思いましたが、としさんのお陰で状態がわかりました。修理の方から説明は無く、こちらは何もわからないまま10分程度で復旧しました。
報告書には「商品交換(マルチメディアポート・LANパネル)」となっていますが、実際はハブの交換のみだったので、念のため住宅メーカーに確認をとるつもりです(今は電工を疑ってしまう自分がいます。悲しいです)

WTJ5043です。無償(多分)。

としさん、詳細記録していただきありがとうございました。とても、納得がいきました。

投稿: aomon | 2009年8月18日 (火) 13時58分

chin様、aomon様

はじめまして、
コメントいただき、ありがとうございます。
失礼ながらまとめて返信のコメントをさせていただいます。

chin様は 廃熱スリット入りのWTJ8401Kだったのですね。やっぱり、これでも熱対策は十分でないようですね。
私が故障の連絡したのは松下電工のお客様相談室です。多分、この型番は担当者にも有名だと思うので(その場で「無償」とは確約しませんが)、淡々と訪問修理の案内をしてくれると思います。
「省エネタイプに交換」云々は私の単なる戯言ですので、ご不便を我慢せずにすぐに電話されたらよいと思います。

aomon様
テプコというのは、今のひかりONEの光ファイバーですか? うらやましいですね。
型番がWTJ5043ということですので、(私も今、電工のホームページを見て知ったのですが)正確にはマルチメディアポートではなく「まとめてねット」シリーズですね。HUBの外観もマルチメディアポートのHUBとは全く違いますが、aomon様の例から類推すると回路は同じものなのかも知れません。
ホームページにも、省エネHUB内臓タイプ WTJ5043K が新発売と書いてありますし・・・・・

この「まとめてねット」シリーズは、マルチメディアポートよりもかなり新しいシリーズだと思いますので、これからが故障のピークかも知れません。

お二人様、貴重なご報告、ありがとうございました。

投稿: Toshi | 2009年8月20日 (木) 01時47分

はじめまして。

当方、04年に家を建て直した再に同様に松下のマルチメディアコンセントのシステムを入れました。

CATVなのでこのシステム、かなり重宝して
いたと思っていたら一昨日の晩に突然LANが
ダウン!?
朝方までかかって原因を調べた結果はWTJ8401K
と書かれたスイッチングHUBでした。
皆さんと同様の症状です。

他の方のHPやblogを拝見すると電源部に問題が
あるようで、対処した後にはスリット(空気の
流れ道)が追加されたものに変わってますねぇ。
我が家のはスリット無しの初期モデルの様子。

先ほど電工に電話して今は担当からの連絡待ちです。
明後日、CATVのデジタル化工事が予定されて
いるので早急の対策が必要と無理強いしてます。
今は壊れたHUBを切り台座上で必要個所を強制
結線で一時凌ぎ中です。

来月には既存のスイッチングHUBは全廃版。
WTJ84019というのが控えてる様子。
未だに電源部のトラブルが多発しているようなので
新しいものが出たら交換できるか折衝してみるつもりです。
その前に無償交換できるかの折衝もありますが。
ネットワークのキモの部分だけに真面目にやって
欲しいですね(中国製ってのも気になるし)。

皆様の情報が生きると良いのですが。

投稿: やみがらす | 2009年8月21日 (金) 10時42分

とし様
有難うございました。
お陰さまで、先日故障部品の交換が終わり、接続できるようになりました。無償でした。
とし様が、画像も付け加えて丁寧に解説して下さっていたので、助かりました。
他の記事も興味深く拝見しました。
特に、傘やキャリーバックの修理の記事は面白かったです。電化製品に関しては、私の知識では理解できない所もありますが、参考になります。
御礼とご報告申し上げます。

投稿: 遊才 | 2009年8月21日 (金) 14時26分

やみがらす様

はじめまして。
ホームページも拝見させていただきました。
相当お怒りのようで・・・

私の場合も最初の故障の時は、有償であること以上に(その時は故障率の高さは知らなかった)修理にえらく時間がかかることの方に苛立ってしまいました。その時は、実質1箇所でしか使っていなかったので、直結で何とかしのぎましたが・・・

無償交換は多分間違いないと思いますが、「省エネタイプ」に交換はかなりハードルが高いと思います。
また、結果を報告いただければ幸いです。

投稿: Toshi | 2009年8月23日 (日) 20時32分

遊才様

丁寧なご報告、ありがとうございます。
無償とのことで、よかったですね。

記事にも書いたとおり、私の場合も1回目は有償対応で、電工からは何の連絡もありませんでしたが、2回目はある方のブログの記事に助けられました。
電工の場合は、せっかく無償での訪問対応をやっているのに、やり方が中途半端で姑息であるばっかりに、かえってユーザの反感を買っているのが非常に残念です。(個人的には嫌いな会社ではないので・・・・)
現在がネット時代であることを認識し、事実を公表した上で、「1回までは無償交換」なり「5000円で省エネタイプに交換」などの提案をしてほしいものです。

遊才様、少し話がそれましたが、また気が向いたら遊びにきてください。
※最近、本業が忙しくなり、あまり更新できていませんが・・・

投稿: Toshi | 2009年8月23日 (日) 21時00分

とし様へ

既にBlogで見たかも知れませんが、結果は電工の
下請け業者の判断で「既存タイプ」へと交換され
てしまいました。

省エネタイプを指定する事は「故障交換」では無く
「別製品への買い替え」と断定されてしまって。

既に相当な修理事例があるようで、自分で感電す
るかなり頼り無い(脚立も貸して上げた...)業者
はちょっと書けない裏事情等をペラペラ喋りながら
サッサと交換していきました。

やはりスリットの入った今月廃版になるHUBです。

今月出る(予定)HUBが交換に出てくるのは相当
先になると思われます(省エネタイプ)。

電源対策品のストックが一通りハケた後になると
私は考えています。

まぁ無償交換で作業が比較的スムーズだったのは
良かったのですが、予定時刻を数時間も前倒しに
して来たのには驚きました。

運悪ければ外出していたところです(汗)。

なんか後味まで微妙なドタバタ騒ぎでした。

投稿: やみがらす | 2009年9月 2日 (水) 16時43分

やみがらす様

残念ながら省エネタイプへの交換はだいぶ先のようですね。
それがわかっただけでも収穫でした。

ご報告いただき、ありがとうございました。

投稿: Toshi | 2009年9月 5日 (土) 19時05分

はじめまして。
こちらの情報のおかげで、同様の障害に遭遇した我家が救われましたので報告させて頂きます。
製品は、WTJ8401Kのスリットなしでした。
相談センターに連絡後、スムーズに点検と称する機器交換が行われ、WTJ84019になりました。
他の方の書き込みと同じく、特に説明もなく交換していました。
情報公開して頂きあ、りがとうございました。

投稿: しおぶー | 2010年3月29日 (月) 17時43分

しおぶー様

まずは、無償修理できておめでとうございます。
それも・・・・

> 相談センターに連絡後、スムーズに点検と称する機器交換が行われ、WTJ84019になりました。

ウォー!!
噂の「省エネタイプ」に交換の事例がついに出ましたね。
私も、「省エネタイプ」への無償交換は半信半疑でしたが、電工さん、どこまでもやる気みたいですね。coldsweats01

しおぶー様
貴重なコメントをいただきありがとうございました。

他の皆様も、事例があったらお寄せくださいませ。dog

投稿: Toshi | 2010年4月 3日 (土) 15時05分

はじめまして。
故障例を探していたら、こちらの情報にたどり着きました。
製品はWTJ8401Kのスリットなしで、丸5年というところでしょうか。

週末に相談センターに連絡、翌月曜日に10分程度で無償交換して行きました。
ハブも省エネタイプのWTJ84019になり、文句なしの対応で好感が持てました。
こちらの情報のおかげで助かりました、ありがとうございます。

P.S LAN端子台は私も不要だよなぁと思ってました^^;

投稿: ゆずきち | 2010年5月25日 (火) 01時44分

私も、この書き込みに助けられました。
普段は、無線と有線が混在している環境で、しばらく無線のみで接続していたのですが、どうしても有線の接続でないと通信できない部屋もあり、半年振りに接続したところ一切反応無し。つまり、一切負荷がかからず、通電状態でも壊れたお粗末極まりない、リコール当然のハブです。
本体を見ると、上記同様に電源ランプが切れており、電気工事業者に依頼し診てもらうと、完全に死んでいるとのことで、交換した場合の見積を見てびっくり。市販のハブだったら、一生使っても使い切れないくらい買い換えできる感じ。で、家財の保険を使って直そうと話しをしたところ、対応できないとつれない返事で困っていました。
早速、昨日電話し本日再連絡があり、在庫?!があるとのことで、直ぐ対応できる話で対応してもらいました。
因みに、壊れたのが8401Kスリット付で、交換も8401Kスリット付またいつ逝ってしまうか心配です。
とりあえず復旧しましたが、気休めのような感じがしてなりません。
Toshi様はじめフォロー情報を掲載していた、皆様に感謝致しております。大変助かりました。ありがとうございます。

投稿: コウ | 2010年5月25日 (火) 18時51分

ゆずきち様、ユウ様

有用な情報をいただき、ありがとうございます。

皆様の情報を総合すると、徐々に省エネタイプに切り替わっているものの、実際に省エネタイプに当るか否かは運次第のようですね。

引き続き、皆様のコメント(実例)をお待ちしています。

よろしくお願いいたします。

投稿: Toshi | 2010年5月29日 (土) 18時55分

なんか気になる記述発見
http://denko.panasonic.biz/Ebox/multimedia/mms_08_3_6.html
●10/100MスイッチングHUBを複数台ご使用の場合は、HUBとHUBの間を1モジュール分間隔をあけるようにしてください。発熱のため、故障の原因となる場合があります。
WTJ84019、WTJ8501は、あける必要がありません。

投稿: | 2010年6月 1日 (火) 16時28分

コメントいただき、ありがとうございます。

わざわざ、青字で書かれていますね。
8ポートあるので、HUBを2つ取り付けている人は稀だと思いますが・・・・

ちなみに、投稿者さんが気になった記述は、発熱に対する注意の部分ですか? それとも「WTJ84019、WTJ8501は、あける必要がありません」というところですか?

私としては、後者なのですが。

投稿: Toshi | 2010年6月 6日 (日) 13時00分

national WTJ8401Kと検索したらこちらにたどり着きました。
実は、同じ状況でした。

ネットには繋がるのに、遅いんです。
おかしいと思ったらハブが原因でした。

3年前に新築した時に設置されたんです。
住宅メーカーに電話してみたら、すごい見積額で、
こちらの記事に出会わなければ何万と請求されるところでした。

お客様相談センターに電話して、その日のうちに交換までしていただき、文句のない対応でした。

WTJ84019の省エネタイプになったようです。

本当に感謝しています!
ありがとうございました!

投稿: ぽろん | 2010年6月21日 (月) 15時35分

ぽろん様

コメントいただき、ありがとうございました。
また、無償交換、おめでとうございます。

これで、WTJ84019への交換も3例目ですね。

引き続き、皆様の交換事例をお待ちしています。
よろしくお願いいたします。

投稿: Toshi | 2010年6月27日 (日) 09時51分

はじめまして。
突然インターネットに接続できなくなったため、NTTに連絡したら、家まではちゃんと届いている?ということだったので、ポートを使用せず、直接接続したら確かにつながりました。
とりあえずそのままにしてたのですが、こちらの記事を拝見したら、同じくハブの故障のようだということが分かりました。製品はWTJ8401Kで、7年位です。そうだったのかぁ!と、早速相談センターに連絡したら、その日(平日)のうちに交換に来てくれました。ハブも省エネタイプのWTJ84019になりました!
長めだったケーブルを結束バンドで束ねたり、インターネットが繋がるか一緒に確認してくれたり、とても親切な対応でした。
こちらの情報のおかげで、本当に助かりました。
ありがとうございました。

投稿: 馬と落語 | 2010年9月21日 (火) 16時31分

馬と落語さん

はじめまして。
コメント、ありがとうございました。

7年間故障しなかったというのも「なかなか」ですが、7年たっても交換してくれるというのも驚きですね。

この調子だと、私も「WTJ84019になるまでは交換してくれるのかな」などと思ってしまいます。

拙宅の WTJ8401K も1ポート故障のまま、今年の極暑も乗り切り まだ頑張っていますが、今度故障した時も、ダメもとで電工に電話しようという気になってきました。

その時は(まだブログをやっていたら coldsweats01 )、またレポートします。

投稿: Toshi | 2010年9月26日 (日) 16時38分

皆さんWTJ8401Kの電源故障で苦労されていますね。私の場合、結論から言いますと、自分で修理してしまいました。電源基板をよく観察すると、回路終段のコンデンサ(10V、680μF、105℃)が熱により膨張に耐え切れなくなって、防爆弁が開いているのが分かりましたので、部品を交換し正常に電源(3.3V)が入るのを確認しました。
その後、マルチメディアポートに組み込みLAN接続の正常性が確認できました。ちなみに交換した電解コンデンサ1個の値段は¥40でした。

コンデンサのメーカは○○コンという長野県にあるメーカーですが、生産地は中国かもしれません。この手の不良はよくありますが、2、3年で発生するのは部品の不良もしくは周囲温度上昇環境が考えられます。ちなみに交換した電解コンデンサは日本製の温度特性105℃の同じものにしましたが、参考までに電解コンデンサの寿命は温度依存性が高く、この依存性はアレニウス則に従い、10℃使用温度が下がる毎にその寿命は2倍となります。いつまで持つかな?
そろそろ、ギガビット対応のWTJ8501に変えようかなとも思っています。

投稿: がぶりえる | 2010年10月15日 (金) 01時30分

はじめまして。

我が家でも、平成17年に家を建て替えた際に、マルチメディアポートを導入しました。

9部屋にLANを配線したので、WTJ8401Kを2台使用していたのですが、1台は2年ほどで、もう1台も4年ほどで逝ってしまいました。

保証が切れていたのと、ルータから直結でとりあえず用が足りたので、しばらく放っておいたのですが、家族からの圧力もあり自腹覚悟で修理を頼もうかと思っていたときに、こちらのブログを拝見いたしました。

さっそくパナ電工に電話したところ、地区担当のサービスから電話が入り、本日めでたく2台ともWTJ84019に無償交換となりました。

我が家はハウスメーカーではなく地元の大工さんの設計・建築で、電気関係もITには疎そうな町の電気屋さんだったので、電気屋経由で修理を依頼しても、もしかしたら有償になっていたかもしれません。

こちらのブログの情報のお陰で本当に助かりました。
ありがとうございました。

投稿: bb | 2010年12月 6日 (月) 22時30分

がぶりえるさん

コメントありがとうございます。完全に時期を逸した返答ですみません。

貴重な情報、ありがとうございます。
私は電子回路の知識は全くないのですが、以前あることを思い、安物の半田ごてを買ってきました。(まだ引き出しに眠っていますが・・・)

このようなコメントをいただくと、つい手を出したくなる性分なのですが、次回壊れたときには冷静に判断したいと思います。

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[マルチメディア]ポートS 光ファイバを利用したテレビサービスの接続例

光ファイバで地上放送(デジタル・アナログ)からBS放送(デジタル・アナログ)、
CS放送(専門チャンネル)まで受信できるサービスが増えてきています。
この場合、[マルチメディア]ポートSでシステムを構成すると、
ポート側と室内[マルチメディア]コンセント側に視聴に必要な機器を接続することで対応できます。

