■特別展「人体」
特別展「人体」は、先人たちの飽くなき探究の歴史と功績、そして最先端の研究という二つの軸を通して、人体研究の今と昔を皆様に紹介します。
こちらのページではそんな本展のみどころを少しだけご紹介。いかに「人体」という永遠の謎がレオナルド・ダ・ヴィンチや現在の最先端の医学研究者たちを虜にしてきたかをお伝えします。最も身近でありながら、最も奥深い、人体の世界をお楽しみください。
ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、「モナ・リザ」などの名画を思い浮かべる方も多いはず。そんなダ・ヴィンチですが、実は人体を描くための理解を求めて人体解剖を行い、多くの人体解剖図を遺したことでも有名です。この解剖手稿からは、彼が自ら人体の構造を説明することにのめりこみ、考えを巡らせた痕跡を見て取ることができます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
【右】「解剖手稿」より頭部断面,脳と眼の結びつき部分
1490-92年頃(イギリス・ウィンザー城王室コレクション)
【左】「解剖手稿」より消化管と腎臓、そして尿管部分
1508年頃(イギリス・ウィンザー城王室コレクション)
Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2018