光ファイバテレビ接続例

フレッツ・テレビの場合

フレッツ・テレビの場合

フレッツ・テレビについての詳細は、NTT東日本・NTT西日本、
または(株)オプティキャストへお問い合わせください。

フレッツ・テレビの配線例
2010年1月現在、フレッツ・テレビは東日本地域(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・福島県・北海道)の一部地域、および西日本地域(大阪府・兵庫県・愛知県・徳島県)の一部地域で提供中です。
※1注) 「フレッツ・光テレビ」に対応した光回線は、NTT東日本の「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」、「フレッツ・光ネクスト ファミリータイプ」、およびNTT西日本の「フレッツ・光プレミアム ファミリータイプ」、「フレッツ・光ネクスト ファミリータイプ」となります。
※2注) NTT西日本の場合、V-ONU(映像用回線終端装置)のほか、GE-ONU(回線終端装置)およびCTU(加入者終端装置)が必要となります。
※3注) 「フレッツ・テレビでスカパー!光」をご利用の場合に限ります。(スカパー!光をご利用頂くには?オプティキャストとの契約が必要となります。)
※4注) PPV(有料チャンネル)視聴の場合、電話回線との接続が必要となります。

eo光【ホームタイプ】の場合

eo光【ホームタイプ】の場合

eo光の各サービスについての詳細は、
http://eonet.jp/をご覧ください。

eo光【ホームタイプ】の配線例
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県および福井の一部(eo光テレビは福井県を除く)で提供中です。
※1注) eo光ルータレンタルサービスをご利用いただくか、市販のブロードバンドルータをご用意願います。
※2注) PPV(有料チャンネル)視聴の場合、電話回線の接続が必要です。
※3注) ONU(テレビ用)の設置位置は、建物外壁への設置の場合がございます。

天童木工/ヘロンシリーズ
HERON ヘロンチェア・ヘロンテーブル
デザイン:菅沢光政

●T-3154WB-ST アームチェア ●T-3158WB-ST スツール ●T-3156WB-ST 右アームチェア ●T-3155WB-ST アームレスチェア ●T-3157WB-ST 左アームチェア ●T-2674WB-ST センターテーブル ●T-2675WB-ST サイドテーブル

お部屋の広さに合わせて自由に組み合わせができるセクショナルチェア。鷺(Heron=ヘロン)をイメージしたフォルムは、肘掛け以外は継ぎ目のない一体成形で、天童木工の高い技術力がうかがえます。

○共通仕様
[ 木部 ] フレーム/ホワイトビーチ
[ 塗装 ] 木部仕上サンプル参照
[ 張地 ] 張地サンプル参照
[ 備考 ] 菅沢光政デザイン
     Gマ?ク受賞

[ 納期 ] 約14日
[ 送料 ] 無料
T-3154WB-ST アームチェア

[ 寸法 ] W560・D700・H830・SH395・AH570 mm

価 格: 張地グレード別
V ¥70,140(税込)
A ¥72,660(税込)
B ¥75,180(税込)
C ¥80,220(税込)
S ¥80,220(税込)
D ¥85,155(税込)
E ¥90,090(税込)
L ¥130,620(税込)

ホワイトビーチ生地色


T-3156WB-ST 右アームチェア

[ 寸法 ] W545・D700・H830・SH395・AH570 mm
T-3157WB-ST 左アームチェア

[ 寸法 ] W545・D700・H830・SH395・AH570 mm


価 格: 張地グレード別
V ¥63,315(税込)
A ¥65,835(税込)
B ¥68,355(税込)
C ¥73,395(税込)
S ¥73,395(税込)
D ¥78,330(税込)
E ¥83,265(税込)
L ¥123,795(税込)
天童木工元開発部長 菅沢光政さん
天童木工の開発部長を長年務められた、菅沢光政さん。
デザイナーとしても幅広く活躍し、デビュー作ヘロンロッキングチェア
かのイサム・ノグチ氏も愛用していたという、
巨匠をも虜にしてしてしまうほどの魅力の持ち主。
その他にも数多くの美しく機能的なデザインを生み出し続けてきた菅沢部長。
(PLYでは今でもこう呼ばせて頂いております)

天童木工のデザインを知り尽くしている菅沢部長は
家具に対しどのようなお考えをお持ちなのでしょうか。
家具の面白さについてお話を伺いました。

『家具の面白さ』

家具は車や家電品のようにメカニカルな機構などがないこともあって、
商品寿命が長いのが特徴です。

街では時々4、50年前の車を見かけますが
明らかにそれらはレトロ趣味的に見えます。
しかし家具の場合、1920年代の初期のモダンデザインが
レトロとしてでは無く現代のモノとして存在しうるのは、
家具の持つデザイン性が他のモノと違う点があるからでしょう。
家具の面白さはこの点にあります。
それには使うに耐える品質とデザイン力が備わっていることが大切ですが。

良い家具の条件とは何ですか?と良く聞かれます。
そんな時は、使ってよく、眺めてよく、
長く自分の傍におけるものではないでしょうか、と答えます。
おじいちゃんから代々受け継がれるモノがあってよいと思います。
そこには人の歴史と思慕が内在されています。

着るものは毎日変わりますが、
家具はいつも変わらずに私達を迎えてくれます。
変わって良いものと変わらなくて良いものが混在して、
生活が成り立っているのでしょう。
いつも同じ顔で迎えてくれる家具に安らぎと包容力を感じてくれれば
その家の一員に認められたことになります。

また、家具を長く使い続けるためには、
表面の張地や塗装を時々お化粧直しをすることです。
新しい張り地で椅子をドレスアップすることは、
華やいだ気分にもさせてくれます。

天童木工は家具の修理、張替えはいつでも受け入れてくれます。
どこのメーカーでも自社の作ったものが長く使っていただいたことに、
感謝と誇りを感じているものだと思います。
価 格: 張地グレード別
V ¥63,315(税込)
A ¥65,835(税込)
B ¥68,355(税込)
C ¥73,395(税込)
S ¥73,395(税込)
D ¥78,330(税込)
E ¥83,265(税込)
L ¥123,795(税込)

ホームTable テーブル > 座卓(大・メープル) - 乾三郎




座卓(大・メープル) - 乾三郎
63,000円(税込)
誰もが必ず目にしたことがあるデザイン座卓。それは一人の技術者の工夫と思いやりから生まれました。その機能性とデザイン性の高さにより、今では世界で一番愛用されている座卓になりました。
デザイナー 乾三郎
素材/仕様 メープル
サイズ W121xD75.5xH33.5(cm)
配送料 2100円
現金・銀行振込でお支払いの場合は送料サービス

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乾 三郎(イヌイ・サブロウ)

乾 三郎(イヌイ・サブロウ)

乾 三郎(イヌイ・サブロウ)の詳細

乾 三郎(イヌイ・サブロウ) 1911年 台湾生まれる。

親が家具製造業を営んでいたため、小さい頃から製造に携わっていた。1933年22歳の時、知事の推薦で商工省工芸指導所に入所しここで成形接着技術を学ぶ。戦争中は電波探知部隊に属し電波についての知識を得る。終戦後は高周波電波による成形合板(プライウッド)の研究に没頭し、その後、プライウッドに注目し開発を始めていた天童木工に入社します。(後に工場長や常務を勤める。)

そこで高度なプライウッド加工技術を駆使し、柳 宗理の MoMA永久収蔵品『バタフライスツール』の製作に大きく貢献します。彼自身のデザインプロダクトは家具の輸出する際に梱包を小さくするために造られた分解式家具「プライチェア」を製作する。

彼はプライウッド一筋であくまでも技術屋という意識を持ち続け、デザイナーを影で支え続けました。1981年には座卓がGマークのロングライフデザイン特別賞を受賞しています。

飯田貴之建築設計事務所 様

お世話になっています。
寒波再度到来のため、寒い日々が続く今日この頃です。
下記項目2011.2.5打ち合せの内容検討後、一部変更をお願いします。
2011.2.14現在、下記項目の変更内容を添付メールしました。
確認お願いします。 

1.リビング和室のキャビネット一部変更について 
 前面扉のうち中央扉のみ取り付けしない。根拠は、常時ローディング式CDカセットの頻繁な出し入れの動作が想定されるため。資料 リビング和室001-A.pdf

2.洗面所の洗面器変更につて 
 TOTO L620に決定したい。LC520は底が浅いや水ためができない方式のため。機能を優先し天板幅の狭さもやむを得ないとする。 資料 洗面器選択例002.pdf

3.浄水器設置について 後付けとしたい。浄水器購入・工事はしない。
4.キッチン水洗変更について
 TOTO Hi-Gシリーズ TKHG31PR ?30,500とする 資料 003-A.pdf TKHG31PR.jpg
5.オーブンレンジ設置のため食器戸棚カウンター奥行きは50?にお願いします。

6.キッチン用ペンダント照明について 
   ヤマギワ ペンダントライト照明バリエーション「MINI」(P-036W) 品番 YA-C-P-036W
    資料リンク   004-A.pdf   ピクチャ 1.pdf  ヤマギワカタログ(Residential2010-11, P141)

7.浴室シャワー水洗について 
 TOTOサーモスタット付 Hi-Gシリーズ TMHG40WRとする。資料 004-A.pdf 
8.浴室・浴槽にバス水栓を設置したい。定価5万円upになるが仕方ない。
9.玄関北側外部用単水栓変更について
 ホースジョイントできる物であればよい。先端部の泡末なしものに選択一任します。
10.電話の親機の位置変更について
先日の打ち合せで食器戸棚カウンターに決定しましたがもとの提案通り、北側収納のマルチメディアポート下部(図面A-020 と-い-ほ)に変更する。
ADSL通信とする。各部屋に端末で接続できればよい。無線LANは使用しない。
   資料? A-020といほ.pdf
11.テレビアンテナ設置について
 ポールにアンテナ・配電盤ポストを設置するのか外壁の壁面なのか不明なので、今後の相談で決定する。現在は敷地内道路側にポールにアンテナ・配電盤ポストが設置されている。BSアンテナ・地デジ用アンテナ設置。
2011.2.5相談会 飯田設計事務所にて PM13:00~ 飯田・飯塚&田中
1.キッチン収納棚造作について 収納棚設計の棚設置変更図面のようなものににしてほしい。  資料図面 キッチン001.pdf
2.食器戸棚寸法について 頭の位置と動作の関係から上部戸棚は奥行き350?としたい。
下部の食器棚は450?としたい。資料図面 キッチン食器棚側面002.pdf
3.食器棚追加について  抽斗を4箇所追加 詳細な設計デザインについては指定しません。
4.北側収納について 西側収納棚(書籍)を図面のように追加をしたい。すべて可動棚とし、収納の高さを5分割した棚の設置をしたい。資料 北側収納棚-1.pdf
5.北側の東側収納について 両サイドにハンガーを設置する。 両サイドの可動棚の高さは
650?とする。 資料 北側可動棚-2.pdf
6.洗面室について 洗面用棚の設置をする。可動棚とする。図面のようなイメージ図になればよいか。棚の素材は防水のものとする。?洗面用棚設置001.pdf 
7.洗面側収納棚の設置について 縦350 横310程度の収納棚を設置する。下には物干バーを取り付ける。鏡はできるだけ広めのものにしたい。洗面器・混合栓は別紙参照 洗濯機の幅は最大750とします。  資料 洗面側物入設置002.pdf
8.洗面脱衣室可動棚は、可動棚4カ所設置とする。資料 ?洗面脱衣室可動棚003.pdf
9.トイレの可動棚は、可動棚4カ所設置とする。便器は、当日打ち合せで確認します。
TOTO製品のネオレストの予定   資料 トイレ可動棚001.pdf
10.洗面室 洗面器・混合栓の洗濯について 洗濯機と部屋の幅を考慮してアンダーカウンター式を設置したい。尚、洗面台との接触部分による防水工事を適切に行う配慮が必要と思われます。このへんのところも確認したい。もし不可能の場合は別なものを洗濯したい。  資料 ?洗面器選択例.pdf
11.ガスレンジ リンナイ2口のもの 当日指定したい。東部ガスプラン提案内容について検討するためパンフレットでは、ノーリツシリーズの型番・機能性(オート・フルオートの違いどちらか不明)限特別定価格の詳細内訳不明など判断する材料が不足。打ち合せまでに詳細な明細があるとよいです。
12.前回に提出したデータが図面(E-001)になかったため、設置図面を再度確認願います。
コンセント2箇、TV端子1個を追加する。キッチンのコンセントは流し天板より立ち上がりの位置で東側方向へ差し込む。寝室テレビ端子を追加する。新 カウンター下にコンセント  を追加する。 資料 コンセント.pdf
13.リビング和室のキャビネット設置について 荷重の問題はないか、扉によってリモコンセンサーの赤外線は通過しない 可動棚に設置する。TV端子アンテナ・コード・コンセント・モジュラージャックなどの整理の配慮 
14.駐車スペースの変更 車両をバック方向で駐車し安全な発進をするようにする。自家用車2台配置できるよにする。そのためベランダを一部削除する。資料 駐車スペース.pdf
15.キッチン設計参考資料
キッチン調味料収納扉寸法及び画像 資料 ?<a href="http://agata107.sakura.ne.jp/242/box-1.jpg">box-1.jpg</a>  ?<a href="http://agata107.sakura.ne.jp/242/box-2.jpg">box-2.jpg</a>
16.今後の予定計画についてお尋ねしたい。
・見積に関して工務店との打ち合せについては、複数業者約1ヶ月今まで相見積)と事務所方針に明記されています。中立的公正な契約が必要と思われます。後に疑問が残る対応は回避したい。
・選定工務店の指名入札の明確化をお願いしたい。
・工務店との契約予定を知りたい。委託側の顔が見えることが信頼性につながる。
・工務店(優良工務店)の人材の技術面・品質の完成度・信頼度・誠実さなど第三者側の観点が必要と思われる。
参考:飯田貴之設計事務所概要より 
工務店に見積もり依頼
1)特定業者見積もり
2)複数競争業者見積もり(平均2、3社)
約1ヶ月
見積もりの分析、報告、調整
(見積もりの内容を分析の上、分かり易くご説明致します。概算見積もりと大幅な価格差が生じる場合もあります。その後、必要により金額の調整を行います。)
2011.2.5相談会 飯田設計事務所にて PM13:00~ 飯田・飯塚&田中
1.キッチン収納棚造作について 収納棚設計の棚設置変更図面のようなものににしてほしい。  資料図面 ?キッチン001.pdf
2.食器戸棚寸法について 頭の位置と動作の関係から上部戸棚は奥行き350?としたい。
下部の食器棚は450?としたい。資料図面 ?キッチン食器棚側面002.pdf
3.食器棚追加について  抽斗を4箇所追加 詳細な設計デザインについては指定しません。
4.北側収納について 西側収納棚(書籍)を図面のように追加をしたい。すべて可動棚とし、収納の高さを5分割した棚の設置をしたい。資料 ?北側収納棚-1.pdf
5.北側の東側収納について 両サイドにハンガーを設置する。 両サイドの可動棚の高さは
650?とする。 資料 ?北側可動棚-2.pdf
6.洗面室について 洗面用棚の設置をする。可動棚とする。図面のようなイメージ図になればよいか。棚の素材は防水のものとする。?洗面用棚設置001.pdf
7.洗面側収納棚の設置について 縦350 横310程度の収納棚を設置する。下には物干バーを取り付ける。鏡はできるだけ広めのものにしたい。洗面器・混合栓は別紙参照 洗濯機の幅は最大750とします。  資料 ?洗面側物入設置002.pdf
8.洗面脱衣室可動棚は、可動棚4カ所設置とする。資料 ?洗面脱衣室可動棚003.pdf
9.トイレの可動棚は、可動棚4カ所設置とする。便器は、当日打ち合せで確認します。
TOTO製品のネオレストの予定   資料 ?トイレ可動棚001.pdf
10.洗面室 洗面器・混合栓の洗濯について 洗濯機と部屋の幅を考慮してアンダーカウンター式を設置したい。尚、洗面台との接触部分による防水工事を適切に行う配慮が必要と思われます。このへんのところも確認したい。もし不可能の場合は別なものを洗濯したい。  資料 ?洗面器選択例.pdf
11.ガスレンジ リンナイ2口のもの 当日指定したい。東部ガスプラン提案内容について検討するためパンフレットでは、ノーリツシリーズの型番・機能性(オート・フルオートの違いどちらか不明)限特別定価格の詳細内訳不明など判断する材料が不足。打ち合せまでに詳細な明細があるとよいです。
12.前回に提出したデータが図面(E-001)になかったため、設置図面を再度確認願います。
コンセント2箇、TV端子1個を追加する。キッチンのコンセントは流し天板より立ち上がり   の位置で東側方向へ差し込む。寝室テレビ端子を追加する。新 カウンター下にコンセント  を追加する。 資料 ?コンセント.pdf
13.リビング和室のキャビネット設置について 荷重の問題はないか、扉によってリモコンセンサーの赤外線は通過しない 可動棚に設置する。TV端子アンテナ・コード・コンセント・モジュラージャックなどの整理の配慮 
14.駐車スペースの変更 車両をバック方向で駐車し安全な発進をするようにする。自家用車2台配置できるよにする。そのためベランダを一部削除する。資料 ?駐車スペース.pdf
15.キッチン設計参考資料
キッチン調味料収納扉寸法及び画像 資料 ?box-1.jpg  ?box-2.jpg
16.今後の予定計画についてお尋ねしたい。
・見積に関して工務店との打ち合せについては、複数業者約1ヶ月今まで相見積)と事務所方針に明記されています。中立的公正な契約が必要と思われます。後に疑問が残る対応は回避したい。
・選定工務店の指名入札の明確化をお願いしたい。
・工務店との契約予定を知りたい。委託側の顔が見えることが信頼性につながる。
・工務店(優良工務店)の人材の技術面・品質の完成度・信頼度・誠実さなど第三者側の観点が必要と思われる。
参考:飯田貴之設計事務所概要より 
工務店に見積もり依頼
1)特定業者見積もり
2)複数競争業者見積もり(平均2、3社)
約1ヶ月
見積もりの分析、報告、調整
(見積もりの内容を分析の上、分かり易くご説明致します。概算見積もりと大幅な価格差が生じる場合もあります。その後、必要により金額の調整を行います。)
木造免震住宅?外壁下地と内部壁下地の施工
 木造免震住宅の外壁下地と内部壁下地の施工が進められています。
 外壁は窯業系のパネル貼りに吹き付け塗装を行う「大壁工法」を採用しました。パネルとパネルの間のジョイントを処理していきます。
 まずは一次工程のジョイント部の下地処理、上に処理するパテの付きを良くする「プライマー」を塗布します。このプライマーはパネルとパネルが動いたときに割れない様に弾力性があるものです。
 次にジョイント部分に「寒冷紗テープ」を貼り、パテを施工します。寒冷紗によりパテの付きを良くしクラックの防止になります。
 一回目のパテが乾いたところで表面を紙やすりで平滑にして、一回目のパテより広い範囲に2度目のパテを施工していきます。状況によりこれを何度か繰り返します。
 今回の外壁吹き付け塗装材料は「アイカ ジョリパット」を採用しました。パネルの大壁工法の認定材料となっています。
 内部の壁には塗り壁下地の石膏ボード(PBプラスターボード)を貼っていきます。
 天井より上の内壁部分にも石膏ボードを貼ります。ほとんどの防火地域の指定の無いところは建築基準法の22条地域と呼ばれる地域に指定されています。屋根や壁がお隣などの火災で延焼しないような防火材料を使用することを求められています。そして、外壁の内側、つまり天井の裏の部分もこの規定により石膏ボードなどの不燃性の材料を貼るように規定されています。
アルミサッシ デュオPG 縦すべり出し窓 呼称03611

参考画像(実際の商品と縦横比が異なります)

メーカー トステム
シリーズ デュオPG(アルミサッシ・複層ガラスタイプ)
品種 縦すべり出し窓
呼称 03611
サッシ寸法 W405xH1170
商品内容 ・本体
(網戸はオプションになります)
オプション
(別売)
・横引きロール網戸
商品状態 ガラス入り完成品にてお届けいたします。
納期 (4)区分

備考 規格外寸法や出品商品以外のトステム商品もお見積もり致します。
また、同時に複数商品をお買上げの方には、さらに値引致します。
予め、商品についての問合わせ欄、もしくはメールにてお問合わせ下さい。



商品カラーとガラスの選択


開き勝手


眠たくなったらベッドからそのまま消灯。それってすこし優雅な気分ね。
お客様の声を見るでんき設備のご採用フローチャート

とったらリモコンとったらリモコン「特長」

スイッチを外せばリモコン、良いアイディアだわ。

普段はフラットで押しやすい壁スイッチだけど、外せばリモコンに早がわり。ベッドサイドまで持っていけるので、あかりを消したくなったらそのまま手元で操作。わざわざベッドから出ていく必要はありません。

普段は押しやすい壁スイッチ 
普段は押しやすい壁スイッチ
外せばリモコンに!
うっかりあかりを消し忘れても、自動で消灯してくれるのね。

あらかじめ設定された時間がくると自動であかりをOFF。おやすみ前にセットして
おけば、ベッドで読書をしているうちに、そのまま眠ってしまっても大丈夫です。

遅れ消灯機能付発信器

遅れ消灯機能付
発信器

照明器具は好きなものを選べるのかしら?

シャンデリアやダウンライト、ブラケットなど、さまざまな照明器具をリモコン操作可能。お部屋のインテリアにあわせて自由なあかり
が選べます。

ダウンライトブラケット

※ ご使用いただけるLED照明の最新情報については、こちらの「調光スイッチの調光可能型LED照明器具(LED電球を含む)接続台数表」をご覧ください。

「スイッチ・コンセント」の商品についてのアンケートにご協力をお願いします。

商品情報

[LED調光]とったらリモコンとったらリモコン(2線式・親器・3路配線対応形)
WTC56712W

プレート WTC7101W

希望小売価格 11,510円(税抜)
※組み合わせ合計価格です。

クリックするとアイコンの説明ページが別ウインドウで開きます。
気に入った設備を

設置したい場所にチェックしてボタンをクリックするだけ!リスト化されるので後でじっくり検討できます。

とったらリモコンとったらリモコン(3線式、ON・OFFタイプ)
WTC56318W

プレート WTC7101W

希望小売価格 5,810円(税抜)
※組み合わせ合計価格です。

クリックするとアイコンの説明ページが別ウインドウで開きます。
気に入った設備を

設置したい場所にチェックしてボタンをクリックするだけ!リスト化されるので後でじっくり検討できます。

とったらリモコンとったらリモコン(2線式、ON・OFFタイプ)
WTC56219W

プレート WTC7101W

希望小売価格 5,910円(税抜)
※組み合わせ合計価格です。

[リニューアルにもおすすめ]

クリックするとアイコンの説明ページが別ウインドウで開きます。
気に入った設備を

設置したい場所にチェックしてボタンをクリックするだけ!リスト化されるので後でじっくり検討できます。

他の商品を選ぶ

こまめにスイッチ

かってにスイッチ

消灯タイマ付EEスイッチ

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ラフィーネアシリーズ・グレーシアシリーズ

表札と門柱

表札.jpg

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ホーム製品紹介門柱一覧>商品詳細

商品詳細

フェイス430
奥行き65mmの薄型機能門柱。 薄型なのに手作り感のある吹きつけ仕上げ。デザインポストもすっきり収まる。
フェイス430

品 名
フェイス430
基本品番
GW−FC430(本体品番)
本体価格
¥68,000(税抜)
標準色品番
WH(ホワイト) GR(グレー)
BR(ブラウン) BK(ブラック)
サイズ
H1350(全高1620) W430 D65
重 量
42kg(本体のみ)
素 材

本体/GRC(ガラス繊維強化セメント)製
複層左官材吹付け仕上げ

背面パネル/アルミ

備 考
インターフォンは別売りです。
センタートレイはオプションです。

上記の場合のセット価格(インターフォン別途)
¥172,800(税抜) l ¥134,900(税抜) l ¥166,800(税抜) l ¥159,100(税抜)

薄型門柱
コンクリート製でありながら薄さ65mmを実現。アルミ門柱よりも手作り感があり、現場施工にはできない薄型門柱を提案致します。

標準カラー4色
フェイス標準色はホワイトー、グレー、ブラウン、ブラック4色から選べます。また、色指定していただければ特注色も承ります。(別途料金がかかります。)

吹付け仕上げ
表面テクスチャーはあたたかみのある複層左官材吹付け仕上げです。

背面
本体裏はステンレスのふたがあり、施工性を考えた脱着タイプになっています。

オプションセンタートレイ
オプションでセンタートレイを取り付ければ、花台にできます。

商品名
フェイス430センタートレイ

品 番

GW−FCCT
サイズ
W155×H25×D165
素 材
ステンレスヘアライン
価 格
¥7500(税抜) 
フェイス図

門柱商品一覧へ戻る>

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浴室塗料
子供がなめることのある部分や、浴室など成分が体に付着したり口に入る個所にも安心して使えます。

用 途 クリアー(下地塗装用)
木材内装用全般、壁材、フローリング、天井、
柱、ドア、家具、その他の下地塗装
缶のサイズ 0.75リットル、2.5リットル
塗装面積 2.5リットルで約25〜30?の塗装ができます。
※塗装面積は、木地の仕上げ面に左右されます。
 また、木の種類によっても異なります。
オスモカラー ウッドプロテクター#4006は、防虫、防腐性能を有しながら人体に有害な薬剤を含まない防カビ塗料です。もちろん、溶剤には匂いもなくベンゾールも含まない、薬用アルコールと同等のものを使用しています。
このため厚生省告示第20号(食品の容器及び材料)の材質試験、第257号の溶出試験に合格しており、人体に無害なことが証明されています。子供がなめることのある部分や、浴室など成分が体に付着したり口に入る個所にも安心して使えます。
また、防カビ性能についてはJISZ2911(カビ抵抗性試験方法)7,塗料の試験によって証明されています。
ウッドプロテクター#4006は下地塗装用です。乾燥後はエキストラクリアーやウッドワックスを塗装してください。
なお、浴室など水が当たる部分では3〜6ヶ月毎に塗布をしてください。
商品名
容量
Web特価
ご注文
ウッドプロテクター#4006
0.75L 5,273円
数量
ウッドプロテクター#4006 2.5L 16,017円 数量



浴槽の変色防止にも安全で効果的です







用 途 クリアー(下地塗装用)
木材外装用全般の防虫、防腐、防カビ用(ただし静電気
負荷を受けていないもの、及び地面に接触していないもの)
屋内には使用しないでください 下塗り専用
缶のサイズ 0.75リットル、2.5リットル
塗装面積 2.5リットルで約15〜20?の塗装ができます。
※塗装面積は、木地の仕上げ面に左右されます。
 また、木の種類によっても異なります。
オスモカラーWR(ウォーターレペレント)は、無色の外装用木材の保護塗料です。青カビ、腐れ、虫食いなどの動植物ペストに対する予防的防虫、防腐剤として効果を発揮します。
また色は無色で使用中の匂いはわずかしかなく、乾燥後は全く無臭です。
オスモカラーWR(ウォーターレペレント)は、防虫、防腐剤などの有害な成分を含んでいます。木材の防虫、防腐などが必要な時のみに使用してください。
商品名
容量
Web特価
ご注文
WR(ウォーターレペレント)
0.75L 4,374円
数量
WR(ウォーターレペレント) 2.5L 12,549円 数量

木の浴室のお手入れ

年月を経て飴色に変化した無垢の床
壁・天井にさわら材を使用した浴室

浴室の壁の仕上げに無垢材のサワラを使用しています。この浴室で使用しているサワラ材にも定期的な塗装が必要です。塗装の時期は 1 年に 1 度くらいがおすすめですが使用環境などによって変わりますのでお気軽にご相談ください。さてこの浴室の塗装ですが実はお客様自身でも簡単お気軽に塗装していただくことが出来ます。

準備するもの

年月を経て飴色に変化した無垢の床塗料・塗料を入れる皿・刷毛・養生テープ・新聞紙・などなどそれではお風呂の塗装を紹介します!
お風呂の壁の仕上げに木(さわら材)を使用しています。 『カビは生えないの?』と言う質問をよく受けますが・・・ 答えは・・・生えます! えっと思われると思いますが何もしなくなれば必ず生えてきます。 ということでカビが生える前に撥水塗装して防ぎます。
用意するものはこちら!とくに塗料と養生について説明をしときます。 『ノンロット クリーン』
これは木質用の撥水材になります。
極力身体に害となるものは省かれていますので安心して使えます。
とはいっても飲まないで下さい。もちろん ☆☆☆☆ です。
ここで間違えないでほしいのですが
木が呼吸できなくなるような油性のペンキなどは絶対に塗らないで下さい。
あくまで木の繊維に浸透する塗料を選ぶのがベストです。(含浸性塗料と言います)
これは板塀の塗装も同じです。板塀は外部なので『キシラデコール』や『ノンロット(外部用)』という塗料がおすすめです。
(外部用塗料は防腐剤が添加されています。室内では絶対に使用しないで下さい。)

養生テープ

これはホームセンターなどの塗装コーナーで様々なものが置いてあります。
おすすめはテープとビニールが一体になっているものです。
実際に養生テープを張ると・・・

塗料・塗料を入れる皿・刷毛・養生テープ・新聞紙・などなど

右の写真のようになります。 簡単に養生できますのでぜひお使い下さい。塗装の際にはどの場面でも大活躍します。 マスキングテープも使うとあなたの養生は完璧です。リモコンやシャワー器具などはマスキングテープにて養生しましょう。 『塗装は養生で決まる!』 です。 養生がしっかりしていれば子供でも塗装は可能です。
しっかりとお手伝いさせましょう!

塗ってみましょう!

よいしょ!よいしょ!よいしょ!それではさっそく塗りましょう! この塗装は色ムラがあまり気になりませんので一生懸命塗りましょう! 塗装しないで3、4年もすると木の表面がカサカサになります。 とくに水があたる場所はカサカサになります。 天井付近はまだ大丈夫そうです。 カサカサしている部分に重点的に塗ります。 人間のお肌と一緒で塗装することで潤いをあげましょう! カサカサの木の表面に艶がでてきました。木が喜んでいるように思えます。 塗装完了!3-4 時間後にもう一度塗ると効果大! 朝から塗れば夕方には乾くと思いますが・・・ 今日は家族みんなで銭湯に行きましょう!これが一番おすすめです。 で塗ると愛情が沸いてきますよ。

上棟式の基礎知識

上棟式の略式

最近の家づくりでは、上棟式を行わない方が多くなってきています。特にハウスメーカーでは20棟のうち1棟程度しか上棟式は行われていないそうです。

さらには、上棟式さえも昔のように神主を招き、屋根の上で神事を行い、その後は親戚・ご近所一同を集めての餅撒きやら直会(なおらい=宴会)となる本上棟まで行う方は、ほぼ皆無となっています。

つまり、現在の上棟式は略式で行うことがほとんどで神主さんに来て頂くことは少なく、棟梁や現場監督が司会をして式を進めることがほとんどです。

私が子供の頃はよく上棟式の餅やお菓子、五円玉をひろって喜んでいましたが、最近ではそういった風景を見ることがありません。これも時代の流れなのでしょうが少し寂しいですね。

本儀上棟式は下記のように行われます。(地域により内容は異なります。)

1:着座(ちゃくざ)

2:修祓(しゅうばつ)

3:降神(こうしん)

4:献饌(けんせん)

5:大祓詩奉唱(おおはらいしほうしょう)

6:祝詞奉唱(のりとそうじょう)

7:清祓い(きよはらい)

8:槌打の儀(つちうちのぎ)

9:玉串奉典(たまぐしほうてん)

10:撤饌(てっせん)

11:昇神(しょうしん)

12:退下(たいげ)

このように本儀の上棟式は大変そうですし、費用も100万円を超えることもあるようです。
確かにこれでは一般住宅の上棟式では行われないのも納得できますね。

略式という簡単な上棟式

神職にはお願いせず、棟木があがったあと、棟札をあげ祭壇を設け、棟梁が祝詞を奏上し拝礼する、それに続いて施主及び参列者が拝礼します。神饌物(お供え物)は簡単な物を準備する。また、簡単に上棟式を行うために上棟セットを準備する方も多いようです。

上棟式セット

たとえば下記のように省略した上棟式を行います。

1:棟梁の手で棟木のテッペンに吹流し等の飾り物を上げます。

2:祭壇に御幣・枡を飾り、神饌物を飾ります。

3:棟梁が建物の四隅の柱に水・塩・米・酒をまいて建物を清めます。(四隅に餅を撒く場合もあります。)

4:棟梁の祈願の後、続いて建主さんや関係者が祭壇前で二礼二拍一礼で祈願します。

5:撒餅、撒銭等が用意してある場合は、集まった人たちに撒きます。

このように簡単な上棟式を行います。これであれば上棟式費用は20万円ほど、上棟式にかかる時間は20分程度です。(直会は除く)

結局、現在の上棟式は昔のように完成までに災いが起きないように願いをこめて行なうものではなく、工事関係者に気持ちよく仕事を進めてもらうためのもてなしの意味がとても強くなっているという事になります。

上棟式にかかる費用

上棟式をおこなう際には、いろいろな費用が発生します。一番費用のかかるものは「ご祝儀」ですが、これ以外にも上棟式では費用が必要となります。

上棟式にかかる費用は、上棟式の規模にもよりますが、盛大な上棟式や宴会を行えばそれだけ多くの費用がかかります。

一般的には10万?30万位かかります。しかし、これも絶対的な金額(費用)ではないので、自分の予算にあった方法をとるのが大切です。

上棟式

ご祝儀の金額は地域や施工会社によっても異なりますので施工会社などに一度相談して確認しておくと不安解消にもなります。(会社によってはご祝儀を断る場合もあります。)一般的には、棟梁が2?5万円程度。その他の職人さんが5千円?1万円位が相場といわれています。

一般的な上棟式費用と項目

1. 棟梁へのご祝儀:2万円?5万円

2. 大工さん(棟梁以外)へのご祝儀:5千円?1万円

3. お昼のお弁当:1千円?3千円程度を人数分

4. 直会(宴会)での料理:1万円?2万円(人数により変わります)

5. お茶、ジュース、宴会でのビールやおつまみ等:1万円?2万円(人数により変わります)

6. 午前10時と午後3時のお茶だし(菓子など):数千円程度(人数により変わります)

7. ご近所への挨拶の品:2千円?3千円程度を件数分

8. 引き出物・折り詰めなど:2千円?6千円程度を人数分

9. 神饌物で施主が用意するもの:数千円(塩、お神酒、米など)

10.吹流し:3千円?6千円

11.上棟式セット:3千円?8千円

12.必要であれば、「するめ」と「昆布」も準備:1千円程度

※撒餅を行う場合は、餅、5円玉、お菓子などで4千円?5千円程度必要になります。(撒く餅の量によります)
※神主さんを招いての正式な式では、神主さんへのお礼も必要となります。(1万?3万程度で十分かと思います)

上記のように上棟式を行うための費用は少なく見積もっても10万円は必要となりそうですね。
ただし、上記12項目、全てを行う必要はありません。この12項目の中から必要ないと思う項目は省いてかまいません。

しかし「ご祝儀」、「お昼のお弁当」、「休憩時のお茶だし」、「神饌物」、「吹流し」、「上棟式セット」は必ず準備しておいた方が良いです。それ以外は必要に応じ行うと良いですね。

注意点

上棟式の行われ方は、地域や施工会社により内容が異なる場合が多いので必ず確認・相談しておきましょう。(余計な出費と失敗を避けるために必要です。)

地域によっては、ここで紹介した項目以外にも費用が発生することもあるかと思いますが、上棟式を行う際の参考にして頂ければ幸いです。

ブラケット(人感)

壁直付型 白熱灯 ポーチライト 防雨型・FreePaお出迎え・段調光省エネ型HomeArchi(ホームアーキ)
非表示にする
光源種類 白熱灯
光源総W数 40
ランプ表記 40形ミニクリプトン電球1灯(110V用)(E17)
ランプ 適合ランプ 安定器 消費電力 : 31 W
寸法 最小 115 mm
最小 115 mm
出しろ 最小 155 mm
質量 1.0 kg
おすすめ部位 ポーチ
仕様・備考・注意事項 など
非表示にする
仕様 構成部品 構成部品名 下面ポリカーボネートカバー
仕上 透明つや消し
構成部品 構成部品名 アルミダイカスト
仕上 オフブラック
備考 機能補足 NaPiOn・明るさセンサ付
点灯方式 壁スイッチ切替(センサ←→連続点灯)
機能補足 センサ可動範囲〔全方向20度〕
機能補足 点灯照度調整機能付
注意事項 取付禁止 ボックス取り付け不可
取付禁止 写真方向以外取り付け不可
機能特長
非表示にする
機能特長 ecoideas あかりのエコアイディア
ecoideas eco ideas FreePa照明器具
センサ センサ
商品機能 防雨型
商品機能 ツマミネジ方式
その他機能 段調光省エネ型
その他機能 HomeArchi  GoodQuality
その他機能 FreePaお出迎え
画像リスト
非表示にする

画像をクリックすると拡大します。

  • 商品本体メイン画像
姿図CAD
非表示にする

図面ファイル:LGWC86467BK

LGWC86467BK

洗面照明

オーデリックでは、CO2削減のために、白熱灯より消費電力の少ない、蛍光灯商品をおすすめしています。灯数の多いシャンデリア等では、特に大きな省エネ効果が得られます。洗面照明 
長寿命=メンテナンス回数を軽減し、省資源につながります。
少ない消費電力で明るい=必要な明るさをより少ない電力で得られ、CO2削減につながります。

senmen.jpg
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ライティングダクトレール
ライティングダクトレールの特長

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施工上の注意

■ 設置場所の制限について【内線規程3150節での規定事項】

ライティングダクトレールは、乾燥した屋内の露出場所及び点検できる隠ぺい場所に施設することができます。
ライティングダクトレールは、造営材(壁、床、天井など)を貫通して施設しないでください。
ダクトの開口部は下に向けて施設してください。上向き取付はできません。横向き取付には制限がありますので、厳守の上、ご使用ください。
ライティングダクトレールの終端部はエンドキャップを取り付けて閉そくしてください。
ライティングダクトレールを人が容易に触れるおそれがある場所に施設するときは、電源側に漏電遮断器(定格感度電流30mA以下、動作時間0.1秒以内のものに限る)を施設してください。
4mを超す(通電部分)長さでライティングダクトレールを施設する場合は、D種設置工事をしてください。

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ワイヤー吊りなどの不安定な施設には使用しないでください。
■ 壁面・傾斜面に設置する場合の注意事項について
壁面、傾斜面に施設する場合、必ず別売のライティングダクトレールカバーをご使用ください。
壁面に取付けたライティングダクトレールには、ライティングダクトレール壁面取付可能型スポットライトを使用してください。

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■ 回路の構成例とレールの極性について
(基本構成例)

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T型ジョインタ(左、右)やL型ジョインタ、逆L型ジョインタは、内部の配線が異なります。極性の連続性が保てるように回路を構成してください。

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■ レール施工時の器具重量について
●直付/埋込
付属ネジを50?間隔で取付けた場合、レール1m当り器具の総重量18kgまでご使用になれます。

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●施工パイプ吊
パイプ吊具の取付間隔は標準を1m、器具の総重量18kgまで、最長1.5mの場合は総重量10kgまでご使用になれます。

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レール構成例

ジョインタの組み合わせで、スペースのレイアウトに合わせた様々な回路を構成する事ができます。

T形ジョインタ(右)LD0235(B/S)、(左)LD0236(B/S)や、L形ジョインタLD0234(B/S)、逆L形ジョインタLD0250(B/S)は、内部の配線が異なります。極性の連続性が保てるように回路を構成してください。

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田中 利重 様

 ヤマギワ様の器具品番ご連絡ありがとうございます。
仕様がわかりましたので、回答申し上げます。

 このペンダントライトをライティングダクトレールLD0212
に接続する場合は、レール用引掛シーリング「LD8010」を
お買い求め頂きますと取付可能になります。

 よろしくお願い致します。

オーデリック株式会社 カスタマーサービス
              佐々木 章男
     tel 03-3332-1123
     fax 03-3332-1412
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用引掛シーリング LD8010
■ライティングダクトレール用引掛シーリング
■取付可能器具重量5kgまで
■ワイヤーペンダント取付時は、LD8001・8002をご使用ください。
この商品の仕様詳細
主要項目
商品名 ライティングレール用引掛シーリング LD8010
型番 LD8010
JANコード 4905090086414
メーカー オーデリック (メーカーホームページ
メーカー希望小売価格(税込) 861円
機能項目
オフホワイト

吊り引き戸 完成 -- 吊り引き戸

一人で悪戦苦闘すること2時間。戸を取り付けることができました。(^_^)v

まず、レールを木ネジで固定した後、戸を吊って不具合がないか確認しました。
扉が無事に動くことを確認して、ホッ とひと息。

下側に、ガイド(小さなL型の金具)を取り付け、戸下面の溝に入れました。

嬉しいので、何度も戸を動かして確認しました。
      

クローゼット内部から撮影した写真です。

ロフト室内から撮影した写真です。

戸と壁のデザインを合わせています。
ややノッペリした感じになっています。
これはこれで控えめな僕の性格とマッチして、気に入っているのですが、壁と異なるデザインの戸にしてアクセントを付けても良かったかもしれません。

当然のことですが、昼間、戸を閉めると、天窓からの光が無くなるのでロフト内側は暗くなります。

普段は、戸を開けた状態にしておきます。
このようにしておきたかったので、引き戸を選択しました。

戸一枚に3週間くらい掛かってしまいました。
まぁ、素人が作った戸ですので、精度が悪いなど細かな部分で気に入らないところもありますが、満足しています。
同じ戸をもう一回作れば、更に良い戸ができると思います。(同じものを作る予定はありませんけど・・・)
あとは、戸が反らないことを祈っていますが、どうなることやら分かりません。(しばらく様子を見ることにします。)

今日で、吊り引き戸は完了です。
連日のお付き合いありがとうございました。m(_ _)m

ロフトに放置してある端材や工具を片付けて、次のことを考えます。

上吊式引戸金具取り付け(リカバリー) -- 吊り引き戸

今回選んだのは、ATOM製 上吊式引戸金具 NSD システムです。
車輪は金属ベアリング入り。木加工不要で、戸の上面に直付けして取り付けます。戸を吊ったままの状態で専用工具(NSD-601)により上下調整ができるとのことです。

下の黒っぽい金具を戸の上面に3本のネジで固定します。

戸の厚さは32mmですが、5.5mmのベニア板と11mmの壁板が入るため、上の桟は15.5mmしかありません。しかも中心からずれているので、上部の桟にネジ止めすると、桟が割れそうです。
ドリルで下穴を開けて、1本ネジを止めていたら、上の桟から「ペキッ」といういやな音がしたので中止していたのです。

今日は、ドリルで下穴をΦ4,2mmまで大きくして、M4なべ頭の60mmビスを買ってきました。木ネジ止めを諦めて、ナットで固定することにしました。
ワッシャ、スプリングワッシャとボルト2個で固定しています。
なんとか、リカバリーできて助かりました。

一番上の壁板は、割れ等を想定して固定していなかったので、助かりました。

一番上の壁板だけは、木工ボンドを使用せず、釘で固定して、万一の時に板を外してメンテナンス可能としました。

なんとか、扉が完成しました。完成重量は15kgです。
先ほど息子と2人でロフトまで運びました。

明日は、レールを取り付けて、完成を目指します。

引き手を付けました -- 吊り引き戸

吊り引き戸も、やっと終わりに近づいてきました。

ATOMから「上吊式引戸金具 」と共に「引き手」も届きましたので、取り付けました。トリマーで溝を掘り、溝部をノミで簡単に仕上げた後、ネジ止めするだけです。

表面側は、レモンゴールド、裏面は、シルバーを選びました。
共にステンレス(SUS304)の安価なものですが、戸らしくなってきました。

最後に吊り車に取り付ける金具を戸の上部に取り付けようとして、ミスに気付きました・・・・・・(・・・トホホのホッ・・)。

金曜日の夜、リカバリーしようと思います。

金具類が届きました -- 吊り引き戸

吊り引き戸に使用する「レール」「吊り車」「下部ガイド」「ストッパー」「引き手」などが届きました。
月曜日の夜にネットで注文したら、水曜日に届きました。早くて楽チンですね。

レールの右にあるのは杉の白太(未乾燥)で、レールの緩衝材になっていました。

実は、戸袋の寸法を1825mmを1815mmに間違えていて、レール(1820mm)が取り付かない寸法で、どうしようかと気になっていました。
この10mmの間違いの影響が大きくて、戸袋に戸が入った寸法も余裕がなくなり、戸自体もシビアな寸法設定になってしまいました。

レールは予想していた通り、アルミの押し出しなので、7mm切断することにしました。
切る工具は「金切り鋸」しかありませんので、慎重に切断しました。

なんとか、取り付け可能な寸法に変更できました。
前から気になっていたことが、一つ解決できて幸せです。

扉の表面 -- 吊り引き戸

扉の表面に貼る板を運びました。
壁に貼った板と同じものです。(笑)

4枚ほど作り、仮置きして様子を見ました。

なんとか予定通り行けそうなので、必要枚数の44枚を切り出し、鉋を掛けて仕上げました。
ノンビリ加工していたので時間がかかってしまいました。

真鍮釘を打って固定する予定でしたが、気分が変わり接着することにしました。
ボンドを塗って、板を置いていきます。

またまたこの状態になってしまいました。
こうなってしまうと、何も他の作業ができません。(他の場所で組立てたら良かった・・・・・。鉋も研ぎたかったけど、今夜は作業場所が無く、あきらめました)

土曜日は会社の旅行で岐阜県(高山市、郡上八幡)に行ってました。
日曜日の空いている時間で作業したため、戸を完成させることができませんでした。
次の休日に完成できるといいな。

ビシッと決めたいけど・・ -- 吊り引き戸

連夜、戸作りに励んでおります。アドバイスありがとうございます。
気分だけは、なんと言われようとも建具職人です(笑)。

ベニア板が上下方向に飛び出ているので、手鋸で切って、鉋で仕上げました。
ベニア板の木口?を鋸で切ったり、鉋を掛けると表面がムシレてしまうので苦手だったのですが、鉋が切れることや最初に毛引きで繊維を切ってから作業したので、ビシッと決まりました。

問題は、下の写真。
框の面とベニア板は面一になる予定でしたが、ベニア板のほうがわずかに(0.2mmくらい)飛び出ていました。アチャ?(>_<)。
わずかな段差でも、手で触れると気になります。
調子に乗って框を仕上げるとき削りすぎてしまったようです。

仕方なくベニア板の表面に鉋を掛けて調整することにしました。

削った所だけ、光沢が出てしまいます。
削った後、荒いペーパーを掛けて光沢をなくしました。

ビシッと決まった・・・ように見えますが、簡単そうで、なかなか難しいものですね。

裏板接着中 -- 吊り引き戸

毎晩、短時間ですが、コツコツ作業を進めています。
とりあえず、芯材部分に木工ボンドを塗布しました。
ボンドの適量が分からなかったので、多いめに塗布しました。

気が付けば組子部分にボンドが垂れていました。 多すぎ多すぎ・・・・

そして、裏板(ベニア合板5.5mm)を置いて、プレス・・・・

やりました・・・・・・・・・・・・(笑)

工房にある全てのクランプを周囲に使用して、拾ってきた机の天板に重量のあるものを探してきて(ボール盤、ベルトサンダー)ウエイトとして置きました。

あまり長時間プレスしないほうが良さそうなので、3時間でクランプなどを外しました。

次は、今回接着した裏面を仕上げます。

手鋸で作業 2 -- 吊り引き戸

あ?、僕は木工に関しても勉強不足で、知らないことが多すぎと感じます。
あまり役に立たないブログを恥の上塗りするように書いていますが、見るに見かねて、色々教えていただくことができて感謝しています。(ネット万歳!です)

色々ありますが(笑)、完璧を求めた扉でもないのでこのまま進めちゃいます。
裏板を持ってきました。
これまた、何を思ったのか厚さ5.5mmもあるのを購入(爆)。たぶん3?4mmくらいが適切なのでしょうね。(また間違ってるかも・・・)

縦方向に8mm切らないといけません。僕のコントソーでは危ないと思い、手鋸で切って、鉋で仕上げることにしました。

意外と簡単で、大きな板を小さな工房でぶん回すより、この方が楽です。
手鋸は木工している気分が高まるので、好きになってきました。
なんとか所定の幅に加工して、仮置きしてみました。

鉋で削りすぎて、隙間が気になるけど・・・・ま、勢いだけで、
次の接着工程に進みます。プレス機があったらなぁ・・・。

手鋸で作業 -- 吊り引き戸

少し木工してきました。
フラッシュ構造は、教えていただいたことも、本を読んだこともないので、我流になってしまいます。
基礎知識がないので、とんでもなく間違っている部分もあろうかと思いますが、気にせず製作を続けます。(笑)

組みあがった心材は、フラッシュ戸の骨格になります。

框(かまち)部分と上桟(かみざん)下桟(しもざん)はホゾ組しています。(フラッシュでもこのような呼び方をするのでしょうか?)
ホゾ穴は端の方に位置することになるため、組んだ時に割れることも考えられるので、框は長い状態で組み、後で切ることにしました。

大きな扉は、取り回しが大変なので、手鋸で框を切ることにしました。
治具なしで切るのは不安があったので、端材をガイドにしています。

あとは、鉋で仕上げました。
溝が付いた下桟部分です。逆光になってしまいました。(>_<)

次は、裏板(ベニア合板)加工の予定です。

ホゾ組み?芯組み -- 吊り引き戸

治具を使って、コンストラクターズソーでホゾ加工します。

機械加工が終了しました。

ノミと鉋で調整して組立てます。
戸の大きさは、幅921mm、高さ1871mm、厚32mm。
大きい物なので作業机を移動して3畳くらいのスペースを確保します。
900mmを超える大きさのクランプも持っていないので、簡単なクランプを作って準備をしました。
1871mmの高さがあるので、机の上に乗って玄翁で叩きました。
組立機があればなぁ・・・と思いながら、組立て完了。

クランプしなくても問題なさそうでしたが、時間を掛けてクランプを作ったので使ってみました。

ということで、芯組みまで進みました。
今後、裏側の板を作って貼っていく予定ですが、お腹が空いたのでここまでにしておきます。

ボチボチと・・・ -- 吊り引き戸

吊り引き戸製作の続きです。

工房の棚から適当なツガ材を探してきました。
入り皮などあって綺麗な材料ではありませんが、見えない部分になりますので、さほど気にしていません。(いいのかなぁ?)

所定の寸法に切断しました。
(気分だけは)建具屋さんになってきました。

日立工機製 角のみ機で、ほぞ穴を開けました。

今日は、ここまで。
明日は、ほぞを作りたいです。

吊り引き戸 製作1 -- 吊り引き戸

冷え込んでいるので工房へ出向かず、木工が進んでいません。

この前の休日にログハウスのロフトに取り付ける「吊り引き戸」を製作開始しましたので紹介します。

扉の左右の柱を加工します。

厚さ35mm、長さ1950mmのツガ材を見つけてきました。
かなり古く、割れがあったりして、良い材料ではありません。
いつも変な木材で作ってしまい、苦言をもらうのですが、自宅で使うのだし、クローゼットの扉だし、ロフトの丸太も割れまくっているので気にせず作ることにしました。

サッと自動鉋を掛け、バンドソーで2本にした後、手鉋で基準面を整えました。

段欠きします。
長尺物になるので工房の対角線を利用しないと加工できません。
珍しくコンストラクターズソーを回転し、斜めに配置しています。

段欠き後、再度鉋を掛けました。
際鉋が無いので扉になった時、見える部分だけ鉋を掛けました。
あ?、いつも思うのですが、際鉋が欲しいなぁ。

まだ、ホゾ穴の加工が残っています。
実は扉の寸法が決まらず、図面も書いていないので、ここまでで終了。その後、板が長くて加工しにくいと思い、前回紹介した補助具を製作した次第です。

さわら材の特徴としては、湿気に強くさわら特有の爽やかな香りがあります。木目や色合いは黄色ぽっく温かみのある羽目板です。また桐材につぐほど軽くさまざまな用途に使用できます。さわら材は軽く、年輪が細かいため目に優しい表情が特徴です。色合いは、やや赤みがかった感じです。水分に強い性質から天井の羽目板として喜ばれます。
また、さわら特有の香りは、気分をリラックスさせる効果があり、落ち着いた部屋づくりに最適な木材です。
赤身さわらは、特に水やカビに強く、浴室の壁や脱衣所などに最適です。

椹羽目板施工例

椹節あり羽目板さわら羽目板
さわら羽目板さわら羽目板
さわら羽目板 さわら木目
さわら羽目板さわら羽目板(赤)
さわら羽目板 さわら(赤)羽目板
さわら羽目板(赤)木目さわらの天井・壁・腰板(赤)
さわら(赤)木目 さわら羽目板

施工例




ネオマ®フォーム

フェノールフォーム












フォーム素材面材密度熱伝導率
フェノールフォーム ポリエステル不織布 27kg/m? 0.020W/m・K

製品規格

地球環境に理想的なゼロフロン。

グリーン購入法適合商品ネオマフォームはフロン系ガスを一切使用しない「炭化水素」での発泡。
炭化水素は、オゾン層を破壊せず、地球温暖化係数も極めて低い理想の発泡ガスです。

発泡ガスの種類とその特性

ネオマフォーム
特定フロン代替フロン炭化水素
発泡ガス CFC HCFC HFC HC
オゾン破壊係数
(対CFC11比)
1 0.11
(HCFC141b)
0 0
地球温暖化係数※
(対CO2比 100年値)
4600
(CFC11)
700
(HCFC141b)
1300
(HFC134a)
23
(CH4)
規制の動向 96年全廃 1989年の
65%に削減
2010年業界による
排出量設定
なし

※地球温暖化係数は IPCC WGI Third Assessment Report (2000年10月)による。

ネオマフォームのリサイクルについて

ネオマフォームの生産工場では、サーマルリサイクルとともに、フェノールフォームでは難しいとされていたマテリアルリサイクルを実施しています。

炎をあてても燃え拡がらずに炭化し、発生ガスは極少。

フォームは、炎をあてても炭化するだけで燃え拡がりません。
しかもガスの発生量が少なく、有毒なシアン化水素は発生しません。
(不燃認定品は、ネオマ® フォームFとネオマ® フォームUFがあります。)

燃焼性比較実験

(当社にて各断熱材厚み25ミリ品に1分間トーチバーナーで放射実験を実施)

ネオマフォーム

着火20秒後

着火40秒後

着火60秒後


表面材に着火しますが、炭化するだけで燃え拡がりません。

他素材の例

着火20秒後

着火40秒後

着火60秒後


炎をあげて燃え拡がり溶解します。

燃焼性比較実験の様子(動画)

燃焼時発生ガス分析(素材1g当たりのガス発生量)

試験機関:(財)化学技術戦略推進機構高分子試験評価センター

一酸化炭素

二酸化炭素

シアン化水素

シアン化水素(HCN)〔hydrogen cyanide〕 特異臭をもつ、極めて有害な無色の気体または液体。猛毒で、生体の呼吸作用を止める働きがある。(致死量0.06g)有機合成の重要な原料となり、殺虫剤などにも用いられる。【『化学大辞典』 発行:東京化学同人】

シックハウス対策も安心

VOC(揮発性有機化合物)」は、シックハウスの原因とされる化学物質です。
そのなかでホルムアルデヒド・クロルピリホスの使用が建築基準法により規制されていますが、ネオマフォームは、F☆☆☆☆等級で安心です。
また、建材に含まれているとされている4つの化学物質「4VOC(揮発性有機化合物)」(※1)についても、ネオマフォームは放散速度が基準値を大きく下回る結果となり、その安全性が確認されました。

ネオマフォームの4VOC(揮発性有機化合物)放散速度算出結果

物質名放散速度基準値
[?g/(?・h)](※2)
放散速度[?g/?・h]
1日目2日目7日目
トルエン 38 検出せず
[定量下限1?g/(?・h)]
キシレン 120
エチルベンゼン 550
スチレン 32

試験機関:(財)建材試験センター中央試験所

【解説】(財)建材試験センターによる「建材からのVOC放散速度基準化研究会」において、上表の4つ物質(4VOC)(※1)を対象に、「建材からのVOC放散速度基準値」が定められました。それぞれの物質の7日目の放散速度が、この基準値以下(※2)であることが判断基準とされています。
ネオマフォームは、4VOCの放散速度が試験測定においてほとんど検出されず、また放散速度基準値を大きく下回っております。

経時変化の極めて少ない断熱性能。

経時変化を抑える高ガスバリア性と高い独立気泡率で、
断熱性能を長期間維持します。

熱伝導率の経時変化実測(20℃での初期値を起点とした熱伝導率の経時変化)

50mm厚断熱材の経年劣化後の熱抵抗値比較

発泡プラスチック系断熱材は、断熱性能の経年劣化が想定されるため、(財)建築環境・省エネルギー機構『住宅の省エネルギー基準の解説(第3版)』において、断熱材の経年劣化を加味した熱抵抗補正係数が明記されています。
その数値に基づき、断熱材の製造初期と経年劣化後の比較をグラフにすると、以上のようになります。

熱抵抗補正係数とは
熱抵抗補正係数は、結露防止性能を評価する場合に用いるものとして示されているものです。ここでは、防湿層や通気層の設置を省略する場合には断熱性能の25年後の経年劣化を想定して評価するように解説されています。なお、省エネルギー等級の断熱性能の適合評価では、断熱材の熱伝導率も一般的には経年劣化を加味していない初期の性能値が用いられます。

独立気泡膜写真(独立気泡率 94?95%)

(当社撮影)

ネオマフォームの気泡膜

従来技術品の気泡膜

空気と断熱ガスの置換イメージ図

(製造後1000日以上経過時を想定)

ネオマフォーム

ガスバリア性の高い気泡膜
=性能低下が少ない
 空気 断熱ガス

ガスバリア性の高い気泡膜

ガスバリア性の低い気泡膜
=性能低下が大きい
 空気 断熱ガス

気泡膜のガスバリア性が低いと気泡内

最高レベルの断熱性能 熱伝導率(λ)は0.020W/(m・K)。ネオマフォームの気泡構造は100ミクロン以下という極微細。断熱性能の高さは、この細かさにあります。

熱伝導率(λ):熱の伝わりやすさの値であり、値が小さいほど熱を伝えにくい。
(1m厚の材料をはさんで両側に1℃の温度差があるとき、1時間に通過する熱量。)

気泡構造写真

ネオマフォームの(1)気泡の微細化と、(2)気泡壁に孔のない高い独立気泡率(ガスが抜けない)の構造の優れた技術が、平成21年度全国発明表彰「発明賞」を受賞しました。

気泡の違いによる熱伝導概念図

ネオマフォーム

気泡が小さい=断熱性能が良い

気泡の大きい製品

気泡が大きい=断熱性能が悪い

断熱材同性能厚み比較例

参照:(財)建築環境・省エネルギー機構「住宅の省エネルギー

ネオマフォーム一般品製品規格

※印の規格については、受注生産品のため、納期が2週間以上かかります。

サイズ(巾×長さ)910×1,820mm910×3,030mm 1,000×2,000mm
厚み梱包単位(入数)品番品番品番
20mm 20枚 20-R6 20-R0 20-RM
25mm 16枚 25-R6 25-R0 25-RM
30mm 12枚 30-R6 30-R0 30-RM
35mm 10枚 35-R6 35-R0 35-RM
40mm 10枚 40-R6 40-R0 40-RM
45mm 8枚 45-R6 45-R0 45-RM
50mm 8枚 50-R6 50-R0 50-RM
60mm 6枚 60-R6 60-R0 60-RM
66mm 6枚 66-R6 66-R0 66-RM

住宅用カット品

洋室床用(軸組構造)

品番梱包単位
(入数)
サイズ (mm)根太間ピッチ
(mm)
厚さ巾×長さ
40-C1 12 40 257×910 303
45-C1 12 45
66-C1※ 12 66

和室床・屋根用(軸組構造)

品番梱包単位
(入数)
サイズ (mm)根太・垂木間ピッチ
(mm)
厚さ巾×長さ
40-CW 8 40 409×910 455
45-CW 8 45
50-CW※ 8 50
60-CW※ 8 60
40-CY※ 10 40 318×910 364

床大引間用

品番梱包単位
(入数)
サイズ (mm)大引間ピッチ
(mm)
厚さ巾×長さ
45-J0 4 45 820×1768 910
45-J5 4 45 805×1768 910

枠組壁構造

品番梱包単位
(入数)
サイズ (mm)スタッド間ピッチ
(mm)
厚さ巾×長さ
30-CF※ 8 30 415×910 455
40-CF※ 8 40
45-CF※ 8 45
66-CF※ 8 66

ネオマフォーム設計価格

こちらからダウンロードできます。

設計価格表(PDF:62KB)

ネオマコーナー製品規格

  • ネオマフォームによるコーナー材で施工精度と施工スピードが向上します。
品名厚み(mm)長さ(mm)入り数断面図(mm)
25-NC6 25 2,000 10本/ケース
30-NC6 30 2,000 10本/ケース
35-NC6 35 2,000 10本/ケース
40-NC6 40 2,000 10本/ケース
柱に接する一辺の長さ(全商品共通、mm)

1. コーナー材の一辺を固定します

2. ぴたっと美しい仕上がりになります

コーナー材を折り曲げ、柱に固定します

参考例
タイベック®とは

タイベック® とは...
0.5?10ミクロンのポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層し、高熱と圧力だけで結合させたシート(不織布)です。
米国 デュポン社が開発したこの独自の構造により、優れた透湿・防水性能を有し、抜群の強度と耐久性能を保持する事が可能になりました。
現在では、この性能を活かし様々な用途で広く採用されております。 *厚さや最終加工が異なります。
平面 断面
タイベック® ハウスラップを構成する強靭な極細ポリエチレン繊維(約300倍)

屋根タルキの上にタイベックシート(防水透湿)を張りこの上に通気層を設けてから野字板を張ります。
2重構造の屋根にすることで夏の暑さを逃がし、冬は室内の熱を屋根表面に伝えないことでスガモリ(雨漏り)やツララを防止することが出来ます。
ポプラの大木から綿毛や毛虫が大量に降ってくるのですがこれで防げます、雨よけでなくポプラよけです。

外断熱張り タイベックシート貼り

外壁ネオマフォーム断熱材の上にタイベックシートを貼っていきます。
断熱材張りとシート張り両方で気密テープを使い隙間の出来ないように貼っていきます。












  • 旧型品

VD-10ZLC7-S

    ダクト用換気扇に24時間換気機能を搭載し、小風量による24時間換気でより静かに快適な換気を実現!

    • 希望小売価格:17,000円(税別)
    • 発売日:2007年06月16日
    • ※この製品は旧型品です。

    ●省電力設計の高効率モーター採用
    ●ワンタッチ式速結端子カバーを採用
    ●高密閉シャッターが外気の侵入を低減

    主な機能・仕様
    ・省電力設計の高効率モーター採用
    ・高密閉風圧式シャッター搭載
    ・低騒音設計
    ・テーピングが容易な段付構造のパイプガイド採用(フレキダクト接続時)
    ・塩ビ管接続時のダクト方向微調整可能(全方向7°)
    ・速結端子接続
    ・スライド脱着式
    ・接続パイプ:φ100mm
    ・埋込寸法:180mm角
    ・シロッコファン採用 (プラスチック製)
    ・十字格子グリル (プラスチック製)
    ・24時間換気機能付

    2011.1.8案 実施設計相談案

    2011.1.8-1.jpg


    不動産取得税免除について 茨城県県税ホームページ

    平成22年度 県税のしおり ↑一括ダウンロード
     県税広報冊子「平成22年度 県税のしおり」の内容を掲載しています。(PDF形式)
     冊子は、県税事務所・支所、市町村役場、県庁舎3階県民情報センター、県立図書館

    などで配布しています。



    1 茨城県の財政と県税 4 市町村税のあらまし
    茨城県の財政 個人市町村民税 49
    第5次茨城県行財政改革大綱(抄) 法人市町村民税 49
    平成22年度当初予算 市町村たばこ税 50
    税金の種類 軽自動車税 50
      固定資産税 51
    2 県税のあらまし 都市計画税 53
    個人県民税  
    県民税配当割 13 5 国税のあらまし
    県民税株式等譲渡所得割 13 所得税 54
    県民税利子割 14 法人税 56
    法人県民税 15 相続税 57
    個人事業税 17 贈与税 59
    法人事業税 21 消費税 61
    地方消費税 23  
    不動産取得税 25 6 県税等に関するお問い合わせ先
    県たばこ税 29 県税事務所のご案内 63
    ゴルフ場利用税 30 県税事務所管轄区域 66
    自動車税 31 県内税務署一覧 67
    自動車取得税 39  
    軽油引取税 41 参考資料
    鉱区税 43 平成22年度税制改正(県税関係)の概要 68
    狩猟税 43 産業活動の活性化及び雇用機会の創出のための県税の特別措置(課税免除) 70
    県で課税する固定資産税 44
    核燃料等取扱税 44 森林湖沼環境税Q&A 71
     

    1月8日(土)13:00~場所 飯田建築設計事務所 飯田&田中

    「打ち合せ確認事項」について

    1.手すり(トイレ・風呂)有りとする。No.1 No.2

    2.タオルバー(トイレ・風呂)有りとする。No.3
    3.窓ガラス西・北側の開口部横長窓については換気できるようにしたい。図面表示の意味が4.FIXなのか開閉可能なのかわかりません。希望としては開閉可能にしたい。
    5.テラスの柵設置(布団干用のスペース必要)建材は木・鉄板・ステンレスどれでもよい。
    食洗機は無しとする。
    6.ガルスパン15J・外壁ガルバ鋼板の色は、ライトブラックメタリック風のものとしたい。
    7.フローリングは杉かパイン材とする。
    8.エアコン設備は設置可能に配線工事したい。
    9.キッチンコンロはガスとする。キッチンは造作工事とする。キッチンのレンジフードについても後日指定したい。
    10.玄関庇の構造では風雨の面で雨漏りの不安がある。壁との接合部での問題が発生した例が多く見られるため。実際我が家も解体工事しました。二階リビングにアリが侵入しました。寧ろ玄関が壁の中に入り込んでいれば問題ない。しかし玄関面積が狭くなるため飛び出しはやむなしと判断されたのかと思いました。
    11.西側釣り戸棚と横窓の位置にバッティングがあるように思える。換気扇の位置も不明なのでこの設計案を知りたい。
    12."トイレ便器 デザイン性によりTOTO製品としたい"。ショールームで確認。後日品番決定する
    13.実験流しは中止し、洗面器と洗面器用水栓は後日選択する。屋外排水設備の流しと排水設備を設ける。
    14.キッチン水栓と浄水器別に設置したい。メーカーは後日選択する。
    浴室・給湯設備はエコジョーズのもの。東部ガスショールームで安全性・配管工事についてほぼ理解する。ガス用給湯設備メーカーは後日検討する。

    Return-Path: shopping@yamagiwa.co.jp
    Received: by mbox310-4.nf.nifty.com id 4d2ee72c427762;
    Thu, 13 Jan 2011 20:51:08 +0900
    田中 利重 様
    ヤマギワ? Netビジネス部 大関と申します。
    ヤマギワ製品をご愛顧いただきましてありがとうございます。
    お問合せのライティングダクトレールの互換性についてですが、
    弊社製品のライティングダクト対応品は、パナソニック電工製ダクトでご使用
    いただくプラグ部品がついております。
    ただ弊社ではパナソニック電工製と東芝製ダクトの互換性につきましては、
    情報がなく、残念ながら回答申上げることができない状況でございます。
    以上、ご期待に沿える回答を差し上げられず申し訳ございませんが、
    ご査収のほどよろしくお願い申上げます。
    お問合せありがとうございました。

    20110116: 変更希望の連絡について
    Sun, 16 Jan 2011 17:12:47 +0900
    さて、前回の打ち合せ内容ついて検討した結果下記のような変更希望の連絡を致します。

    1. 電源コンセント3個、TVコンセント1個の追加希望、板の間面積変更案の件 
      別紙001.pdf参照。

    2. キッチン造作工事ついて  例 別紙002.pdf資料参照。

    3. 寝室の照明はヤマギワ・AKARIの設置
    を考えている。

    4. リビング和室北右側のオープンな部分に障子を設置したい。例 資料
    003.pdf参照。

    5. 寝室側とリビングのサッシ戸にも障子を設置したい。

    6. 浴室の照明器具を別のデザインのものに変更したい。例 資料004.pdf

    とりあえず、以上の項目をあげて見ました。他に適切な提案をしていただければ ありがたいです。

    12月18日(土)13:30~16:15 場所 飯田建築設計事務所 飯田&田中
    「打ち合せ確認事項」について

    img-13.jpg

    手すり(トイレ・風呂)有りとする。

    1. タオルバー(トイレ・風呂)有りとする。
    2. 窓ガラス西・北側の開口部横長窓については換気できるようにしたい。図面表示の意味がFIXなのか開閉可能なのかわかりません。希望としては開閉可能にしたい。
    3. テラスの柵設置(布団干用のスペース必要)建材は木・鉄板・ステンレスどれでもよい。
    4. 食洗機は無しとする。
    5. ガルスパン15J・外壁ガルバ鋼板の色は、ライトブラックメタリック風のものとしたい。
    6. フローリングは杉かパイン材とする。
    7. エアコン設備は設置可能に配線工事したい。
    8. キッチンコンロはガスとする。キッチンは造作工事とする。キッチンのレンジフードについても後日指定したい。シンク下の収納扉の材質の選択
    9. 玄関庇の構造では風雨の面で雨漏りの不安がある。壁との接合部での問題が発生した例が多く見られるため。実際我が家も解体工事しました。二階リビングにアリが侵入しました。寧ろ玄関が壁の中に入り込んでいれば問題ない。しかし玄関面積が狭くなるため飛び出しはやむなしと判断されたのかと思いました。
    10. 南面吐き出し窓の庇があればよい。梅雨や暴風雨など雨天時に吐き出し窓に与える雨漏りの影響は大丈夫か?
    11. 西側釣り戸棚と横窓の位置にバッティングがあるように思える。換気扇の位置も不明なのでこの設計案を知りたい。
    12. トイレ便器 デザイン性によりTOTO製品としたい。ショールームで確認。後日品番決定する
    13. 実験流しは中止し、洗面器と洗面器用水栓は後日選択する。
    14. 屋外排水設備の流しと排水設備を設ける。
    15. キッチン水栓と浄水器別に設置したい。メーカーは後日選択する。
    16. 浴室・給湯設備はエコジョーズのもの。東部ガスショールームで安全性・配管工事についてほぼ理解する。ガス用給湯設備メーカーは後日検討する。


    追伸 
    第2回目設計料+地盤調査費の振込時期 12月末日予定。
    第1回目設計料分の領収書は郵送願います。


    どんな保証がありますか?
    金属サイディングの製品保証は、「塗膜変褪色10年保証、穴あき・赤さび10年保証」
    「穴あき・赤さび10年保証」の2種類があります。
    ガルバルーフの製品保証は、「塗膜変褪色20年保証、穴あき・赤さび20年保証」
    「塗膜10年保証、穴あき・赤さび10年保証」の2種類があります。


    保証規定についてはこちら
    【金属サイディング】
    穴あき・赤さび10年保証
    塗膜変褪色10年保証、穴あき・赤さび10年保証(フッ素樹脂塗装品)
    塗膜変褪色10年保証、穴あき・赤さび10年保証(インクジェット塗装品)

    【ガルバルーフ】
    塗膜10年保証、穴あき・赤さび10年保証
    塗膜変褪色20年保証、穴あき・赤さび20年保証


    金属サイディングの「塗膜変褪色10年保証、穴あき・赤さび10年保証」とはどういうものですか?
    外壁材表面の塗膜の劣化による腐食によって、鋼板表面に明らかな穴あきが認められないこと、赤さびの発生面積が全施工面積の5%以下であることに加え、外壁材が本来持っている意匠性が損なわれるような褪色がないことを施工完了後10年間保証致します。

    ガルバルーフの「塗膜10年保証、穴あき・赤さび10年保証」とはどういうものですか?
    屋根材表面の塗膜の劣化による腐食によって、鋼板表面に明らかな穴あきが認められないこと、赤さびの発生面積が全施工面積の5%以下であること、塗膜のひび・われ・はがれ・ふくれが著しく目立たないことを施工完了後10年間保証致します。

    ガルバルーフの「塗膜変褪色20年保証、穴あき・赤さび20年保証」とはどういうものですか?
    屋根材表面の塗膜の劣化による腐食によって、鋼板表面に明らかな穴あきが認められないこと、赤さびの発生面積が全施工面積の5%以下であること、塗膜のひび・われ・はがれ・ふくれが著しく目立たないことに加え、塗膜の白亜化・著しい変褪色が弊社が定めた基準を超えないことを施工完了後20年間保証致します。

    製品保証の手続きはどうすればいいですか?
    弊社は元請会社様(住宅会社様、建築会社様、販売店様、工事店様)に対し、製品保証致します。
    弊社指定の保証登録申請書に必要事項を漏れなく記入の上、弊社営業所へご提出ください。
    保証書の発行までは、10日前後お時間を頂戴する場合があります。あらかじめご了承ください。

    メンテナンスは必要ですか?
    必要です。外壁材は念に数回の水洗いをしてください。
    また、外壁材、屋根材ともに白亜化がでたら再塗装をお勧めします。
    詳しくは商品ごとのメンテナンスに関するページを確認してください。

    メンテナンスページはこちら

    注意事項






    保証登録いただいた建築物に対し、保証規定に基づいて保証します。保証の申請を行う前に、必ず保証規定をお読みください。
    弊社指定の保証登録申請書に必要事項を漏れなく記入してください。記入内容の不備があると、保証書の発行ができませんので注意してください。
    発行した保証書は大切に保管してください。保証書がないと保証の対象になりません。
    製品の品質維持のためにも定期的なメンテナンスを実施してください。
    製品保証は、保証書を発行した元請会社様と弊社との間において適用されるものであり、保証規定に基づく権利を他に譲渡することはできません。

    保証規定についてはこちら
    【金属サイディング】
    穴あき・赤さび10年保証
    塗膜変褪色10年保証、穴あき・赤さび10年保証(フッ素樹脂塗装品)
    塗膜変褪色10年保証、穴あき・赤さび10年保証(インクジェット塗装品)

    【ガルバルーフ】
    塗膜10年保証、穴あき・赤さび10年保証
    塗膜変褪色20年保証、穴あき・赤さび20年保証

    2010.12.18金 第2基本設計検討案打ち合せ


    第2案改善案-2.jpg

    屋根ガルバ例









    2回目プラン改善設計2010.12.13

    plan-2.jpg


    第2案立体模型-1-thumb-550x246-1280 (1).jpg

    99-thumb-550x619-1282.jpg

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    第2回目プラン案2010.11.14


    plan2.jpg


    地盤調査事務所 多摩営業所〒191-0024 東京都日野市万願寺3-50-8
           TEL 042-582-7155
    日野技術研究所   〒191-0024 東京都日野市万願寺3-50-8
           TEL 042-582-7155


    送り状 2010.5.18付

    調査日 2010.5.17
    結果
    調査といたしましては、地表から-1m~-2.5mに堆積している粘土が軟らかいため、沈下の恐れがあります。したがって、その深度において詳細に調査を行い、沈下に対する安全性を検討することが望まれます。
    まとめ
    調査値には、平屋の木造建築物が計画されている。
    スウェーデン式サウンディング試験により算定した地盤の長期許容支持力度qaは、表層~GL-1mの埋土層で30kN/m2以上のqaが確認され、支持地盤として良好な地盤である。次に、GL-1m~GL2.5mの凝灰質粘性土層ではあるが、支持力の算定の結果、qaが7kN/m2~16kN/m2と軟らかい値が確認された。一般的に建築物の荷重は、深度方向に分散されるため、この深度においても荷重の影響が少なくなることが予想される。
     しかし、軟らかい粘土層のため時間の経過とともに土に含まれる水が排出され、堆積の減少による圧密沈下が懸念される。
     また、GL-2.5m以深では予想される建築物の荷重より大きいqaが確認されているためこの深度については支持地盤として問題ないと思われる。
     以上より、計画建築物の設置に対しては、軟らかい凝灰質粘土の支持力および圧密沈下の検討を行ない、安全性を確認することが望まれる。

    調査地付近の地形
    調査値は台地に属し上位より洪積層が堆積する地域である。
    分類は台地 段丘 含まれる区分は、低位面台地段丘になる。
    国土地理院調査

    ジオテックによる軟弱地盤調査







    地盤調査報告書の見方
    地盤調査により報告書があがってきます。その報告書によりどのような基礎にするのか方針が決まります。ここでは、住宅で通常、使われているスウェーデン式サウンディング試験(SWS)において説明します。

    参考資料
    houkokusyo.gif


    荷重 Wsw (kN)ロッドを25センチ貫入させるのにどれだけの重りを載せたのかを示します。
    重りの段階は6段階あり、0.05、0.15、0.25、0.50、0.75、1.00(kN)と記載されます。
    荷重は一般的に右の方でグラフにして表示します。
    半回転数 Na (回)ロッドを25センチ貫入させるためにロッドをどれだけ回転させたかを示します。
    荷重が1.00kNに達しても貫入しない場合にロッドを回転させます。
    重りの荷重だけで貫入する場合は、半回転数は0回と表示され、そのような地盤層は軟弱地盤であることが分かります。
    貫入深さ D (m)測定した深さを示します。
    10mの深さまで測定可能ですが、非常に硬い層や障害物に当たった場合は、それより下の層は測定しません。
    貫入量 L (cm)前データの測定深さから次の測定深さまで、どれだけ貫入したかを示します。
    通常は25cmですが、非常に硬い層や障害物に当たった場合は、それよりも少ない貫入量で貫入不能となる場合があります。
    1m当り半回転数
     Nsw (回)
    半回転数(Na)を1m当たりに換算して示します。
    1m当り半回転数は一般的に右の方でグラフにして表示します。
    グラフの棒が長いほど硬い地盤です。
    貫入状況ロッドが回転するときの音を示します。
    音によって、土質を推測します。
    推定土質ロッドが回転するときの音により推測される土質を示します。
    s=砂質土、c=粘性土、g=礫(れき)質土と表記されます。
    換算N値 Nc (回)

    地盤の硬さを表す地耐力を示す数値です。
    荷重(Wsw)と1m当り半回転数(Nsw)から、ボーリング調査で得られるN値に相応する「換算N値」を示します。換算N値は次の計算式で算出します。
    【砂質土の場合】 N=2Wsw+0.067Nsw
    【粘性土の場合】 N=3Wsw+0.050Nsw
    木造住宅を建てるに必要なN値は3.0以上とされています。

    支持力 qa (kN/?)

    N値と同様に地盤の硬さを表す地耐力を示す数値です。
    「地盤支持力度」といい、算出方法はいろいろあるようですが、簡単な算出方法としては
    【砂質土の場合】 qa=8×N値
    【粘性土の場合】 qa=10×N値
    木造住宅を建てるためには20kN/?以上が必要とされています。

     

    上の地盤調査結果の場合、深度75センチ付近に比較的軟弱な地盤があるので、
    他のポイントの測定結果によっては、表層改良の可能性もあります。

    地盤調査の結果によって、地盤改良の方法や基礎の形状が決まります。

    地盤改良については、こちらをご覧ください→ 地盤改良の工法と費用

    地盤調査報告書の見方

     下図に見られるように半回転数Nswは貫入量L=250mmごとに求める。したがって、貫入量1mの半回転数は、下式にて換算します。

       Nsw=1000×Na/L

      (Nsw:貫入量1000mmの半回転数 Na:貫入Lmmの半回転数  L:貫入量)



    例)L=250mmの場合

      Nsw=1000×Na/250=4Na

      貫入量L=250mmの半回転数Naの4倍の値が貫入量1000mmの半回転数Nswである。

      Na=5の場合、Nsw=20



    SWSにおける地盤の許容応力度qa=地耐力feは、平成13年国交省告示1113号に規定されています。

      長期 qa=30+0.6Nsw

      短期 qa=60+1.2Nsw

     qa:地盤の許容応力度(kN/?)=地耐力fe

     Nsw:基礎の底部から下方2m以内の距離にある地盤のSWSにおける1mあたりの半回転数の平均値



    N値との関係

      砂質土 N=0.002Wsw+0.067Nsw

      粘質土 N=0.003Wsw+0.050Nsw

     Wsw:試験における積載するおもり荷重(kN)

     


     
    スウェーデン式サウンディング試験結果
     
     

    N値から解る事は、

     ・N×10の値が、地耐力(長期)の目安となる。

     ・N値より長期許容地耐力表にて地耐力を求める。

     ・砂地盤においてN=5〜10程度は非常にゆるい状態といえる。

     ・粘性地盤においてN=5〜10程度は良好な地盤といえる。

     ・礫や玉石を含むとN値が大きめの値となり、深くなると過大となる。

     ・砂地盤では、締まっている場合でもN値は小さめの値となる。



    長期許容地耐力表によりN値とNswから地耐力を決めます。

     



    地盤 長期許容地耐力
    (kN/?)
    備考
    N値 Nsw値
    土丹盤  300 30以上  
    礫層 密実なもの 600 50以上  
    密実でないもの 300 30以上  
    砂質地盤 密なもの 300 30〜50 400以上
    中位 200 20〜30 250〜400
    100 10〜20 125〜250
    ゆるい 50 5〜10 50〜125
    非常にゆるい 30以下 5以下 50
    粘土質地盤 非常に硬い 200 15〜30 250以上
    硬い 100 8〜15 100〜250
    中位 50 4〜8 40〜100
    軟らかい 30 2〜4 0〜40
    非常に軟らかい 20以下 2以下 Wsw100以下
    関東ローム  硬い 150 5以上 50以上
    やや硬い 100 3〜5 0〜50
    軟らかい 50以下 3以下 Wsw100以下
     

    長期許容地耐力表



     
    地耐力により基礎形状を決めます。
     


     地盤の許容応力度(kN/?)  基礎形式
    20未満 基礎杭
    20以上30未満 基礎杭またはべた基礎
    30以上 基礎杭、べた基礎、布基礎   
     

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    plan-3.4案
    トイレ設計案  



    wc00.jpg


    2010.12.10 plan-3案


    plan-3.jpg

    2010.12.10 plan-4案



    地盤改良費は土地売り主が負担するべき」か?
    2010/10/21

     「宅地」として売られている土地が、実際にはどのような地盤性状なのか。多くの場合、購入後に地盤調査をしてみるまでよくわからない。軟弱地盤であるこ とが判明すれば地盤改良工事などが必要になる。ただし、この費用は一般的に建て主負担になる。そんな"土地取引の慣習"がひっくり返った判決があった。 「地盤改良費用は土地の売り主が負担すべき」とした高裁判決だ。今年1月20日に名古屋高等裁判所が下し、その後確定した。この判決は今後、住宅業界にど んな影響をおよぼすのか。ケンプラッツ読者の意見を聞かせて欲しい。(池谷和浩=フリーライター)

     この裁判は、注文住宅を建築するために愛知県のニュータウンの一角を購入したユーザーが、売り主である県住宅供給公社を提訴した事案だ。請求額は252万円で、ユーザーが土地購入後に木造2階建て住宅を建築した際、地盤改良のために支払った工事費だ。

     問題となった宅地は切り土・盛り土で造成されており、着工前のスウェーデン式サウンディング調査で、盛り土部分のかなりの範囲に軟弱層が確認された。建 築を請け負った住宅会社は地盤改良が必要だと判断し、ユーザーは湿式柱状改良工法を選択した。その後、住宅が完成したユーザーは公社を訴えた。軟弱な地盤 であることを知らされずに土地を買わされ、地盤改良を強いられた、というのだ。

     一審でユーザーは「売り主には軟弱地盤について説明義務、瑕疵担保責任があった」と主張。それに対し公社は「販売時のパンフレットには『造成地のため地盤調査後、地盤改良が必要になる場合があります』と記している」と反論した。一審は公社の主張を採用して請求を退けた。

     だが二審は一審判断を取り消し、ユーザーに軍配を挙げた。「買い主が本件記載(パンフレットの注意事項)を読み聞かされたか、あるいは本件記載に気づか なかったかどうかは必ずしも重要な事情ではない。というのは、本件記載の内容があいまいだからである」(二審判決文より)というのだ。

    高裁と地裁での両者の主張(取材を基に日経ホームビルダーが作成)

    荒川沖2010.9.17土地状況--------------土浦市除草依頼後の土地 


     

    平家設計プランNo.2 (201011.15)


    2011.11.11メール進捗状況報告より

    本日は、キッチンカウンターと、キッチン収納について

    抽斗の深さを確認いただきたく、図面を送らせていただきました。

    奥行きについては、作ることのできる最大寸法で製作いたしますが、深さについては今お持ちで収納される予定のものなどで

    御確認いただけますでしょうか。

    こちらの寸法でよろしければ、これを最低寸法として製作させていただきます。

    また、昨日お電話で確認いただきましたキッチン収納のコンセント位置の図面も合わせてお送りいたします。

    111111 抽斗深さ確認用.pdf

    -----------------------------------------------------------------------------------------------

    2011.11.10メール進捗状況報告より

    田中様

    お世話になっております。

    冷え込んできて、体調を崩されている方も多いようですが、

    お元気でお過ごしでしょうか。

    早速ですが、11/8の日に定例会を行ってきましたので、

    工事進捗状況について御報告させていただきます。

    現在、現場は外部足場も外れ、内部は間仕切り壁の設置がほぼ終わり、

    家具工事に取り掛かっているところです。

    玄関・ワークスペース・寝室収納の枠組みはほぼ出来上がっています。

    大工さんも2人?3人体制で製作していただいています。

    今後は、キッチンの造作に入ります。

    写真を添付させていただきますので、ご確認ください。

    そこで、御検討いただきたいことがあるのですが、

    東京電力との契約アンペア数ですが、

    50Aでよろしいでしょうか。

    電気屋さんの見解ですと、IHヒーターやエコキュートが

    なければ50Aで十分だろうということでした。

    よろしくお願いいたします。


    写真貼付

    R0010272.JPG


    R0010276.JPG

    R0010269.JPG

    R0010264.JPG

    R0010266.JPG

    ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

    田中様

    お世話になっております。

    早速ですが、トイレ建具寸法について

    御確認いただきたく、メールさせていただきました。

    トイレの両側面に建具を設置することに

    なりました際にも少しお話させていただいたかと

    思いますが、車いすの使用を考えた際には

    建具の有効開口寸法を800mm通常確保します。

    そこで、800mmを確保しますと、

    トイレの縦手摺が設置できなくなります。

    (設置はできるのですが、トイレ先端から

    200mm程度離れていなければ、縦手摺としては

    実際には使いづらくなります。)

    そこで、手摺を横手摺にして

    建具の有効寸法を確保するということで

    よろしいでしょうか。

    111101 トイレ枠廻り詳細図(1).pdf

    横手摺高さについては、座面より250mm程度が

    一般的です。

    よろしくご検討ください。

    ---------------------------------------------------------------------

    飯田貴之建築設計事務所

    300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見5104-3

    TELFAX   029-887-5332

          飯塚 祥子

    E-MAIL   iitsuka@iida-studio.com

    URL   http://iida-studio.com

    --------------------------------------------------------------------


    2011.10.28 進捗状況をお知らせします

    田中様 お世話になっております。

    いよいよ秋も深まって参りましたが、お元気でお過ごしでしょうか。早速ですが、昨日現場定例会を行いましたので、進捗状況をお知らせします。

    外壁工事は、袖壁・破風部分の板金工事、軒天井の塗装も終わりまして、ほぼ終了に近い状態です。1日には足場も撤去する予定です。まだ、足場がかかっているため、写真では

    お分かりいただけないかもしれませんが、スッキリとした、落ち着いた外観に仕上っています。

    内部木工事は、断熱材の施工・床張り工事がほぼ終了しまして、今後壁ボード張り、家具工事に移っていくところです。

    今後、内部の木製建具の製作にも取りかかるということで、今回の定例会では、中村監督、大工さん、電気屋さん、建具屋さんと打合せを行ってきました。

    内部工事は、細かい部分の打合せが必要になってきますが、中村監督と密に連絡をとりながら、進めて参ります。

    また、遅くなってしまい申し訳ありませんが、本日、外構図を送付させていただきました。合わせて、玄関の床板張り方向を訂正しました平面図もお送りします。

    お手数ですが、押印いただきまして御返送いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

    飯田貴之建築設計事務所

    300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見5104-3 TELFAX   029-887-5332 飯塚 祥子

    E-MAIL iitsuka@iida-studio.com URL http://iida-studio.com

    トイレは両サイドから出入りでき高齢者になってもスムースな動きが可能な工夫がされている。




    情報-2

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    20100925基本設計の要望について




    RE: 2010.09.20基本プラン検討について

    先日は有難う御座いました。今回は第一に「基本」を大切にシンプルな計画を提案させて頂きました。次回は頂いたご要望を検討し、さらに可能性を探ってみたいと思います。現在のお住まいで処分されるものが多いと伺いましたが、家具や照明器具など処分される場合には、是非お声をお掛け下さい。(笑)夏が置き忘れた暑さと秋の気配を感じる体調管理が難しい日が続きますので、ご自愛下さい。田中邸.pdf


    ■基本設計の要望・意見について

    1.食べる→寝る→排泄の3段階を中心とした
    設備投資を中心を置く。キッチン設備は、アイランド
    型でイス・テーブルでも食べることができるパターン。
    2.寝室は和室でトイレに便利な動線を重視。
    3.寝室の収納は起きて着替え布団収納が便利な位置
    4.室内は、明るく自然通風ができる環境がよい。
    冷暖房設備は1年住んで判断。内部の明るさを考え
    石膏ボードに水性系AEPで白とする。
    5.外壁は、ガルバリウム鋼板以外の建材で
    例えば、白色系サイディング加工か
    左官によるモルタル仕上げ 色彩は白系とする。
    3.床材は一部コルクタイルが合っても良いが、栗・楢・桜系
    の木質系フローリングで明るいものとする。
    まだまだ、お願いしたいこともありますが
    基本的に特に重視してほしい要望です。
    平面図 101100 (土浦・田中邸).pdf


    Fri Dec 10 12:39:39 2010 飯田貴之建築設計事務所 101210 図面再送致します

    こんにちは

    度々連絡を頂いているにも関わらず、連絡遅くなり申し訳御座いません。

    先日、送付致しましたデータを再送致します

    届きましたら確認の返信を頂けますでしょうか?

    今日も打合せで電話に出られない時間が多いので、メールで

    ご用件を頂けますでしょうか?

    宜しくお願い致します。平面図(1).pdf
    平面図(2).pdf 

    <br />飯田貴之建築設計事務所 様   送信2010.12.10
    お忙しい中、メールありがとうございます。<br />
    添付メール確認しました。<br />検討したい思います。<br />打ち合わせ日<br />
    12月18日(土)午後13時より<br />
    1月下旬実施設計完了予定とのことでしたので、<br />今年中に基本設計を決定したいと考えます。<br />打ち合わせでほぼ基本設計の決定を考えています。<br />実施設計を完了するまでに<br />時が経ったことで第一回目の内容とこちらも変化しています。<br />こちらの意向を反映するためどう進めていけばよいか<br />今後の進め方を具体的に教えていただければと思います。<br />事務所との話し合いも少ないため不明なことが多々ありますので<br />宜しくお願いします。<br />一応、前回のプランを検討した考えについて添付します。<br />変更点のポイントは<br />リビング<br />寝室の広さは押入れ・タンスを考えて広くする。9帖から10帖に。<br />寝室は和室で別室にしない。押し入れなどを設置する。<br />トイレは独立したいが可能かどうか。<br />庇のあるテラスが必須。<br />
    以上   添付書類<br />
    <span class="Apple-style-span" style="font-family: arial,helvetica,hirakakupro-w3,osaka,'ms pgothic',sans-serif; white-space: normal;"><a href="http://agata107.sakura.ne.jp/242/2010_11.14%E6%A1%88.pdf">2010_11.14案.pdf</a>  トイレ改善案</span><span class="Apple-style-span" style="font-family: arial,helvetica,hirakakupro-w3,osaka,'ms pgothic',sans-serif; white-space: normal;"><a href="http://agata107.sakura.ne.jp/242/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E5%88%86%E9%9B%A2%E6%A1%88.pdf">トイレ分離案.pdf</a></span>

    飯田建築設計事務所 様<br />

    いつもお世話になっ
    ています。

    今日は雨で気温の寒い一日です。

    さて、打ち合わせのレジメの確認

    をさせていただきます。

    打ち合わせ日 12.18(土)
    レジメ
    1.基本設計の検討
    1.2.3.4案から 
    第2案にしぼる方向で考えています。

    考えも時の経過とともに変化していますので

    御了承ください。

    添付メールで後ほど

    トイレの変更部分
    図面PDF
    を送信します。

    2.今後の計画 
    *次回打ち合わせを進めるための確認をします。
    メールのみでは不明な点や意思疎通が不十分なので

    直接相談する機会を多く持つよう考えています。

    *実施設計までの打ち合わせの具体的内容の明確化
    *工務店との契約と進め方について具体的な事例をもとに

    説明いただければと思います。

    *地盤調査報告書の 内容確認 保証・文書の効力について
    *施設設備(キッチン・浴室・トイレ・照明器具・電 気通信

    ・ガス設備・水道設備・外構・建材)メーカー品目選択と調整など

    *打ち合わせや現場工事の見学の必要性について

    3.田中+飯田設計事務所のみ活用できるCMS(Movable
    Type
    )


    サーバーの立ち上げをしました。公開鍵は4下記の通り

    ID=****  Password=********

    で見られます。

    URL  http://agata107.sakura.ne.jp/242/

    このブログはBasicによる認証です。外部から攻撃・侵入には

    十分気をつけています。大手サーバー会社(さくらインターネット)

    過去の記録(設計案
    メール・事務所
    内容
    相談計
    画表
    など)

    として蓄積します。今後の設計や工事記録と打ち合わせなどの

    進行の確認に役立てていきます。

    内容に不都合な点や一部削除してほしい場合など

    ありましたらご連絡お願いします。公開の拒否をしていますが

    万が一を考慮して頻繁に保守点検しています。

    以上お知らせします。


    RE: 打ち合わせについて

    <飯田貴之建築設計事務所From - Mon Dec 13 18:53:06 2010
    >

    田中様

    こんにちは

     先ほどメールで頂いた今後の内容について、確認致しました。

    次回お会いする際にご説明させて頂きます。

    さて、地盤調査事務所へ田中様から連絡された件ですが、土質調査報告書に

    つきましては弊社に書類が届いております。

    お渡しするのが遅くなり、ご心配をお掛け致しました。

    次回お会いする際にお渡し致します。

    宜しくお願い致します。




    12月18日(土)13:30~16:15 場所 飯田建築設計事務所 飯田&田中<h3 id="aaa"></a>
    「打ち合せ確認事項」について
    手すり(トイレ・風呂)有りとする。No.1 No.2

    タオルバー(トイレ・風呂)有りとする。No.3

    窓ガラス西・北側の開口部横長窓については換気できるようにしたい。図面表示の意味がFIXなのか開閉可能なのかわかりません。希望としては開閉可能にしたい。

    テラスの柵設置(布団干用のスペース必要)建材は木・鉄板・ステンレスどれでもよい。

    食洗機は無しとする。

    ガルスパン15J・外壁ガルバ鋼板の色は、ライトブラックメタリック風のものとしたい。

    フローリングは杉かパイン材とする。

    エアコン設備は設置可能に配線工事したい。

    キッチンコンロはガスとする。キッチンは造作工事とする。キッチンのレンジフードについても後日指定したい。

    玄関庇の構造では風雨の面で雨漏りの不安がある。壁との接合部での問題が発生した例が多く見られるため。実際我が家も解体工事しました。二階リビングにアリが侵入しました。寧ろ玄関が壁の中に入り込んでいれば問題ない。しかし玄関面積が狭くなるため飛び出しはやむなしと判断されたのかと思いました。

    西側釣り戸棚と横窓の位置にバッティングがあるように思える。換気扇の位置も不明なのでこの設計案を知りたい。

    トイレ便器 デザイン性によりTOTO製品としたい。ショールームで確認。後日品番決定する

    実験流しは中止し、洗面器と洗面器用水栓は後日選択する。

    屋外排水設備の流しと排水設備を設ける。

    キッチン水栓と浄水器別に設置したい。メーカーは後日選択する。

    浴室・給湯設備はエコジョーズのもの。東部ガスショールームで安全性・配管工事についてほぼ理解する。ガス用給湯設備メーカーは後日検討する。

    追伸 

    第2回目設計料+地盤調査費の振込時期 12月末日予定。

    第1回目設計料分の領収書は郵送願います。






    田中 利重 様

     ヤマギワ様の器具品番ご連絡ありがとうございます。

    仕様がわかりましたので、回答申し上げます。

     このペンダントライトをライティングダクトレールLD0212に接続する場合は、

    レール用引掛シーリング「LD8010」をお買い求め頂きますと取付可能になります。

     よろしくお願い致します。



    オーデリック株式会社 カスタマーサービス

                  佐々木 章男

         tel 03-3332-1123

         fax 03-3332-1412

    メールありがとうございます。ヤマギワ様の器具の仕様 品番:P2818

    品名:AKARI ですが宜しくお願いします。





    土浦2平家設計プランNo.1  打ち合わせ 飯田建築設計事務所にて検討会


    No.1plan.jpg
    PDFでダウンロードできます。No.1plan.pdf

    設計の分析と評価

    基本設計のプロトタイプモデルや細部にわたりほぼ
    完成されたような設計を拝見せていただきました。
    最初なので、二通りくらいのラフプランのプレゼン
    かと思っていました。
    
    基本設計プランの細かい検討の前に、
    おおまかな全体計画から考えてみると、
    すこし気になった箇所として、
    採光と通風の具体的なイメージが理解しにくく
    ご説明が不十分なのか
    納得が得られなかったような気がします。
    設計モデルの黒のイメージが印象強く
    あるせいかもしれません。
    
    室内の東西の遮蔽と南北の開口部面積、
    床や天井の高さなどからの条件で
    季節による太陽光の照度の影響、通風不足
    浴室・トイレの開放感・快適性など
    全体的に室内照度が暗く、心理面もふくめ
    やや閉鎖的過ぎるのではないか
    という印象です。
    
    これも住んでみないとわからないところですが。
    
    そこで、第2案として第1案の
    逆とおもわれる開放的な明るい雰囲気を持つ
    基本プランをお願いができればと思います。
    そのような余地はないのであれば別ですが、
    第1案と第2プランを比較検討し、
    良い点を引き出したいと思います。

    荒川沖駅前西口付近ぶらり

    467215.jpg


    467217.jpg
    DSCF3468.JPG

    access_0.jpg

    情報-1

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    2009/10/19 15:41


    早速ですが、頂いたメールのご相談内容について分かる範囲で回答させて頂きます。

    1. 建築に関することについて

    敷地が確定し、家づくりの相談・設計開始後、約1年で入居される予定であれば十分可能であると思います。土地の地盤に関しては、近隣データは取り寄せることは可能ですが、計画地内でも必ず地盤調査することが必要です。

    2. 資金計画面について

    建築総予算上限1400万円(設計料別) とのことですが、ご夫妻お二人で住まわれるのでしょうか?リビング(ダイニングと兼用)、キッチン、寝室、浴室・洗面脱衣室、収納を平屋で考えると、25坪程度必要になるかと思われます。そうすると、坪60万を下回るので非常に厳しい計画となりますが、効率の良い設計・施工を計画すれば、建築可能と思われます。しかしながら地盤改良が必要となると予算内では厳しいでしょう。

    3. その他

    弊社の作品の中に、笠間市の隣町にあたる城里町にて設計させて頂いた「城里の家」という中庭を囲んだ平屋が御座います。今後、城里の家のY様のご都合と田中様のご都合があえば室内の見学なども可能と思われます。まずは、簡単な弊社資料を郵送させて頂きますので御覧下さい。




    2010/01/21 18:01

    1) 資金計画について


    総額2,300万円 (土地・建物・設計料)ということですので、平屋建てで25坪程度を想定し、建物に1,400万、そして残りを土地、設計料にあてる計画でしょうか。

    2) 土地の場所について

    つくば市内より阿見町、牛久市などは土地の相場が安いのでお勧めです。坪10万以下という場所もあります。駅からは距離がありますし、バスの本数は少ないです。しかし、全くないわけではないので、ちょっと自然豊かな暮らしも良いのではないでしょうか?

    3) 土地の広さについて

    25坪の平屋、駐車スペースを1台分と考えると、50坪あれば十分かなと思います。阿見町などの土地はそれ以上の広さが多いので、広ければ広いほど良いと言ったところでしょうか?不動産屋さんに相談しようと思いますので、土地の理想の雰囲気などを教えて頂けますでしょうか。



    100217ご無沙汰しております。

    設計の飯田で御座います本日、不動産屋さんから紹介を頂いた土地の情報を送ります。
    戸建住宅が建ち並んだ筑見団地内です。阿見町実穀字寺子1518-84
    http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E140.11.35.1N36.0.27.9&ZM=10
    参考に土地に行ってきた際の写真もお送りいたしますので、ご検討下さい。
    お世話になっております。


    Re:100429 お問合せの件、飯田より

    ご無沙汰しております。荒川沖駅から1km圏内というと荒川沖・本郷地区でしょうか?平屋の23?25坪で建築工事費、諸経費込みで1,500万設計料200万とのこと了解致しました。現在、水戸市で進めているH邸ものんびりした環境の平屋です。平屋が一番得意でもあり、うれしい作品づくりとなります。是非、協力させて下さい。平屋建てですので、コストは割高となります。地盤改良が必要になると、少し厳しい工事費となるかもしれません。土地を購入される際、地盤の状態を不動産屋さんに確認することをお勧め致します。木造住宅が建たないような軟弱地盤を説明せずに売ることは、不良品を売るようなことと同様であると、不動産取引機構より先日アドバイスを受けました。きちんと重要事項として説明する責任があるそうです。実際に購入後、軟弱な地盤ということが分かり、地盤改良費用を不動産屋さんに交渉し、負担して頂いた事例も弊社の家づくりでもありました。その交渉は、あまり気持ちの良いものではありません。まずは、できる限り売買の際に明確にしておくことをお勧めします。荒川沖周辺は地元ですので、工務店含め将来的にも協力できることが多いと思います。それでは設計依頼の件、楽しみにしております。



    Re:100429 地盤調査の件、飯田より


    事務所まで来て頂けるとのことでしたが、日程は5月21日午後3時でしょうか? 頂いたメールには4月21日とありました。 さて、頂きましたご質問に関してですが、 地盤調査については弊社手配で地盤調査会社へ発注することは可能です。引渡し前なので、売主の承諾が必要となります。折角調査をするのであれば、ある程度計画に合わせた位置で行いたいと思います。計画のタタキ台を作成するにあたり、住宅地図や敷地測量図、その他公図などお持ちでしたら頂けますでしょうか?お持ちでない場合は弊社が法務局等で資料を集めさせて頂きます。詳しい土地の住所は「土浦市荒川沖242-15」で宜しいでしょうか。地盤調査につきましては、スウェーデンサウンディング試験5ヵ所と 試掘試験3箇所を行うことをお勧めしております。費用は約15万円。重要事項説明書によると、地盤改良の費用が発生することがあると記載されているようですが、詳細については法的な専門家、関係行政庁に確認をしたほうが 良いと思います。(財)不動産適正取引推進機構 東京都港区虎ノ門3-8-21第33森ビル3階TEL 03-3435-8111  FAX 03-3435-7576  茨城県庁土木部都市局建築指導課 監察・免許グループ(契約書と重要事項説 明書) TEL 029-301-4722 それでは、宜しくお願い致します。

    Re: 建築相談について


    先日電話で連絡させて頂いたとおり、地盤調査の結果、圧密沈下の検討が必要な層があるが
    その層の土を採取し、試験するとこれまでの経験的には問題ない結果がでると思われる。
    というのが地盤調査事務所と、弊社と協働する構造設計の見解です。
    その層について、正確に圧密沈下について調査する際には、13?15万ほどの費用が 必要になると思われます。費用負担について不動産屋さんに相談するというのも土地の売買を安心して行う手段の一つとして考えてもらってもいいと思います。 明日の時間の件、了解いたしました。事務所に連絡頂いても結構ですし、携帯でかまいません。

    Re: 100510 地盤調査の日程について
    地盤調査の件ですが、5/17(月)に調査を行うように調整しました。 5/21の契約までに速報データを5/18?19には送ってもらいます。 速報データでも地耐力や地山土層の確認資料となりますので、その際に、こちらから田中様へ簡単にご説明致します。それでは、宜しくお願い致します。

    100526


    こちらは、肌寒い日になっていますが三春町は如何でしょうか?
    先日お話させて頂きました建築設計・監理業務委託契約書案を添付させて頂きます。
    ご確認お願い致します。


    100618



    この度、茨城県取手市内で設計監理を行いました、
    「取手の家」が竣工いたしました。
    つきましては、施主のH様のご厚意により見学会を行うこととなりましたのでご案内申し上げます。
    皆様ご多忙中のことと存じますが、ぜひご高覧いただけましたら幸いです。
    日時:2010年6月19日(土)、20日(日) 10:00〜17:00
    場所:茨城県取手市井野台2丁目2383番3(キリンビール取手工場近く・PDF地図添付)

    100706
    ご無沙汰しております。


    湿気が多い日が続いていますが、如何お過ごしでしょうか?先日、お話をさせて頂いてからお時間を頂いておりますが、もう暫くお待ち頂きたくご連絡させて頂きました。入居までのスケジュールについては変更は考えておりません。田中様のご自宅まわりは緑が多くこれからの季節も気持ちが良さそうですね。スタッフも見学したいといっておりますので、その際には宜しくお願い致します。


    100813問い合わせ-
    ご無沙汰しています。


    35度前後の暑い日が続いています。やっと、台風も去りほっとしています。
    阿見町方面では、いかがお過ごしでしょうか。お盆にはいり、地域方々や親戚・知人・依頼人などとの面会でお忙しいことと思います。10月11日(月)体育の日ブログで拝見いたしましたが、自宅近くの神社で家族と親類のみで挙式といことでおめでとうございます。様々な用事でお忙しいのではないかと推測いたします。さて、メールの用件ですが、そろそろ、来年9/3引っ越し時期をめどに建築計画を考えますと、後一年程度になります。そこでアバウトなスケジュール計画でもメールでお願い出ればと思います。特に今知っておきたい内容は工務店との打ち合わせ、地鎮祭、棟上げなど方法と時期程度かなと。特に、基本設計には多くの時間がかかるのではないかと思われますので十分プランの推敲が必要と考えています。


    100813
    こんにちは


    まだまだ残暑厳しい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
    私事ですが、明日9月1日から11日まで新婚旅行と建築研修を兼ねてスイス旅行へ行って参ります。
    帰国後、9月14日(火)、午後に打ち合わせをさせて頂きたいのですが、ご都合は如何でしょうか?
    その他の日程は、15日(水)午後、17日(金)午後が空いております。
    今後の予定です。
    1月末に実施設計を終了。
    2月、3月に見積もり、見積もり調整。
    4月上旬工事着工〜8月末竣工。
    9月3日引越し。


    100913

    今週の打ち合わせ日程について

    スイスから無事、戻って参りました。 あこがれの建築家の作品に足を踏み入れ感動にひたり、 アイガーやユングフラウのような日本にはない荒々しい山を間近に感じ有意義な時間を過ごして参りました。 さて、打ち合わせの件ですが、今後は土日で調整致します。今週、9月17日(金)の午後14時ごろは如何でしょうか?



    RE: 2010.09.20基本プラン検討について



    先日は有難う御座いました。今回は第一に「基本」を大切にシンプルな計画を提案させて頂きました。次回は頂いたご要望を検討し、さらに可能性を探ってみたいと思います。現在のお住まいで処分されるものが多いと伺いましたが、家具や照明器具など処分される場合には、是非お声をお掛け下さい。(笑)夏が置き忘れた暑さと秋の気配を感じる体調管理が難しい日が続きます

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